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柴犬の正しいしつけ方をご存知ですか?柴犬を飼おうとしている方はぜひ知りたいですよね。ただ柴犬のしつけは難しいとも言われていますが、果たしてどうなのでしょうか。この記事では、柴犬の正しいしつけ方としつけのコツ、しつけに必要なものについて解説します。
この記事の目次
目次を閉じる柴犬のしつけは大変?しつけ方・飼い方を解説!
「柴犬を飼いたいけれど、しつけは大変?」
「柴犬はどうやってしつけたら良いの?」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
愛くるしい柴犬ですが、いざ我が家にお迎えするとなると、しつけや飼い方について不安に思う方もいらっしゃるのではと思います。
ですが、お迎えする前に柴犬について知っておくと、不安に思うことや慌てることも少なくなります。
そこで今回「MOFFME」は「柴犬のしつけ」について
- 柴犬の性格・特徴
- 柴犬のしつけを始める時期・コツ
- 具体的な柴犬のしつけ方
- 柴犬のしつけに必要なグッズ
- 柴犬のしつけをする際の注意点
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読んでいただければ、について知ることができるはずです。
ぜひ、最後までご覧ください。
またMOFFMEでは柴犬のペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。
そもそも柴犬の性格・特徴は?問題行動についても紹介!
愛くるしい表情を見せる柴犬ですが、性格や特徴はどういったものが挙げられるのでしょうか?
柴犬の特徴を知ることで、家にお迎えする際の判断材料にもなりますよね。
実は柴犬は歴史のある狩猟犬で、以下の特徴があります。
- 飼い主に従順である
- 警戒心が強い
- 独立心が強い
- 噛む、吠えるといった問題行動をすることがある
- 根気よくしつける必要がある
一見飼うのは難しいという印象を受けるかもしれませんが、しつけのポイントを守れば難しいといったことはありません。
というわけで、ここからは柴犬の性格・特徴を詳しく解説していきます。
柴犬は忠誠心が強いが警戒心が強い性格!
柴犬は縄文時代から存在している歴史の古い犬種と言われており、人間社会に適応するように改良されてきた愛玩犬ではなく、狩猟犬・番犬として役割を果たしてきました。
こういった歴史から、柴犬は忠誠心が強く従順である一方、警戒心が強い性格と言われています。
また、独立心が強く、自分で考えて行動する場面も見受けられます。
ですが、元々従順な性格であるため、子犬の時からしっかりとしつけをしていけば、社会生活に十分適応できます。
柴犬の性格から見た問題行動とは?甘噛み等に注意!
柴犬は忠誠心と独立心があるため、子犬の時のしつけがうまくされていないと、吠える、噛むといった問題行動をするようになる可能性があります。
特に、柴犬に限らず子犬は歯が生え替わる時期に口の中に違和感を感じて、噛みつきが多くなります。
このことを「甘噛み」というのですが、この頃は噛む力も弱くて怪我の心配はないものの、きちんとしつけをしておかないと、成犬になっても噛み癖として残ってしまうことがあります。
というわけで、甘噛みだからと甘やかすのではなく、子犬の頃からしつけておく必要があります。
柴犬のしつけは難しい!根気強くしつけよう
柴犬は警戒心が強く、野生が強く残っているということから、しつけが難しいと言われています。
しつけは一度では理解できるものではありません。根気良くしつけていくことが必要です。
また、柴犬に限らず、しつけはタイミングが重要と言われています。
吠える、噛むといったくせをしつける時は「ダメ」とはっきり叱る、ダメと言われて吠えることや噛むのをやめた時には十分褒めてあげることで、しつけを覚えていきます。
柴犬のしつけを始める時期やしつけのコツについて紹介!
ここまで、柴犬の性格と特徴について見てきました。
柴犬は警戒心や独立心が強く、しっかりしつけをすることが大事であることがお分かりいただけたかと思います。
しつけを始めるに当たって、気をつけたいポイントは以下の通りです。
- しつけはすぐに始めた方が良い
- 短期集中でしつけをする
- 信頼関係を作りつつ、主従関係を守らせる
というわけでここからは、しつけを始める時期・ポイントについて、詳しく説明していきます。
しつけを始めるのはいつから?子犬も成犬も「すぐに始める」
柴犬のしつけを始めるのは早ければ早いほど良く、子犬も成犬も家にお迎えしたその日からしつけを始めましょう。
犬の学習スピードはとても早く、目にしたもの、音、匂い、飼い主の反応などを感じとる能力が高いです。
また、生後3週齢〜12週齢は犬の社会化期と呼ばれ、人間生活に適応していく力をつけていくために最も大切な時期となります。
特にこの時期は他人や他犬と触れさせて、体に触られることを慣らしておくのが良いと言われています。
柴犬のしつけは「短期集中」が良い!
柴犬は集中力が高いのですが、持続しづらいという特徴があります。
ですので、柴犬のしつけは短期集中で行うようにしましょう。
しつけをする際の時間の目安としては、10分〜15分です。一度では理解しきれないので、繰り返ししつけを行うことが大事です。
なお、しつけ中に叱る時は低く強い声で一喝する、褒める時は大げさに表情だけでなくジェスチャーを入れて褒めると理解されやすいです。
柴犬との信頼関係も大事だが、主従関係をハッキリさせる
柴犬の飼い主に従順という性格は、飼い主との間に信頼関係が築かれてこそです。
しつけや遊びの時間にしっかりとコミュニケーションをして、信頼関係を築いていきましょう。
とはいえ、甘やかしには注意したいものです。
柴犬はリーダーに影響されやすく、甘やかしてしまうと飼い主との間に主従関係が結べず、柴犬自らがリーダーと認識してしまい王様になってしまう可能性があります。
柴犬の要求にいつもいつも応えるのではなく、善悪の区別ははっきりとさせること、そして常に優先権は飼い主側にあるということを態度で示していくようにしましょう。
「社会化期」はできるだけ人間や他の犬と触れ合わせる
前に述べたように、生後3週齢〜12週齢は犬の社会化期と呼ばれ、人間生活に適応していく力をつけていくために最も大切な時期となります。
一般に、柴犬の子犬が家に迎えることができるのは生後8週齢以降となり、家での社会化期は実質1ヶ月ほどとなります。
この時期に他人や他犬に触れさせて、様々な刺激に慣らしておきましょう。
特に、体に触られることに慣れておくと、これからお世話になる動物病院やトリミングサロンでの負担も軽減されます。
社会化期を過ぎると恐怖心が芽生えてしまい、これまでは初めて体験するものに好奇心を示していたとしても、怖がるようになってしまうことがあります。
しつけは家庭内で一貫した態度で行う
柴犬をしつける際には、良いこと、悪いことを家族で統一し、一貫した態度で行うようにしましょう。
言葉も統一しておかなくてはなりません。
というのも、家族により態度が違うと柴犬は混乱してしまうからです。
さらに、一度しつけで覚えたことはなかなかやり方を曲げなくなるので、間違ったしつけを覚えないようにするためにも、注意が必要です。
特定の家族だけが甘やかしてしまう、といった状況は作らないようにしましょう。
柴犬の具体的なしつけ方を紹介!上手に褒めて伸ばそう
ここまで、柴犬のしつけを始める時期、しつけのコツを紹介してきました。
柴犬は家に迎えた日からしつけをしていく必要があり、特に子犬の間には他人や他犬と触れ合わせることが大事であることがお分かりいただけたかと思います。
一方、家族の一員として暮らしていくためには、このような人間社会で適応していくための社会化期のしつけに加えて、日常生活におけるしつけをしていかなくてはなりません。
具体的なしつけの内容は、以下の通りです。
- トイレトレーニング
- クレート(ハウス)トレーニング
- 待て、おすわりなどのコマンドトレーニング
- 無駄吠えをさせないトレーニング
しなけらばならないしつけがたくさんあって大変と思われたかもしれませんが、大丈夫です。
ここからは、柴犬の具体的なしつけ方を詳しく解説していきます。
①:トイレトレーニング
柴犬を家にお迎えしてすぐにしなくてはならないのは、トイレトレーニングです。
犬は食事後や運動後、起きてすぐにトイレに行きたがる傾向があります。
その時は、そわそわしたりお尻を気にする仕草を見せるので、トイレの場所に誘導していくと良いでしょう。
子犬は排泄を我慢できる時間が短く、3、4時間に1度の頻度です。
慣れるまでは大変ですが、柴犬自らがトイレに行けるように最初は見守ってあげてください。
また、トイレに連れて行ってあげて排泄をし始めたら「トイレ」「おしっこ」「うんち」と声かけをしてあげることで、言葉と排泄、トイレの場所を結び付けて覚えやすくなります。
なお、もしトイレに失敗してしまっても叱らず、淡々と片付けをしましょう。
逆に、成功した時はたくさん褒めてあげて、トイレを成功すると褒めてもらえるという成功体験を増やしていく方がうまくいきます。
②:クレート(ハウス)トレーニング
クレートとは、持ち運び用の犬小屋のことです。
クレートは動物病院やトリミングサロン、旅行などへ行く際に安全に移動するために使用するものですが、犬の落ち着いて過ごす場所を作る、災害時のストレスを軽減する目的でも用いられます。
普段から慣らしておかないと嫌がってなかなか入ってくれなくなってしまう場合もあるので、子犬の頃からクレートに入るのを慣らしておく必要あります。
クレートに慣れるまでは、ケージの中にクレートを入れて寝床として置いておき、クレートの中が自分だけの安心できる場所であると教えてあげると良いでしょう。
③:「待て」等のコマンドトレーニング
「待て」「おすわり」「ふせ」「つけ」といったコマンドトレーニングは、服従訓練とも呼ばれ、犬に飼い主がリーダーであることを理解してもらうトレーニングです。
コマンドトレーニングを行う際に気をつけたいポイントは以下の通りです。
- 短くはっきりとした言葉で指示を出す
- 叱る時は低い声で一喝する
- 褒める時は大げさに褒める、ジェスチャーを入れても良い
- 家族皆同じコマンドを使う
- トレーニングは短時間で集中して行う
褒める時にはご褒美としておやつを使うと、トレーニングの効果が高いのですが、与えすぎは禁物です。
最初はおやつを使うのもありですが、慣れてきたら徐々に減らしていくと良いでしょう。
④:無駄吠え、すぐ吠えるのを防ぐしつけ
柴犬は無駄吠えの少ない犬種と言われています。
ですが、無駄吠えやすぐ吠えるといった場合は、警戒心やストレスが原因となっている場合があるので、対処していくことが重要となります。
子犬の時の社会化期に他人や他犬との触れ合いが少なかった場合は、警戒心が強いと考えられます。
その場合、公園やドッグランに連れて行って交流することで、吠えることが少なくなるでしょう。
また、運動不足やコミュニケーション不足でストレスをためている場合もあります。
その場合、散歩時間を長くする、飼い主との遊び時間を持つことで解消されることが多いです。
いずれにしても、何らかの原因があって無駄吠えやすぐ吠えるといった行動として表われるため、原因を突き止めて対処してみてくださいね。
⑤:人やモノを噛む、噛み癖のしつけ
噛み癖は攻撃性が表面化したことで表われる癖と言われており、元々猟犬であった柴犬は癖になりやすいと言われています。
興奮した場合や飼い主の気を引こうとして噛んだ場合は、低い声で短く叱り、その後は無視するのが賢明です。
大げさに反応してしまうと良いことをしたと勘違いしてしまい、逆効果となる場合がありますので注意が必要です。
なお、柴犬に限らず子犬の歯の生え変わり時期は、どうしても甘噛みをしてしまいます。
あまりにも我慢させてしまうとストレスになってしまうため、犬用のおもちゃを与えるのも手です。
ペットショップにはゴム製や木製の噛むタイプのおもちゃが販売されていますので、噛み癖をつけないためにもぜひ積極的に取り入れてみてください。
柴犬のしつけに必要なものとは?
ここからは、柴犬のしつけに必要なものを紹介していきます。
必要な物 | 選ぶ際のポイント |
---|---|
トイレトレー | シーツが外れないよう、上にネットが付いたタイプを選ぶと良いです。 柴犬の場合、ワイドサイズがおすすめ。 |
トイレシーツ | トイレトレーにセットして使います。同じくワイドサイズがおすすめ。 |
クレート | 成犬になると体長が40センチほどになるので、中型犬のクレートを準備すると良いです。 |
犬用ハーネス | ハーネスとは、体につける安全ベルトのことを言います。散歩時に使用します。 散歩中に犬が突然走り出した時に飼い主はリードを引っ張らなくてはなりませんが、その際、首輪と違って力を分散してくれるので、犬への負担が少なくなります。 頑丈でクッション性のある素材のものがおすすめ。 |
コング | 犬用のおもちゃで中にフードやおやつが入れられるものです。 噛みつきや吠えをしつける際だけでなく、ストレス解消や1人遊びの時に重宝します。 留守番の時や公共の場でおとなしくして欲しい時にも用意しておくと便利です。 |
ロングリード | 公園などの広い場所で走らせてあげたい時に使います。 ただし、場所によってはロングリードの使用を禁止している場合もあるので、注意が必要です。 |
トイレトレーニングのグッズは家に迎える前に購入しておくとスムーズです。
その他のものについては、適宜買い足していくと良いでしょう。
参考:しつけ教室やトレーナーにしつけをお願いするのもおすすめ
一般に、犬のしつけは早けれは早いほど身につくのが早く、成犬になると子犬よりもしつけをするのが難しくなります。
特に柴犬の場合、独立心と警戒心が強く、自分で考えて行動をするという特徴があります。
ですので、犬を飼うのに慣れていたとしても、柴犬のしつけに苦労する場合は少なくありません。
そういった場合は、しつけ教室やトレーナーにしつけをお願いするのも手です。
専門家のしつけ方法を知ることで、早いうちに悩みを解消できるかもしれません。
なお、しつけ教室については、ペットショップや動物病院だけでなく、最近では犬の幼稚園といったサービスも出てきているので、気になる方はネットで調べてみてください。
まとめ:柴犬の失敗しないしつけ方とは
柴犬のしつけ方・飼い方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事のポイントは
- 柴犬は飼い主に従順だが、警戒心・独立心が強い
- 柴犬は元々猟犬でしつけが難しいので、根気よくしつけていく必要がある
- しつけは家に迎えたその日から始めた方が良い
- 柴犬は集中力が高いが持続しづらいので、短期集中で取り組むと良い
- 柴犬と飼い主の信頼関係を築きつつも、飼い主がリーダーであると自覚させなくてはならない
- 生後3週齢〜12週齢の犬の社会化期は、柴犬が人間社会に適応していけるよう、他人や他犬と触れ合わせる
- しつけの際は短くはっきりとした言葉で指示し、家族内で言葉を統一しておく
- 叱る際は低い声で一喝し、褒める際は大げさにジェスチャーも交えて褒めると良い