ペット保険を探していると、商品も多くて迷ってしまいますよね。そこで今回は、日本ペット少短「いぬとねこの保険」に着目して、メリット・デメリットや保険料・補償内容をについて詳しく解説していきます!口コミや評判を参考にして、日本ペット少短「いぬとねこの保険」について詳しくなりましょう。
この記事の目次
目次を閉じる「いぬとねこの保険」はどんな保険?
数あるペット保険の中で、日本ペット少額短期保険「いぬとねこの保険」が気になっている方もいるのではないでしょうか。
また、すでに加入していて新商品の案内が届き、移行しようか迷っている方も多いと思います。
そこでこの記事では、2024年2月1日から新しく販売が開始されている「いぬとねこの保険
」に着目して、
- プラン別の補償内容や保険料
- 「いぬとねこの保険」のメリット8つ
- 「いぬとねこの保険」のデメリット3つ
- プランごとにおすすめできる・できない人
- 旧プランから移行した方がいい?新プランとの違い
- よくある質問
- まとめ
「いぬとねこの保険」のプラン別の補償内容と保険料を紹介!
新しくペット保険が販売されると、どんなプランがあるのか、保険料はいくらくらいなのかと気になる方も多いのではないでしょうか。
今回紹介する「いぬとねこの保険」で販売されるプランは、次の3つです。
- 「いぬとねこの保険ネクスト」
- 「いぬとねこの保険ライト」
- 「いぬとねこの保険ミニ」
「いぬとねこの保険ネクスト」
「いぬとねこの保険ネクスト」は、充実した補償を日数や回数制限を気にせず利用したい方におすすめです。
また、膝蓋骨脱臼(パテラ)や歯科治療(※1)も補償の対象となっており、より充実した補償を備えられます。
補償の範囲は、急な病気やケガによる通院・入院・手術が含まれ、補償割合は、90%・70%・50%から選択可能であり、年間補償限度額は補償割合に応じて、90万円・70万円・50万円となります。
1日あたりの限度額や年間限度額(※2)は、下記の通りです。
(※1)歯石除去は補償対象外です。
(※2)年間限度額は、年間補償限度額に対して、通院20%・入院60%・手術20%となります。
保険料は、犬は犬種により、猫は年齢によって決められ、充実した補償内容に比べてお手頃な金額に設定されているため、検討しやすく割引や特約の付帯ができるのも嬉しいポイントですね。
詳しい保険料は以下をご参照ください。
「いぬとねこの保険ライト」
「いぬとねこの保険ライト」は、最低限の補償を少しでも安く備えたい方におすすめです。
補償の範囲は、ケガや病気による通院・入院・手術で、補償割合は70%・50%から選択でき、年間補償限度額はそれぞれ80万円になります。
補償範囲に対する1日あたりの限度額や年間限度日数は下記の通りです。
保険料は「ネクスト」より安い上に、「ネクスト」同様、多頭割引や無事故割引などの割引、賠償責任や免責額適用の特約が付帯できます。
詳しい保険料は以下をご参照ください。
「いぬとねこの保険ミニ」
「いぬとねこの保険ミニ」は、治療の中で高額になりやすい手術に特化したプランになります。
補償内容を限定することで、保険料が抑えられるため家計に影響を与えにくく、気軽に保険に加入したい方におすすめです。補償の範囲は手術のみで、補償割合は70%のみになります。
詳しい補償回数と限度額は下記の通りです。
補償範囲を手術のみにすることで、3つのプランの中で最も安い保険料に抑えることができます。
その理由の1つが、インターネットのみの販売をしているためです。
加入受付をインターネットのみにすることで、人件費の削減につながり保険料が抑えられます。また、他のプランに付帯されている特約や割引をなくすことも安い保険料が実現できている要因ですね。
詳しい保険料は以下をご参照ください。
「いぬとねこの保険」のメリットを8つ解説!
皆さんがペット保険を検討する際に気になるのが、保険加入のメリットではないでしょうか。検討材料の1つとして、確認しておきたい方も多いはずです。
「いぬとねこの保険」に加入するメリットには、次の8つがあります。
- 歯科治療・パテラが補償対象(ネクストのみ)
- お手頃な保険料水準で負担になりにくく、14歳以降の保険料上昇はない
- 免責金額を付帯することで保険料をより抑えることができる
- 複数の割引を併用することが可能
- 獣医師相談サービスがあるため24時間安心
- 満10歳まで新規加入が可能
- ケガの待機期間は0日!
歯科治療(※)・パテラが補償対象(ネクストのみ)
飼い主としては、少しでも多くの病気やケガに備えておきたいですよね。そんな飼い主におすすめのプランが、「いぬとねこの保険ネクスト」です。
「ネクスト」では、他のプランにはない歯科治療とパテラが補償の対象となります。パテラは小型犬に多く見られ、犬種によっては7頭に1頭の割合で発症する可能性がある病気です。
「ネクスト」に加入しておくと、万が一パテラを発症してしまっても補償で対応できるので、安心して治療に専念できます。
また、歯科治療も補償対象のため、大切なペットのお口の健康が守れるのもメリットの1つです。
※歯石取りは対象外となります。
お手頃な保険料水準で負担になりにくく、14歳以降の保険料上昇はない
免責金額を付帯することで保険料をより抑えることができる
家計の負担にならないように、保険料をできるだけ安く抑えたい方も多いかと思います。
そこで利用してほしいのが、少額の治療費を自己負担することで保険料を抑えられる免責額適用特約です。
例えば、0歳の猫がネクスト50%のプランに加入した場合、免責額適用特約なしの保険料は月々1030円ですが、免責額適用特約ありの保険料は月々880円となり、お得に加入できます。
しかし、この免責額適用特約は、一度付帯すると外すことができないので、この点を踏まえて付帯するかどうかをしっかり検討することが大切です。
複数の割引を併用することが可能
「ネクスト」と「ライト」には以下の3つの割引制度があります。
- 無事故割引
- インターネット割引
- 多頭割引
それぞれの割引について解説すると、次のようになります。
①無事故割引
1年間保険金の支払いがなかった場合に次年度の保険料が10%割引
②インターネット割引
webサイトでお申し込みされた方は、初年度の保険料が10%の割引
③多頭割引
複数頭で加入した場合に、1頭あたり年間の保険料を900円割引
「ミニ」と比べて保険料が高くなってしまう「ネクスト」と「ライト」ですが、豊富にある割引制度を使うことでより保険料を低く抑えられることは嬉しいポイントですよね!
獣医師相談サービスがあるため24時間安心
「いぬとねこの保険」に加入すると、24時間365日いつでも無料で獣医師に相談ができるサービスが利用できます。
- 病院が空いていない時間に突然、愛犬・愛猫の体調が悪くなった
- 病院に行くか迷うようなことがある
満10歳まで新規加入が可能
ペット保険では新規加入ができる年齢に上限があり、高齢のペットを飼っている方にとっては何歳まで入れるかは大切なポイントですよね。
実はシニア期の仲間入りをしてくる8歳・9歳になってからでは、新規加入を受け付けている保険がかなり限られてしまいます。そんな中、「いぬとねこの保険」の新規加入年齢制限は「10歳まで」と比較的高めの設定となっているんです!
ペットの年齢が上がると病気のリスクも増えて、医療費も増大になるため、シニアのペットでも新規に加入できるのは大きなメリットだと言えます。
ペットの正確な年齢がわからないという場合は、動物病院で推定の年齢を出してもらうことができるので確認してみてください。
ケガの待機期間は0日!
ペット保険には「待機期間」という、補償開始日を迎えても保険が利用できない期間があります。ペット保険は加入前からの傷病は補償対象外であり、「申し込み時点で病気が潜伏していないか?」を判断するために設けられている期間です。
「いぬとねこの保険」では、病気(ガンを含む)は30日間の待機期間が設けられていますが、ケガの場合は補償開始日からすぐに補償されます。
この説明を読むと、「病気やガンに関しては待機期間があるならデメリットの方が大きいのでは・・・?」と思った方も多いのではないでしょうか。
しかし待機期間があることは大きなデメリットではありません。
確かに「待機期間がない保険」も存在していますが、申込完了後1,2ヶ月先を補償開始日としていることがほとんどであり、「待機期間のような期間」があることが現状です。
そのため、「待機期間がない他の保険の方が早く保険利用ができる!」というわけではないんですね。
「いぬとねこの保険」のデメリットを3つ解説!
ペット保険を検討するうえで、メリットと同様にデメリットも知りたい方が多いはずです。 大事なペットに備えたい保険のデメリットには何があるでしょうか?
「いぬとねこの保険」に加入するデメリットは次の3つがあります。
- 補償対象外の病気が複数ある
- 更新ができない場合や、更新時に条件がつく可能性がある
- 年間限度額や日数に達した場合、保険契約が失効する
補償対象外の傷病が複数ある
「いぬとねこの保険」で加入後に発症しても補償対象外となる傷病の一例は下記の通りです。
- パテラ(膝蓋骨脱臼)
- 股関節形成不全
- 乳歯及び歯牙に対する処置(歯周病は補償対象)
- チェリーアイ
- 気管虚脱
- てんかん
- レッグペルテス
- 椎間板ヘルニア
更新ができない場合や、更新時に条件がつく可能性がある
多くのペット保険は1年契約の終身保険であり、「いぬとねこの保険」も終身保険です。しかしペット保険でいう「終身保険」とは、「更新に年齢制限がない」という意味であり、人間の保険のように「一生涯」という意味とは若干異なっています。
そのため、「終身保険」と書かれていても、更新をお断りされてしまう可能性があるのです!
実際に「いぬとねこの保険」の重要事項説明書に以下のような記載があります。
“ご契約期間における保険金のお支払い実績により、お引受条件の変更をご提示させていただく場合や、継続をお断りする場合がありますので、あらかじめご了承下さい。”
どの程度の請求で更新ができなくなるのかは、保険会社の定める基準に基づくため不明瞭ではありますが、安心して長く加入し続けたいと考える方には不安が残る部分かもしれません。
年間限度額や日数に達した場合、保険契約が失効する
1年の契約期間中に年間の補償限度額や限度日数に達した場合、保険契約が更新できず失効してしまいます。各プランの失効条件は下記の通りです。
プラン | 失効条件 |
---|---|
ネクスト | 通院・入院・手術補償のすべてにおいて、 年間補償限度額に到達したとき |
ライト | 通院・入院・手術補償のすべてにおいて、 年間限度日数または回数に到達したとき |
ミニ | 手術補償において、 年間補償限度額または年間限度回数に到達したとき |
もし失効してしまい他の保険を検討しても、すでに罹患している傷病に関しては補償対象外、もしくは加入自体をお断りされる可能性が高くなるため、ご自身で請求状況を把握しておく必要があります。
「いぬとねこの保険」がおすすめな人・できない人を紹介!
ペット保険を検討する際に自分に合っているのか否か、そんな疑問が残る方もいるでしょう。紹介してきたメリット・デメリットを踏まえて、おすすめできる人とできない人について解説します。
「いぬとねこの保険」をおすすめできる人
- 無事故割引や多頭割引などを利用したい人
- ペット賠償責任特約も付帯したい人
- 幅広い病気やケガに備えたい人
- 窓口精算を重視したい人
「いぬとねこの保険」がおすすめな人
まずは「いぬとねこの保険」をおすすめできる人を紹介していきます!
無事故割引や多頭割引などを利用したい人
メリットでも紹介した通り、「いぬとねこの保険」には豊富な割引制度があり、少しでも安くで加入したいと考える方におすすめです!ペット賠償責任特約も付帯したい人
万が一ペットが他人にケガをさせたり、危害を加えてしまった際にかかる賠償費用を補償する「賠償責任特約」が付帯できます。「いぬとねこの保険」では一括払950円、月払い90円で、最高100万円まで補償されるため、万が一に備えたい方におすすめです。
「いぬとねこの保険」がおすすめできない方
いぬとねこの保険がおすすめできない方についてまとめました。
幅広い病気やケガに備えたい方
保険会社によって補償対象か否かの判断が分かれやすいパテラ・歯科治療は補償対象ではあるものの(「ネクスト」のみ)、補償対象外の病気が複数設定されています。
幅広い病気にしっかり備えることを重視される方には、少し不向きかもしれません。
窓口精算を重視したい方
ペット保険のなかには動物病院の窓口で保険証を見せると、自己負担金額のみを支払えばいい「窓口精算」という便利な精算方法があります。
一方、「いぬとねこの保険」では、一旦治療費を全額支払い、後日保険金申請の手続きが必要です。後から返ってくるとはいえ、先に支払う際の高額な出費が不安という方には、おすすめできません。
補足:それぞれのプランはどんな人におすすめ?
3つのプランを紹介してきましたが、保険料や補償内容が違い、「自分にはどのプランが合っているのだろう・・・?」と迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで、それぞれのプランがどんな人におすすめなのか紹介していきます!
「いぬとねこの保険ネクスト」がおすすめな人は
- 通院・入院・手術のすべてにしっかり備えたい人
- 日数・回数制限を気にせず利用したい人
- 歯科治療・パテラ補償を付帯したい人
- ペット賠償責任特約も付帯したい人
- 保険料を抑えつつ、最低限の補償を備えておきたい人
- ペット賠償責任特約も付帯したい人
- 高額になりがちな手術に特化して備えておきたい人
- とにかく保険料を安くしたい人
旧プランから移行した方がいい人とは?移行に関するよくある質問
すでにある日本ペットの保険に加入している方もいらっしゃるかと思いますが、今回の新商品に移行した方がいいのか否か、悩んでいませんか?
そんな悩みを解決するため、
- 旧プランから移行した方がいい人・しなくてもいい人
- 移行に関するよくある質問
旧プランから移行した方がいい人・しなくてもいい人
「いぬとねこの保険」の旧プランから新プランへの移行を考えている方へ、新プランで何が新しくなったのか、その違いを紹介します。それを踏まえて、旧プランから移行した方がいい人・しなくてもいい人の特徴をそれぞれお伝えするので、移行検討の参考にしてください。
- 旧プランと新プランの違いは補償の範囲
移行に関するよくある質問
いざ移行を検討し始めた時によくある質問をまとめました!
- 移行の方法は?移行時に審査はあるの?
- どのプランにも変更可能?
- 新プランに移行後、旧プランに戻すことはできる?
- 無事故割引
- 多頭割引
- 特定傷病除外特約
よくある質問・疑問を専門家が解決!
いざ、ペット保険に加入しようと決断したときに、加入前に確認しておきたいことがいくつかありますよね。
「いぬとねこの保険」を検討している方から、よくある質問の中で特に多い質問を3つ紹介します。
- 新規加入条件は?
- クーリングオフはできる?
- 補償の対象外となる費用は?
新規加入条件は?
ペット保険に加入しようとしても、ペットの健康状態などによっては、加入できない場合があります。そうならないために、加入前に必ず確認してほしいのが加入条件です。
「いぬとねこの保険」の新規加入条件は以下のものがあります。
- 対象のペットがコンパニオンアニマル(愛玩動物または伴侶動物)として家庭内で飼育される犬、または猫であること
- 補償開始日におけるペットの年齢が生後31日から10歳11か月であること
- 保険契約者が日本国内に在住の個人または法人であること
補償の対象外となる費用は?
ペット保険ではすべての費用が補償の対象となるわけではありません。ある理由でケガや病気になったときの診療費は補償されない、ということを表したものが免責事項と言います。
ここでは、「いぬとねこの保険」の免責事項について紹介します。
- 予防のためのワクチン接種
- 健康体に施された傷病予防のための投薬・注射・外科手術等
- 去勢や避妊手術等
- 妊娠・出産に関わる費用
- 夜間・時間外診療
- 治療行為(投薬・注射等)がなく検査のみで処置が終了した場合の費用
これらの費用は補償の対象とならなずに自己負担となり、以上の費用以外にも補償の対象外となるものはあるので、加入する前に重要事項説明書などで確認しておく必要があります。
「いぬとねこの保険」のまとめ
ここまで、「いぬとねこの保険」の補償内容やメリット・デメリットについて解説しました。
この記事のポイントは、
- 「いぬとねこの保険」は3つのプランから選べる
- 保険料を抑え、ペットに合った補償が選べる
- 「ネクスト」「ライト」には、特約を付帯できる
- 旧プランから新プランへの移行が可能
- 新プランの発売は補償見直しのタイミング!
MOFFMEでは他にもペット保険に関する記事を公開していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
記事モデル:まる あん じゅにあ