
飼い主の方の中には犬が太ってきてしまい、健康を心配しダイエットを始めようとするかたも多いです。ダイエットの際には食材や運動法などで気をつけるべきポイントがたくさんあります。今回の記事ではダイエットに役立つ食材や運動法を解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬もダイエットが必要な場合がある
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近年、ペットフードの加工技術向上に伴い、ドッグフードや犬用おやつなどが目覚ましいは発展を遂げています。
人間も犬も食のバリエーションが増え、豊かに暮らせるというのは素晴らしいことですが、一方で肥満という大きな問題もあらわれています。
愛犬に対して「子ども・家族と同然」と考える心暖かな飼い主さんの考えは素晴らしいものですが、病気の原因にもなる肥満には対策が必要となるでしょう。
今回の記事では犬のダイエットに役立つ食材や運動の不法などについてまとめていきます。
内容は以下、
- 犬の肥満はどういう状態?
- 犬のダイエットにオススメの食事
- 重要・犬の食事を考える
- 犬用のダイエット食材をご紹介
- 犬のダイエットにも運動が必要
- まとめ
となっています。
ぜひ、最後までお読みいただき、愛犬の健康維持にお役立てください。
犬がどのような状態だと肥満?
犬の肥満というのは、そもそもどのような状態を指すのでしょうか。
肥満への対策が犬の健康管理上で必要なことと分かってはいるものの、果たして愛犬が肥満状態にあるのかそうでないのか、判断できないという方もいらっしゃることでしょう。
まだ肥満状態ではないのでしたら、今後、肥満にならないように対策が必要となります。
一方で、愛犬がすでに肥満の状態であるならば、早急にダイエットの必要があるでしょう。
愛犬の現状を正確に把握して、その健康のためにできることを判断したいですね。
この項では、肥満の基準と肥満のリスクについてまとめていきましょう。
BCSによる肥満の基準
犬にはスタンダード呼ばれる体型が決まっています。
これは標準体型をあらわす言葉で、犬種によって違うものです。
愛犬が標準体型であるのか、瘠せているのか、あるいは肥満なのかを判断する際、目で見たり手で触ったりすることで肥満を測ることができます。
肥満のレベルを計測するための基準は、ボディ・コンディンション・スコア(以下、BCS)と呼ばれ、5段階に分かれています。
BCSの評価基準は以下、
スコア | 状態 |
---|---|
BCS1 瘠せ | 肋骨、腰椎、骨盤が外から容易に見える。触っても脂肪が分からない。腰のくびれと腹部の吊り上がりが顕著。 |
BCS2 やや痩せ | 肋骨が容易に触る。上から見て腰のくびれは顕著で、腹部の吊り上がりも明瞭。 |
BCS3 理想的 | 過剰な脂肪の沈着なしに、肋骨が触れる。上から見て肋骨の後ろに腰のくびれが見られる。横から見て腹部の吊り上がりが見られる。 |
BCS4 やや肥満 | 脂肪の沈着はやや多いが、肋骨は触れる。上から見て腰のくびれは見られるが、顕著ではない。腹部の吊り上がりはやや見られる。 |
BCS5 肥満 | 厚い脂肪におおわれて肋骨が容易に触れない。腰椎や尾根部にも脂肪が沈着。腰のくびれはないか、ほとんど見られない。腹部の吊り上がりは見られないか、むしろ垂れ下がっている。 |
となっています。
(参考:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」環境省)
気になる方は、すぐに愛犬の状態を測ってみてください。
肥満になると心臓病や糖尿病の可能性が高まり寿命が縮む
同時に、肥満が代謝を阻害して血糖値が上昇し、糖尿病になる可能性も上がります。
さらに、身体が重くなってしまうことが原因で、腰や膝などの重要な関節に負荷がかかり、ヘルニアや関節炎になる場合もあるようです。
人間と同様、犬にとっても肥満はさまざまな疾患の原因になると考えられます。
犬はそもそも走ったり跳んだりする生き物ですから、身体の動きが鈍くなってしまった際の影響は、人間よりも早くあらわれるようです。
定期的に犬の状態を観察し、肥満になりすぎないように注意することが必要ですね。
犬のダイエットにおすすめの食事方法!
ダイエットするにあたって大切となるのは、消費カロリーと摂取カロリーのバランスを整えること。
1日に消費する以上のカロリーを長期間とってしまうと、肥満になる可能性も高まります。
摂取カロリーを考える際に、ドッグフードやその他の食材について見なおすことも重要ですが、どのように食べさせるかも無視できない問題です。
もちろん食事量も大切な要素ですが、単純に与える量を減らすだけでは、かえって健康を損なうことになりかねません。
毎日食べるもののことなので、愛犬にあった方法で調整をしてあげたいですよね。
ここからは、犬のダイエットに適した食事の方法を考えてみましょう。
犬のダイエット法①:野菜などをいれて量をかさましする
いつもドッグフードだけを与えているという飼い主さんは、犬に与えても良いもの悪いものがよくわからないという方もいることでしょう。
犬の取って野菜は必須の食べ物とは言えませんが、ダイエットの時などにはカロリーの少ない野菜を与えることは選択の1つとなります。
実際に野菜を与える際には、野菜の水分が多すぎて下痢になる可能性があること、中毒の原因になる野菜があることに注意が必要です。
まず、犬が食べられる野菜としては、
- トマト:生でも加熱後でも食べられる
- スイカ:水分量に注意すれば大丈夫
- ニンジン:生でも加熱後でもよいが、細かく刻む必要がある
- キャベツ:食物繊維豊富で胃腸に良いとされている
などが挙げられます。
他にも犬の健康にメリットのなる野菜は、案外たくさんあります。
適切な食材を与えてあげてください。
一方で、食べてはいけない野菜もあり、一例としては、
- 玉ねぎ
- 長ネギ
- ニラ
- ニンニク
などがありますので、注意が必要です。
犬のダイエット法②:おやつをあげる頻度を抑える
最も単純なダイエットは間食しないことだと言われています。
特にペットの場合を考えると、与えられた食料をすべて食べてしまうことも考えられます。
この点には十分に注意が必要です。
成犬は1日2回の食事で必要なカロリーを摂取できると言われており、基本的には朝夕の食事のみで賄えます。
この食事と食事の間にたべるもの、すなわち「おやつ」を減らしたり、おやつ習慣そのものをなくしてしまったりすることが必要となるかもしれません。
おやつには糖分が多いものや塩分過多の食品もあります。
毎日のおやつ量を見直し、与える場合には適切な分量を、与えない時には場合によって調整する工夫が大切となるようですね。
犬のダイエット法③:量を減らして食事回数を増やす
ダイエットをする方法としては、消費カロリーを増やすか摂取カロリーを減らすかの2つの方法しかありません。
摂取カロリーを減らす、最も簡単な方法は食事量を減らすことです。
また、1日分を1回で与えてしまうよりも、複数回に分けて与えた方が、満足度も維持されてダイエットが長続きすると言われています。
どうしても犬の満足感が得られない様子の場合は、1回の量を少しだけにして、2~3回の食事として分けて与えるのも良いでしょう。
いつでも食事できる状態(自由給与)にしてしまうのはダイエットにとって悪い環境であると言えます。
犬をはじめとするペットは、野生の中で「いつ食べ物が得られるか分からない」という状態に対抗するため、食いだめの性質を持つと言われています。
適切な量を、適度な回数で与えることが、健康な身体作りには必要です。
犬の食事を考える際の注意点
ダイエット中の犬に食事を与える際には、いくつかの注意点があります。
例えば食事量を減らした直後、普段と違う食事量に「おねだり」されてしまうこともあるでしょう。
「あげると喜ぶから」という理由で応じてしまっては、量を調整した意味がなくなってしまいます。
ほんの少しならかまわないだろうと思っても、その「少し」が過度な分量であるという可能性もあります。
どうしても追加したい場合には、ドッグフード1粒やニンジン1欠片など、厳選したものを与えるように、あらかじめ決めておきましょう。
ここからは、上記の他に特に注意した方が良いと思われるものを、まとめてみました。
参考になさってください。
犬が食材に対して中毒やアレルギーを持ってないか注意する
人間と同様、犬にも中毒やアレルギーが存在します。
その多くは食物アレルギーであると言われており、対象となる食物は犬種や固体の体質によってもさまざまです。
中毒の場合、その症状は激しい嘔吐や下痢・ケイレンなどの形であらわれるそうです。
アレルギーの場合、下痢がみられ、身体の末端部分などに「はれ」や「かゆみ」が発生します。
愛犬がアレルギーを持っているかどうか、分からない場合、普段と違う食材を与える場合には少量ずつ様子を見ながら与えるようにしてください。
中毒にしてもアレルギーにしても、複数の症状があらわれますが、これらは他の病気でも起こるものになりますので、必ず獣医の判断を仰ぎましょう。
もしも中毒やアレルギーが疑われる際には、動物病院での早急な受診を行うことに加えて、原因と思われるものを持っていくことが必要とのことです。
ドッグフード以外の食材を与えすぎない
肥満予防にも肥満解消にも、犬の健康を考えたダイエットは大切なものです。
近年、その考え方は世の中に広く知られるようになり、ドッグフードにも健康志向のものが増えています。
総合栄養食と呼ばれるドッグフードに、低カロリーのものや肥満用ドッグフードなども出回るようになってきました。
健康のために栄養素のバランスは非常に重要なものですが、必要な栄養素であっても取りすぎには注意が必要です。
特にマグネシウムやカリウムの摂りすぎは尿路結石の原因になることもありますので、分量には気を付けていただきたいものになります。
ドッグフードは、栄養のバランスを考えられたものが多く、犬の食事の中心にするに適していますので、基本的にはドッグフードのみを与え、余計なものを与えないという考え方でいた方が良いのではないでしょうか。
犬のダイエットにおすすめの食材
大切な愛犬の健康を維持しながらダイエットを成功させるためには、適切な管理が必須となります。
特に食べ物については、摂取するカロリーを抑えつつも、身体の維持に必要なタンパク質やミネラルなどが不可欠。
ダイエットのためだからと、単純に食物を減らすだけでは不十分です。
戦術のような、犬の健康に必要な栄養素まで減ってしまいかねません。
そうなると、かえって健康を損なう可能性も大きくなり、危険です。
本項では、愛犬の健康維持に役立ちつつも、ダイエットに効果のある食材についてまとめていきます。
ぜひ、ご参考にお読みください。
犬のダイエットにオススメの食材①:豆腐
高タンパクかつ低カロリーであり栄養価も高い豆腐は、犬にとってもメリットの多い食品です。
豆腐を犬に食べさせるとき、いくつか注意しなければいけないことがあります。
まずは、冷蔵庫から出した直後に与えないことです。
胃腸が弱い犬種の場合、豆腐が冷たすぎると下痢の原因になりますので、常温になるまで室内で保管してから与えてください。
次に水分量についてです。
豆腐の水分量は、食材全体で考えれば多くはありませんが、敏感な犬にとっては下痢の原因になることもあることでしょう。
不安がある場合には、キッチンペーパーで挟んでレンジで加熱したり、前日から水切りをしたりするなどの方法で調整を行うといいでしょう。
注意しなければいけないのは犬の大豆アレルギー。
愛犬に大豆アレルギーの疑いがある場合には、豆腐を与えることはしないでください。
犬のダイエットにオススメの食材②:生野菜(ブロッコリー、キャベツ、大根など)
前述しましたが、犬にとって野菜は必須の食物ではありません。
しかし、ダイエット中ということを考えると、低カロリーで栄養や食物繊維が豊富な野菜を摂取することはメリットがあります。
特にニンジンやきゅうりなどは低カロリーで栄養価も高い優れた食材です。
アスパラガスも優秀な食材ですが、歯の部分に中毒成分があると言われているため、与える際には茎部分だけを与えてください。
一方でカボチャやサツマイモなどは栄養価が豊富な反面、カロリーも多く分量や食べさせ方への工夫が大切です。
以上のようにメリットの多い野菜類ですが、犬が食べると中毒になるものやアレルギーの原因になるものなどもありますので、十分に注意してください。
また、食べ過ぎると食物繊維により下痢を起こしてしまうこともありますので、与えすぎは禁物です。
犬のダイエットにオススメの食材③:寒天ゼリー
海藻をもとにして作られる寒天は、主成分が食物繊維であるため、生き物の身体に吸収されることなく、ダイエット用の食材としては優れた効果を発揮します。
ドッグフードに混ぜることでかさましをすることができ、熱い時期には水分補給に使うこともできるとのこと。
寒天は非常に豊富な食物繊維を含んでおり、食べた後で胃の中で膨らみ満腹感も得られるようです。
また、食物繊維が腸内の掃除の役割を果たしてくれることから、腸内環境の維持にも効果がるとされています。
一方で、寒天にはミネラルも多く含まれており、大量に摂取すると腎臓への負担が大きくなる可能性もあるとのこと。
優れた食品だからと言って、与えすぎてしまうのは禁物です。
犬のダイエットにオススメの食材④:ささみ
ささみは鶏肉の中でも脂肪が少なく、低カロリーで高タンパク質であるため、ダイエットには有効な食品と言えます。
ダイエットのために食事量に制限をかけたとしても、身体を維持するためにタンパク質の摂取は欠かせません。
大切な栄養素を補い健康的にダイエットをすすめるためにも、ささみ肉のような食材を上手に使っていきたいですね。
ささみを犬に与える際の注意点としては、必ず加熱するということが挙げられます。
生肉には大腸菌やカンピロバクター、サルモネラ菌などと言った細菌類が付着している可能性があります。
そのため、食べる前には茹でるかレンジで加熱するなどの工夫が必要になります。
犬のダイエットにおすすめの運動法!
ダイエットにとって重要なのは摂取カロリーを減らすことと消費カロリーを増やすことです。
消費カロリーを増やすためには、適切に運動をすることが大切です。
適度な運動を継続して行うことで犬の筋肉量も増えて、結果として代謝もあがって太りにくい体質にすることもできます。
とはいえ、適切な運動をしなければ犬とっても飼い主にとっても負担となってしまい、長続きしません。
人にとっても犬にとっても、ダイエットは継続が大切となります。
ここからは犬のダイエットにオススメの運動方法についてまとめていきます。
ぜひ、ご参考にお読みください。
散歩する時距離や時間を増やす
犬の運動と言えば散歩ですが、ダイエットのために、これまでよりも散歩の距離や時間を増やすというのも有効です。
ただし、犬や飼い主の負担にならないように増やせるよう、注意が必要です。
犬の様子を見ながら、少しずつ増やすようにしましょう。
また、散歩での運動量を増やす際に、坂道での散歩を取り入れることも検討してみてはいかがでしょう。
距離や時間を突然伸ばすことに不安に思う方もいることとおもいますが、坂道を取り入れれば、手軽に運動量を増やすことができます。
突然、激しい運動を始めたり多量の運動を行ったりすれば、犬の骨や関節に負担がかかります。
ゆっくりと様子を見ながら増やすことが大切です。
プールやお風呂で泳いで全身の筋肉を使う
犬のダイエットに有効な運動として、水泳が挙げられます。
肥満になった際の重くなった身体で、激しい運動を続けるのは危険です。
泳ぐのは関節や靭帯などといった身体への負担が少ないにもかかわらず、全身の筋肉を動かすことができる優れた運動方法です。
海や川で泳ぐのもいいことですが、犬用プールなど指導・監視をしてくれる人のいる場所の方が安全です。
また、犬にはライフジャケットやリードを着用させ、必ず飼い主さんが近くにいられるよう、気を配っておきましょう。
注意点として、水が苦手な犬もいることを忘れてはいけません。
愛犬が水に触れることにストレスを感じてしまうような場合には、他の運動に切り替えることも必要です。
参考:犬の健康管理にはアプリを使うと管理しやすい!
ダイエットを達成させるためには、目標をしっかり設定することや、毎日の食事や運動について記録していくことが大切です。
具体的には「現状○○キロから△△キロまで減量」「散歩〇キロメートルから△キロメートルへ変更」というように、数値で決めてしまうのが良いと言われています。
そして、日々の食事内容をノートに記録し、愛犬の健康管理のために活用していただきたいです。
記録を付けておけば、万が一、アレルギー症状が出た際にも原因の特定に役立てることができます。
近年では、犬を始めとしたペットの健康管理に仕えるスマートフォン・アプリもあります。
飼い主さんにとっても毎日の負担にならないような方法で、家族の健康管理をしてみてはいかがでしょう。
まとめ:食事や運動によりダイエットを効率的になる!
いかがでしたか。
今回の記事では、
- 犬の肥満はどういう状態?
- 犬のダイエットにオススメの食事
- 重要・犬の食事を考える
- 犬用のダイエット食材をご紹介
- 犬のダイエットにも運動が必要
という内容をまとめました。
犬のダイエットを成功させて肥満を解消するためには、飼い主さんを始めたとした家族全ての協力が不可欠です。
家庭の中で一人だけが気を付けていても、他の方が余計に食べ物を与えてしまっては意味がありません。
また、散歩を中心とした日々の運動も、ただ何となく行うのではなく、大切な愛犬の健康を維持するためのもの考えていただきたいと思います。
肥満は人だけでなく犬にとっても危険なものであるという認識を持っていただき、愛犬の健康維持について、ご家庭でよく話し合うことが必要になるでしょう。
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