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フレンチブルドッグに必要な散歩の頻度や時間についてご存知ですか?フレンチブルドッグは小型犬だから散歩は不要だと思う方もいるでしょうが、犬の健康のためにも散歩は行った方が良いでしょう。この記事では、フレンチブルドッグに必要な散歩の頻度や時間等を解説します。
この記事の目次
目次を閉じるフレンチブルドッグに毎日の散歩は必要・不要?
フレンチブルドッグを飼っていると「小型犬だから毎日散歩する必要はないのでは?」と感じたり、「適切な散歩の時間や距離が分からない」という飼い主さんも多いようです。
体の小さな犬種ですので特に子犬の頃なら「家の中で自由に遊んでいれば十分では?」と思いがちですが、散歩はトイレの躾など犬にとって必要でとても大切なものです。
そこで今回MOFFMEではフレンチブルドッグの散歩の必要性や散歩時間、距離などについて
- フレンチブルドッグの散歩の意味
- フレンチブルドッグの散歩時間・距離・回数・頻度
- 散歩する際の注意点
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読んでいただければ、フレンチブルドッグの散歩の必要性など基本的知識を得ることに役立つかと思います。
またMOFFMEでは、「フレンチブルドッグのペット保険ランキング」に関しても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。
フレンチブルドッグの散歩の意味とは?トイレのしつけにもなる!
フレンチブルドッグにとって散歩は重要で必要な事です。
そもそも散歩をする意味とは
- 社会性を身につける
- リフレッシュ
- コミュニケーションをとる
- 肥満予防(健康維持)
- トイレの躾
などの意味があります。
フレンチブルドッグは体が小さいため、家の中でオモチャで遊べば飼い主さんとコミュニケーションをとることができますし、運動もできます。
しかし、家の中では他の犬、猫との出会いがないので社会性を身につける事ができず臆病な性格になることが多いです。
また、地面の温度や感触を感じ取り体で覚えたり、草の匂いを嗅いだり虫を見つけて自分なりに遊ぶなど外でしか感じられない刺激も多くあります。
広い芝生などを自由に走らせると自宅では見られないような楽しそうな表情をしていることもあり、散歩は犬にとって体にも脳にもいい刺激を与えることができるものといえます。
フレンチブルドッグの散歩の時間・距離・回数・頻度等を解説!
フレンチブルドッグに散歩は必要だということを解説しましたが、ではどのくらいの時間散歩させるのが理想なのでしょうか?
ここからは
- フレンチブルドッグの頃散歩デビューはいつから?
- フレンチブルドッグの年齢別、適切な散歩時間・距離・回数・頻度
を見ていきましょう。
フレンチブルドッグのお散歩デビューはいつ?
フレンチブルドッグのお散歩デビューはワクチンプログラムを終了後1,2週間後が適切だと言われています。
早く外で遊ばせてあげたい!と思うでしょうがワクチン接種前で、まだ抵抗力のない子犬が外で散歩をすると病気をもらう可能性があります。
また、散歩の時間は1日2回、30分程度を目安に行うのが理想ですが「絶対にこの時間、この回数の散歩をしなければならない」というわけではありません。
犬が嫌がるようなら無理に行く必要はありませんし、毎日同じ時間に散歩へ連れて行くと「散歩の時間だよ!」と催促するようになり無駄吠えを始めます。
犬もいつもと同じ時間に散歩へ連れて行ってもらえないとストレスが溜まるため、無駄吠えとストレスを無くすためにも散歩の時間と回数を決める必要はないことを覚えておきましょう。
フレンチブルドッグのお散歩①:子犬期
3ヶ月~1歳半の子犬期は「運動をさせる」というより「外の環境に慣れさせる」というイメージで10分程度、ゆっくり散歩を楽しませましょう。
フレンチブルドッグはそもそも足の関節が弱く、子犬の頃は特に骨格など股関節を痛めやすい時期です。
この頃はまだ、家の中や庭で遊んでいるだけで十分運動量は足りているので、無理にたくさん散歩をさせる必要はありません。
フレンチブルドッグのお散歩②:成犬期
2歳~5歳の成犬期になると、子犬の頃よりも動きが落ち着くため、脂肪が燃焼しにくくなります。
特にフレンチブルドッグは太りやすい体質で、油断するとすぐポッチャリ体型になってしまうためこの時期はしっかり運動をさせましょう。
散歩時間は1日2回、30分程度で散歩では歩く速度に変化をつけたり短いダッシュを散歩に取り入れるなどしてメリハリのある動きを取り入れた散歩がおすすめです。
ただ、太りやすいため健康維持のためにも運動は必要ですが、「走らせなきゃ」と焦る必要はありません。
基本的に普通に歩いてお散歩をしているだけで、犬は色んな物に興味を持ち動き回っています。
これだけでもしっかりと運動はできているので飼い主さんも愛犬とのお散歩時間を楽しめるようにしましょう。
フレンチブルドッグのお散歩③:シニア期
6歳以上のシニア犬になると、お散歩は運動を目的とするのではなくリフレッシュを目的とし、自宅の近くを数分ゆっくりと歩く程度にします。
リフレッシュさせることが目的ですので、犬が嫌がるようなら無理に散歩につれていく必要はありません。
また、シニア犬や怪我をしている場合は飼い主が抱っこをして散歩をしたり、カートに乗せて散歩をするだけでも十分リフレッシュできます。
フレンチブルドッグのお散歩の注意点は?
フレンチブルドッグは「短頭犬」という鼻が短い犬種のため、すぐに呼吸困難や熱中症にかかりやすすく散歩に行く際は得に注意が必要です。
特に注意したいのが
- 散歩をする時間帯
- 季節ごとに気をつける点
- 散歩で歩かなくなったり嫌がった場合の対処法
- 首輪・リードについての注意点
- 犬の歩き方で注意すべき点
です。
どのように注意するのか、詳しく見ていきましょう。
注意点①:抵抗力・免疫力が弱いので、散歩を始める時期に注意
特に子犬の時期は抵抗力、免疫力が弱いため必ずワクチンを接種してから散歩へ行きます。
ワクチンは生後2ヶ月で1回、3ヶ月と4ヶ月に1回ずつ分けて接種し、接種後2~3週間経てば散歩が出来ます。
ただし、ワクチン接種をしたからといってすぐに散歩できるわけではありません。
ワクチン接種直後は免疫力が弱くなり、体調が悪くなりやすく散歩、激しい運動、犬がストレスを感じるようなことは得に2~3日控えてください。
ワクチン接種前に散歩へ行った場合、様々なウイルス感染のリスクが高まります。
治療で治るものならいいですが、中には命に関わる病気に感染することも珍しくありません。
そのため、愛犬を守るためにも抵抗力、免疫力の弱い時期は特に散歩は注意しなければなりません。
注意点②:夏や冬の時間帯・気温に注意!服を着せるのもおすすめ
フレンチブルドッグだけに限った事ではありませんが、犬は人間よりもアスファルトに近い場所にいるため散歩の時間や気温にも注意しなければなりません。
春~夏の散歩は
- 早朝か夕方に散歩
- 日陰の多い公園や土の上を歩かせる
- 呼吸が荒くなる前に水分補給
気温が高いとアスファルトも高温になります。
人間よりもアスファルトの近くにいて熱を感じやすいフレンチブルドッグは熱中症になりやすいため、散歩する場所に注意しましょう。
秋~冬
- 寒すぎる時は散歩をしない
- 日が出ている時に散歩する
- 雨、風から守るため服を着せる
フレンチブルドッグは寒さに弱いため体温管理に注意する必要があります。
注意点③:散歩で歩かない・嫌がる等散歩が嫌いな犬もいる
散歩の途中で突然地べたに張り付くような体勢や、お座り状態で散歩拒否をすることもあります。
そんな時、無理にリードを引っ張ると肉球を傷つけたり首輪が締まって気管虚脱などを起こす可能性があり危険ですので絶対にしてはいけません。
散歩を嫌がったり、歩かなくなる主な理由は
- 外が怖い
- 歩きたくない・疲れた
- 散歩コースが気に入らない
- 怪我をしている・体調が悪い
などが考えられます。
まずは怪我がないか、体調が悪そうにしていないか確認しましょう。
外が怖くて散歩を嫌がる犬は散歩がストレスにならないよう、ゆっくり外に慣れさせてあげてください。
そして、散歩の途中で怪我もしていないのに座り込む行動をとる場合は、散歩量が合っていない可能性がありますので愛犬にあった散歩量を把握しましょう。
動かなくなってしまった場合は抱っこをしてもいいですし、気分転換に散歩コースを変えてみてはいかがでしょうか。
注意点④:散歩の際は必ず首輪(ハーネス)・リードをつける
外を散歩する際は首輪(ハーネス)とリードが必要です。
首輪(ハーネス)は拾い食いをしようとした際などに「ダメ!」と躾をしたり、愛犬が道路に飛び出すなど危険から守るためにも必要なものです。
しかし、特に子犬の頃は首輪を嫌がって無理やり首輪を抜こうとする子もいるため、お散歩デビュー前の自宅にいる時に首輪やハーネスに慣れる練習しておきましょう。
また、首輪(ハーネス)は緩すぎたりきつすぎたりしないよう体のサイズにあったものを選んでください。
注意点⑤:椎間板ヘルニア等がないか散歩中の歩き方にも注意する
椎間板ヘルニアは非常に強い痛みを伴い、症状は頚部で椎間板ヘルニアが起こった場合と胸腰部でおこった場合で異なります。
頚部の椎間板ヘルニアは痛みが強いですが麻痺症状が軽いため、歩き方はそれほど変わりません。
胸腰部の椎間板ヘルニアの場合、軽度なら体をかばうような歩き方をし、次第に足の麻痺、しびれの症状が現れ最終的に歩行が困難になります。
対処が遅れると一生歩けなくなる事もあるので、椎間板ヘルニア等がないか早期発見できるように散歩中は歩き方に注意しましょう。
また、椎間板ヘルニアはフレンチブルドッグがかかりやすい病気ですので普段から予防することも大切ですが万が一に備えペット保険に加入しておくとより安心です。
参考:もしもの時のためにペット保険に加入するのがおすすめ!
上記で解説した椎間板ヘルニアは、決して珍しい病気ではありません。
椎間板ヘルニアになった場合、症状が軽ければ温存治療で鎮痛剤の投与と2~4週間ケージの中で絶対安静ですが、症状が重い場合はMRIで検査し手術し外科治療を行います。
治療費は病院により異なりますが外科治療を行った場合の費用は
費用 | |
---|---|
診察料 | 1000円~2000円 |
MRI検査 | 5万円~ |
全身麻酔 | 1万5000円~ |
手術費 | 10万円~ |
その他入院費、血液検査などで30万円以上かかる事が多く、手術後も通院が必要になることもあります。
これらの高額な費用に備えるためにペットを飼うのならペット保険に加入するのがおすすめです。
また、ペット保険は病気だけでなくペット賠償責任特約もあるため、万が一散歩中に犬が人や他の犬に怪我をさせてしまった場合も保障されるので安心です。
まとめ:フレンチブルドッグに散歩はいらない?適切な散歩を解説
フレンチブルドッグの散歩の必要性と散歩の注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- フレンチブルドッグの散歩は社会性を身につけ、リフレッシュや躾のために必要
- 散歩デビューはワクチン接種後1~2週間後
- 子犬、成犬、シニアと年齢にあった運動量の散歩をする
- 散歩の時間帯は季節によって変え、熱中症と寒さ対策に気をつける
- 散歩中は歩き方に異変がないか注意する
でした。
フレンチブルドッグの散歩は飼い主との信頼関係を築く時間にもなるので大切してくださいね。
散歩中は歩き方や体調に異変がないか注意し、異変を感じた場合はすぐに病院へ行ってください。
ペットの治療費は高額になりがちですのでペット保険の加入もしておくことをおすすめします。