
猫にとって白菜は安全な食べ物の一つで、適切に与えると豊富な栄養を得られたり水分補給に便利だったりします。しかし加熱する必要があったり、特定の猫にはあげないほうがいいこともあるなど知るべきことがあります。今回の記事では与え方や注意点などを解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫に白菜を与えても大丈夫?
記事モデル:六花&ハク
猫を飼われているみなさんは、猫に与えても大丈夫な食べ物とそうでない食べ物があるためとても気にされていると思います。
猫に与えても大丈夫な食べ物の中には白菜やキャベツ、カブの葉、大根の葉などがあります。
ちなみにカブや大根の葉は白い部分を食べても大丈夫です。
これらの野菜は、猫にとって貧血予防や免疫力アップ、水分補給など様々な効果があるので、覚えておくと良いでしょう。
その中でも今回の記事では、白菜について以下3点を重点的に解説します。
- 白菜を猫に与えるメリット
- 適切な与え方
- 注意すべきポイント
この記事を通して、白菜を与えたことのない方は白菜を与えるメリットや注意することを確認してみると良いでしょう。
白菜は猫に優しい食べ物!
先ほどもお伝えした通り、白菜は猫の体をサポートする優しい食べ物です。
体をサポートすると言っても、白菜に含まれる栄養にどのような物があるのか気になるところです。
白菜は95%以上水分でできている野菜で、他に含まれる成分として、カリウムやカルシウム、ビタミン類が少量ではありますが豊富に含まれています。
また、アブラナ科の野菜である白菜はガン予防に効果的な成分が含まれますが、大量摂取すると胃腸を刺激するため注意が必要です。
では、白菜に含まれるこれらの栄養分には猫にとってどのような効果があるのか、また与えるときの適切な白菜の量についてこれから詳しく解説してきます。
猫には栄養が豊富で水分補給に便利!
猫が白菜を摂取することに2つのメリットがあります。
一つ目は、水分補給するのに便利であるというメリットです。
先ほどもお伝えした通り、白菜には95%以上の水分が含まれているため、食べることで水分補給することができます。
二つ目は先ほどもご紹介したようにカリウムやカルシウム、ビタミン類が少量ではあるものの豊富に含まれているメリットです。
まず、カリウムについて詳しく解説していきますが、白菜は野菜の中でもカリウムが多いことが特徴です。カリウムには次のような効果があります。
- 塩分を排出する働きがあるため、血圧を維持することができる
- 利尿作用があるため、体内の水分量を調節できる
- 神経信号の伝達や心臓が正常に動くようにサポートする効果がある
しかし、高齢期の猫は低カリウム血症になりやすいため注意が必要です。
次に解説するのはカルシウムです。カルシウムには2つの効果があります。
- 骨や歯を丈夫にする
- 筋肉や神経の活動が円滑にできるようにサポートする効果
また、ビタミンKについて解説します。白菜にはレタスの約4倍のビタミンKが含まれており、芯の部分よりも葉の部分に多く含まれます。
ビタミンKには、出血した際に血液を凝固し止血したり、骨にあるタンパク質の活性化を促したりすることで、丈夫な骨の形成に効果があります。
適切な猫への与え方
猫に白菜を与えることで、どのような効果があるのか詳しく解説していきましたが、ではどのくらいの量を与えたら良いのか気になると思います。
もともと猫は草食動物でなく肉食動物です。
そのため、白菜のような野菜は消化に時間がかかってしまい、消化不良を起こして嘔吐や下痢をすることがあるので、多量に与えるのは禁物です。
では、どのようにして与えたら良いのかについてまとめてみました。
- 適切な量はスプーンいっぱい程度
- 特に白い部分は茹でる・蒸すなど白菜を加熱する
- 細かくするなどして消化しやすい大きさにする
与えたときに気を付けるポイントとして、白菜を食べた後に出た便がいつもと違うようであれば白菜を与えることは控えてください。
白菜を与える際に注意すべきポイント
白菜を与えるメリットがわかると、実際に飼っている猫に与えて水分・栄養補給したいと考える方が増えると思います。
しかし、白菜を闇雲に与えるのではなく、気をつけなければいけないポイントがあるため、そのポイントを3つご紹介します。
今回は白菜へスポットを当てて解説しますが、白菜に限らず他の食物にも当てはまることなので頭に入れておくと良いでしょう。
気を付けるべきポイントは次の3つです。
- アレルギーをもつ猫は様子を見ながら与える
- 甲状腺の機能に問題がある猫には与えない
- 生の白菜は消化不良を起こすことがある
アレルギーを持つ猫には様子をみながら与える
まず1つ目のポイントであるアレルギーを持つ猫は様子を見ながら与えることについて解説します。
アレルギーの反応を起こす猫がいるため、初めて与えた場合はしばらく様子を見ることが重要です。
このアレルギー反応は与えてすぐに症状が出ることもありますが、1ヶ月後に出ることもあります。
症状としては次のような症状が挙げられます。
- 肌をずっと痒がる
- フケが出る
- 目が充血する
- 以前と比べて元気がなくなる
- 下痢や嘔吐をするようになる
これらのような症状が出た場合には、早めに病院を受診してみましょう。
食物アレルギーの場合、いつ何を食べた食べ物に対してアレルギー反応が出ているのかは検査をしてみないとわからないため、自己判断をするのは控えましょう。
甲状腺に問題を抱える猫には与えない
次に2つ目のポイントに挙げた甲状腺の機能に問題のある猫には与えないことについて解説します。
白菜やキャベツ、ブロッコリーなどには栄養が豊富ですが、それらを含むアブラナ科の野菜には、体内において甲状腺ホルモンを作るために必要なヨウ素の吸収を阻害してしまうゴイトロゲンという成分が含まれます。
この甲状腺ホルモンはどのような役割があるかというと、代謝の調節を行う役割があります。
そのため、そのホルモンを作るヨウ素を阻害してしまうゴイトロゲンを多く摂取することで、甲状腺機能低下症という病気になる可能性があります。
今のところ、臨床報告の中で白菜をたくさん摂取したことにより、猫の甲状腺の機能が低下したことという報告はありません。
しかし、たくさん与えたことで甲状腺機能低下症などの病気を引き起こすと良くないため、与えない方がいいと言えるでしょう。
生の白菜は消化不良を引き起こす
最後3つ目のポイントである生の白菜を与えると消化不良を引き起こすことについて説明していきます。
先ほども記述した通り、猫は肉食動物であるため、野菜の消化が苦手です。そのため、白菜などの野菜を与えすぎると、下痢や嘔吐の症状が出てしまうことがあります。
ちなみに白菜が生であるからといって、有害であるわけではありません。
前述と重なってしまう解説にはなりますが、野菜を消化しにくい性質であることや生の白菜だと芯などの硬い部分を喉につまらせてしまう可能性があることから、もし猫に与える時には茹でたり蒸したりして加熱することが大事です。
加熱したとしても、白菜を多量に与えてしまうのは良くないので、あくまでスプーンいっぱい分を目安に与えると良いでしょう。
参考:猫の中には白菜を好む猫もいる
肉食動物である猫ですが、自ら白菜を好んで食べる猫もいます。
おそらく、白菜を猫の嗜好品であると言われている猫草(キャットグラス)と同じ感覚で食べているようです。
猫草の効果としては2つあります。
- 猫草と一緒に舐めた毛を吐き出す
- 便通を刺激して便秘解消効果
猫が自分で毛繕いをした際に毛を食べてしまうことがあります。その際に猫草を食べることで猫草と一緒に舐めて腸にたまった毛吐き出します。
また、肉食動物であるため猫は便秘がちと言われており、食物繊維が豊富な猫草を食べることで便通を刺激して便秘解消効果があります。
白菜には猫草と同じようにこれらの効果があると言われているので、自ら好んで白菜を食べる猫がいるようです。
しかし、自ら白菜を食べるからといって、先ほどお伝えした通り与えすぎは猫の体に良くないため、様子をみながら与えるようにしましょう。
まとめ:加熱するなら白菜を猫に与えても大丈夫!
猫に白菜を与えるメリットや適切な与え方について解説しましたがいかがだったでしょうか?
今回の記事では白菜のメリットだけでなく以下の5点について詳しく解説したのでまとめてみました。
- 白菜は95%以上水分でできているため水分補給できる
- カリウムやカルシウム、ビタミンKなどの栄養が豊富
- 与える適切な量はスプーンいっぱい分
- アレルギーがある猫には様子をみながら与える
- 甲状腺機能に問題がある猫には与えない
白菜を与えることで、水分・栄養補給を手軽にすることができます。
しかし、たくさん与えれば良いというわけではなく、スプーンいっぱい程度を目安に蒸したり茹でたりして加熱して与えることが大切です。
また、与えていていつもと違う様子であったり、下痢・嘔吐などの症状が出たりした場合には早めに病院を受診することをおすすめします。
今回の記事をきっかけに注意すべきポイントを守っていただきながら、猫が白菜を好むようであれば与えてみても良いかもしれません。
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