注目記事:ゴールデン・レトリーバーのペット保険人気ランキングを確認する。ペットの病気・ケガの治療費は全額自己負担です。
ゴールデンレトリーバーの飼い方をご存知ですか?その飼いやすさから飼いたい人も多い人気の犬種ですが、大型犬ということもあって室内飼いができるのでしょうか。また飼う上での注意点も気になりますよね。この記事ではゴールデンレトリーバーの飼い方・育て方を解説します。
この記事の目次
目次を閉じるゴールデンレトリーバーの飼い方を解説!上手なしつけ方とは?
美しい毛並みと大きな身体が特徴のゴールデンレトリーバーは、ペットとして人気のある大型犬です。
かなり大きな犬種なので、室内飼いでのしつけ方や運動量、育て方について不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
オス・メスどちらが飼いやすいのかも、気になるところですよね。
この記事では、ゴールデンレトリーバーの飼い方を徹底解説します。
- そもそもゴールデンレトリーバーとは?特徴や寿命、性格等を解説
- お迎え方法や価格、必要なものを解説!
- ゴールデンレトリーバーの飼い方を徹底解説!食事量・運動量とは
- 子犬から成犬までにやるべきしつけとは
- 必要なケア、お手入れ方法とは?
- ゴールデンレトリーバーにはかかりやすい病気があるので注意!
そもそもゴールデンレトリーバーとは?特徴や寿命、性格等を解説
ゴールデンレトリバーとは、そもそもどんな犬種なのでしょうか。
飼いやすさや性格、寿命も気になるところですよね。
ここでは、ゴールデンレトリーバーとはどんな犬種なのかを紹介します。
- ゴールデンレトリーバーは飼いやすい?特徴や原産国、寿命を解説
- ゴールデンレトリーバーの性格を解説!オス・メスで性格も違う?
ゴールデンレトリーバーは飼いやすい?特徴や原産国、寿命を解説
ゴールデンレトリーバーは、19世紀半ばにスコットランドで生まれた犬種です。
1920年以前はゴールデンレトリーバーもしくはイエロー・レトリバーとして呼ばれていましたが、1920年にゴールデンレトリーバーの名に統一されました。
この犬種はイギリス系とアメリカ系の2種に分けられており、イギリス系は骨太な筋肉質で毛並みがウェービー、アメリカ系は細身の直毛でスタイリッシュな見た目なのが特徴です。
ゴールデンレトリーバーはオス・メスで大きさが異なる犬種であり、メスの方がやや小さくなる傾向にあります。
【ゴールデンレトリバーの平均的な体高と体重】
- オス:体高56~61cm・体重29~34kg
- メス:体高51~56cm・体重25~30kg
ゴールデンレトリーバーの性格を解説!オス・メスで性格も違う?
ゴールデンレトリーバーは盲導犬や介助犬にも適した、非常に従順で温厚な性格をしています。
ワーキングドッグとして古来から活動していたため、知能や訓練生性も高く飼いやすい犬種として人気があります。
寛容で周囲の状況に物おじせず、場の空気を読めるため多頭飼いにも向いているといえるでしょう。
元々水鳥の狩猟犬であったため、水が大好きでシャンプーなどを嫌がらない子も多いです。
なお、ゴールデンレトリーバーはオス・メスで性格の違いがある犬種です。
オスはやや強気な性格で、家族の上に立とうとする傾向が強く見られます。
一方、メスは愛情深く従順な性格であることが多いので飼いやすく、はじめてゴールデンレトリーバーを飼う方におすすめだといえるでしょう。
ゴールデンレトリーバーのお迎え方法や価格、必要なものを解説!
ゴールデンレトリーバーをお迎えするには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
お迎えができる場所や必要なものも、知りたいところですよね。
ここでは、ゴールデンレトリーバーのお迎え方法や価格、必要なものを紹介します。
- ゴールデンレトリーバーのお迎え方法、価格の相場を紹介!
- 飼う上で必要なグッズとは?
ゴールデンレトリーバーのお迎え方法、価格の相場を紹介!
ゴールデンレトリーバーをお迎えするには、ペットショップで購入するか、ブリーダーさんから譲り受けることになります。
価格の幅は非常に広く、10~30万と個体差があります。
これは、ゴールデンレトリーバーの子犬にはペットタイプとショータイプの子がいるためです。
ショータイプの子はドッグショーの基準に合うよう血統調整をされているため、価格はペットタイプと比べ高くなります。
【ゴールデンレトリバーのお迎え相場】
購入方法 | 価格の相場 |
---|---|
ペットショップ | 10~30万円 |
ブリーダー | 30万円程度 |
ペットショップでのお迎えはすぐに可能なことが多く飼育用品も揃えやすいです。
しかし、ゴールデンレトリーバーは大型犬のため数が少なく、取り扱いがない店舗もあるのがネックだといえます。
ブリーダーからお迎えした子は社会性が身につきやすいですが、予約や見学などのステップを経て、長い時間をかけてから子犬を選ぶ必要があります。
ペットショップ・ブリーダーはどちらも一長一短なので、あなたが好きな方から子犬をお迎えするとよいでしょう。
なお、子犬を選ぶ際には、以下の基準に目を配ると元気な子を選びやすくなります。
【ゴールデンレトリーバーの子犬を選ぶ基準】
- 毛にツヤがあり骨格がしっかりしている
- 目に濁りがなく鼻が湿っている
- 尻尾が長く耳が小さい など
ゴールデンレトリーバーを飼う上で必要なグッズとは?
ゴールデンレトリーバーを飼うには、以下の飼育グッズが必要です。
【サークル】
ゴールデンレトリーバーの飼い方を徹底解説!食事量・運動量とは
ゴールデンレトリーバーをお迎えしたら、食事や運動に気を配り健やかな生活をさせてあげたいですよね。
室内で飼うべきか・屋外で飼うべきか、どんな食事を用意すればよいかも気になるところです。
ここでは、ゴールデンレトリーバーの飼い方を徹底解説します。
- ゴールデンレトリーバーは室内飼いが理想的!適切な室温とは?
- 必要な1日の食事量はどれくらい?
- 1日の運動量、散歩の理想は?
ゴールデンレトリーバーは室内飼いが理想的!適切な室温とは?
ゴールデンレトリーバーは室内飼いができる大型犬です。
室内の気温は夏23℃前後、冬は15℃~20℃に保ちましょう。
特に夏のエアコンは、長毛で皮膚の分厚いゴールデンレトリーバーには必須です。
夏には適切な温度管理をしないと熱中症を引き起こす恐れもあるため、必ずエアコンを入れたうえで飼育を行いましょう。
室内飼いの際には、トイレのしつけや壁の引っかき防止、サークルでおとなしくさせるしつけも必要です。
しっかりしたしつけを子犬のうちから行い、ゴールデンレトリーバーと人間が室内で共に快適に過ごせるようにしましょう。
ゴールデンレトリーバーに必要な1日の食事量はどれくらい?
ゴールデンレトリーバーは大型犬に該当し、1日の食事もたくさん必要な犬です。
ライフステージや運動量、体重によっても必要な食事量は異なってきます。
以下の表を参考に、あなたのゴールデンレトリーバーに必要なカロリー量を把握しておきましょう。
【ゴールデンレトリーバーの食事量目安】
ライフステージ | 必要なカロリー量 |
---|---|
子犬 | 700~1300キロカロリー |
成犬(避妊・去勢なし) | 1200~2000キロカロリー |
成犬(避妊・去勢済) | 1000~1800キロカロリー |
シニア犬 | 900~1600キロカロリー |
ゴールデンレトリーバーに必要な1日の運動量、散歩時間とは?
ゴールデンレトリーバーは非常にアクティブで、運動量が多い犬種です。
朝と晩の2回、1時間ほどじっくり時間をかけて十分に散歩をさせてあげましょう。
より満足度を上げるために、休日にはドッグランに連れて行ってあげると運動不足を効果的に防止できます。
飼い主と遊ぶのも大好きな犬種なので、おもちゃで一緒に遊んであげるのもよいでしょう。
水遊びが好きな犬種なので、川や海、犬用プールなどで水遊びをするのも好みます。
熱中症対策をしっかりしつつ、夏は一緒に楽しく水遊びをするのもおすすめです。
ゴールデンレトリーバーの子犬から成犬までにやるべきしつけとは
ゴールデンレトリバーに必要なしつけは、どのようなものになるのでしょうか。
子犬から成犬になるまでの間のどこで、しつけをするべきなのかも気になるところです。
ここでは、ゴールデンレトリーバーの子犬から成犬までにやるべきしつけを紹介します。
- トイレのしつけ
- 無駄吠え、噛み癖等の問題行動のしつけ
①:トイレのしつけ
室内で犬を飼うには、必ずトイレのしつけが必要になります。
このしつけを子犬の頃からしっかり行っておけば、室内でも快適に犬が過ごしやすくなることでしょう。
トイレのしつけは、以下の手順で行います。
【トイレのしつけ方】
- あちこち動き回ったり臭いを嗅いだりし始めたらトイレに連れていく
- きちんと排泄できたら褒める事を繰り返す
- 失敗した場合は必ず汚れた部分を綺麗にふき取るようにする
②:無駄吠え、噛み癖等の問題行動のしつけ
無駄吠えや噛み癖などの問題行動は,子犬のうちにしっかりしつけておきましょう。
問題行動を放置したままワンちゃんが成犬になると、手が付けられなくなる可能性が大幅に上がってしまいます。
ゴールデンレトリーバーは大型犬なので、人に大ケガを負わせないよう特にしっかりしつけを行う必要があります。
噛み癖のしつけ、無駄吠えのしつけは以下の手順でしっかり行うようにしてください。
【ゴールデンレトリーバーの噛み癖のしつけ方】
- 噛んでも構わないおもちゃを与える
- おもちゃを噛んだら褒め、それ以外のものを噛んだら驚くふりをする
- 犬が噛んではいけないものを離したらしっかりと褒める
- まずは愛犬が吠えている原因を探る
- 人や物音に対し吠える場合は、「おすわり」「ハウス」などの指示を出す
- 興奮して吠えている場合は、愛犬の気持ちを反らすなどして落ち着かせる
- 吠えるのをやめられたら犬をしっかりと褒める
問題行動のしつけは、犬によっては難航することもあります。
どうしても愛犬が問題行動をやめない場合には、しつけのプロであるドッグトレーナーにしつけを依頼するのもよいでしょう。
ゴールデンレトリーバーに必要なケア、お手入れ方法とは?
ゴールデンレトリーバーは長毛の犬種であり、定期的なお手入れも必要です。
愛犬をいつも綺麗な状態に保つためにも、効果的な手入れ方法を知っておきましょう。
ここでは、ゴールデンレトリーバーに必要なケア、お手入れ方法を紹介します。
- 日頃のブラッシング、シャンプー
- 目や耳、爪のお手入れ
- 日頃の歯磨き
①:日頃のブラッシング、シャンプー
ゴールデンレトリーバーはダブルコートの犬種で、なおかつ長毛種です。
よって、ブラッシングは毎日丁寧に行う必要があるといえるでしょう。
毛が絡まるのを防ぐことはもちろん、健康的な皮膚を保つためにも毎日スリッカーとコームでしっかりブラッシングをしてあげてください。
美しい被毛を保つためのシャンプーは、月に1~2回行いましょう。
ゴールデンレトリーバーの毛は水をはじきやすいので、毛はしっかり根元まで濡らし、シャンプーを良く泡立ててから洗うようにしてくださいね。
すすぎ残しは皮膚トラブルを招くため、シャンプーは念入りに洗い流しましょう。
シャンプーを終えたらタオルでしっかり水気を切り、ドライヤーでしっかり毛を乾かしてあげてください。
②:目や耳、爪のお手入れ
目の周りや耳の掃除、爪切りなども犬を飼う際には必要なお手入れです。
目の周りに目ヤニが出ていたり、涙やけができていたりした場合には、濡らしたタオルで綺麗にふき取ってあげましょう。
ゴールデンレトリーバーは垂れ耳の犬種なので、耳が汚れやすくお手入れも必須です。
耳掃除の際にはコットンなどをイヤークリーナーで湿らせ、見える範囲の汚れを優しく拭いてあげてください。
大型犬であるゴールデンレトリーバーは、小さな爪切りでは爪を切るのが大変な傾向にあります。
ギロチンタイプやニッパータイプの大型爪切りで、しっかり爪を切ってあげましょう。
爪切りはかなり大変な作業なので、自分で切るのが難しいなら獣医さんにお願いするのもひとつの手です。
③:日頃の歯磨き
犬はわたしたち人間と異なり、歯周病を引き起こしやすい生き物です。
歯垢は2日ほどで歯石になり口内環境を悪化させるので、歯磨きは毎日行う必要があります。
歯磨きの際には犬用の歯ブラシを使い、細かなところまでしっかり磨いてあげるのが一番おすすめです。
しかし、ワンちゃんの中には歯磨きを嫌がる子も多くいます。
どうしても歯磨きを愛犬が拒むようならば、布状のもので歯をこするのも手です。
ゴールデンレトリーバーは大型犬なので、清潔な軍手を手にはめ歯をこするのもよいでしょう。
布も嫌がるようならば、ロープや歯磨きができるおもちゃを与えるようにしましょう。
ゴールデンレトリーバーにはかかりやすい病気があるので注意!
ゴールデンレトリバーには、かかりやすい病気がいくつかあります。
愛犬のかかりやすい病気を知っておけば、将来病気にかかった場合を想定し十分な対策・治療をすることが可能です。
ここでは、ゴールデンレトリーバーに多い病気を紹介します。
- ゴールデンレトリーバーのかかりやすい病気とは?
- 念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
ゴールデンレトリーバーのかかりやすい病気とは?
ゴールデンレトリーバーがかかりやすい病気は、以下の4つです。
【悪性腫瘍】
身体中のリンパが腫れる悪性リンパ腫や、骨にできるがんの骨肉腫に、この犬種はかかりやすい傾向にあります。
いずれの腫瘍も転移が早く、早期発見ができないと死亡する可能性も高い恐ろしい病気です。
【胃拡張と胃捻転】
胃にガスが溜まり拡張することで、胃がねじれてしまう病気です。
お腹が異常に膨らみ、苦しそうに何かを吐き出したがる素振りを見せます。
治療が遅れると死亡することもある、恐ろしい病気です。
【皮膚炎】
ゴールデンレトリーバーは皮膚が弱いため、皮膚炎にもかかりやすい犬種です。
シャンプーのすすぎ残しが原因で皮膚炎を起こしたり、垂れた耳に汚れが溜まり炎症を起こしたりすることが多いです。
【股関節形成不全】
股関節形成不全は遺伝性の疾患で根本からの完治は難しい病気です。
股関節の形成が上手くできておらず、歩行や座り方に異常がみられます。
【甲状腺機能低下症】
MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:ゴールデンレトリーバーの飼い方を徹底解説!
いかがだったでしょうか。
この記事のまとめは、以下の通りです。
- ゴールデンレトリーバーは19世紀半ばにスコットランドで生まれた長毛の大型犬
- 平均寿命は大型犬としては平均的な10~14歳
- 盲導犬や介助犬にも適した非常に従順で温厚な性格をしている
- オスの方がメスより大きく強気な性格
- お迎えにかかる費用は10~30万円とばらつきがある
- 飼育の際には体格に応じた大型のサークルやトイレ用品などが必要
- ゴールデンレトリーバーは室内飼育ができる大型犬
- 室内飼いの際には室温は夏23℃前後、冬は15℃~20℃に保つのが理想
- 1日に必要なカロリーは、去勢・避妊済の成犬で1000~1800キロカロリー
- 必要な運動量は多いので、朝と晩の2回、1時間ほどじっくり時間をかけて十分に散歩をしよう
- トイレや問題行動のしつけは子犬のうちにするのがおすすめ
- 長毛でダブルコートの犬種なので、定期的なお手入れは必須
- 悪性腫瘍や胃拡張・胃捻転などかかりやすい病気には注意が必要