トイプードルの耳はどんな耳?構造や耳のケア方法を徹底解説!のサムネイル画像

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犬の耳は適切なケアをしないと様々なトラブルを引き起こします。トイプードルのような垂れ耳犬種は特に耳のケアに注意する必要があります。今回のMOFFME記事では、トイプードルの耳の構造や耳のケア方法について詳しく紹介していきます。

この記事の目次

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トイプードルの耳の構造や耳のケア方法について詳しく紹介!

犬の種類でも、トイプードルは人気のある種類のひとつですよね。そんなトイプードルの耳は他の犬と違って垂れていることが特徴です。


トイプードルを抱っこした際に、耳から何やらニオイがする時は耳の中でトラブルが起きている可能性があります。


では、垂れている耳のケア方法をご存知でしょうか。垂れているからこそ、耳のケアの仕方が他の犬と異なってきます。


今回MOFFMEでは、

  • トイプードルの耳の構造
  • トイプードルの耳掃除の方法
  • トイプードルが注意すべき耳の病気
について解説していきます。

もしトイプードルを飼いたい、もしくは興味があるという方は、ぜひこの記事をお役立ていただければ幸いです。

またMOFFMEでは、「トイプードルのペット保険ランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

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トイプードルの耳の構造について解説

はじめにトイプードルの耳の構造について解説していきます。かわいらしく垂れている耳はどのような構造になっているのでしょうか。


垂れ耳の場合は、耳の中が蒸れやすいといわれています。そのため、菌の繁殖がしやすいことから、外耳炎などのトラブルが多いとされています。


ここでは、

  1. トイプードルの耳の構造「外耳」「中耳」「内耳」
  2. 垂れ耳の犬は耳のケアが大切
について解説します。

愛犬についてよく知ることは大切なことですよね。構造を理解すれば、ケアがしやすくなるかもしれませんので、よく読んで愛犬の理解を深めてください。

トイプードルの耳の構造は「外耳」「中耳」「内耳」に分けられる

トイプードルの耳の構造は、「外耳」「中耳」「内耳」に分けられています。それに加えて、「外耳道」と「鼓膜」があります。トイプードルが特徴的なのは「外耳道」と呼ばれる器官で、これは外耳に属していて、いわゆる耳の穴に相当する部分のことです。


外耳道はL字型になっています。その一番奥に鼓膜があるため、外から直接鼓膜を見ることはできません。また、異物の侵入を防ぐため、耳の中にも毛が生えています。


犬の耳の構造はこのようになっていますが、トイプードルは耳が垂れているので蒸しやすくなっています。そのため、L字型の外耳道に細菌感染を起こしやすいと言った特徴があります。

トイプードルのような垂れ耳犬は耳のケアが大切

先ほども解説したように、トイプードルのような垂れ耳の犬は、耳の中が蒸しやすくなっています。菌の繁殖によって外耳炎などの細菌感染がとても起こりやすいです。


また、犬は耳の中にも毛が生えると解説しましたが、トイプードルも放っておくと耳の中の毛が次々と生えてきます。多くの毛が生えているところに菌が繁殖してしまうととても不衛生です。


そのため、定期的に毛の処理や耳のケアをする必要があります。特に、高温多湿な地域や湿気の多くなる梅雨や夏場は注意が必要です。

トイプードルの耳掃除方法を紹介

トイプードルのような垂れ耳はお手入れが大切だということをお伝えしてきました。では、実際に家庭ではどのように耳のお手入れをしていったら良いのでしょうか。


ここでは耳掃除の方法を紹介します。

  1. 用意するもの
  2. トイプードルの耳掃除の方法

外耳炎や内耳炎など、耳のトラブルを起こさないためにも、愛犬の耳を清潔に保ってあげるようにしましょう。耳掃除の頻度は1週間に1回程度が良いとされています。

頻度が多すぎても炎症を起こす原因となるので、やりすぎも注意です。しかしながら、耳の状態を把握したり、耳に触れられることに慣れたりするためにも、耳のチェックはできるだけ毎日おこなってください。

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用意するもの:耳洗浄液とコットン

トイプードルの耳掃除をするときに必要なものは、耳洗浄液(イヤークリーナー)とコットンです。


耳洗浄液はペットショップや動物病院にて購入することができます。獣医師が推奨しておるものもあります。


コットンは柔らかく小さめにカッティングされているものを選んでください。

トイプードルの耳掃除方法

耳掃除を始める前に、まずは耳のチェックをおこないます。耳垢や臭い、炎症などをチェックするようにしてください。


次に耳洗浄液を耳の中に数滴垂らし、耳の付け根をマッサージします。これは液を耳に馴染ませるためです。


コットンを準備し、耳の中から出てきた汚れを拭き取るようにします。耳洗浄液は耳の中の汚れを浮き出させる効果があり、耳の中で固まってしまった汚れも綺麗に取ることができます。


また、耳掃除を無理におこなうことはやめましょう。無理におこない炎症を起こしたり、愛犬が嫌な思いをしたりすることがあります。


注意点は、強く擦らない・見えない奥までは掃除しない・できないと判断した場合は病院やトリミングサロンへお願いすることです。


もし、耳掃除をした後に耳を痒がっていたり、悪臭がしていたりするなどの症状が治らない場合は、動物病院を受診することをオススメします。


耳掃除の後にできるようであれば、耳毛の除去をおこないましょう。愛犬がリラックスできるようにし、声かけを優しくおこないながら少しずつ抜くようにしてください。


耳毛の除去も無理におこなう必要はありません。性格によっては嫌がる犬もいますが、慣れてくると気持ちよくて寝てしまう犬もいるようです。

トイプードルが注意すべき耳の病気を紹介

トイプードルの耳掃除を怠ってしまうと、細菌による耳のトラブルを起こす可能性が高まります。

  1. 耳ダニ
  2. 外耳炎

耳ダニに感染すると、耳の中に大量の垢が溜まります。また強い痒みが症状として現れます。


耳ダニの感染から外耳炎になることがあります。耳ダニの治療法は、耳の中の洗浄とダニの駆除です。


また、外耳炎に感染すると、耳の中には悪臭のする垢が溜まります。痒みから耳を引っ掻いたり、頭を降ったりするような動作をすることがあります。


病気の悪化防止のためにも、日頃から耳掃除などのケアをしてあげましょう。

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まとめ:トイプードルは定期的な耳掃除が大切

トイプードルの耳の構造やケアなどをお伝えしました。


この記事のポイントをまとめます。

  • トイプードルのような垂れ耳は、蒸れやすい
  • 蒸れると細菌感染を起こす可能性がある
  • 耳掃除には耳洗浄液とコットンが必要
  • 耳洗浄液は汚れを浮かす効果がある
  • 愛犬が嫌がる場合は無理に耳掃除をしない
  • 注意すべき病気は耳ダニ・外耳炎
いかがでしたでしょうか。

トイプードルに限らず、垂れ耳であるシーズー、アメリカン・コッカー・スパニエルなどの犬種も同じように耳のケアが必須です。

犬の耳掃除は慣れてしまえば手軽におこなうことができます。愛犬の健康維持のためにも、日頃から耳のチェックやケアを怠らないようにしてください。

耳のケアで少しでも不安なことがある場合には、動物病院に相談するようにしましょう。この記事が少しでもトイプードルの飼い主さんのお役に立てば嬉しいです。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しております。ぜひ参考にしてみてください。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。