犬の口唇炎をご存知ですか?細菌等により唇に炎症を起こすことが原因で、唇が腫れる等の症状がみられます。治療としては抗生物質や塗り薬を処方されます。この記事では犬の口唇炎について、原因から症状、治療法、治療費、予防まで詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬の口唇炎とは?原因から症状、治療法まで詳しく解説!
犬を飼っていると飼い主の口周りにトラブルが起こるように見えませんか?
犬の口まわりは皮膚が弱いので、すぐに炎症を起こしてしまいます。その中でも、よくあるのが口唇炎という病気です。
しかし、犬の口唇炎がどんな病気で、治療法や治療費、予防法などについて、知らないことも多いのではないでしょうか
そこで今回「MOFFME」では、犬の口唇炎について、
- 犬がかかりやすい口唇炎はどんな病気?自然治癒するの?
- 口唇炎にかかったらどんな症状が出るのか
- 口唇炎にかかったときの治療法や治療費、予防について
- いざというときのためにペット保険に加入しておこう
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読んでいただければ、大切な家族である飼い犬を口唇炎から守ることができ、辛い思いをさせなくてよくなります。
ぜひ、最後までご覧ください。
またMOFFMEではペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
犬の口唇炎とは?原因や症状を詳しく解説!
口唇炎という病気は、犬がよくかかる病気のひとつです。発症してすぐに治療すれば治りやすいですが、放っておくとどんどん広がり、皮膚が荒れて、治療が長引きます。
そこでまずは、
- 犬の口唇炎はどんな病気なのか
- 口唇炎が起こる原因はなにか
- 口唇炎にかかったら、どんな症状が出るのか
について解説します。
これを読んでもらえれば、口唇炎について理解でき、飼い犬のしんどそうな姿を見ることなく、早めに治療してあげることができますよ。
そもそも犬の口唇炎とは?自然治癒で治る病気なのか
犬がかかる病気のひとつに、口唇炎があります。口から下あごの部分に炎症が起こる病気で、赤く腫れたり、ただれたりした症状が出ます。
どこかにぶつけたりして傷ができ、そこから細菌などが入り込んだり、アレルギー反応で発症したり、体調不良などで口の周りが乾燥したりして起こります。
犬は、口のまわりの外側の皮膚部分がとても薄く、ちょっとしたことですぐに傷を作ってしまいがちです。
また、皮脂腺もなく、水分が蒸発しやすいため、乾燥によって傷ができてしまうこともよくあります。
口唇炎になったら、病院で抗生物質など薬を処方してもらってください。繁殖した菌を殺すことができます。
また、清潔にしておくことが大切なので、食後に必ず口のまわりを拭いてあげるといいでしょう。しわやたるみのある犬種の場合は、たるんでいるところもキレイにしてあげてください。
犬の口唇炎の原因は?細菌等による炎症が原因!
犬の口唇炎の多くは、物理的な衝撃によるものか、接触性口唇炎、アレルギー性口唇炎のどれかです。
物理的な衝撃については、木や芝生などに口をぶつけて傷ができ、そこから細菌が入ってしまい、炎症を起こしてしまうことがあります。
接触性口唇炎は、食物や金属、歯磨き粉などが口に触れて、炎症を起こす病気です。それらを取り除くことで、炎症はおさまってきます。
また、アレルギー性口唇炎は、アトピー性皮膚炎が口のまわりにも発症したものです。皮膚がカサカサになったり、乾燥してただれたりしてきます。
犬によっては、紫外線に弱く、日光を浴びていると口唇炎にかかる日光口唇炎などもあり、保湿や抗生物質の投与、紫外線や原因となる対象物から犬を遠ざけるなど、対処法もさまざまです。
犬の口唇炎の症状は?唇が腫れる等の症状を解説!
犬が口唇炎にかかると、症状として、口のまわりが腫れて赤くなってしまいます。進行してくるとただれたり、乾燥して皮膚がぼろぼろになったり、ひどくなると膿が出てきたりもします。
また、強い悪臭を感じられることもあり、歯周病と間違う飼い主もいるようです。
発症すると痛みが気になり、口元を足でかくようなしぐさが見られたり、口のまわりだけ毛が抜けてかゆみがでることもあるので、すぐに足を口に持っていこうとします。
加えて痛みやかゆみから、飼い主が触れようとすると嫌がるしぐさを見せることも多いです。
傷口を足でさわっていると、細菌が繁殖したりしてどんどん悪化してしまうので、そのような動作が見られたら、口唇炎を疑ってください。
犬の口唇炎の治療法、治療費、予防法を詳しく紹介!
知らないうちにかかってしまいがちな口唇炎。どんな治療法があり、どのくらい費用がかかるのかご存じですか。
また、できる限りかからないように、口唇炎を予防する方法も飼い主には知っておいてほしいと思います。
そこで次は、
- 犬の口唇炎の治療法や治療費について
- 口唇炎を予防する方法
以上について、解説します。
口唇炎は日々のケアでしっかり予防できますし、もしかかってもすぐに治療することができます。この記事を読んで、犬のケアの方法を改めて確認してみてください。
犬の口唇炎の抗生物質や塗り薬等の治療、治療費を紹介!
犬が口唇炎にかかった場合、治療法としては抗生物質や塗り薬、抗菌石鹸で清潔に保つなどがあります。
自然治癒では治りづらいので、まずは病院に行きましょう。そこで、抗生物質を処方されることがほとんどです。
また塗り薬や、口まわりを洗うための抗菌石鹸を渡されることもあります。特に食後は口まわりを清潔にしてあげることで、炎症をすばやく抑えることが可能です。
治療費は、入院などは必要ないことがほとんどなので、日帰りの診断代と処置費用、薬代で5,000円~6,000円ほどかかります。
あまりに症状がひどい場合は継続的な治療が必要になり、さらに費用がかかることもあるので気になったら早めに診療してもらってくださいね。
犬の口唇炎の予防は?口腔内を清潔に保つことが大切!
犬の口唇炎を予防するには、口の周りをきちんと清潔にしておくことが重要です。
口のまわりを清潔にすることも大切なので、毛をカットしたり、定期的に拭いてあげるなども効果的です。
また、長時間にわたって外出するときは、紫外線対策もしてあげてください。
早期発見・早期治療が大切なので、日頃から愛犬の様子・体調をしっかり観察するようにしましょう。
口唇炎にかかりやすい犬種や年齢、性別はある?
口唇炎は、口のまわりの炎症です。そのため、口のまわりが不衛生になりやすい犬種はかかりやすいといえるでしょう。
たとえば、犬は唇が垂れていますが、唇が大きいと、皮膚と皮膚のあいだに食べ物の残りかすや唾液が溜まり、そこから細菌が繁殖するケースがあります。
犬種でいうと、セント・バーナードや、コッカー・スパニエル、バセット・ハウンドなどが該当します。
また、口元の毛が長い犬種もかかりやすく、ウェストハイランドホワイトテリアやシュナウザーなどが当てはまります。
性別によるかかりやすさはありませんが、体力が落ちてくる老犬や、生まれたての子犬は免疫力が弱いので、細菌などには注意が必要でしょう。
もしもの時に備えてペット保険に加入しておくのがおすすめ!
口唇炎も、早期発見・早期治療であれば数千円ほどの治療費ですみますが、ひどくなってしまうと、通院や大がかりな検査などが必要になることもあります。
しかし、ペットには人間のような公的な医療保険がないため、治療費は100%自己負担になります。治療が長引くと、飼い主への負担も大きくなってしまうかもしれません。
そんなもしものときにそなえて、ペット保険に加入しておくのがオススメです。犬が若いときから加入しておくと、月々2,000円ほどの負担で、治療や入院、手術などの治療費の補償が受けられます。
どのような保険がいいのかわからない、というときは、MOFFMEをご覧ください。ペット保険に関する記事を多く掲載しています。
おすすめの保険や見積もりなども出すことができるので、ぜひ参考にしてください。
まとめ:犬の口唇炎とは?市販薬も使えるのか
犬の口唇炎の症状や原因、治療法などのポイントなどをご紹介いたしましたが、いかがでしたか。
この記事のポイントは、
- 犬は口唇炎によくかかるが、自然治癒はしにくい
- 口の周りを清潔に保つことや、かかっても早めに治療することが大切
- 早いうちなら治療費もそれほどかからないが、悪化すると通院なども必要になる
- いざというときのためにペット保険に加入しておくほうがいい
でした。
愛すべき飼い犬には、いつも元気でいてほしいですよね。そのために、日々のケアや様子の確認がとても大切です。
少しでも様子がおかしいと感じたら、動物病院にかかりましょう。口唇炎もひどくなると、なかなか治らず、犬も辛い思いをすることになります。
また、もしものときのために保険に加入しておくと、治療費などの補償もあり、安心して治療を受けられますよ。
MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。