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内容をまとめると

  1. モルモットの平均寿命は4〜9年
  2. 飼い方によってはこれ以上に長生きする可能性もある
  3. ペットの医療費は保険適用されないので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心

モルモットは鳴き声も小さく、集合住宅でも飼いやすいことから小動物のペットの中でもかなり人気が高いです。そこで今回はモルモットの平均寿命や長生きするための飼い方も紹介します。性格や寿命のギネス記録も紹介するので飼育を検討する際に参考にしてみてください。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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モルモットの平均寿命は何年?正しい飼い方をして長生きさせよう!

頭が大きくコロンとした体形に黒いオニキスのような瞳、長く伸びた鼻の下がとぼけた表情を作り出し、心和ませてくれるモルモット。


実験動物としてのイメージがあるモルモットですが、ヨーロッパやアメリカではペットとして以前より非常に人気が高く、最近は日本でも注目されています。


モルモットをペットとして迎えようとすると、どのくらい生きるのか、お世話はどうしたらよいのか気になるのではないでしょうか。


モルモットの平均寿命は4〜9年と言われていますが、正しい飼い方をすればこれ以上に長生きさせることも可能です。


そこで今回MOFFMEでは

  • モルモットの平均寿命は?
  • モルモットの種類と性格
  • モルモットを寿命を延ばすために
  • モルモットの飼育と注意点
  • モルモットの病気とペット保険

についてご紹介します。


この記事には、これからモルモットと暮らそうとしている方や、現在一緒に暮らしている方のための情報が集まっています。是非最後までお読みください。


またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

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モルモットの平均寿命や人間に換算した年齢を紹介!

モデル:きなこ&あずき


モルモットは人間よりもずっと早く成長し、大人になります。


一般的にモルモットの平均寿命は4~9年と言われています。


猫や犬と比べると少し短く感じますよね。


とはいえ寿命には個体差があるため、長生きの子になると10年を超えて生きることもあるようです。


一生がそれほど長くないため、個体によっては3歳くらいから老いが始まることもあります。


しかしその一方で、5歳を超えても毛並みがよく元気な子もいます。


モルモットの一生の長さは、飼い主がどんな飼い方をしたかによって大きく左右されるのです。


毎日しっかりとモルモットと向き合い、日々のケアを心掛けて長生きをさせてあげましょう。

モルモットの年齢を人間に換算すると何歳になる?

それではモルモットの年齢を人間にあてはめるといくつになるのか見てみましょう。


モルモットの年齢の計算式は年齢×10年ともいわれていましたが、以前と比べ栄養状態や病気治療が確立されてきたせいか、少しずつ変わってきているようです。


イメージしやすいように年齢換算表を作成しましたので参考にしてください。

モルモットの年齢人間年齢
1歳18歳
2歳28歳
3歳〜5歳35歳〜50歳
5歳〜8歳50歳〜75歳
8歳〜10歳75歳〜90歳

1年で18歳くらいと算出しましたが、モルモットは実は2か月くらいで大人になり繁殖が可能になります。


子供の時期が数か月と短く、3~4歳くらいから老化が始まったりと、人とは全く違う成長速度であることを認識する必要があるでしょう。


これからモルモットを飼う人が増え、病気の治療方法などが進むと、もっと寿命が長くなるかもしれません。

補足:モルモットの寿命のギネス記録は?

平均寿命が10年もないモルモットですが、その最長寿命ギネスにも認定されています。


その年齢は14年10ヶ月で、なんと平均よりも1.5倍以上の長さを生きたことになります。


人間に換算すると140歳くらいでしょうか。


驚くほど長寿命ですよね。


モルモットは体の大きい子ほど長生きする傾向があるようです。


どちらかというとメスよりもオスの方が体が大きいことから、オスの方が寿命が長いことが多いです。


とはいえメスでもしっかりと栄養を取って丈夫な体をつくれば寿命は長くなりますので、できる限り上手に飼ってあげましょう。

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モルモットを長生きさせるコツや注意点は?

モデル:きなこ&あずき


モルモットは毎日お世話をしているとだんだんと慣れてきて、かわいらしく甘えてくるようになります。


そうなるとさらに愛情が沸いてきますよね。


ここでは、そんな可愛いモルモットとできるだけ長く一緒に暮らしていくために、コツと注意点をご紹介します。


モルモットの性質や特徴をきちんと理解して、お互い心地よく過ごしていきましょう。

モルモットは暑さに弱いので温度管理に注意

モルモットは暑さに大変弱い動物です。


夏は何より暑さ対策をすることが寿命を延ばすポイントであり、お世話の基本になります。


家の中であってもケージの中が蒸れたりしないように、風通しをよくしておかなければいけません。


最近では自然な風を起こす扇風機などもありますので、活用するとよいでしょう。


また西日を避け、エアコンで温度管理をするのはもちろんのこと、水分不足にならないよう水の管理もしてあげましょう。


餌も傷みやすいので毎日新鮮なものを与えるよう気を配ります。

トイレはこまめに清掃する

モルモットはおしっこと糞の量が多いです。


ケージ内を清潔に保つために毎日朝と夜の1日2回の清掃は欠かせません。


トイレトレーニングをして一か所にするようしつけができれば、そのお世話も負担にならずに済みますが、効果的なトイレトレーニング法はまだわかっていません。


ケージの隅などで落ち着くところでおしっこをすることが多いので、そこをトイレと定めて様子をみましょう。


ただあまり期待はせずに、何よりもケージの掃除をきちんとするようにしてあげてください。


掃除をしないでそのままにしておくと雑菌が繁殖して皮膚病や呼吸器などの病気を引き起こすこともあります。


また夏は虫なども寄ってきますので注意が必要です。

ストレスをなるべく与えないようにする

モルモットは集団で外敵から身を守るように生活をしていたことから、臆病なところがあります。


環境の変化にも弱く、非常にストレスを感じやすい動物です。


ストレスはモルモットの寿命に非常に大きな影響を与えます。


騒騒しい場所では、ストレスで食欲がなくなったり、下痢をしたり、抵抗力が弱まり病気になりやすくなるため、ケージの置き場所には注意を払います。


また最初のうちはむやみに撫でたり、近寄ったりして驚かせないようにすることも重要です。


飼い主の愛情深いお世話で、モルモットも健康で生き生きと過ごすことができ、長寿命になるでしょう。

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臆病で穏やかといわれるモルモットの性格を種類別に紹介!

モルモットはもともと群れでくらしていたため、コミュニケーションをとるのは得意だといわれています。


最初のうちは臆病で、飼い主に慣れないうちは警戒するかもしれませんが、愛情をもってお世話をするとだんだんと懐いてくるでしょう。


一匹一匹に多少違いはあるものの、ほかのペットに比べると穏やかでおっとりとした性格をしています。


表現力は豊かで飼い主に構ってほしいときやご飯をおねだりするとき、くつろいで甘えたいときなどに歌う様にいろいろな声で鳴きます。


鳴き声はそれほど大きくありませんので集合住宅でも飼いやすいでしょう。


モルモットの種類をいくつかご紹介しましょう。


イングリッシュ

一番メジャーなモルモットです。

全身に短くて柔らかい直毛が生え、毛色は三毛やオレンジ&ホワイト、グレーやクリームなどがあります。人懐こい性格で飼いやすい品種です。


テディ

ちじれた毛がびっしりを生えており、張りのあるさわり心地です。


シェルティ

まっすぐな長毛が最大の魅力。やわらかい毛が密に生えておりしなやかなさわり心地で人気があります。毛の手入れが必要なため慣れてきた人向けといえるでしょう。


クレステッド

頭のてっぺんにあるつむじがチャームポイント。珍しい品種です。


ぺルビアン

シェルティと同様、長毛ですがお尻の毛が巻き毛で毛束に動きがあります。


テッセル

長くてウェーブのかかった胴の毛が特徴的です。毛束ができやすいのでブラッシングが必要です。臆病なので優しくブラッシングしてあげてください。


スキニーギニアピッグ

名前の印象どおりほとんど毛のない品種です。毛の手入れは必要ありませんが、皮膚が出ているため、寒さに弱く、皮膚病に注意が必要です。


アビシニアン

つむじがあちこちにある品種です。イングリッシュの改良品種で人懐こい性格をしています。


また、以下の記事で人気の種類の性格や特徴、値段まで解説しています。気になる方は参考にしてください。

モルモットの人気の種類

モルモットの飼育方法や飼う際に必要なものは?


モデル:きなこ&あずき


いよいよモルモットをお迎えすることになりました。


お迎え前にきちんと飼育環境を準備しておきましょう。


迎え入れてからバラバラと必要な物を揃えるのは、モルモットもなかなか落ち着かずに疲れてしまうからです。


ここではモルモットができるだけ早く飼育環境に慣れてもらうために、あらかじめ準備しておきたいものについてご紹介します。

モルモットの値段は5000円前後が相場

モルモットは種類にもよりますがだいたい5,000円前後で迎えることができます。


珍しい種類では10,000円以上する個体もあるようです。


弱い個体や病気の個体は毛並みに表れやすいので、綺麗で艶のある子を選ぶのがよいでしょう。


また飼い方でわからないことはブリーダーやペットショップできちんと確認をしておきます。


納得のいく説明をしてもらえる、信頼できるところで購入することも大切なことです。

飼育の際にはケージ・巣箱やすのこなどを用意する

モルモットの飼育には以下のものを準備しましょう.


ケージ

モルモットは立った状態で肩より高く飛べないので上蓋のないタイプで飼うことができます。高さは40センチもあれば問題ありません。


巣箱

臆病なモルモットが身を隠すことができる巣箱は必ず入れてあげてください。巣箱も最近は底板を外して掃除がしやすいものがでています。


すのこ

モルモットは綺麗好きですが、汚すのも上手なので掃除がしやすいよう床に敷いて使用します。モルモットの足が落ちないように穴が大きければ牧草やペットシーツなどを敷きます。おしっこだけ落とすイメージです。


給水器

皿とボトルタイプがあります。餌と混ぜ合わせながら食事をするため、水がよく汚れます。こまめに取り換えましょう。

餌は牧草・野菜やペレットがおすすめ

モルモットはネズミの仲間ですが、ネズミのように雑食性ではなく、完全な草食動物です。


そのため主食としては牧草やモルモット専用のペレット副食として野菜や果物を与えるます。


牧草は繊維質が豊富でモルモットにたくさん食べさせたい健康食です。


ペレットが主食であれば、モルモット専用のビタミンCが含まれているものを与えます。


ペレットは1日2回10~20gほどあげるとよいでしょう。


モルモットは体内でビタミンCを作ることができませんので、牧草が主食の場合はビタミンCを補うため1日2回ほど副食として野菜や果物を必ず与えます。


カルシウムをとりすぎると尿結石につながることから低カルシウムのカリフラワーやチンゲン菜、ブロッコリー、パプリカなどがおすすめです。


たまに果物でビタミンCの豊富なキウイやオレンジなどを少量与えてもよいでしょう。

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飼う前に知っておきたい!モルモットがかかりやすい病気とは?


モデル:きなこ&あずき


モルモットは病気になっても見た目ではっきりとは分かりません。


長年被食者の立場だったために、体調が悪くても普段と違う様子を見せようとはしないからです。


どことなく緩慢でぐったりしている、食欲がなく動きが鈍いなどと飼い主が気が付いたころには、かなりの重症となっています。


少しでも早くモルモットの病気の症状に気が付くことができるように、毎日の観察を欠かさないようにしましょう。


ここではモルモットのかかりやすい病気について紹介します。


ビタミンC欠乏症

ビタミンCには、皮膚や血管などの健康を維持する役割があります。欠乏すると毛並みの悪化、体重の減少、食欲不振、下痢などを引き起こします。


症状がすすむと関節周辺に内出血が見られ関節痛を引き起こします。普段からビタミンCが不足することのないよう気を配りましょう。


不正咬合

牧草などを主食としてすりつぶして食べるために、ちょうど歯がすり減るようになっているのですが、繊維質が豊富ですりつぶして食べる牧草などが不足すると、歯がうまく減らず、伸びてかみ合わせが悪くなります。


牧草などをたくさん食べさせ、予防しましょう。


熱中症

夏の暑さ対策が重要ポイントであったようにモルモットは暑さに弱く、熱中症になりやすいのです。脱水症状を起こすとショックで死んでしまうこともあります。


肥満・糖尿病

人参や果物などを与えすぎると肥満になり、糖尿病の危険も高まります。


異常分娩

メスの初めての分娩が7ヶ月以降の場合では、産道が上手く広がらず難産となることがあります。また肥満でも産道が広がりにくいので注意が必要です。

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万が一のためにモルモットでも入れるペット保険を検討してみては?


モデル:きなこ&あずき


モルモットをしっかりと診ることができる病院はそれほど多くありません。


そのため普段からモルモットをしっかりと診てもらえる病院を調べ、かかりつけにしておおくのがよいでしょう。


病院の情報はブリーダーやペットショップ、インターネットなどから得ることができます。


病気になったときにきちんと医師に話ができるよう、健康状態を把握するために飼育記録をつけておきます。


記録内容は、普段の様子、動きや食事メニュー、食事の量、体重、お世話の内容、などです。


普段と比べ少しでもおかしいと感じたらすぐに病院へ連れていきましょう。


動物の治療費は人間とは違い、全額飼い主負担となります。


どんな病気でも対応できるようペット保険に加入しておくのもひとつの方法です。


最近ではモルモットが加入できるペット保険も発売されていますので、気になる方は検討してみるとよいでしょう。


以下の記事で、モルモットが加入できるペット保険について紹介しています。気になる方は参考にしてください。

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モルモットの寿命や飼い方のまとめ

モルモットの寿命と飼い方、長生きさせるコツについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。


この記事のポイントは

  • モルモットの平均寿命は4~9年
  • 飼い方次第では寿命を伸ばすことも可能
  • 寿命を延ばすコツは暑さと掃除とストレス対策
  • モルモットは穏やかでのんびりとした性格
  • 食事は牧草をしっかりと与え、ビタミンC欠乏に注意
  • 病気には日頃からかかりつけ医をもっておこう
  • 病気に備えてペット保険に加入することもおすすめ

慣れてくると手から牧草やおやつを食べたり、短い脚でぴょんぴょんと愛らしく跳ねたりするキュートなモルモット。

日頃のお世話が何より大切であることがお分かりいただけたかと思います。

毎日コミュニケーションをとってモルモットとの充実した日々を過ごしていきましょう。

MOFFMEでは、この他にもペットに関する記事が多数掲載されています。是非ご覧ください。

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