
犬にポカリスエットやアクエリアスを飲ませても大丈夫です。しかし犬にとっては味付けが濃すぎるため、3~4倍に薄めて与えるのがおすすめです。熱中症や脱水症状などの応急処置として与えるのが良いでしょう。この記事では、犬にポカリスエットなどを与えても大丈夫なのかを解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬にポカリスエットやアクエリアスを飲ませても大丈夫なのか解説
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私達は夏場の暑い季節や、運動時の水分補給としてポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクをよく飲みます。
水分と、汗をかいて体から失われた塩分やビタミン補給としても重宝されます。
暑いと感じるのは人間だけではなく、例えば夏場の暑い時期にポカリスエットを犬に与えてもよいものでしょうか。
そこで今回「MOFFME」では
- 犬にポカリスエットを与えてもよいのか
- ポカリスエットを犬に与える時に気をつけなければならないこと
- ポカリスエットを犬に与える時の効果的なタイミング
犬にポカリを飲ませても大丈夫だが常用はNG
結論から言いますと、犬にポカリスエットを与えても大丈夫です。
しかし、人間が飲んでいる濃度のポカリスエットをそのまま与えるのはやめましょう。
そのまま与えますと犬にとって、含まれている成分の濃度が濃いためです。
その他にも与えても良いタイミングや気をつける事がいくつかあります。
以下に、ポカリスエットを犬に与えるときに注意しなければならない事を説明します。
ポカリスエットやアクエリアスは人間用
私達人間は体温調節として汗をかき、その汗が蒸発する気化熱によって体温を調節します。
ポカリスエットなどのスポーツ飲料は、汗によって失われた水分と塩分などのミネラルを補給するために作られています。
そのため市販のスポーツドリンクは、人間用に成分が調整されています。
その成分は点滴とほぼ同じですが、人間が飲みやすいように糖分や塩分が多く使用されているため、常用することは肥満や体調不良の原因となってしまうので注意が必要です。
熱中症や脱水症状の応急処置に
基本的に、犬の水分補給の方法としては水を与えることにしましょう。
スポーツドリンクは人間用に作られていますので、薄めて与えても大丈夫ですが人工甘味料や添加物はそのまま含まれています。
夏の暑い時期におこりやすい熱中症や脱水症状の応急処置として、ポカリスエットを与えることは有効です。
熱中症になるとうまく体温調節が出来ず
- 呼吸が荒く、よだれが多い
- ぼーっとしていたり、ふらふらして落ち着きのない様子
- ぐったりしていて元気がない
- 自分から食べ物や飲み物を飲みにいかない
- 嘔吐や下痢(血が混じることもある)
- 吐血、血尿
- 痙攣
- 歯茎が白くなる(チアノーゼ)
- 呼びかけに反応しない、失神
腎臓病(慢性腎不全)の犬には与えてはダメ!
慢性腎不全を患ってる犬にスポーツドリンクを与えるのは厳禁です。
慢性腎不全とは
腎臓の働きである
- 尿を作る
- 赤血球を作る
- 血圧を調整するホルモンをつくる
- ビタミンDを活性し、カルシウムの吸収をたすける
参考:犬用ポカリ「ペットスエット」
犬・猫用に成分を調整された「ペットスエット」という商品がポカリスエットの大塚グループから販売されていることをご存じでしょうか。
この犬用のスポーツドリンクであれば、人間用のスポーツドリンクを与えるより犬用に成分を調整されているためより効果的です。
ここでひとつ覚えておいてほしい事があります。
ペットスエットには人工甘味料としてアセスルファムKが含まれています。
アセスルファムK自体はキシリトールなどの他の人工甘味料とは違って犬のからだに直接悪影響を及ぼす成分ではありません。
気をつけなければならないことは、犬の食性が変化するのであまり頻繁にペットスエットあたえないように気をつけましょう。
食性とは、食べ物の種類や食べ方についての習性のことを指します。
犬は基本、雑食性ですが一番接種しなければいけない栄養素はたんぱく質です。
そして、俗に犬は甘いものが好きと言われています。
人工甘味料が含まれている甘いペットスエットをいつもあたえていると、本来犬のからだに必要な栄養素が含まれている食べ物を食べなくなる可能性があります。
犬用のスポーツドリンクもあたえ方に注意が必要です。
犬にポカリスエットを与えるべきタイミング
犬にポカリスエットを与えても大丈夫なのですが、水がわりに頻繁に与えるのは避けた方がよいです。
ポカリスエットに含まれている塩分、ミネラル、糖分、水分が効果的に犬のからだに働くタイミングがあります。
以下に、犬にポカリスエットを与えるべきタイミングを紹介します。
①熱中症の症状(下痢や嘔吐)が出ている場合
熱中症の症状が出ている場合、応急処置として与えましょう。
例えば夏の炎天下に長時間散歩にでかけて、熱中症になってしまった場合
- 下痢
- 嘔吐
②脱水症状の場合(ただし腎不全の場合はNG)
病気などで脱水状態になった場合に、ポカリスエット与えると効果的です。
犬も人間と同じように体のほとんどは水分で構成されています。脱水状態の時は、ポカリスエットの方が水より体に効率よく吸収されます。
理由は、ポカリスエットに含まれている電解質(ナトリウム)です。
体液に近い成分の電解質が入っているポカリスエットなら、体にあまり負荷をかけずスムーズに体へ吸収されるということになります。
また水だけ大量に飲んだ場合、体液が薄まるのを防ぐため脱水状態がつづいているのにノドの渇きがおさまってしまったり、逆に尿の量が増えたりするので注意が必要です。
しかし、腎不全の犬の場合はスポーツドリンクが体に負荷をかけてしまう逆の結果になってしまうのでやめましょう。
③低血糖症の場合
低血糖症の症状がでている犬に、ポカリスエットを与えると症状が改善されることがあります。
低血糖症とは
犬へのポカリスエットの与え方と注意点
犬にポカリスエットを与える時は、冷蔵庫から出してそのまま与えることはやめましょう。
ポカリスエットは犬用に成分が調整されていないので、実際にあたえる場合に注意しなければならないことがいくつかあります。
以下に、4つほど犬にあたえるときのポイントを紹介します。
3~4倍に薄める
ポカリスエットをあたえる場合は、3~4倍に水で薄めて与えましょう。
犬にポカリスエットをそのままですと成分の濃度が濃いめです。
犬は人間のように汗をたくさんかく動物ではないので、ポカリスエットをそのまま与えると塩分などの成分が過多になってしまいます。
一度にたくさん与えるのではなく、少しずつ適量与えることをすすめます。
常温に戻す
ポカリスエットは冷たいままではなく、常温にもどして与えましょう。
犬に冷たいまま与えてしまうと、冷たさでお腹をこわしてしまう可能性があります。
水分補給のためにポカリスエットを与えているのに、下痢をさせてしまっては効果が台無しです。
応急処置として、冷たいポカリスエットを急いで与えないといけない場合は常温の水でうすめることで温度も常温に近くなり成分の濃度も薄めることができます。
常用しない
水分補給のかわりとして、毎日ポカリスエットを与えることはやめましょう。
犬用のポカリスエットであっても、添加物が含まれているためです。
また、犬は甘いものが好きな動物です。
毎日甘い、ポカリスエットを飲んでいると通常の水分補給として水を飲まなくなる可能性があります。
水を飲める体調なのに、ポカリスエットを与えると糖分のとりすぎになります。
糖分のとりすぎは肥満につながるので、水がわりに与えることは控えましょう。
成分を確認してから与える
人間用のスポーツドリンクをあたえる時は、成分をよく確認しましょう。
一般的に犬に与えてはいけないものは
- ネギ類
- チョコレート
- ブドウ
- アボカド
- キシリトール
- 香辛料
- アルコール
参考:ポカリ以外の夏バテ対策
犬は体温調節がうまい動物ではなく、高温多湿の日本の夏は犬にとっては厳しい季節でしょう。
以下に、犬の為にできる夏バテ対策を紹介します。
水分が多い食べ物をあたえる
犬用スポーツドリンクの作り方を紹介
犬用のスポーツドリンクは手作りすることもできますので、作り方を紹介します。
(材料)
- 一度沸騰させた水・・・1リットル
- 蜂蜜・・・大さじ1杯
- 天然塩・・・小さじ1杯
犬にポカリスエットやアクエリアスを飲ませても大丈夫?のまとめ
今回この記事では、犬にポカリスエットやアクエリアスを与えても大丈夫なのかについてまとめました。
この記事のポイントは
- 犬にポカリスエットやアクエリアスを与えても大丈夫(成分をしっかり確認する)
- 犬に人間用のものを与える時は3~4倍に常温の水で薄めて与える
- 毎日ではなく、脱水状態など症状があるときに応急処置として与えることが望ましい