猫の鼻腔内腫瘍についてご存知ですか?鼻腔内に腫瘍ができ、鼻血やくしゃみ、痛み等の症状が出ます。レントゲン検査等で診断され、放射線治療やステロイド等での治療が行われます。この記事では猫の鼻腔内腫瘍について、原因から症状、治療法や治療費、予防法まで解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫の鼻腔内腫瘍とは?余命はどのくらいなのか
猫の鼻腔内腫瘍という病気について知っていますか。
猫の鼻腔内腫瘍というと鼻の中にできる腫瘍を指します。猫の鼻腔内腫瘍は悪性が70~90%と高いため、注意が必要です。初期の症状では、鼻血やくしゃみがでて、鼻がつまるため食欲が減退したりします。
この病気は、レントゲンやCTなどで診断し、何かおかしいな思ったときには動物病院の受診をためらわないでください。
今回「MOFFME」では猫の鼻腔内腫瘍について紹介します。
- 猫の鼻腔内腫瘍の原因や症状について
- 猫の鼻腔内腫瘍の治療方法、治療費、予防法について
猫のがんは無治療で過ごすと余命は1ヶ月ぐらいです。ステージや症状の出方によってもかわりますが、鼻腔内腫瘍で治療をうければ、数ヶ月余命が伸びます。
初期の段階で発見できれば、猫の寿命を延ばすことができますので、ぜひ最後までお読みください。
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猫の鼻腔内腫瘍とは?原因や症状を詳しく解説!
猫の鼻血やくしゃみの原因になる鼻腔内腫瘍ですが、猫の鼻は小さくてかわいらしいのにがんができるなんて考えたくありません。
これから猫の病気を防げるように、猫の鼻腔内腫瘍について知っていきましょう。
- 猫の鼻腔内腫瘍の原因とは何か
- 猫の鼻腔内腫瘍の症状とは何か
猫の鼻腔とは、鼻の穴からのどまでをつなぐ空気の通り道のことです。鼻腔の周りにある骨で囲まれた空洞部分を副鼻腔といいます。この病気は鼻腔や副鼻腔にできる悪性の腫瘍のことです。これから詳しく見ていきましょう。
猫の鼻腔内腫瘍の原因は?
猫の鼻腔内腫瘍の原因ははっきりとはわかっていません。
しかし、住んでいる場所の空気が悪くなっていること、たばこの煙などがリスクを高めていると言われています。
一般的に猫の病気の原因として、遺伝的要素、肥満、猫用でない食べ物の摂取、管理されている環境に影響されるとされます。これらのことを気をつけるだけで、病気のリスクを下げることができます。
人間のがんも原因がはっきりとわかってはいません。猫の場合も鼻腔内腫瘍の原因となるものははっきりわかりませんが、さけた方がいい物質は次の通りです。
- たばこの煙
- 殺虫剤
- 除草剤
- 石油ストープ
- 直射日光
- アスベスト
猫の健康は飼い主さんの心がけで変わってきますので、注意してあげてください。
猫の鼻腔内腫瘍の症状は?くしゃみや鼻血等の症状を解説!
猫の鼻腔内腫瘍の症状はどのようなものがあるのでしょか。
- 鼻血
- くしゃみ
- 鼻汁
- 鼻づまりによる呼吸困難
- 鼻づまりによる食欲減退
- やせてくる
- 発熱がある
こういった症状があります。
猫は鼻血がでることはほとんどなく、くしゃみをしたら鼻血がでたというような場合には鼻腔内腫瘍や歯の病気が隠れていることが多いです。
鼻腔内腫瘍の場合、鼻の中にがんができ顔や鼻が変形していきます。また外からみていてもしこりのようなものができているのがわかる場合もあります。
だんだんと周りに浸潤していき、骨などを溶かしていくと、激しい痛みがでるようになります。
顔や鼻の変形等の症状はかなり進行している状態なので、そうなる前に早期に発見できるようにしましょう。
猫の鼻腔内腫瘍の治療法や治療費、予防法を解説!
猫の鼻腔内腫瘍をさけるためにはどうしたらいいのでしょうか。
もしも、猫が鼻腔内腫瘍にかかったら、どうしたらいいのか前もって知っておき、すぐに適切な治療を受けられるように、知識を付けておくことは大切です。
また、鼻腔内腫瘍についての予防法も見ていきましょう。かからないように、小さいうちから危険な物には近づかないようにしつけをしておくことも、病気を防ぐためには大事なことです。
これから猫の鼻腔内腫瘍について、治療方法、治療費用、予防法について詳しく説明していきます。
鼻腔内腫瘍のステロイドや放射線等の治療と治療費を解説!
これから猫の鼻腔内腫瘍を治療するための方法を見ていきます。
まず、猫の鼻腔内腫瘍が疑われる場合、レントゲンやCT、針生検などで鼻腔内腫瘍があるかどうか、腫瘍が広がっていないかどうかを検査します。
猫が鼻腔内腫瘍と判断された場合は、
- 外科的手術
- ステロイド投薬
- 放射線治療
- 抗がん剤治療
猫の鼻腔内腫瘍の予防法は?初期症状に気づくことが大切!
猫の鼻腔内腫瘍の治療について説明しましたが、鼻腔内腫瘍を予防することが重要です。
猫の鼻腔内腫瘍は全体の猫の1%に満たず、決して多い病気とは言えませんが、病気にかからないように気をつけることは大切です。
しかし鼻腔内腫瘍は原因がはっきり解明されてはおらず、予防することが難しい病気です。
したがって早期発見・早期治療ができるように、日頃の観察をしっかり行っていくようにしましょう。
また鼻血が出る場合は鼻腔内腫瘍か歯周病などの歯の疾患の可能性が高いですので、注意してください。
鼻腔内腫瘍ができやすい猫種や年齢はある?
これから猫の鼻腔内腫瘍について、かかりやすい種類や年齢について紹介していきます。
実はかかりやすい猫種というのは残念ながらわかっていません。犬では鼻の長い犬種に多いのですが、猫は種類によって違いはありません。ですから、どの猫でも注意したほうがいいということなのです。
かかりやすい年齢は7歳以上が93%で、平均発症年齢は8歳~10歳となっています。
またメスよりもオスに発症例が多いと言われています。
猫が6歳以上になったら、毎年定期的に健康診断を受けておくことが、寿命を延ばすことにつながります。
もしもの時に備えてペット保険に加入しておくのがおすすめ!
これまで猫の鼻腔内腫瘍について、症状、治療法などについて紹介してきました。
ペットの治療は人間のような健康保険が使えないため、動物病院での支払いは高額になりがちです。しかも、鼻腔内腫瘍のような命にかかわる病気は、治療が長引き、高額な治療費がかかります。
かわいいペットのために、治療費がかさむことで受けられる治療をあきらめるということはとても残念なことです。
元気で、健康なうちに念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめです。
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まとめ:猫の鼻腔内腫瘍とは?完治する病気なのか
猫の鼻腔内腫瘍という病気について、説明してきました。
この記事では、
- 猫の鼻腔内腫瘍は猫の鼻にできるがんである
- 原因は詳しくわかっていないが、化学物質を避けたほうがいい
- 鼻血、くしゃみなどの症状がでたら、病院を受診しよう
- 病院ではレントゲンやCTなどで診断する
- 治療にはステロイド、放射線治療などがある
- 7歳以上の中高年の猫に特に注意しよう