【募集人監修】待機期間なしや短いペット保険を紹介!なぜ待機期間が必要?のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 待機期間とは、加入直後病気などの治療費に対する補償が下りない期間のこと
  2. 待機期間は病気の潜伏期間などを考慮し、設定されている
  3. 待機期間が短い保険もいくつか存在します
  4. ペット保険への加入を検討している方は、ペット保険のかんたんお見積もりが可能!

ペット保険には待機期間というものがあります。この記事では、待機期間についての解説や、待機期間がなし、短いペット保険について比較しながら紹介します。ほとんどのペット保険で待機期間があるため、この記事を読んで選ぶ際の疑問を解決してください。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ペット保険の待機期間とは何か?


記事モデル:ソラ&メル


こんにちは、MOFFME編集部で損害保険募集人の森下です。


MOFFMEには多くの方から「待機期間とは何か?」「なぜ必要なのか?」といった質問や、一刻でも早く補償が開始されてほしいという希望から、「待機期間がないプラン、もしくは短いプランを知りたい」といった相談が多く届きます。


待機期間は、「免責期間」とも呼ばれ、病気になり治療費が必要になっても、保険金が支払われない期間のことを言います。


そこで今回「MOFFME」では、

  • 待機期間について
  • 各会社ごと待機期間を比較
  • 待機期間がなし、短い保険会社を紹介!
  • 待機期間不適用特約について
について詳しく解説しています。

この記事を最後までご覧いただくと、待機期間についてマスターでき、保険選びの際の疑問が1つ解消されます。

是非、最後までご覧いただきペット保険を選ぶ際の参考にしてください。

また、MOFFMEでは「ペット保険のランキング」についても紹介しています。気になる方は一緒にお読みください。

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ペット保険の待機期間について詳しく解説!なぜ必要なの?


ペット保険には

  • 申込日
  • 保険開始日(契約開始日)
  • 補償開始日(責任開始日)

というものがあります。


これらを混同してしまう方が多いので、これらについて詳しく解説します。

待機期間について

ペット保険の待機期間について

申し込みが完了すると、保険会社によって審査が行われます。告知内容が正しいかなどをチェックされます。


審査に通り、保険期間が始まる日を保険開始日と言います。しかし、保険期間が始まったからといって、病気やケガになっても保険金が支払われるわけではありません。


病気やケガの治療費に対して保険金が支払われ始める日を、補償開始日と言いますが、保険開始日とは別の日に設けられていることが多いからです。


待機期間は、保険開始日から補償開始日までの期間のことを言います。


それ以降にかかった病気やケガであれば、保険金が支払われます。


ペット保険に加入したからといって、最初の数ヶ月は安心はできないということを覚えておきましょう。


また、待機期間中にかかってしまった病気は、補償開始日以降も補償対象外となってしまう場合があるので、詳しくは会社にお問い合わせください。

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ペット保険に待機期間が設けられている理由は?

それではなぜ待機期間が設定されているのでしょうか?


その理由は、加入する際の条件として、加入時にペットが病気にかかっておらず、健康な状態であることが必須条件だからです。


というのも、病気には潜伏期間があり、契約前に感染した病気が発症するまでには時間がかかります。


つまり、加入したときにペットの病気が発症していなくても、すでに感染している可能性はあるということです。


間違いなく保険開始後にかかった病気と証明するために、この待機期間が設けられています。


待機期間以降に感染した病気のみが、補償対象になるのです。

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ペット保険の待機期間はどのくらい?病気の待機期間は少し長い!

待機期間は、ケガ、病気、がんによって異なる場合が多いです。


どれくらい設けられているのかというと、

  • ケガ:0〜15日
  • 病気:15〜30日
  • がん:60〜120日

ケガには待機期間がない場合が多いです。理由は、病気のように潜伏期間がないからです。


保険加入前にすでにケガをしていたのに、しばらくしてから発症したなんてことはあまりありませんよね。


また、がんが長めに設定されていることが多い理由は、気づいていない間に罹患している場合が多いためです。年齢が高いほど、がんに気付くのが遅い傾向があります。

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ペット保険会社ごとの待機期間を比較!待機期間が短いのはどこ?

待機期間は保険会社によって大きく違いがあります


ただし、ほとんどの保険会社でケガに対して保険期間は設けられていません。病気には感染から発症まで時間がかかりますが、ケガの発症が遅れることはほとんど考えられないためです。


また、待機期間について詳しく気になる方は、ペット保険の一括比較を行っております。気になる方はぜひご活用ください。

ペット保険ごとの保険開始日・補償開始日を紹介!

保険開始日の定義は保険会社によって大きく異なります。


書面を郵送して申し込んだ場合、申込完了日というのは書面が保険会社についた日のことを指すので注意が必要です。


Web申込であればその日のうちに申し込みが完了しますし、割引がつく保険商品もあります


また、待機期間がないから必ずしも補償開始日が早くやってくるとは限りません。


申込日をしっかり考えないと補償開始が大幅に遅れてしまうことに注意しましょう。

ペット保険を更新した時も待機期間はあるの?

ペット保険は1年ごとに契約が更新されます。


よく、更新されるごとに待機期間も設定されると勘違いする方がいらっしゃいますが、そうではありません。


待機期間は契約初年度のみです。初めてペット保険に申し込んだときのみ、契約後待機期間が開始します。


契約の更新も、自動で行われるので面倒なこともありません。


問題は別の会社に乗り換えるときです。


別の会社に乗り換えて、契約し直した場合、新規契約となるので、た新たに治療費が補償されない期間が発生しますので、注意してください。


ペット保険の乗り換えのコツについては、以下の記事で解説しています。気になる方は参考にしてください。

ペット保険乗り換えのコツについてのサムネイル画像

ペット保険の乗り換え・見直しのポイントや注意点を紹介!

待機期間なしのペット保険について

これまで各保険会社の待機期間などを紹介してきました。


先程の図を見てわかるように、FPCPS保険アイペットには待機期間がありません。


実はペット保険の比較サイトなどでは、補償割合や補償内容で絞り込みはできても、待機期間の有無での絞り込みはできないことが多いです。


もし、待機期間のないペット保険に加入したいのであれば、この3社から選ぶのが良いでしょう。


ただし先ほども述べたように、申込日の分岐点には注意してください。

ペット保険の待機期間に関するQ&A

ここでは、待機期間のルールに関してよくある質問に答えていきます。

待機期間に関する質問①

飼っている犬が病気かもしれないと診断されました。まだ確定ではないため、待機期間なしのペット保険に加入したいのですが、その病気は補償対象になりますか?
残念ながら、病気の可能性があることはペット保険会社にも審査段階で調べられるはずですので、補償対象外になる可能性が高いです。

待機期間に関する質問②

待機期間後すぐに病気になり、手術が必要になってしまいました。

こういった場合、待機期間終了後に病気にかかったという判断をされるのでしょうか?それとも期間内にかかったという判断になり、保険金は支払われないのでしょうか?

待機期間後に発症した病気は基本的には補償対象です。

しかし、期間内にすでにかかっていたと獣医師に判断されてしまえば補償対象外になってしまいます。


保険金の不正請求を防ぐためにも、待機期間後すぐに請求があれば、保険会社の調査もほぼ確実に入ると考えた方が自然です。

中には契約から2年以内の保険金請求は調査をするという保険会社もあります。

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補足:待機期間不適用特約とは何か?

多くの会社で待機期間が設定されているということがわかりましたね。


しかし、この期間を設定されていても、その期間に保険金を支払ってもらえる方法が1つあるのです。


それは加入するプランに、待機期間不適用特約をつけることです。この特約を契約の際に付けることにより、この期間中にかかった病気を補償してくれるのです。


全ての保険会社のプランでこの特約をつけることができるわけではないので、事前に確認しましょう。


もちろんこのような便利な特約をタダでつけられるはずもなく、保険料が高くなってしまうことには注意してください。


個人的には、このような特約をつけることは不要だと思っています。


理由は、どうしても待機期間がないプランが良いのなら、先ほど説明したFPCなどの保険に加入した方が、余計な保険料も払う必要がないためです。


すでに保険会社を決めており、なおかつ待機期間は絶対にない方が良いという方は、保険料も考慮して検討してください。

ペット保険を選ぶ際に考慮するべきこととは?

ペット保険を選ぶ際には、補償内容や補償割合、保険料など、さまざまな要素を比較する必要があります。


では加入を検討するとき、待機期間はどの程度考慮すれば良いのでしょうか。


私が選ぶ際に重要なことを順位づけするとしたら、以下のようになります。

  1. 加入条件
  2. 補償内容、補償割合、保険料
  3. 保険金の請求方法
  4. 待機期間など
このように、選ぶ際の基準として、優先順位は高くないと思います。

補償内容や保険料が良ければ、多少待機期間が長くても加入するべきでしょう。

保険金が支払われない期間中の病気やケガが本当に心配な場合は、待機期間のない保険を選ぶか、前で説明した特約をつけるなどすれば良いでしょう。

ペット保険の選び方については、以下の記事で解説しています。気になる方は、ぜひ参考にしてください。

ペット保険の選び方のサムネイル画像

【獣医師執筆】ペット保険の失敗しない選び方|5つのポイントを紹介

まとめ:ペット保険の待機期間は保険会社によって違う!

いかがでしたか?この記事では、待機期間について、その必要性やそれぞれの会社の違いを解説してきました。


今回の記事のポイントとしては、

  • 待機期間は病気になっても、保険金を支払ってもらえない
  • 病気の潜伏期間を考慮して、待機期間は設定されている
  • 一般的に待機期間は30日、ガンの場合は60日から120日
  • 待機期間があるのは初年度のみ
  • 待機期間不適用特約があれば、待機期間も病気が補償される

以上です。


ペット保険の待機期間について、加入しようと考えている人には是非知ってもらいたい情報です。


ワンちゃんネコちゃんは具合が悪くても、自分で訴えることができません。飼い主さんがいつもと様子が違うと感じてからは遅いのです。


健康なうちにペット保険に入り、待機期間も安心して過ごせるように早めから準備しておいてください。


MOFFMEでは、この記事の他にも役に立つ記事を多数掲載していますので、是非ご覧ください。

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