シマリスの性格や特徴は?購入方法や選び方、ペット保険について解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. シマリスは人懐っこい性格や臆病な性格など個体差が大きい
  2. 繁殖期のオスの性格は荒くなるため注意
  3. 病気に備えてペット保険に加入することが重要

フサフサの尻尾やつぶらな瞳が特徴のシマリスは人気のペットです。飼育を検討している方は性格や飼い方について気になっていると思います。そこで今回はシマリスの性格や特徴、購入方法や飼い方も紹介しているので、飼う前に読んでおくといいでしょう。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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シマリスの性格や行動は?ペットに向いている?

つぶらな目にふさふさなしっぽ、ほっぺたを膨らませながらエサをたべる姿がとっても可愛いシマリスは見ているだけでもとっても癒されますよね。


シマリスは、1人暮らしでも飼いやすく、ペットとしての人気も集まっているので気になっている人もいるのではないでしょうか。


シマリスは犬や猫と違い、まだまだ飼育方法や生態についての情報は少な目なのが実情です。


また、シマリスの性格は個体差があり、なつきやすい性格の個体もいれば臆病な性格のものもいます


今回MOFFMEでは、シマリスの

  • 性格
  • 生態等の特徴
  • 購入方法
  • 飼育のポイント
  • 寿命
  • かかりやすい病気
  • ペット保険

について詳しく説明していきます。


シマリスの飼育を考えている人、シマリスが気になっている人は参考になると思いますので是非最後まで御覧下さいね。

シマリスの性格は個体によって様々


シマリスは、「シマリス科」に属するリスのことを呼びます。シマリスの種類は23種類もありますが日本でシマリスと呼ばれているのは「シベリアシマリス」のことを指します。


シマリスは体の縞とフサフサのしっぽが大きな特徴で、森林等で生息しているので運が良ければ見かけることもできます。


ペットとして飼育されているシマリスがほとんどが中国を中心とする海外から輸入されているものです。


シマリスの性格は、個体ごとに異なり、やんちゃで人懐っこい性格のものもいれば、おっとりしているもの、臆病な性格のものもいます。


ペットショップで実際の観察したり店員さんに聞いてそれぞれの性格を探ってみて下さいね。

オスとメスで性格や行動に違いはある?

シマリスの性格は、性別による違いはそれほどありませんが、一般的にはオスは穏やかでメスのほうが活発で気性が荒いと言われています。


この差は、メスは子供を守り育てる仕事があるためでありシマリスだけではなく全生物に共通していることといえますね。


また、シマリスはオスとメスの見分けが難しい動物ですが、冬眠中は精巣が陰嚢内に降りてくるためはっきりと違いが分かるようになります。


行動の違いもあまり顕著ではありませんが、メスの方が活発な分、身体能力が高い傾向がありようです。


また、繁殖期のオスには注意が必要です。オスは繁殖期になると気が立って、性格が荒くなります。この時期はあまり構わないようにしてあげましょう。

繁殖期の性格には注意!オスは性格が荒くなる?

シマリスは、発情期を迎えると性格が荒くなります。乱暴な性格になり、縄張り意識が強くなります。


そのため、いつもは飼い主になついているシマリスも、このときは飼い主に向かって、鳴いて威嚇してきます。 


これをタイガー期といい、気温が下がってくる秋・冬くらいから始まることが多く、春になると落ち着いてきます。 


オスのシマリスの方が性格が凶暴化する頻度が高いです。


もちろん個体差もあり、オスなのにタイガー化しない、メスなのにタイガー化することもあります。 


発情期は時期が来れば治まるので、それまでは掃除は寝ている間にやる、ケージからは絶対に出さないなどに注意して、そっと見守ってあげてください。

シマリスの特徴・飼いやすさ

シマリスは、まだまだペットとしてはメジャーとは言えませんが、室内で飼うことが出来ることはもちろん、鳴き声も小さく、体も小さいので1人暮らしでも飼いやすい性格の動物です。


シマリスの特徴

  • 頭からおしりにかけての3本の縞模様
  • 頬袋がある
  • 体長…12㎝から15㎝
  • しっぽ長さ…8㎝から11㎝
  • 体重…90gから130g


最初に説明したようにリスは個体によって性格が違います。


なつくかなつかないかはその子次第な部分もありますが、赤ちゃんから育てるとなつきやすい傾向があります。なつくと、手や肩に乗ってきたり声にも反応するので可愛いですね。


また、リスは綺麗好きなので臭いもそれほど強くなく、とても飼いやすい動物ですが多頭飼いよるも1匹で飼う方が喧嘩もせず穏やかに飼うことができるのでおすすめです。

補足:シマリスの歴史

リスは元々、北アメリカを起源としており、3600万年前ごろから生息していました。現在のような見た目となったのは始新世後期頃であると化石より確認されています。


ペットとしてのリスの歴史もとても古く古代ローマに遡ります。日本では、江戸時代に輸入が始まりペットとして飼育が始まったと言われています。「リス」と呼ばれるようになったのは漢語で栗を食べるネズミを意味する「栗鼠(りっそ)」と表記されたことが始まりと言われています。


愛らしい見た目が魅力のリスですが初めはリスはペットではなく毛皮製品を作るために捕獲されていました。


日本でも、アイヌの人達は食べ物を持つ姿が何かを拝んでいる姿に似てることから不気味だと怖がられていたようで、はじめは食用として捕獲されていました。 


現在、日本では食用としての捕獲は禁止されていますが、アメリカ南部の一部地域では今でも食用としてのリスの捕獲が許さている地域があります。    

シマリスのお迎え・購入方法は?

ここまでシマリスの生態や魅力について説明してきましたが、実際にペットとしてお迎えするにはどうしたらよいのでしょうか。


ここでは、シマリスに購入方法や価格について詳しく説明していきます。


これからシマリスをお迎えしたいと考えている人は是非参考にして下さいね。

シマリスのお迎え・購入方法

シマリスの購入は、シマリス専門のブリーダーまたはペットショップで購入が可能です。


ただし、シマリスは時期によってあまり売られていないことがあります。これは、シマリスは春に赤ちゃんを産むためで、大体5月の連休あたりから販売するところが多いようです。


子リスが欲しい人は、事前にペットショップやブリーダーへ問い合わせしておくことをおすすめします。

シマリスの価格・選び方

シマリスの平均相場は、1万円前後となっています。


他ペット同様に年齢があがるほど価格は安くなります。子リスは大人のシマリスに比べて価格は高く、温度管理等が必要なので手間はかかりますがなつきやすいというメリットがあります。


シマリスを選ぶ際のポイントは

  • 毛並みがよく艶があるか
  • ふっくらしているか、痩せすぎていないか
  • 目ヤニがないか
  • 校門付近に汚れはないか
です。

実際に、見て触ってみて元気がある子を選びましょう。また、最初に説明したようにシマリスの性格は個体差が大きいです。

実際に実物を見て触れて自分に合った子を見つけてみてはいかがでしょうか。

シマリスの飼い方のコツ、注意点、しつけ方を解説!

シマリスの飼育方法のコツおよび注意点は次の3つです。

  • 多頭飼いNG
  • 温度管理
  • 食べ残しの処理方法
多頭飼いNG
シマリスは単独行動をする動物です。そのため、多頭飼いするとけんかしたりするためストレスの原因になります。飼う場合には、多頭飼いはせず1匹で飼うようにしましょう。

温度管理
シマリスにとっての適温は20度から25度です。シマリスは人間のように汗をかいて体温を下げることができないので体温調節が苦手です。

特に子リスは温度管理が非常に重要です。温度管理は適切にできないと死んでしまうことも多くあります。家を空ける時間が長い人などは要注意です。ペットヒーターやエアコンを使って適温になるように調節してあげましょう。

食べ残しの処理方法
シマリスを含めてリスは食べ物を蓄える習性があります。そのため、ゲージ内にエサが残っていることもあります。果物や野菜等の腐りやすいものは放置すると不衛生になってしまいますが、木の実などであれば少し残しておいてあげましょう。

補足:しつけ方
シマリスは犬や猫のようにしつけをすることは難しい動物です。トイレのしつけはできないことも多いですが中には成功している人もいます。

トイレを覚えさせる方法としては、トイレと決める場所に排泄物のついたティッシュ等を置いて認識させる方法が一般的です。

成功しないことも多いので、あまり神経質にはならず覚えたらラッキーくらいな気持ちで大らかに取り組むようにしましょう。

シマリスの寿命やかかりやすい病気は?ペット保険に加入しよう


せっかくお迎えしたからには、少しでも長生きして一緒の時間を過ごしたいものですよね。ここでは、シマリスの平均寿命やかかりやすい病気について詳しく説明していきます。


事前に勉強しておくことで、予防することも出来ますし、いち早く体調の変化に気付くことができるようになりますのでしっかりと確認しておきましょう。

シマリスの平均寿命

シマリスの平均寿命は、約6年から10年と小動物に中では比較的長寿な動物です。ただしこれは飼育されているシマリスの平均寿命であり、野生下の場合は平均4年程度とされています。


シマリスは大体1年で成熟し、人間でいうと16歳ほどに成長します。10歳ともなると、人間でいうと90歳近いのでかなり長寿になりますが、中には15歳まで生きた例もあるようです。


また性別でいうと、基礎代謝量がオスの方が高いことから、メスの方が長生きすることが多い傾向があります。


最近では、正しい飼育方法が知られ鵜様になったことからも飼育されているシマリスは平均寿命が伸びつつあります。


また、シマリスの平均寿命や長生きさせるための飼い方について、以下の記事でより詳しく解説しているため、気になる方は参考にしてください。

シマリスを長生きさせるための飼い方

シマリスのかかりやすい病気やその症状

シマリスがかかりやすい病気は以下の通りです。

病名症状原因
不正咬合口腔内損傷歯の伸びすぎ
自咬症脱毛ストレス
熱中症過呼吸・嘔吐下痢
衰弱
室内温度上昇
下痢下痢感染症・ストレス
クル病衰弱日光浴不足・栄養の偏り


もちろんこれらの病気以外にも、人間と同じ風邪のような症状など様々あります。


シマリスは、体調が悪くてもそれをあまり表に出さないので気づきにくいです。


日々のお世話やふれあいの中で少しでも異変に気が付いたらすぐに病院でみてもらうようにしましょう。

シマリスが加入できるペット保険

生態のところで触れたように、シマリスは小動物の中では比較的寿命の長い動物です。そして、ストレスに弱いということからも病院にお世話になることも出てくるでしょう。


しかし、ペットには人間のように健康保険がないので治療費の負担はダイレクトに飼い主の負担となります。


体は小さいシマリスですがその分治療費が安いわけでは全くありません。病気によっては、予想以上に治療費がかかる場合もあります。


せっかく家族としてお迎えしたペットには少しでも長生きして欲しいですよね。シマリスのような小動物は、病気の進行も早いので、体調不良は早期治療が鉄則です。


そんな時、お金の心配をすることなく治療に専念することができるので、可能であればペット保険への加入がおすすめです。


シマリスが加入できるペット保険については以下の記事で詳しく解説しておりますので、そちらをぜひご覧ください!

リスの保険はこちら

シマリスの性格や特徴のまとめ

ここまで、シマリスの性格や飼育法、病気について説明してきましたがいかがだったでしょうか。


この記事のポイントをまとめると、

  • シマリスの性格は個体差が大きいので実際飼うときには実物を観察してどんな性格なのか探ってみることが大事
  • シマリスは鳴き声もあまりなく室内で飼育可能であることから1人暮らしでも飼いやすい動物である
  • しつけは難しいが、中にはトイレを覚える子もいる
  • シマリスはペットショップやブリーダーから1万円前後で購入可能
  • シマリスは比較的寿命が長く、病気へのリスク対策としてペット保険への加入がおすすめ

です。


シマリスは、見た目の愛らしさはもちろん、なつくと肩に乗せることができるのでとっても可愛い動物です。


また、省スペースでの飼育が可能で鳴き声もあまりないので1人暮らしやアパートやマンションでも飼いやすくペットとしての魅力もたくさんあります。


そして小動物の中では寿命が長いので、ペットとして迎え入れる場合には、病気や怪我に備えてペット保険への加入しておくと安心です。


これからシマリスを飼いたいと考えている人は是非この記事を参考に検討してみて下さいね。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい!