ペットの治療にかかる費用ってどれくらい?

イヌの年間平均診療費

犬種 年間平均診療費
トイプードル 56,447円
ミニチュアダックスフント 75,190円
ゴールデンレトリーバー 91,849円
フレンチブルドッグ 110,463円
柴犬 67,240円
ミニチュアシュナウザー 80,513円

ネコの年間平均診療費

猫種 年間平均診療費
混血猫 60,554円
スコティッシュフォールド 43,372円
アメリカンショートヘア 50,842円
日本猫 57,441円
ロシアンブルー 52,573円
マンチカン 37,658円

よくある傷病・手術の平均診療費

傷病 平均診療費
皮膚病 11,776円
外耳炎 8,167円
下痢 8,812円
手術内容 平均診療費
腫瘍 97,227円
歯周病 58,889円
異物誤飲 127,550円

椎間板ヘルニアの例

診察項目 金額
診察 1,200円
血液検査 5,400円
レントゲン 3,600円
MRI 90,000円
全身麻酔 8,700円
手術 132,000円
入院 30,000円
点滴 6,000円
処置 1,800円
内服薬 6,200円
合計 284,900

犬種:ミニチュアダックスフント(9歳)


散歩のときに腰を痛がったり、何もしなくても痛みで震えたりする様子が見られたので動物病院に連れて行ったところ椎間板ヘルニアと診断され、手術に至った際の一例です。


椎間板ヘルニアにかかると階段を上るときやソファーに飛び乗るときに腰を痛みを感じたり、酷いときには何もしなくても痛むようになります。


ミニチュアダックスフントやフレンチブルドックに多い疾患です。

異物誤飲の例

診察項目 金額
診察 1,000円
点滴 4,000円
全身麻酔 18,600円
手術 140,000円
入院 4,500円
注射 4,500円
処置 1,100円
合計 173,700

猫種:スコティッシュフォールド(1歳)


おもちゃを誤って飲み込んでしまい、全身麻酔をかけて胃の中のおもちゃを摘出する手術を行った際の一例です。


特に1歳以下の子犬、子猫によく見られる症状です。

ペットが病気や怪我を罹患する確率はどれくらい?

イヌの罹患率

ペット(イヌ)の罹患率グラフ

ネコの罹患率

ペット(ネコ)の罹患率グラフ

ペットのイヌ・ネコが0歳のときに何らかの手術を行う確率は33.2%と高く、約80%のイヌ・ネコが5歳になるまでに何らかの手術を行います。
また、1年間での動物病院の利用率は90.7%でほとんどのペットが年に1回以上は動物病院を利用し、約51.5%のペットが年に4回以上動物病院を利用します。

ペット保険選びのポイント

ペット保険を選ぶ際には、次の5つのポイントにご注目ください。

補償対象はどこまで?(入院・通院・手術)

補償対象が手術・入院に限られているプランと、通院・入院・手術全てが補償対象に入っているプランがあります。

補償の割合は?(50%・70%・90%・100%)

かかった治療費のうち保険で補償される割合です。補償割合が50%のプランと70%のプランを選べるのが一般的です。保険会社によっては90%や100%補償されるプランも存在します。

支払いの限度はある?(1回の受け取り金額・利用回数)

通院1日あたり、手術1回あたりなど、1回ごとの受け取り限度額が設定されているプランや、年間100万円までなど年間に受け取れる限度額があるプランがあります。
また、通院は年間20日まで、手術は年間2回までが支払い対象など、回数の限度が定められている場合もあります。

補償に免責はある?

保険で支払われる金額から5,000円、7,000円など免責金額が差し引かれるプランもあります。

動物病院での窓口精算ができる?

動物病院にかかる際、一般的には治療費を一度全額支払い、後日保険金を受け取ります。しかし、保険会社と提携している動物病院の窓口なら保険で支払われる分を最初から差し引いて請求され、立替の必要がない「窓口精算」が可能なプランもあります。

LINEでぴったりのペット保険、教えます!

難しいペット保険選びを、専門家がLINEで解説

ペット保険を選んでいる皆さんは、どのような基準でペット保険を選んでいますか?

「どうやって選べばいいかわからない!」 「かかりやすい病気を保険に加入したいけどよくわからない!」

と思っている方も多いと思います。

そんなとき、利用してほしいのが「ペット保険比較 byMOFFME」です!これは、LINEで簡単にペット保険の専門家に相談できるサービスです。ペット保険に関してわからないことがあれば、気軽にLINEで質問ができます。もちろん無料ですので、ぜひ利用してみてください!

専門家にはどんな相談ができるの?

実際にLINEで相談するとき、どんな相談ができるのでしょうか。実際の相談事例をご紹介します。 


例)

  • 「〇〇保険と〇〇保険で迷っているのですが、どちらが良いと思いますか?」
  • 「どの保険が良いのか全くわかりません。どう選べばよいですか?」

Point

些細なことでも気軽にご相談を

気になることがあれば、いつでもお気軽にご質問ください。特定の保険をおすすめすることはないので、安心してご相談いただけます。

LINEでは他にどんな事ができるの?

「ペット保険比較 byMOFFME」を友だち登録すると、ペット保険の相談だけでなく、以下のような様々な機能を使えます!ぜひ使ってみてください。


  • LINEでかんたん資料請求
  • かかりやすい病気がわかる!LINEで病気診断
  • おすすめのペット保険を徹底比較!

マルチーズについて知る

マルチーズの特徴は?歴史や原産国、性格、大きさと体重を解説!

マルチーズはマルタ共和国原産の超小型犬です。その後、イタリア・フランス・イギリスで保護され、その愛らしい姿が大人気となり、ヨーロッパ貴族の愛玩犬として飼われました。


血統的にビション・フリーゼ、ハバニーズ、ボロニーズ、コトン・ド・テュレアール等のビション系犬種と関わりを持つ犬種です。


可愛いけれど気が強い?


マルチーズは下毛(アンダーコート)がなく、純白で真っ直ぐな長い被毛に覆われています。超小型犬のため体高20cm~25cm程度・体重2kg~3kg前後です。


愛玩犬として誕生したため従順・温厚ですが、活発な面もあります。陽気で明るい反面、神経質で気が強く、自分よりも大きな犬に向かっていく等、大胆な行動をとるケースもあります。


飼い主への愛情は深い


飼い主に愛情深く接し良く懐きますが、他人に対してはよそよそしい振る舞いをすることが多いです。そのため、マルチーズは番犬の役割を果たすこともできます。

マルチーズのなりやすい病気とその理由とは?

マルチーズのかかりやすい病気は、身体的な特徴が原因で起こる病気と、他の犬種にも共通した原因で起こる病気の2つが考えられます。


マルチーズの身体的特徴が原因の病気


マルチーズは全身白色の犬なので遺伝病へ特に注意が必要です。目の異常、聴覚の異常が起きることもあります。また、小型犬で消化器官の小さいことにも注意しましょう。

  • 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう):まつげだけではなく、まぶた全体が内側を(眼球の方を)向いてしまう状態、角膜の感染症・角膜潰瘍(かくまくかいよう)を起こしやすくなる。
  • 低血糖:動悸、意識障害、けいれんの症状があらわれる。消化器官が小さいと、エネルギー不足が原因で発生するリスクも高い。

いずれの場合も愛犬の動作等が明らかにおかしい場合、速やかに動物病院で迅速な診療が望まれます。


老衰が原因の病気


身体的な特徴ではなく、高齢等が原因で起きる病気にも気を付けましょう。

  • 心臓病:特に僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)に注意。僧帽弁のしまりが悪くなり、血液が逆流する病気。投薬で進行を抑えることが可能。

マルチーズが8歳を超えたら、定期的な心臓の検査も検討しておきましましょう。

マルチーズの平均寿命はどれくらい?最高齢も紹介!

マルチーズの平均寿命はおよそ12歳~15歳です。最長で23歳と小型犬の中でも寿命は長い方です。


15歳のマルチーズは、人間の年齢でいえば70代くらいです。8歳を過ぎたら、愛犬もシニアの仲間入りをしたと考えた方が良さそうです。


最近ではシニア犬にも配慮した、栄養バランスの良いドッグフードが販売されています。また、動物病院の設備・医療技術もどんどん進歩を遂げています。


飼い主さんの健康管理と常日頃の観察、動物病院での定期検診でマルチーズの寿命は更に延びることでしょう。

マルチーズの平均生涯治療費用はどれくらい?

マルチーズはおよそ15年生きますが、生涯にかかる費用の目安は次の通りです


①食事代

  • ドッグフード(年間9万円×15年)

計135万円程度が目安です。


②飼育グッズ

  • リード
  • ケージ
  • サークル
  • 食器類
  • 首輪
  • トイレ用品

計8万円程度が目安です。


③医療費等

  • ケア用品(シャンプー・リンス等)
  • 医療費

計100万円程度が目安です。


①+②+③で

135万円+8万円+100万円=243万円

合計で240万円程度かかることになります


ただし、愛犬が病気やケガをして、外科手術や長期入院を伴うような大きな病気になれば、一回に数十万円もの医療費を必要とすることでしょう。


愛犬にかかる医療費は人間と違い全額自己負担です。そのため、なるべく早いうちに「ペット保険」へ加入しておくことを検討しましょう。

マルチーズの迎え方は?里親やブリーダーの価格相場とは

こちらではマルチーズの値段と、迎え入れ方について解説します。


マルチーズの値段相場


それぞれの販売経路で一律ではないものの、次のような費用となります(子犬)。

  • ペットショップ→5万円~25万円程度
  • ブリーダー→10万円~30万円程度

一方、ご自分や家族が里親としてマルチーズを引き取る場合は次の通りです。

  • 里親として引き取る→無料~5万円程度

マルチーズは人気があり里親募集も多いです。ただし、概ね成犬を引き取ることになるでしょう。


また、保護団体の譲渡会へ参加し、犬との相性を見るテスト、関係職員の自宅訪問、講習会参加等、様々な手続きを経ることが必要になります。


マルチーズの迎え入れ方


迎え入れの前に超小型犬用ドッグフードはもちろん、前述した飼育グッズ(リード・ケージ・サークル・食器類・首輪・トイレ用品)は用意しておきましょう。


もちろん、迎え入れたマルチーズが安心できる環境整備も大切な事前の準備です。

マルチーズのカットのやり方は?トリミングの頻度、方法を解説!

毛の長いマルチーズは月1回のカットが必要です。もちろん、ご自宅でのセルフカットも可能です。とはいえ、飼い主さんといえどカットは素人同然、注意すべき点はもちろんあります。


必要な道具


まず次の道具を用意しましょう。

  • カットバサミ
  • スキバサミ
  • ミニハサミ
  • バリカン
  • コーム
ただし、上記の道具なら何でも良いわけではなく、犬専用のハサミを揃えましょう。

最初のカットは足元から

マルチーズの被毛のカットはコームで毛の流れを整え、次はハサミを使用します。ただし、最初は愛犬の足元の毛からカットした方が無難です。慣れてきたら、身体→顔の周辺をカットします。

どうしても愛犬が暴れる、変なところを切ってしまいそうで怖い、と感じたら無理せずトリミングサロンでカットしてもらいましょう。

マルチーズの場合、カット・シャンプーが入ったコースで5000円前後かかります。

マルチーズの飼い方は?散歩等運動量やしつけに注意!

マルチーズは室内で長く飼われ続けて来た歴史があるので、長時間の散歩・激しい運動は不要です。とはいえ気分転換も必要です。屋外での散歩は20分程度、運動は室内での遊びで問題ありません。


マルチーズは陽気な甘えん坊で、飼い主の愛情に対して敏感なのは良いのですが、溺愛すると神経質な面が強くなります。愛犬の機嫌を取ってばかりいるとトラブルに発展する危険もあります。


例えば、飼い主さんを独り占めできなくなるからか、来客をみると吠え続けるなど排他的になる傾向はあります。マルチーズの場合、子犬の頃から甘やかしすぎず、しつけを正しく行いましょう。


他人をむやみに吠えるのは悪い行動であることを、しっかりと教える必要があります。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「MOFFME」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。