内容をまとめると
- すでに病気の場合でも、ペット保険に加入することはできる場合がある
- しかしその場合、かかっている病気は補償対象にはならない
- 以下のボタンからペット保険の一括比較が可能!
すでに病気にかかっているペットを飼われている飼い主の方は、病気でも入れるペット保険はあるのか気になりますよね。実は病気になってから加入できるペット保険もあるのです。この記事ではすでに病気の場合の保険会社の対応や加入する際の条件などについて詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬や猫がすでに病気でもペット保険に加入できる?加入条件を紹介!
記事モデル:ルカ&ココ
※記事モデルが病気というわけではございません。
ペット保険に加入したいと思っている飼い主さんの中で、ペットがすでに病気にかかっているため加入できないと思っている人も多いのではないでしょうか。
実際に加入を断られて、もっと早く加入していればと後悔する人も少なくありません。
もちろんペット保険には、飼っている犬や猫が若くて健康なうちに加入しておくべきです。
しかし、病気の種類や条件によっては、すでに病気にかかっていても加入できる場合もあります。
そこで今回は、
- すでに病気にかかっていても加入できる・できない病気
- 事前に持っている病気の告知について
- 加入に必要な告知事項
- 告知義務が生じる期間はいつからか
についてをご紹介します。
これを読んで頂ければ、どういった病気や条件だとペット保険に入れるのか、またすでに病気を持つペットは何を告知すれば加入ができるのかについて知ることができます。
ぜひ最後までご覧になり、参考にしてみてください。
また、MOFFMEでは「ペット保険のランキング」についても紹介しています。気になる方は一緒にお読みください。
すでに病気でもペット保険に加入できる!加入条件を確認しよう
まず、ペット保険の加入条件として、すでに病気にかかっているということがなく健康状態に問題がない健康体であることが必須です。
この点に関しては、人間の保険と一緒です。
しかし、すでに病気になっていても既往歴の内容によって変わります。
保険会社や病気の種類にもよりますが、
- 問題なく加入できる場合
- 条件付きで加入できる場合
- 加入できなくお断りされる場合
があります。
ここでは、
- 加入を断られる病気
- 条件付きで加入できる可能性のある病気
- 完治している病気
ペット保険の加入条件については以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にしてみて下さい。
加入条件①すでに病気だとペット保険に加入できない場合
基本的な考え方としては死に至る重篤なもの、またはその他の病気併発の恐れがあるホルモン系の病気にかかっていると加入できない場合が多いです。
こういった病気にかかっているペットを加入させてしまうと、治療費への補償が増え、保険会社が不利益を被るためです。
加入条件②すでに病気でも補償条件付きでペット保険に加入できる場合
- 骨折
- 股関節形成不全
- 白内障
- 緑内障
- 皮膚疾患
以上の病気は、犬や猫の発症する可能性が非常に高いものです。
これらは再発性の高い病気が含まれていますが、病気があっても特定傷病除外特約というものをセットにすれば契約できる保険会社もあります。
特定傷病除外特約とは、申し込み時にすでに病気だと申告した場合に、保険証や保険証券等に記載された特定の病気については病院で診療を受けたとしても、その費用に関しては保険金は支払われないという特約です。
お申し込み時、再発性の高い傷病の既往歴がある場合に付帯されるものとなります。
つまり、申告した病気以外の治療費については補償されるため、他の病気のリスクに対応することができます。
該当するかどうかは、保険会社によっても変わってきますので、すでに病気にかかってしまっているペットの飼い主は契約予定の保険会社に確認してください。
以下のボタンから、加入を検討している保険会社の加入条件を質問できます。ペットが病気にかかっており、加入できるかどうか確かめたい方はぜひ活用してください。
先天性疾患などがある場合は加入できる?
ペット保険に加入する際には、先天性疾患の有無も聞かれます。
もし過去に先天性の疾患や異常があると診断された場合、普通の病気と同じ扱いになり、加入できない、もしくは条件付きで加入を認められます。
また、ペット保険に加入した後に先天性疾患などが見つかることがあります。これについては、補償の対象となる場合が多いです。
しかし、ペット保険は1年ずつ更新があるため、翌年その病気が補償対象外となる、または契約の更新を拒否されるといった対応が取られる可能性が高いです。
先天性疾患については、以下の記事でより詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。
補足:病気だったが完治している場合は加入できる?
ペット保険に入りたいと思っていても、すでに病気になっていると病気によってはペット保険に入れないものがあるということがわかりました。
となると、以前病気にかかっていて、今は完治していても、ペット保険に加入を断られてしまうことがあるのでしょうか。
これはどのような病気かによりますが、保険申し込みの告知書にて保険会社が判断することになります。
完治している場合や再発の可能性が低いものは加入できる可能性が高いです。
ただし、かかったことのある病気が除外される条件がついたり、その病気になった部位が除外される条件付きになるかもしれませんので、ペット保険会社に相談してみて加入できるか相談してみてください。
すでに病気にかかっている場合は必ず告知する!審査はごまかせない!
ペット保険に入る際にはまず、保険会社にペットの種類や年齢とともに申し込んだときの健康状況と今までの既往歴を連絡します。
ペットの情報の告知内容が加入の可否や保険料を決める重要な手がかりとなります。判断基準は異なるので、1つの保険会社の審査から落ちても、他の保険であれば加入できる場合も十分ありえます。
契約者自らが申告する場合と、医師の診断書が必要な場合がありますので、いずれにせよ、きちんと告知するようにしましょう。
告知義務については以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にしてみて下さい。
ペット保険加入の際の主な告知事項
- 名前
- 性別
- 生年月日
- 種別
- 品種
- 体重
- 保険会社指定の既往症がないか
- 同居ペットの健康状態
- 現在の傷病または通院歴
- 先天疾患の有無
- ワクチン接種の有無
- その他ペット保険に加入しているか
重篤な病気であれば期間に関わらず告知が必要
告知義務が生じる期間は病気によっても違いがあり、重篤な病気の場合は期間の制限なく告知が必要となります。
重篤な病気と言うのは保険への加入ができなくなってしまうような病気になり、
- 悪性腫瘍
- 腎不全
- 肝硬変
- 糖尿病
- 緑内障
- 白内障
などが挙げられます。
これらの病気はあくまで一例となっており、保険会社によって告知が必要な病気の種類は変わってきます。
このような保険加入に関係するような重篤な病気の場合は、かかった時期に関わらず告知が必要となるのです。
過去3ヶ月や6ヶ月以内に予防目的以外で病院に行ったら告知が必要
年に1回のワクチン接種や、健康診断に言った場合にも告知は必要なのでしょうか?これらの予防目的のために病院へ行った場合は告知の対象にはなりません。
告知の対象になるのは予防目的以外で病院に行った場合になります。
では、どれくらいの期間告知義務が発生するのでしょうか?
期間は保険会社によって違いがありますが、
- 過去3か月間
- 6か月以内
などとなっており、これらの期間に予防目的以外で病院を訪れた場合は、告知の必要があるのです。
補足:嘘の告知はバレる?告知義務違反とは
契約者には告知義務があることを紹介しましたが、保険に入りたいがために、すでに病気なのに病気であることを伝えずに保険に加入した場合、バレてしまうのでしょうか。
既往歴やすでに病気であることを告知しないことは、告知義務違反になります。
保険会社は保険金の請求があった時に審査を開始します。
審査は、かかっている動物病院の獣医師などに細かく確認をとるので、嘘の告知や重大な内容を告知していなかったことなどは簡単にバレてしまいます。
意図的か否かは関係ないため、うっかりミスでは済まされません。
告知義務違反が発覚した場合、せっかく契約した保険の補償が受けられない可能性があります。
しかも、最悪の場合は保険の契約解除となる重要な違反となりますので、注意しましょう。
ペット保険加入時の注意点や選び方
ペット保険に加入する際にはすでにかかっている病気の告知が重要であるという話をしてきました。
では、実際にどのような保険を選ぶべきなのでしょうか。
すでに病気を持っているペットの場合、加入条件を見ることは必要不可欠です。自分のペットが加入できるのかここで確かめます。
他にも、
- 補償内容
- 補償割合
- 保険料
加入条件に健康診断がないペット保険
ペット保険に加入する最適なタイミングはいつ?
それでは、ペット保険に加入するのはいつがいいのでしょうか。
答えとしては、若くて健康なうちに加入したほうがいいということになります。
よく高齢になり、病気にかかりやすくなる前に加入すれば大丈夫と考えている人がいます。
しかし、幼いペットも動物病院にかかる頻度は高いですし、先天性疾患が発症してしまうとそこから保険に入るのは難しくなってしまいます。
また、最近は飼育環境がよくなり、医療技術がすすんだことによって、ペットが長寿命化しています。
年齢が高くなるにつれてだんだんと病気をすることが増えてきますが、高齢になってから新規に保険に入るのは難しくなっています。たとえ健康であっても加入には年齢制限が設けられているからです。
また、病気になってからでは、その病気への補償はされません。
病気になる前にペット保険に加入することが、飼い主とペットのためにもなります。
まとめ:すでに病気でもペット保険に加入できる場合がある!
今回の記事では病気だったり、すでに病気になっているが完治しているペットがペット保険に加入できるのかについてみてきました。
今回の記事のポイントは、
- すでに病気にかかっている場合、条件付きで加入できることが多い
- 完治している場合、病気でも入れる保険はある
- ペット保険加入時には既往症や治療中の病気は絶対に告知する
- 病気になってからでは遅いこともあるため、若くて健康なうちにペット保険の加入を検討することが重要
以上の点です。
すでに病気になってからでも、病気でも入れるように努力しているペット保険もあります。
気になるペット保険が見つかったら、除外になっている病気でなければ入れる可能性がありますので、是非問い合わせしてみてください。