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ボルゾイの特徴は?歴史や原産国、性格、大きさと体重も解説!
ボルゾイの原産国や大きさ、カラー等の基本情報は以下の表の通りです。
ボルゾイ | |
---|---|
原産国 | ロシア |
体高 | 68〜85cm |
体重 | 27〜48kg |
被毛 | ダブルコート/ウェーブ、ストレート |
被毛の色 | 単色(白、黒)、2色、トライカラー |
ボルゾイの大きさは超大型犬です。シルクのような被毛は、ストレート、ウェーブと個体差があります。
被毛の色は単色であれば白か黒のみです。このほか白い毛とレッド、黒、レモンのいずれかの2色、または3色のトライカラーなどバリエーション豊かです。
【性格】
争いごとを好まず、穏やかで大人しく繊細な性格です。お子さんのいる家庭でも家族に迎えることができます。
しかし飼育方法を間違うと、繊細故に鋭い感受性が裏目に出て神経質になることもあります。
賢く独立心がある一方で従順でもあるため、飼い主にベッタリより、そっと寄り添うタイプといえるでしょう。
【歴史】
別名ロシアン・ウルフハウンドの名の通り、15〜16世紀に狼狩りをする猟犬として、ハウンド犬とベアハウンドやロシアンシープドッグを掛け合わせて誕生しました。
「ボルゾイ」はロシア語で「俊敏」を意味し、ボルゾイの特徴である、走る能力を表しています。
ボルゾイのなりやすい病気とその理由は?
【命に関わる病気】
ボルゾイのなりやすい命に関わる病気は以下の通りです。
- 胃拡張胃捻転症候群(胃捻転)
- 骨肉腫
原因 | 予防策 | |
---|---|---|
胃捻転 | 一度に大量の食事、食後の運動、早食い | 食事を2回に分ける、食後の散歩は避ける |
骨肉腫 | 原因不明 | 定期的な健康診断や日常的な観察 |
かかりつけの動物病院を見つけておくことが先決です。
- 皮膚炎
- 外耳炎
- 熱中症
ボルゾイの平均寿命は?最高齢も紹介!
ボルゾイの平均寿命は、7〜10歳といわれています。大型犬の平均寿命が10〜12歳ですから、大型犬の中でも短命の犬種です。そんなボルゾイの最高齢は15歳といわれています。
愛犬のボルゾイは長生きしてほしいと思うのが飼い主の心情でしょう。少しでも長生きしてもらうためには、生活環境を整えることがとても大切です。
- 毎日の運動(散歩)
- 落ち着けるスペースの確保
- 夏場の暑さ対策
ボルゾイの平均生涯治療費用はどれくらい?
ボルゾイの平均生涯治療費を、大型犬の月平均治療費から算出してみましょう。
【ボルゾイの生涯治療費用 概算】
- (大型犬1ヶ月治療費)約9千円×12ヶ月×(平均寿命)10歳=約111.6万円
皮膚炎を発症すると、定期的な通院が必要になります。そのため平均的な治療費よりも治療費は高くなることが予想されます。
このほか、飼い始めの段階でかかる治療費として考えられるものを表にまとめました。
おおよその金額 | |
---|---|
去勢手術 | 約3万円前後 |
避妊手術 | 約5万円前後 |
ワクチン(年1回) | 約5〜8千円 |
狂犬病(年1回) | 3千円 |
ワクチンや狂犬病注射は毎年かかる治療費です。このほか健康診断など年に1回は受けるのであれば、おおよそ1〜3万円毎年かかることになります。
ボルゾイの迎え方は?里親やブリーダーの値段相場はどれくらいか
犬を家族に迎えるにあたり、想定される価格相場は以下の表の通りです。
ボルゾイ値段相場 | |
---|---|
里親 | 基本無料 |
ブリーダー | 約10~30万円 |
ペットショップ | 約30万円〜 |
ボルゾイは初心者には不向きな犬種であることから、里親で迎え入れる際は、大型犬を何度か飼育したことがある家庭が理想的でしょう。
タダで譲り受けることができるから、という理由だけで里親で迎えることはおすすめしません。
ペットショップの場合、飼育環境がよくないことも多く、値段も高くなりがちです。また里親と同様、アフターフォローがないことも多々あるようです。
その点、ブリーダーから譲り受ける方が値段も良心的な上に、ボルゾイの専門的知識も豊富です。
アフターフォローもしっかりとしていることが多く、初めてボルゾイを飼う飼い主でも安心して迎え入れることができるでしょう。
ボルゾイのサマーカット等トリミングの頻度とやり方は?
ボルゾイの被毛は絹糸のように細いため、こまめなグルーミングが必要な犬種です。といっても、あまりに頻繁にトリミングをすることは、皮膚に負担となるので控えましょう。
トリミング回数は月1回程度で十分です。全身カットは不要な犬種なので、足回りなど伸びる部位だけカットをお願いしましょう。
また毛の生え変わり時期には、かなり被毛が抜けるので毛玉にならないよう毎日ブラッシングして抜け毛を定期的に取り除くことが必要です。
夏場はサマーカットにしてあげると、熱中症にもなりにくくなります。
抜け毛の量を減らしたい場合はトリミングのレイキングを行うことで、抜け毛を軽減できます。これは抜けかけのアンダーコートを取り除く方法で、換毛期におすすめです。
この方法は、皮膚炎にも効果的だといわれていますから一石二鳥でしょう。
ボルゾイの飼い方は?散歩等運動量としつけに注意!
【運動量】
- 運動量…最低でも散歩は1日2回(1回につき1時間程度)
【食事】
胃捻転を防ぐためにも、1日2回に分けて食事を与えてください。
【お手入れ】
- ブラッシング
- 爪切り
- 耳掃除
- 換毛期のレイキング
【しつけ】
ボルゾイは犬の飼育初心者には不向きな犬種といわれています。というのも、賢い上に観察力が鋭く、繊細な心を持ち合わせているからです。
ボルゾイを育てる上で、注意したいことは
- できたことを褒めて、できなかったことを強く叱ったりしないこと