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内容をまとめると

  1. 人気のモルモット6種類を紹介!
  2. 初心者でも飼いやすい種類はイングリッシュモルモット
  3. 病気に備えてペット保険に加入することが重要

モルモットは人に懐きやすく、飼育も比較的しやすいことからペットとして飼う人が多い小動物です。そんなモルモットには実は6つの種類があるのです。今回はモルモットの種類を選ぶ際の参考になるよう、それぞれの色の特徴、性格、寿命、値段などを紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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人気のモルモットを紹介!飼いやすい種類は?

モルモットは全長20cm〜30cmと飼いやすい大きさと愛らしい姿で、ペットに飼う方が増えています。マンションや密集した住宅街でも飼いやすい大きさとキュートさで人気です。


モルモットを飼おうと考えている人は、種類ごとにどのような違いがあるのか知りたいですよね。


モルモットは、毛の色や毛質の違いによって種類が区分されていて、世界にはなんと100種類以上います。


そこで今回「MOFFME」では、

  • 人気のモルモット6種類
  • 種類ごとの特徴・性格・寿命・値段
  • モルモットの正しい飼い方
  • モルモットがかかりやすい病気
  • モルモットが加入できるペット保険

について紹介します。


この記事を読めば飼いやすい種類や種類ごとの違いがわかり、自分のお気に入りのモルモットを見つけることができます。ぜひ最後までお読みください。

人気のモルモット6種類!色の特徴・性格・寿命・値段も徹底解説!


モルモットはテンジクネズミ科の生き物ですが、種類により毛質や毛の色が違いますし、若干性格や寿命が異なります。


そのため、一般的には5,000円ほどとお求めやすい価格で販売されているモルモットですが、中には1万円から3万円と高額な種類もおり、一概にいくらとは言えません。


また遺伝子交配によって新しい品種が誕生するモルモットだけに、病気にかかりやすいタイプがいて、寿命も個体によって異なります。


そこで、日本で人気の、

  1. イングリッシュモルモット
  2. クレステッド
  3. アビシニアン
  4. シエルティ
  5. テッセル
  6. スキニーギニアビッグ
の種類について外見の特徴・性格・寿命・値段について、詳しく解説します。

人気の種類①1番人気のイングリッシュモルモット(ショートモルモット)

イングリッシュモルモットは、毛が短いためショートモルモットとも呼ばれていて、ちょっぴり小太りなずんぐりとした体型が愛らしいと人気があります。


カラーや毛の質感、体毛の多さなどによって、たくさんの種類がおり、国内で最もポピュラーな品種です。


  • 寿命:5〜6年
  • 値段:2,000円〜3,000円


そのためイングリッシュモルモットの毛の色はバリエーション豊富で、ブラウン、ブラック、ベージュなどいろいろな種類があります。


またノーマルとサテンの2つのタイプの毛質に区分されており、サテンのイングリッシュモルモットは艶のある、美しい毛並みが特徴的です。


環境に順応しやしく、人なつこい性格のためモルモットをはじめて買う方におすすめの品種です。


寿命は5〜6年が標準的ですが、イングリッシュモルモットに最適な環境の元、適切にお世話をすればより一層長く過ごせます。

人気の種類②頭のてっぺんにつむじのあるクレステッド

クレステッドはつむじのような独特の模様があり、頭頂部の毛が長くキュートな外観です。


クレステッドは繁殖された環境により、アメリカ系ヨーロッパ系の2タイプに大きく分けられており、前者のタイプは頭頂部に白い毛がありますが体には白い体毛がありません。


一方でヨーロッパ系のクレステッドは、カラーバリエーションが充実していて、体毛に関係なく頭頂部にロゼットがあることが特徴です。


どちらも体の毛が短いため、ブラッシング等のお手入れがしやすく、あまり時間をかけて飼育できないという方にぴったりです。


  • 寿命:6〜7年
  • 値段:10,000円程


臆病な性格の子が多いですが、しっかりコミュニケーションを取ってあげると人なれしやすくペットに最適と言えます。


あまりペットショップなどで流通しないため、値段は1万円前後と少し高くなっています。

人気の種類③逆立つ毛並みのアビシニアン

ショートタイプの毛質の種類と比べて、毛の長さが4〜5cmと長く、体のあちらこちらにつむじに似た模様がある種類のモルモットです。


一見すると寝ぐせのように毛が逆立っていて、とても個性的な外観のモルモットで別名「巻き毛」の愛称で親しまれています


さらに、ノーマルとサテンの毛質の子がおり、カラーバリエーションが充実しています。


  • 寿命:6〜7年
  • 値段:4,000円〜8,000円


臆病な性格の一方で人になつきやすい上、飼い主さんの後を追ったり、手のひらで遊んだりとコミュニケーションを取りながら一緒に過ごせます。

人気の種類④上品なロングヘアのシエルティ

シエルティは、まるでシルクのような滑らかで艶のある、長く上品な毛が特徴のモルモットです。


モルモットに多いつむじ模様は全くなく、個体によっては毛が30cm以上にもなる子がいて、フランス貴族のような優美な外観から「フランスモルモット」のあだ名を持ちます。


とても触り心地のいい、滑らかな肌触りで「触れているだけで癒される」と人気です。カラーは白・茶・黒・グレーとなっています。


  • 寿命:5〜8年 
  • 値段:8,000円〜12,000円


他のモルモットと同じく臆病ですが、人なれするとお家の中を散歩したり、いたずらをしたりとユニークでとてもかわいらしい性格です。

人気の種類⑤長い縮れ毛が特徴的なテッセル

テッセルは、カールがかかった、クシャクシャとした縮毛がぬいぐるみみたいでかわいいと人気の種類です。つむじがないためふんわりとした毛質ですが、毛が硬い子と軟毛の2タイプがいます。


テッセルは頭の部分の毛が短い反面、ボディー部分の毛が長く、カラーがオレンジ、白、茶とバリエーションが充実している所も魅力です。毛が毛糸のように絡まりやすいため、まめにブラッシングをしてあげてくださいね。


  • 寿命:5〜6年
  • 値段:4,000円〜6,000円

性格は臆病です少し気難しく感じられるかもしれませんが、少しずつ時間をかけて距離を縮めてあげることでよい関係を築けるようになります。


人気の種類⑥まるで子豚のようなスキニーギニアピッグ

毛がほとんどない、または無毛と特徴的な外観のため、明らかに他のモルモットは見た目が異なっていて、小さな豚のようです。


皮膚は、ピンク・茶・黒などとカラーバリエーションがあり、ツルツルとした独特の手触りで人気がある種類となっています。


体毛がないため皮膚トラブルを起こしやすい、他のモルモットに比べ寒さに弱いですが、毛の手入れが全くいらないので意外と飼いやすいです。


  • 寿命:6〜7年
  • 値段:10,000〜30,000円


臆病でストレスを感じやすい子が多いため、なるべく静かな環境で育ててあげてください。こまめに声をかけながらお世話をすれば、意外と人なれしやすいです。


スキニーギニアビッグはとてもレアなため、値段は1万円から3万円と高値で販売されています。

補足:初心者にも飼いやすい種類はどれ?

初心者におすすめのモルモットはやはり、1番人気のイングリッシュモルモットではないでしょうか。


先ほどもお伝えしたように、環境にも慣れやすいですし、毛も短いためブラッシングの必要がありません


ブラッシングには意外と時間が取られますし、時間のない方にもおすすめの種類です。


モルモットを飼うのが初めてで、飼おうとしている種類が決まっていない方は、イングリッシュモルモットを選んではどうでしょうか?


また、せっかくモルモットを飼うのならばなついてもらいたいですよね。以下の記事でモルモットがなつく方法について紹介しているので、気になる方は参考にしてください。

モルモットがなつく方法

モルモットの正しい飼い方は?飼育に必要なものを紹介!


これからモルモットを飼おうと思っている方にとって、より良い環境の中で快適に過ごして欲しいと思いますし、少しでも長く一緒に過ごしたいと感じますね。


しかし、犬や猫のように表情や行動でコミュニケーションを取るのが難しいですし、飼育についての情報があまり多くはありません。


しかし、寿命を延ばしてあげるためには正しい飼育方法を学習し、ケージ等の必要なものをきちんと揃えておくことが大切です。


そこで、モルモットをペットにお迎えするにあたって

  • 揃えるべきアイテム
  • 餌はなにを与えればいいのか
  • モルモットが好む温度環境
について、詳しく解説させていただきます。

ケージ・巣箱やすのこなどを用意

モルモットを飼う際には、

  • ケージ
  • 巣箱
  • すのこ
  • 運動器具
  • 餌置き場・給水ボトル
を揃えてあげないといけません。そこで、1つずつ見ていきましょう。

ケージ

新聞紙1枚+半分のスペース、高さ30cmほどの大きさが理想的です。

また、餌置き場や巣箱等の置き場も考慮した上で購入を検討することが大切です。

巣箱

モルモットは体が小さいため、いつどこから敵があらわれないかと臆病な性格なので、すぐに身を隠せる巣箱が必要です。

木製のタイプだとかじり木の代用が効き、さらに掃除の手間を考慮して底板が外せるタイプがおすすめです。

すのこ

排泄回数が多いモルモットは、ケージ内が汚れやすいためすのこを底に敷いておきましょう。

ただし、すのこの幅が広いとモルモットが足を挟み怪我をしてしまうため、幅が狭いタイプを選んでください。

運動道具・おもちゃ

モルモットは木やタオルなどをかじったり、ちょこまかと動いたりするのが大好きな生き物ですから、おもちゃを入れてあげると楽しく遊んでいる姿を見られますよ。

餌置き場・給水ボトル

餌置き場は陶製タイプがおすすめです。また衛生面から専用の給水ボトルの利用が適切です。

餌は牧草・野菜やペレットがおすすめ

モルモットが好んで食べるものは、専用のペレットの他に、牧草や野菜があります。いつでも好きな時に餌を食べられるように、牧草を常に与えてあげてくださいね。


牧草を常に与えつつ、栄養をバランスよく摂取できるペレットを朝夕1日2回与えます。


また大根の葉、小松菜などの葉物野菜やブロッコリーをこまめにあげることで、食生活をしっかりと管理できます。


ただし、水分が多すぎる野菜は苦手ですし、以下のようなものを与えると命の危険もあるため、注意してください。

  • チョコレート
  • 長ネギ
  • ニンニク
  • 玉ねぎ
  • アボガド
  • コーヒー

モルモットは暑さに弱いので注意を!

モルモットは高温多湿な環境に弱く、特に暑さが厳しく蒸し暑い日本の夏は体調を崩しやすいシーズンです。


モルモットは一般的に30度まででしたら耐えられると言われていますが、夏場の室内は30度を超えることがあります。


あまりにも暑い状態が続くと、人間と同じように熱中症や脱水症状を起こす子がおり、そんなことになってはモルモットもかわいそうですし、飼い主さんも心配ですね。


室内の温度は18度から24度をキープできるようエアコンや冷却グッズをうまく使ってコントロールしてください。


また空気がこもっている環境も好みませんから、換気の循環がいい場所にケージを置く工夫が必要です。


また、以下の記事ではモルモットを長生きさせるための方法について詳しく解説しています。気になる方は参考にしてください。

モルモットを長生きさせる方法

飼う前に知っておきたい!モルモットがかかりやすい病気とは?

餌をいつものように食べない、動かずにじっとしている、ぐったりとしていると、いつもと様子が違う時には病気にかかっている可能性があります。


突然の体調の変化に慌てずに冷静に対処するために、モルモットがかかりやすい病気をご紹介します。

  • 皮膚炎・・・ダニなどの繁殖が要因。体をかく、脱毛がサイン
  • 中耳炎・・・ふらつきが見られる。悪化すると食欲不振・体調不慮を招く
  • 歯の伸びすぎ・・・食事がうまくできない、よだれが出る
  • 尿石座・・・カルシウムの過剰な与え過ぎが原因
  • ビタミンC欠乏症・・・ふらつき、足の障害
  • 生殖系疾患・・・生殖器の赤いただれ、膿
  • 胃腸のうっ帯・・・食欲不振、体調不慮を招く

そのまま放置しておくと命に関わる重大な病気ということがありますので、早急に動物病院で診察してもらってください。


ただし、モルモットを診療している病院はさほど多くありませんから、事前に以下のような診察可能な病院をチェックしおくと、いざという時に安心ですね。

バーツ動物病院

万が一のためにモルモットでも入れるペット保険を検討してみては?

かわいいモルモットが、万が一病気になってしまった時にどのくらい医療費がかかるのかという点が気になりますね。


初診料、診察費、薬代の他に、病気によっては検査、手術が必要になることがあり、見当しづらいです。


そこで、諸費用を表にまとめたので参考にしてください。

項目代金
血液検査3,000円
心電図5,000円
開腹手術30,000円
骨折手術20,000円
皮膚検査1,500円

参考 : 早山動物病院


小さなモルモットですが、検査費や手術料金が予想外に高いことに気付きますね。タイミングが悪く、お子さんの受験や進学にぶつかってしまうと家計を圧迫しかねません。


そうかと言って大切に育てて来たモルモットだけに、きちんと病気を治して少しでも寿命を延ばしてあげたいですね。


そのような予測不可能なペットの病気や怪我に備えて、ペット保険への加入を検討なさってみてはいかがでしょうか?


ペット保険に加入し備えておくと、憂いなく安心してモルモットと楽しく穏やかな時間を過ごせます。


以下の記事でモルモットが加入できるペット保険について紹介しています。気になる方は参考にしてください。

モルモットの保険はこちら

まとめ:モルモットの人気の種類はイングリッシュモルモット

モルモットの種類についてお話ししましたが、いかがだったでしょうか?


こちらの記事のポイントは、

  • 種類ごとによって値段や性格、体の特徴は大きく異なる
  • 初心者におすすめの飼いやすい種類はイングリッシュモルモット
  • 暑さ寒さに弱いため、18度〜24度で飼育をする
  • モルモットがかかりやすい病気
  • いざという時のためにペット保険を検討することが必要
でした。

見分け方を覚えておくと、お目当ての子をペットショップでスムーズに見付けてペットにお迎えできますね。

せっかくペットに連れて来た子ですから、日頃からじっくり観察して、体調の変化をしっかりチェックして健康管理をしてあげてくださいね。

MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。