内容をまとめると
- モモンガをなつかせるには、子供から育てることやコミュニケーションが大事
- フクロモモンガはなつきやすい種類
- 病気と高額な治療費に備えて、ペット保険を検討することも重要
「モモンガをペットにしたい!でもなつく飼育方法がわからない」と思う方は多いはず。ペットに人気のモモンガですが、なつかないという悩みを抱えている人もたくさんいます。今回は、モモンガがなつく方法やなつかない理由、温度調節などの飼育上の注意点を解説します。
この記事の目次
目次を閉じるモモンガは人間になつくの?なつく方法を紹介!
大きくて黒目がちな目と小さな体が魅力のモモンガを。ペットとして飼ってみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
ペットをお迎えする際に気になるのが「なつくのかな?」という点です。せっかく飼うならば気を許して甘えて欲しいですよね。
野生のモモンガは警戒心が強い動物なので人になつくのが難しいと言われています。しかし、ペットしての飼い方や品種によっては人になつくようになりますよ!
今回MOFFMEでは、
- モモンガがなつく方法
- モモンガがなつかない理由
- なつきやすいモモンガの種類
- モモンガの寿命、値段
- モモンガの飼育の注意点
- モモンガがかかりやすい病気
- モモンガが加入できるペット保険
これから購入を考えている方や既にモモンガを飼っているけれどなかなかなつかないと悩んでいる方は是非参考にしてみて下さいね。
モモンガがなつく方法は?
モモンガの性格は、一般的には臆病で警戒心が強く人になつくのが難しいと言われています。
しかし、人間同様にその性格は個体差も大きく、コミュニケーションの取り方、飼い方によりなつきやすくなります。
なついて甘えてくる姿は本当に可愛く、ペットとしての魅力も倍増ですよね。
なつく方法としては、
- 子供から育てる
- 適度にコミュニケーションを取る
- 匂いを覚えさせる
ということが挙げられます。
この方法について詳しく解説します。
モモンガがなつくための3つのポイントを紹介!
なつく方法①:子供から育てる
まずどんな動物にも共通していることですが、出来れば大人からではなく子供のうちから飼育することでなつきやすくなります。
小さい頃から育てることで、人に慣れ警戒心が薄くなります。更に直接触れることで安心感を与えられるので、小さいうちから触れるようにしておきましょう。
なつく方法②:適度なコミュニケーション
なつかなくても根気よく取り組もう!
なつくまでには、時間がかかる場合も多くあります。
早くなつくようにと過度なコミュニケーションを図ったりと焦ってはいけません。心開くまで根気よくコツコツと取り組むことが大切です。
モモンガはお世話してくれる人に愛情を持ちます。なつくまでには時間が必要ですが、焦らずに愛情をもって根気よくコミュニケーションをとるように心がけましょう。
モモンガがなつかない?その理由を解説!
いくら自分の匂いを覚えさせても、なつかないという人もいますよね。モモンガに触ろうとするけど、噛まれたことがあるから怖いという声も聞きます。
確かにモモンガはなつきにくいですし、なつくまでには時間がかかりますが、なつかないわけではありません。
モモンガがなつかない理由としては、
- 飼い主が恐る恐る触ろうとしている
- まだ警戒心が残っているのに無理矢理触ろうとした
なつくモモンガの種類は?値段や寿命、餌や鳴き声を解説
モモンガのなつきやすさは種類によっても差があります。
ここでは、人になつきやすいフクロウモモンガについての説明していきます。
またモモンガを購入する場合の値段相場や寿命の他、実際に飼育する際に気になる餌や鳴き声についても説明していきます。
フクロモモンガは人間になつく
フクロモモンガは、有袋哺乳類に分類されるモモンガでカンガルーと同じようにメスはお腹の袋で赤ちゃんを育てます。そんなフクロモモンガの特徴は、「人なつっこさ」です。
もちろん、フクロモモンガのなつきやすさには個体差があります。よりなつきやすくするためには、多頭飼いではなく1匹ずつ飼育して濃密にコミュニケーションを図っていきましょう。
フクロモモンガの特徴は以下の通りです。
- 大きさ…体長約16㎝~21㎝
- 体重…約90g~150g
- 平均寿命…約15年
フクロモモンガにはいくつか品種があります。
一番メジャーな「クラシック」で背中や目元に黒い模様があり、お腹が白く背中が灰色のものです。その他にも、赤い目に白い体が特徴の「アルビノ」やクラシックのもう少し色が薄い「モザイク」などがあります。
モモンガの種類について、以下の記事でより詳しく紹介しています。自分の好みのモモンガを探している方は、ぜひ一緒にお読みください。
通販激安って本当?モモンガの値段相場を解説
ペットショップでのモモンガの平均相場は15,000円から30,000円となっています。
同じような小動物と比べると、ハムスターの平均相場は3,000円前後となっていますので少し値が張る印象です。
品種によっても差があり、先ほど紹介した「アルビノ」など珍しいカラーの場合には、100,000円以上で取引されることもあります。
しかし、以前に比べて繁殖方法等も熟知され、流通量が増えたことから、値段相場は落ち着いています。
モモンガの購入は通販でも可能です。一般的には、通販の方が値段が安いと思われがちですが、確認したところ、通販だからといって特段に安いわけではなく、ペットショップと変わらない値段でした。
できれば、ペットショップなどで実際に見て触れてからの購入がおすすめです。
モモンガの鳴き声は意外と大きい!鳴き声を理解して気持ちを理解しよう
モモンガの鳴き声は特別大きいというわけではありませんが、夜行性であることから夜中に泣くことが多いので、中には気になる人もいるかもしれません。
モモンガは、鳴き声でコミュニケーションを図るので、鳴き方の種類で訴えている気持ちが違います。
鳴き方の種類は以下の通りです。
鳴き方 | 場面 |
---|---|
シューシュー | 甘える時 排泄中 |
プツプツ | 寝ている時 ご機嫌な時 |
チチチチ | 警戒している時 ここにいるよ!というアピール |
アンアン | 寂しい(夜中) 仲間を呼ぶ声 |
このように鳴き方で気持ちが分かるので、鳴き方を把握しておくことでどんな気持ちなのか理解することができ、コミュニケーションを取りやすくなります。
モモンガを飼う場合には、少しでもモモンガの気持ちを理解するためにも覚えておきましょう。
モモンガの餌は?好みの餌を把握するとなつく!
モモンガは雑食です。野菜や果物、木の実などの植物性のものと昆虫などの動物性のどちらも食べます。
飼育する際には、モモンガ専用フードも販売されていますが、それだけでは栄養不足になることから、モモンガフードを基本としてそれに加えて野菜や動物性たんぱく質をプラスで加えていくのがベストです。
動物性タンパク質は、ミルワームとよばれる専用の餌やなどを与えます。ペットショップ等で購入可能です。
好みの餌を把握してあげることでなつきやすくなりますが、特定のものばかり与えると、その餌しか食べなくなることもあります。栄養に偏りがないようにするためにも、餌のあげかたには気を付けましょう。
食事は健康管理の基本となる部分です。きちんと管理して体調管理に努めましょう。餌の与え方についてはこちらに詳しく紹介されていますのでぜひ参考にしてみて下さいね。
モモンガを飼育をするときの注意点は?気になる臭い対策も紹介
ここでは、モモンガを飼育するにあたり注意しておきたいことを説明していきます。
モモンガを飼う上での注意点は、
- 部屋に危険なものを置かない
- 温度管理
です。
また、ペットを飼う際に気になるのが「臭い」だと思います。モモンガに臭いがあるのか、また臭いへの対策についても合わせて紹介します。
モモンガはケージから出て飛ぶ!部屋の中に危険なものを置かない
モモンガがなついてきたら、ケージから出して遊びたくなってくると思います。ケージ外で遊ばせることは運動不足の解消やストレス解消にも有効です。
しかし、モモンガは皮膜を使って飛ぶ動物です。野生のモモンガは木から木への飛び移り50m近くも飛ぶこともできます。
そのため、ケージの外へ出すと部屋の中でも飛びます。部屋の中には、様々な物が置いてあると思いますが、飛び乗ると不安定なものなどは危険ですので避けておきましょう。
また、電気コードをかじって感電する危険もあります。水の入ったコップも小さなモモンガにとっては水難事故の原因となります。
ケージ外に出す時には、必ず目を離さないこと、そして電気コードにはカバーをつけるなどきちんと対策を行い危険なものは置かないようにしましょう。
モモンガは温度変化に弱い!室温管理の徹底
モモンガは温度変化に弱い動物なので飼育する場合には温度管理が必須です。モモンガにとっての適温は種類によって違います。
例えばアメリカモモンガは暑さに弱いので、室温は28度以上になると熱中症などになってしまいます。クーラーや保冷材等で、暑くなりすぎないように気を付けなくてはいけません。
それに対してフクロモモンガは寒さに弱く、23度以下くらいになると弱ってしまいます。ペットヒータ等で室温が下がりすぎないようにする必要があります。
このように種類によって適温の差はありますが、概ね23度から26度くらいを保つと大丈夫です。家をあける時間が長い人や、冬場や夏場など気温の変化が大きな季節は、きちんと対策を行いましょう。
モモンガは臭い!消臭剤で対策を
モモンガは「臭腺」という臭いを出す腺を持ち、いわゆるマーキングを行うため独特の臭いがあります。
この腺は赤ちゃんの時は未発達なのであまり臭いませんが、生後半年くらいから臭いはじめます。特に発情期には個体差はあるものの臭いがきつくなる傾向があり、特にオスは臭いが強いと言われています。
この臭腺は手術で除去することもできますが、モモンガの臭腺は数が多いので費用はそれなりにかかります。手術以外の対策では飲み水に混ぜて服用させるタイプの消臭剤もあります。
臭いの原因は、臭腺だけではありません。ケージ内の糞や尿、食べ残しからも臭いが発生するので、細めに掃除をすることを心がけましょう。
また、臭い対策として消臭剤を使用する場合には、人間用消臭剤はモモンガにとっては有害となりますので、必ずペット用消臭剤を使用しましょう。
モモンガのかかりやすい病気は?ペット保険についても解説!
モモンガにはいくつかかかりやすい病気があります。
- 風邪
- 熱中症
- 低体温症
- 不正咬合(上下の歯のかみ合わせが悪いまま伸び続ける病気)
- 泌尿器の疾患
- 皮膚炎
- サルモネラ症
- トリコモナス症
モモンガか加入できるペット保険について紹介!
犬や猫と同様にモモンガもペット保険に加入することができます。
ペット保険は人間の医療保険と同様に、ペットが病気などをした際に治療費として保険金が下ります。
人間とは違いペットには健康保険制度がありませんので、治療費は全額飼い主持ちとなります。
高額な治療費がかかり十分な治療を受けさせてやれないということがないように、ペット保険の加入を検討されることをおすすめします。
まだ若いから大丈夫と考えてしまいがちですが、病気にかかってからでは加入を断られる可能性がありますので、早めの加入をおすすめします。
以下の記事でモモンガが入れる保険を詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
まとめ:モモンガは人間になつく!なつく方法を攻略しよう!
以上のようにモモンガがなつく方法や飼い方のポイント、注意点について説明してきましたがいかがだったでしょうか。
この記事のポイントをまとめると
- モモンガは飼育方法次第で人間になつく動物
- 特にもフクロモモンガはひとなつっこい
- モモンガがなつくには「赤ちゃんから育てること」「適度なコミュニケーション」「飼い主の臭いを覚えさせること」が重要
- モモンガはオスの方がなつきやすい
- 警戒心があるうちにスキンシップを取りすぎるとなつかない
モモンガは元々警戒心が強い動物なので、個体差はありますがなつくまでには時間が必要です。
しかし、なつかないからといって焦らないでください。きっと飼い主からのたくさんの愛情を感じることで、モモンガも愛情を返してくれるはずです。
モモンガを飼おうとしている人で、なつくか不安に感じている人や、モモンガがなつかないと悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。