内容をまとめると
- 子猫の便秘の原因として、運動不足やストレス等が考えられる
- 子猫が便秘になった際は、水分補給や肛門のマッサージを行うと良い
- 便秘の際は巨大結腸症という病気も考えられるので、放置するのは絶対ダメ
- 子猫のうちからペット保険に加入しておくと万が一の際も安心
- MOFFMEのペット保険一括比較サービスを一度利用してみるのもおすすめ
子猫の便秘の理由をご存知ですか?1週間もうんちが出ない、お腹パンパンで食欲不振、といった症状が続いたら心配ですよね。また綿棒やオリーブオイルで便秘を解消させることは可能でしょうか。この記事では子猫の便秘について、その原因や効果的な対策について詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる子猫の便秘の原因とは?うんちのさせ方や考えられる病気も解説!
皆さんは子猫のお世話をした事がありますか?生後1ヶ月を過ぎたあたりから、ヨチヨチと歩いて好奇心旺盛になります。
そして食事もミルクから離乳食へと変わり、排尿は排便の回数も少しづつ変化します。
ですが、子猫の場合、様々な事が原因で便秘になってしまいがちです。
そこで今回「MOFFME」では、
- 子猫の便秘の詳しい症状や便秘になってしまう原因は何?
- 万が一便秘になってしまった時の解消法は肛門を優しくマッサージしてあげるといい。
- 便秘は病気が原因で起こる可能性もあり、最悪の場合死ぬ危険がある。
子猫の便秘とは?原因や何日間で便秘と判断されるのかも解説!
子猫は1日に数回排便をしますが、1日に一度も便を出さなかった場合は便秘を疑うべきなのでしょうか?
様子を見るべきか、病院に連れて行くべきか、子猫が便秘になってしまう事が初めての人は、戸惑ってしまうものです。
そこで、まず初めにこの項では、
- 子猫が便秘の判断をする目安について
- 子猫が便秘になる原因を理由別に解説
子猫の便秘はどう判断する?症状・日数から判断する方法を解説!
子猫が急に排便をしなくなったら心配ですよね。便秘気味な時の便の状態は、コロコロとしたウサギのような便をしています。
また、便に水分があまりなく、見るからに固いのが見て伺えます。症状が酷くなると、便を出す事ができなくなり便秘になります。
健康な猫の場合は、1日に多くて2回程排便をしますが、子猫の場合は、それより多く、1日に数回も排便します。なので、2日便が出なければ便秘と判断していいでしょう。
人間が触って確認できる場合があり、子猫のお腹を触って、固い物が確認できた場合、便の可能性があるので出してあげなければいけません。
お腹を触って確認する時には、強く押し過ぎてしまうと、お腹を痛めてしまう可能性があるので、優しく触って確認する様にして下さい。
子猫の便秘の原因は何がある?理由別に詳しく解説!
食べ物による便秘
ミルクを飲んでいる時や、離乳食の頃は水分が多く含まれた食事をしていますが、ドライフードに切り替わった際は、ご飯以外に十分な水分を摂る必要があります。
子猫がいつでも好きな時に水分補給できる様、水飲み場の確保と、水が空にならないように確認しておきましょう。
ストレスによる便秘
子猫の便秘の対処法とは?3つの対策について徹底解説!
ここまで、便秘になってしまう原因や便秘と判断するおおよその目安を解説しました。ですが、いくら気をつけていても、子猫が便秘になってしまう事もあります。
そこでこの項では、
- 子猫の便秘には、優しくマッサージをして解消!
- 水分補給は子猫にとってとても大切。
- ストレスは子猫の天敵!十分な運動をさせてあげましょう。
①:お腹や肛門付近をマッサージで刺激してあげる
便秘が疑われる時には、まずはお腹を触ってみましょう。優しく触ってみて、お腹がいつもよりも固いと感じたら、マッサージしてあげる事が効果的です。
手を温めて、お腹を優しく丸を描く様にゆっくりとマッサージしてみましょう。猫が嫌がるようであれば、無理にしてはいけません。
なるべく猫が機嫌が良く、リラックスしている時にマッサージを行うといいでしょう。
また、直接肛門を刺激する事で便秘を解消できる場合もあります。濡らしたガーゼやコットン、オリーブオイルをつけた綿棒など肌に優しい物を濡らし、肛門をトントンと優しく刺激してみましょう。
この時絶対に力を強く与えてはダメです。あくまでも優しく刺激してあげましょう。もしくは、優しくさすってあげるなど、刺激を与える事で便意を促す事ができます。
長時間マッサージや肛門の刺激をしてしまうと、子猫の皮膚を傷つけてしまったり、痛い思いをしてしまう可能性があるので、数分を何度かに分けて行う方が、子猫に負担がありません。
②:水分を多めに与える
便秘になると、カラカラの乾燥した便をする事があります。水分がなく、小さくて固い便です。
その様な時の便秘は、水分不足が原因の可能性があり、水分を多めにとる事で解消される可能性があります。
ドライフードになると、ミルクや離乳食で補っていた水分が不足してしまいがちです。ドライフードになった頃に便秘になる子は多くいます。
また、子猫は好奇心旺盛で、体をよく動かして、家の中を冒険する様になります。
運動した分、多くの水分が必要になりますので、いつでも好きな時に水分を摂取できるように、水飲み場を確保しておきましょう。
また、水飲み場はいつでも新鮮な水が飲める様、水を取り替えたり、猫専用の給水器などもあるので、検討してみてはいかがでしょう。
③:運動不足、ストレスを解消させてあげる
子猫は運動不足になると便秘になってしまいがちです。月齢によって行動範囲は違いますが、大きくなるに連れ、それだけの運動量が必要になります。
部屋の中をできるだけ、猫が遊べるスペースやある程度走れる場所を確保してあげる事が必要です。
ミルクを飲んでいる頃は、小さいゲージなどの広さで十分でしたが、ある程度、一人でしっかり歩けるようになる頃は、ゲージから出し、運動させる事が大切です。
また、ストレスが溜まって便秘になってしまった場合は、ストレスを解消させてあげなければいけません。
猫のストレス解消法については以下の記事で詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
補足:人間用の整腸剤や浣腸を猫に使うのは危険!
子猫が便秘になってしまったからといって、猫に人間用の整腸剤や浣腸を使用するのは絶対にダメなのでやめて下さい。
人間用の浣腸は猫に使うと危険な副作用が出てしまったりする可能性が高いのです。万が一使ってしまうと、命を落としてしまう事がある事を覚えておきましょう。
また、整腸剤も同様に、猫に重篤な副作用が出る危険があるため、絶対に使ってはいけません。
浣腸や薬などは、きちんと猫用のものを病院で処方してもらえるので、便秘が解消されず心配なときには、動物病院で診てもらうのが賢明です。
獣医師に浣腸をしてもらうか、お薬をもらうかの判断を仰ぎましょう。あくまでも、自己判断で、人間用のものを大替して、猫に使う事は絶対にいけません。
子猫の便秘として考えられる病気は?治療内容や費用の目安も解説
ここまで、子猫が便秘になってしまう原因や、解消方法について解説してきました。ですが、それでも便秘が解消されない場合は、病気の可能性もあり得ます。
判断を誤ってしまうと命に関わる事もあるので、ただの便秘などと思わず、注意して子猫の様子を見る事が大切です。
そこで次の項では、
- 便秘は子猫の病気の可能性もある!最悪の場合、死に至ることも。
- 病気になると気になる治療費。高額な場合数十万もする!
子猫の便秘の原因で考えられる病気は?死ぬ恐れもあるので要注意
子猫の便秘で疑われる代表的な病気には、巨大結腸症という病気があります。
この病気の特徴は、便秘を繰り返すと、腸に便がどんどんと溜まっていき、腸が大きく広がり腸の働きが悪くなり、さらに便秘を悪化させてしまうという、怖い病気です。
便秘を繰り返すうちに結腸が広がって不正常となり、結腸の周りの神経や筋肉などの衰退させます。
便をどんどん溜め込み、出したいのに出せなくなり、腹痛や嘔吐、食欲不振となり、最悪死ぬ恐れがり、早期発見がとても大切です。
重症になってしまう前に、便秘が解消されなかったり、便秘を繰り返す様であれば、病院で検査して貰う事をお勧めします。
一度この病気になってしまうと、完治する事はとても難しい病気と言われています。生涯向き合っていかなければならず、治療費もかかる事が想定されます。
動物病院での治療内容とは?費用の目安についても紹介!
巨大結腸症になってしまうと、自然治癒は望めません。病院での的確な処置が必要になります。
処置の内容としては、手術を行わない場合、浣腸やグリセリンなどを用いて、腸内に溜まっている便を取り除く処置をします。
また、内科的処置での治療が望めない場合、手術をして治療を行います。巨大結腸症により広がってしまった結腸を切除し、縫い合わせる手術を行います。
手術の場合、猫によっては、手術による合併症が起こる可能性もゼロではありません。
また、手術をしてもその後同じように便秘を繰り返し、同じ病気を再発させてしまう場合もあります。
いずれにしても、病院で診てもらう事は必要不可欠です。その場合、入院や手術など、高額な医療費が想定されます。
便秘の原因を調べる場合、レントゲンや診察など合わせて平均2万〜3万程度の診療費がかかってしまいます。
また手術の場合ですと、入院する事も想定され、10万前後のお金がかかります。犬には健康保険がないので満額自己負担です。
子猫が病気になった時、満足な治療を受けさせてあげる為にも、ペット保険に加入する事をお勧めします。
MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:子猫の便秘の原因・対処法とは?
いかがでしたでしょうか?
今回この記事では、
- 子猫の便秘の詳しい症状や便秘になってしまう原因は何?
- 万が一便秘になってしまった時の解消法は肛門を優しくマッサージしてあげるといい。
- 便秘は病気が原因で起こる可能性もあり、最悪の場合死ぬ危険がある。