内容をまとめると
- ジュウシマツの種類は毛色や毛並みによって分類される
- 性別を見分けるには、鳴き声で判断する
- 病気に備えてペット保険に加入することが大切
スズメの仲間であるジュウシマツ(十姉妹)が最近ペットとして飼育されています。そこで今回はジュウシマツの種類や性格について詳しく解説します。また、ジュウシマツの値段や鳴き声などの特徴についても紹介しますのでぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
この記事の目次
目次を閉じるジュウシマツは種類が多い?色や鳴き声の違いを解説!
ジュウシマツは初心者でも比較的飼いやすい種類と言われていますが、実際はどうなのだろうかと悩まれているのではないでしょうか。
また種類も多く、毛並みや毛色で様々な種類があるため、区別をするのが難しそうと感じられることと思います。
見た目は小さくとても可愛らしい印象ですが、実は性格も優しくとても飼いやすいので近年ペットとして人気があるのです。
そこで、今回「MOFFME」では「ジュウシマツの種類や色や鳴き声の違いについて
- ジュウシマツの種類
- ジュウシマツの種類ごとの性格や特徴
- ジュウシマツの寿命
- ジュウシマツの飼い方
- ジュウシマツのかかりやすい病気
ジュウシマツにはどんな種類がある?色や毛並み別に紹介
ジュウシマツの毛色は下記の3種類あります。
- 並(茶色)
- 白
- 小班(白が多めの茶色)
- 千代田
- 梵天
- 中納言
- 大納言
- キング
「並・白・小斑」ジュウシマツの色の種類は?
並ジュウシマツ
最もポピュラーなのが、この並ジュウシマツです。
並ジュウシマツは黒、茶色、色の羽毛があり、体の色は茶色が多く、色は50%以下とされています。模様は不規則なので、同じ並ジュウシマツでも、それぞれ見え方が違ってきます。
白ジュウシマツ
全身が真っ白な種類のジュウシマツを白ジュウシマツと言います。この白ジュウシマツは希少な種類とされています。
白ジュウシマツには真っ白以外にも、頭のてっぺんに丸い月のような模様が入った白ジュウシマツを月ジュウシマツと言い、尾羽の中心に色がついている白ジュウシマツを一本槍ジュウシマツと言います。
小班ジュウシマツ
背中に茶色い班模様が入っている白ジュウシマツを小班ジュウシマツと言います。
並ジュウシマツと似ていますが、白色よりも茶色が多く、茶色の割合は50%以下で、白ジュウシマツの仲間に入ります。
毛並みの種類は?「千代田・梵天・中納言・大納言・キング」
ジュウシマツは毛並みの種類も豊富です。
- 千代田・・・胸だけ巻き毛
- 梵天・・・頭だけ巻き毛
- 中納言・・・首だけ巻き毛
- 大納言・・・頭と首、胸が巻き毛
- キング・・・全身が巻き毛
ジュウシマツにはヨーロッパ系の品種も?
ジュウシマツにはヨーロッパで品種改良されたジュウシマツもいます。
ヨーロッパ系ジュウシマツの特徴は、全長13cm以上あり、日本のジュウシマツよりは大きめで、ショーバードとして人気の種類です。
ヨーロッパ系の品種は下記の通りです。
- セルフチョコレート
- セルフチェスナット
- セルフフォーン
- パールチョコレート
大きさや見た目は?ジュウシマツのオスとメスの見分け方
ジュウシマツのオスメスの見分け方は、見た目では分かりません。では、どのように区別するのかというと、鳴き声に違いがあります。
オスの鳴き声は、ピーピーと澄んだ高い声で、やや長く歌うように鳴きます。
また、身体を膨らませて両足を上げ、体を左右に動かしながら踊るように止まり木でさえずります。
発情時には、首を伸ばすようにし、前後にお辞儀をするように動かします。メスの鳴き声は、ジュリジュリと地味で低い声で鳴きます。
慣れてない方には難しいかもしれませんが、良く聞けば鳴き方の違いを聞き分けることができますよ。
複数飼いでも安心!ジュウシマツの性格や特徴は?
ジュウシマツは漢字で書くと「十姉妹」と書くように、喧嘩をせずにみんなで仲良く過ごせる性格をしています。群れでいることを好み、複数飼育をしたい方にはおすすめです。
しかし、全く喧嘩をしないというわけではないので、一つのケージで飼育する場合は相性などを確かめる必要はあります。
ジュウシマツの性格は優しくて怖がりです。
優しく温厚な性格のジュウシマツは、他の鳥にいじめられたとしても、自分から攻撃をすることは滅多にありません。
優しい性格な反面、怖がりでもあるジュウシマツは、人間に対しては臆病です。
外部からの刺激も苦手なので、安心して隠れることのできる「ツボ巣」をケージ内に用意してあげましょう。ツボ巣とは、藁を編んで作ったツボ上の巣です。
ジュウシマツの特徴としては、体長が約10~20cmで、体重は12~18kg程です。スズメよりは小さく、メジロくらいの大きさです。太くて真っ直ぐな円錐型のくちばしや、様々な羽色が特徴です。
ヒナから飼育?ジュウシマツを手乗りに育てるには
ジュウシマツは臆病な性格のため、手乗りをするのは難しいです。
しかし、手乗りをさせている人を見かけることもあるのではないでしょうか。
手乗りに育てるためには、ヒナから飼育することが絶対条件です。
なぜヒナからの飼育が必要なのかと言いますと、最も大きな理由としてはさし餌です。ヒナの時にさし餌をすると基本的にどんな鳥でも手乗りに育てることができるのです。
本来、ヒナは自分で餌が食べられない期間は、親鳥に給餌してもらいます。それを敢えて、人の手で行うことで、ヒナが人間が親と認知し、懐くようになるのです。
ジュウシマツの平均寿命は8年
ジュウシマツの寿命は3~10年と言われていて、平均で8年ほどです。
インコや文鳥などと比べると短命ではありますが、大切に育ててあげれば長生きをしてくれます。
小さな体型ですが、あまり病気をしない健康な子が多い種類です。元々小型のジュウシマツですが、品種改良をされている鳥なので、病気をしづらい鳥なのです。
健康に気を付けていれば、8年以上も長生きするジュウシマツがほとんどです。中には10年以上も長生きするジュウシマツもいて、最長は14年だそうですよ。
また、メスに比べてオスの方が長生きします。理由としては、メスは卵を産むためとされています。
ジュウシマツの寿命や、正しい飼い方について以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は参考にして下さい。
温度調節が大事!ジュウシマツの飼育に必要なものは?
ジュウシマツは品種改良された鳥なので、自然界で生きてきたわけではありません。
そのため、真夏や真冬などの寒暖差が大きい環境が苦手です。
真夏にはクーラーを、真冬には暖房やペットヒーターなどを使って1年中快適な温度調節をすることが大切です。
飼育に必要なものは、以下の通りです。
- ケージ
- 水入れ
- エサ入れ
- 止まり木
- ブランコ
- 巣箱
- 水浴び用の容器
ジュウシマツの餌や与え方は?ヒナと通常時に分けて紹介!
ヒナの時の餌の与え方
ヒナはさし餌になるので、少し手間がかかります。
パウダーフードを60°のお湯で溶かし、42°くらいまで覚ました後、フォードポンプを利用してゆっくりと与えます。
一気に入れると窒息してしまいますので、少量ずつ様子を見ながら与えることが大切です。
通常時の餌の与え方
シードが主食の場合、副食に青菜や果物、ボレー粉などのシードだけでは補えない栄養をカバーしてあげます。
ペレットが主食の場合は、栄養分を補う必要がないので、おやつとして、シードや果物を与えてあげてください。
ジュウシマツを飼育する際の注意点は?
ジュウシマツの飼い方の注意点としては、ストレスを与えないことです。
鳥の飼育というと、ケージの中だけでするイメージがあるかと思います。しかし、ケージの中だけですと運動不足やストレスになってしまいます。
そうならない為にも、室内で放鳥してあげるのが良いでしょう。放鳥する場合は、窓を閉めて室内での事故に気を付けます。
また、付いてくる場合もあるのでうっかり踏みつぶしてしまったり、ドアに挟んでしまわないように充分注意することが必要です。
また、鳥はトイレのしつけは出来ません。そのため部屋の中が汚れることは覚悟し、気がついたらふき取ってあげましょう。
ジュウシマツは繁殖可能!?繁殖で必要なものや注意点を紹介!
ジュウシマツがかかりやすい病気は?寄生虫に注意!
ジュウシマツは、ウイルスや細菌が原因の病気にかかりやすいです。
ヒナの時から原虫を持っていることもあり、トリコモナス、ジアルジア、ヘキサミタといった原虫に感染すると様々な症状を示します。
トリコモナスの症状は、そのう炎や、風邪症状、嘔吐、食欲不振、のどの奥の腫瘍などがあります。
ジルコニアやヘキサミタの症状は、下痢を起こす腸炎症状です。
フンやエサ入れなどから感染するので、常に清潔にし、熱湯消毒をすることが大切です。
飼う前に知っておこう!ジュウシマツの健康チェック方法とは
ジュウシマツは健康で病気をしにくいのが特徴ですが、全くしないというわけではありません。
万が一病気にかかったときに早期発見ができるように、日頃から健康チェックをするように心がけることが大切です。
チェックポイントは以下の通りです。
- ご飯を食べているか
- 膨らんでいるか
- 羽に艶があるか
- 左右対称か
- 止まり木に止まるか
- 歩き方や飛び方がおかしくないか
- あくびの回数が増えているか
- 咳やくしゃみをするか
ジュウシマツが加入できるペット保険を紹介!
多くのペット保険には、犬や猫のみが対象となっており、小鳥などの小動物は対象外となる場合があります。
しかし、小鳥などの小動物も取り扱うペット保険もあります。
ペット保険はいつでも加入できるわけではありません。
商品によって異なりますが、新規加入できる年齢が決まっています。
また保険料も補償内容によって変わります。
手間がかからないからといって、病気の備えをしないということではありません。
病気やケガをした際に治療費や入院費、手術費など高額が必要になることもありますので、ぜひペット保険への加入を検討してみてください。
ジュウシマツの種類に関するまとめ
ジュウシマツの種類や、色や性格の違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回のこの記事のポイントは
- ジュウシマツは毛並みや毛色によって種類が分けられる
- ジュウシマツの性格は優しくて怖がり
- ジュウシマツの平均寿命は8年
- ジュウシマツは寄生虫に要注意