モモンガの人気2種類を紹介!種類ごとの特徴や性格、飼い方も紹介!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 日本で飼育できる種類は「フクロモモンガ」「アメリカモモンガの2種類のみ
  2. 1番人気の種類はフクロモモンガ
  3. 病気や高額な治療費に備えてペット保険を検討することも重要!

最近ペットとしてモモンガを飼育している方が増えてきていますが、そもそもモモンガにはどのような種類がいるのか気になりますよね。そこで今回は、どんな色があるのか、モモンガの種類や性格、飼育方法について紹介します。また値段や餌についても詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ペットで大人気!モモンガの種類や性格を徹底解説!

近年、「モモンガ」がペットとして人気を集めています。小さい体と大きな目という愛くるしい容姿に魅了された人も多くいるのではないでしょうか?


そして、もしかして中には購入を検討されている方や気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?


モモンガには多くの種類がいますが、日本でペットとして飼うことができる種類は実はかなり少ないのです。


今回「MOFFME」では

  • ペットとして飼育可能なモモンガの種類
  • モモンガの性格
  • モモンガの飼育方法、注意点
  • モモンガがかかりやすい病気と原因
  • モモンガが加入できるペット保険
を中心にモモンガについて説明しています。モモンガの購入を検討している方は参考になると思いますのでぜひ最後まで御覧下さい。

ペットとして飼うことができるモモンガ2種類を紹介!


野生のモモンガは45種類以上存在しており、たくさんの種類がありますがペットとして飼育することができるモモンガの種類には限りがあります。


現在、日本でペットとして飼育することが出来るのは、「フクロモモンガ」と「アメリカモモンガ」の2種類です。


以前までは「タイリクモモンガ」も飼育可能でしたが、外来生物法により原則飼育不可となってしまいました。ここではこの2種類のモモンガについて説明していきます。

モモンガの種類①人気No.1!「フクロモモンガ」

フクロモモンガは、名前のとおりカンガルーのようにメスには赤ちゃんを育てるための袋がお腹にあります。そのためカンガルーと同じく「有袋類」に分類されます。


その他の体の特徴は、黒い縞模様の毛並みですがお腹部分は、クリーム色と白の2種類があります。


体の大きさは、体長12〜15cmほどですが、大きいものになると30cmくらいの子もいます。生息地域は、オーストラリアやニューギニアです。


飼育できるモモンガの中では比較的、人になつきやすく、群れで生活しているため複数飼育にも向いているので、人気があります


また、フクロモモンガは鳴き声でコミュニケーションをとるためアメリカモモンガに比べてよく鳴き声も大きいです。ただし大きさは鳴き方のパターンにより、鳴き声自体は犬や猫よりは小さく頻度も少ないです。

モモンガの種類②臆病でなつきにくい「アメリカモモンガ」

アメリカモモンガの特徴は体毛の色です。


全体的には、短毛で灰色に近い茶色ですがお腹部分はクリーム色です。そして、長くて薄いしっぽがついています。体の大きさは13〜15cmほどです。


生息地域は、アメリカやメキシコ、カナダなどのアメリカ圏が中心です。


アメリカモモンガは野生では、群れを作らず単体で生活しているので、何匹か一緒に飼うことには不向きな種類です。また、植物よりも昆虫等を好んで食べます。


性格は、臆病でなつきにくいという特徴をもつ一方で、ストレスには強いため飼育自体はし易いという特徴があります。


アメリカモモンガはモモンガの中でも鳴き声は比較的小さいので、気になる人は少ないでしょう。

臆病で神経質?モモンガの性格や特徴は種類ごとで違う?

モモンガは、元々は警戒心が強く臆病なデリケートな動物です。種類ごとに特徴や性格はある程度異なりますが、この性格についてはほとんどの種類で共通しています。


人懐っこい犬や猫のような動物とは少し違います。しかし、中には飼っているうちになついて甘えてくるモモンガもいます。


モモンガの大きな特徴は、クリクリとした大きな目と長いしっぽ、そして飛膜と呼ばれる後足から前足にかけて貼られたひだです


体の大きさは、種類によって違いますが平均すると12〜22cmと小さい動物です。


モモンガは、ムササビによく似ていますがムササビは体長が30〜50cmと大きいのでその差は一目瞭然です。


野生のモモンガは、夜行性で10匹程度の群れを作り木の上で花のミツや果物や虫を食べて生活します。そして飛膜を使い木へ飛び移り移動します。


このように、「野生」のイメージが強いモモンガですが、ペットとして飼育することも可能です。


モモンガをなつかせる方法について、以下の記事で詳しく解説しています。モモンガはなつきにくいですが、正しく飼えばなついてくれる個体も多いので、なつかせたいと考えている方はぜひ一緒にお読みください。

モモンガをなつかせる方法について

モモンガの飼育方法や飼育の際に必要なものは?

モモンガはデリケートな動物なので長生きさせるには、飼育方法が重要です。


どんな環境で、何を餌として与えればよいのか、また飼育するうえでの注意点な何かをきちんと把握したうえで飼育することが大切です。


ここでは、モモンガの餌の与え方、飼育するうえでの注意点のほか、ペットとして飼う際には気になるトイレ事情などを説明していきます。

モモンガの餌は昆虫類と同じ?モモンガの餌や与え方を紹介

モモンガは、木の実や野菜などの植物性のものと昆虫などの動物性のものの両方を食べます。モモンガの餌は、モモンガ専用のペットフードも通販等で販売されており、購入することができます。


しかし、それだけでは栄養が不十分だとも考えられており、モモンガ専用フードにプラスして野菜や果物等、昆虫類を与えることもおすすめです。


餌の昆虫類については、小動物を扱っているペットショップや通販サイトで乾燥ミルワームなどが購入可能なので心配いりません。


また、フクロモモンガは樹液が好きなので、カブトムシやクワガタの飼育に使用する昆虫用のゼリーもおやつとして与えてもよいです


しかし、モモンガは偏食が激しく、好きなものしか食べなくなることもあり、そうなると栄養がかたよります。最悪の場合は栄養失調で寿命にも関わってくるため、バランスよく食べてもらう工夫が必要です。


ちなみに、ネギや花の球根は、モモンガにとっては有害となるため、誤って食べてしまわないように注意しましょう。

ペットとしてモモンガを飼育する際の注意点は?

温度管理

モモンガの飼育には、温度管理が大切です。特にフクロモモンガは亜熱帯地方に生息しているため寒さに弱いです。適正温度は18度から28度なので、空調等を調節して室内温度が20度を下回ることのないように調節しましょう。


逆にアメリカモモンガは、寒冷地に近い環境で生息しているため暑さに弱いです。日本の真夏は30度を超えることもしばしばですが、この温度は暑すぎます。


適温は18度から23度ほどが理想なので室温や湿度が高くなりすぎないように調節してあげましょう。特に家をあけるとき、真夏は室温が高くなってしまうので気を付けて下さい。


運動不足にならないように注意

モモンガを飼育する際は、ゲージを使用しますがそれだけでは運動不足になりストレスがたまってしまします。

ゲージ内に止まり木やコーナーステージも設けて運動できる環境を整えてあげましょう。その際には、モモンガがかじっても健康に影響がない木製のものがよいです。プラスティック製の場合は、万が一飲み込んでしまうと危ないので避けましょう。

また、ゲージ内だけでなく一緒遊んであげられる時間には、室内で自由に放して遊ばせてあげましょう。その際には、脱走したりしないように戸締りをきちんとしてコードなど絡まりやすいものは片づけて目を離さないように注意しましょう。

モモンガは臭い?トイレのしつけは不可能!

ペットを室内で飼う際に気になるポイントとしては「臭い」がありますよね。アメリカモモンガはあまり臭いが気にならないと言われていますが、フクロモモンガは臭いが強めです。


この理由は、「臭線」と呼ばれるものを持っておりその数が他のモモンガと比べても多いことが原因です。臭線は、手術等で除去することもできますが、数も多く費用がかかることや体が小さく負担が大きいため、あまりおすすめではありません。


ある程度の臭いは覚悟して飼うしかありません。また、消臭対策としておすすめなのは、ゲージ内のまめな掃除と空気清浄機の設置です


消臭剤を使用する場合には、通常ドラッグストア等で販売されているものは、モモンガには強くストレスとなるために必ず「ペット用消臭剤」を使用するようにしてください。


また、モモンガは基本的にトイレのしつけは困難です。モモンガは、通常木のうえで生活しているため排泄も気のうえでするためです。


そのため定位置ですることはなく、ゲージの中でも四方八方でトイレします。ゲージ内はもちろん、ゲージの外にも飛び散ることもあるので外側にもペットシートを敷き対策しておくとよいでしょう。

モモンガの平均寿命やかかりやすい病気は?

ペットとして飼われているモモンガの平均寿命は約10年と言われています。


それに対して野生のモモンガの平均寿命は5年ほどです。


この違いには外敵の存在なども関係しますが、飼い主の飼育方法が良いことや、ペットフードの品質が高まったことなども理由として挙げられます。


以下の記事では、モモンガの寿命の他に、長生きさせるための育て方についてより詳しく解説しています。飼っているモモンガを長生きさせたいと考えている方は、ぜひ合わせてお読みください。

モモンガを長生きさせる方法

モモンガのかかりやすい病気や健康チェックポイントを紹介!

モモンガがかかりやすい病気や症状の一部を紹介します。

  • 食欲不振
  • 皮膚炎や脱毛
  • 自咬症(自傷行為)

これらは、環境が変わったことによるストレスや、栄養バランスの偏りなどが原因で起こります。


このような症状にすぐに気づいてあげられるよう、日々モモンガを観察することが重要です。


では具体的にどのようなことを見ていけば良いのか、健康チェックのポイントを紹介します。

  1. 食欲はあるか、水分はとれているか
  2. 便の大きさ、硬さ、色
  3. 目ヤニはないか
  4. 皮膚は綺麗か
  5. 生殖器や泌尿器は綺麗か
  6. 爪はのにすぎていないか


皮膚については、モモンガはストレスで脱毛してしまうことが多いため、お世話する中で毛並みもよく観察しましょう。 


生殖器や泌尿器についてですが、モモンガは自傷行為の際に、生殖器や泌尿器を噛ことがむ多くあります。特にフクロモモンガの雄はペニス脱と呼ばれ、何らかの原因で元の位置に戻らず腫れてしまったり、壊死してしまうこともあるため注意しましょう。 


そして、モモンガは爪が伸びすぎると目を傷つけてしまったり、自傷行為の際に傷を作ってしまう原因となりますので定期的にお手入れしてあげて下さい。    

モモンガもペット保険に加入すべき?

モモンガの寿命は飼育した場合は、平均10年と長いです。


小動物の中では、寿命は長いですがストレスに弱く様々な病気や体調不良を起こすことも多いです。


小動物であっても手術となれば高額な治療費が必要になる場合もあります


同じ小動物のフェレット年間診察料は10万円程度で、まとまった金額が必要という調査結果も出ています。


このことからも、可能であればペット保険へ加入しておくと安心です。


ただ、モモンガを診察してくれる病院はあまり多くはないことから、ペットとして迎え入れる前に、近くで診てくれるところはあるのかもあわせて調べておく必要があります。


また、ペット保険には審査があり加入できない場合もあるため慎重に検討しましょう。


以下の記事でモモンガが入れる保険について詳しく解説しています。ぜひご一読ください。

モモンガの保険はこちら

まとめ:モモンガの種類と飼い方について

以上のように、モモンガの種類や生態、ペットとして飼育するための注意点について説明してきましたがいかがでしたか?


この記事の内容をまとめると

  • モモンガには多くの種類があるが、日本で飼育可能なのは「アメリカモモンガ」と「フクロモモンガ」の2種類のみ
  • 種類ごとに性格は少し異なり、フクロモモンガの方がなつきやすいと言われている
  • モモンガの寿命は平均10年程度
  • 偏食なので栄養のかたよりは病気の原因となるため注意が必要
  • ストレスが原因となり病気や自傷行為を行うことがるため、適度な運動や日光浴でストレスをためさせないようにする
  • 臭いについては、ゲージ内を清潔に保つなどの対策を行う
  • 基本的には丈夫と言われているが、病気の際には見てくれる病院が少ないことや治療代が高額となることもあるため、ペット保険の検討がおすすめ

愛らしい見た目のモモンガはこれからもっとペットとして人気がでてくることが見込まれます。


種類ごとの生態をきちんと把握し、正しい飼育方法で少しでも長く一緒に生活できるとよいですね。


モモンガの飼育を検討されている方は是非参考にしてみて下さいね。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください!