
適量であれば、みかんの果肉を猫に食べさせても問題ありません。ただし消化に悪い薄皮や、猫にとって毒性の強い皮については、与えないように注意が必要です。この記事では、みかんに対する注意点を説明すると共に、オレンジなど柑橘類の危険性、猫がみかんの匂いを嫌いな理由なども解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫はみかんを食べることができるのか解説
記事モデル:チロル&ルゥナ
インスタグラムやTwitterに猫の写真をアップすることがブームとなっています。
色とりどりのフルーツと戯れる猫はとてもかわいいですが、みかんには少し注意が必要なことを知っていましたか?
実は、猫がみかんで中毒を起こすことがあるのです。
猫を飼うならみかんを食べることができるのかを知っておいた方が良いでしょう。
そこでこの記事では
- 猫へのみかんの与え方
- みかん以外に注意が必要なフルーツや製品
- みかんの皮を食べてしまった時の対処法
- 万が一の時に役立つペット保険
について詳しく解説します。
この記事を読んでいただければ、猫へみかんを与える際の注意点がよく分かります。猫を飼う際の参考になるのでぜひ最後までご覧ください。
みかんの果肉だけなら猫も食べることができる
猫にみかんは禁忌と言われることもありますが、実は果肉だけなら猫も食べることができます。
ではみかんの何猫にとって良くないのか気になりますね。
そこでここでは猫を飼うなら知っておきたい
- 猫にみかんを与える際の注意点
- みかんの皮を与えるとどうなるか
- みかんの皮を与えてはいけない理由
- みかんの栄養
について紹介します。
かわいい猫が体調を崩さないように責任をもって与えるようにしましょう。
与える場合は適量の果肉だけにする
冬のフルーツの代名詞といったら「みかん」と答える人も多いでしょう。こたつに入って食べるみかんは最高に美味しいですね。
では、猫にもみかんをあげて良いのでしょうか?
基本的に猫はみかんをそれほど好まないので積極的に与える必要はありません。もし与えるのであれば適量の果肉だけにしておきましょう。
ちょっとしたおやつとして数日に1回、果肉を1カット与えるのであれば問題はありません。
また、みかんの加工品であるミカンジュースやみかんゼリーなどは糖分が大量に含まれているのであまりおすすめできません。みかんの缶詰も同様です。
ジュースをあげたいなら砂糖などを加えず自然のままの手作りみかんジュースが良いでしょう。
猫にとってみかんの皮は下痢や嘔吐などの原因
みかんの果肉を適量与えることは問題ありませんが、みかんの皮は体調を崩す原因となるので与えないようにしましょう。
みかんの皮を食べると
- 下痢
- 嘔吐
- 手足の震え
などの症状がでることがあります。
これはみかんの皮に含まれる成分による中毒症状だと言われています。
また、みかんの皮は繊維質が多く含まれていて固いので消化不良による胃腸炎を引き起こすこともあります。
みかんの皮を食べてしまって上記のような症状が出てしまったらすぐに動物病院に行くようにしましょう。
まれに落ちていたみかんの皮を誤飲してしまうということもあるので、猫を飼っているお宅ではみかんやみかんの皮は猫の手の届く場所に置かないように気を付けましょう。
猫はソラレンやリモネンを分解できない
猫がみかんの皮を食べると中毒症状を起こしてしまう原因に「ソラレン」「リモネン」といった成分の影響があります。どちらも柑橘類の皮に含まれる成分です。
リモネンはさわやかな香りが特徴の油分でよくエッセンシャルオイルなどにも利用されます。人間に害はないのですが、猫には禁忌となっています。
もともと猫は肉食で、肉類を消化吸収する能力には優れているのですが、猫の肝臓には植物の油であるリモネンを分解する酵素がないため中毒症状を起こしてしまのです。
少量のリモネンでも体調に異常をきたし、大量に摂取すると意識障害を起こし後遺症が残ることもあるので十分に注意しましょう。
みかん(柑橘)の匂いが嫌いな理由
もともと猫はあまりみかんが好きではなく好んで食べる猫は少ないようです。
猫がみかんを好まない理由は匂いにあります。
猫は「酸っぱい匂い」が嫌いです。肉や魚などが腐ると酸っぱい匂いがします。猫は本能的にそのことを知っていて「酸っぱい匂い」を腐った食べ物と認識しているからです。
酸っぱい匂いがすれば、腐った食べ物でなくても危険を感じて避けます。そういうわけで猫は柑橘類や酢などが嫌いなのです。
人間にとってさわやかな柑橘類の香りも猫にとっては嫌なものなのでストレスを与えないよう猫のいる部屋のフレグランスなどに気を付けるようにしましょう。
また、野良猫が家の庭に入ってくるのが嫌だという場合は酢を薄めたものをスプレーしておくと寄ってこなくなります。触って欲しくないところにスプレーすると猫のしつけにも利用できます。
参考:みかんの栄養
猫に与えるのは避けたいみかんですがどのような栄養があるのでしょうか?
みかんの成分のほとんどは水分ですが、体の調子を整えるミネラルが豊富なことで知られています。カロリーは低いですが糖分も含まれているので食べ過ぎには注意しましょう。
ビタミンA(βカロテン)
目や皮膚の健康を保つ働きがあります。
ビタミンE
抗酸化作用があり、活性酸素などから守ってくれます。ガンの予防にもなると言われています。
ビタミンC
異物の解毒や免疫機能を向上させる作用があります。
カリウム
塩分を排出し血圧を維持する働きがあります。
繊維質
栄養素の吸収を迅速にし血糖値の上昇を抑えます。
柑橘系の果物やみかんが使われた製品にも要注意
柑橘系の果物は人間にとってはとてもおいしいものなのでさまざまな加工品がつくられています。また、香りづけのために食品以外の製品にリモネンが入っていることもあります。
猫を飼うならこういった製品にも注意が必要です。
そこでここでは
- リモネンが入っている柑橘類
- ドライフルーツやジャムもNG
- リモネンが入っている製品
について解説します。
猫の健康を守るためにぜひ飼い主さんは知っておいてくださいね。
オレンジなどの柑橘類もNG
みかんの皮に含まれるリモネンなどの成分が猫に良くないことを解説してきましたが、他にも注意した方が良い食べ物があります。
一般的に柑橘類にはリモネンが含まれているので次の果物は避けるようにしましょう。
- オレンジ
- レモン
- グレープフルーツ
- ゆず
- ライム
特にオレンジはリモネンの含有量が多いので皮を口にしないように注意が必要です。
猫の行動範囲にこれらの柑橘類が置いてあると事故を起こしてしまう可能性があるので、扉のある棚にしまったり冷蔵庫に入れたりといった対策をとりましょう。
もともと猫は柑橘類の匂いが好きではないので猫と柑橘類を物理的に離すことで猫もストレスなく過ごすことができますよ。
柑橘のドライフルーツやジャムなどもダメ
柑橘類のフルーツはそのまま食べても美味しいですが、ドライフルーツやジャムなどの加工品も数多くあります。加工品は猫に与えても良いのでしょうか?
ドライフルーツ
オレンジピールやレモンピールは猫が中毒症状を引き起こすリモネンが含まれるので与えてはいけません。
柑橘類ではありませんがレーズンも
- 嘔吐
- 下痢
- 尿の異常
などの症状が出ることがあるので避けましょう。
一般的にドライフルーツは糖分が多いので中毒症状を起こさなかったとしても糖尿病になるリスクがあるので猫には適しません。
ジャム
マーマレードやレモンジャムなど皮を使って作られたジャムは食べると体調を崩すことがあります。
ジャムも糖分が多く猫には適さない食べ物なのでできるだけ与えないようにしましょう。
リモネンが使われている製品に注意
柑橘類の皮に多く含まれるリモネンはさわやかな心地よい香りが好まれ多くの製品で使われています。猫のことを思えばできれば避ける方が良いでしょう。
【リモネンが使われている製品】
- アロマオイル
- 食器用洗剤
- 化粧品
- ヘアケア製品
東急ハンズのサイトでもリモネンを含む製品が数多く扱われています。どのような製品があるのか参考にしてみてくださいね。
野生の猫は自然の植物の香り成分を浴びていることからアロマオイルを炊くことは問題ないという意見もありますが、一度濃縮したものを薄めて散布するので避けた方が無難です。
食器用の洗剤も洗い流しても成分が残ることもあるので、猫用の食器はリモネンが入っていない洗剤で洗うようにしましょう。
猫がみかんの皮などを食べてしまった場合の対処法
みかんの皮の危険性について解説してきましたが、万が一猫がみかんの皮を食べてしまったらどうしたらよいでしょうか?
ここでは対処法について詳しく紹介しますので、ぜひ一読して落ち着いて対処できるようにしておいてくださいね。
また、ペット保険はみかんの皮の誤飲も補償対象になります。経済的な負担を少なくするためにまだ加入していない方はこの機会にペット保険の加入も検討してくださいね。
すぐに病院へ!
猫がみかんの皮を食べないように注意していてもうっかり食べてしまうこともあるかもしれません。
そのような時は慌てずに落ち着いて対処しましょう。
まずは、口の中にまだみかんの皮が残っていないか確認し、残っていたら取り出しましょう。
そして、すぐに病院へ連れて行きましょう。中毒症状がひどい時には意識障害を引き起こすこともあります。なるべく早く医師に診せて対処してもらいましょう。
病院に行く前に電話をして状況を説明しておくと、スムーズに診察してもらえます。病院に連れてくるまでの注意点などをアドバイスしてくれることもあるので、医師の指示に従い冷静に行動しましょう。
何を・いつ・どのくらい食べたかを確認
みかんの皮を食べたために中毒症状が出て病院にかかる時は状況を正確に説明することが大切です。
食べたものについて以下のことをしっかりと伝えられるようにしておきましょう。
- 何を
- いつ
- どれくらい
また、どのような症状が出たのかも重要です。
- 嘔吐
- 手足の震え
- 下痢
などの症状が出ることがありますが、いつからでたのかなどできるだけ詳しく説明しましょう。
「みかんの皮を食べることはたいしたことはない」と思われる人もいるかもしれませんが、ぐったりしたり意識がなくなったりして入院することもあります。
体の小さな猫は少量でも中毒症状を起こすことがあるので、日頃からみかんの皮など猫にとって危険なものは身近に置かないようにしましょう。
万が一のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

MOFFMEではペット保険についての記事も多数掲載していますのでペット保険を検討する際に参考にしてみてください。
猫はみかんを食べることができるのかのまとめ
ここまで猫はみかんを食べることができるのかについて詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
この記事のポイントは
- みかんの果肉なら食べることができる
- みかんの皮を食べると中毒症状を起こすことがある
- 柑橘類の匂いも嫌がる
- 柑橘類の加工品もNG
- リモネンが使われている製品にも注意が必要
- 猫がみかんを食べてしまったら状況を確認し病院へ行く
- 万が一に備えてペット保険に加入する
でした。
あえて与える必要はありませんが、どうしても与えるならばみかんの果肉を少量にとどめておくと良いでしょう。
みかんなど柑橘類の皮はリモネンなどが含まれることにより中毒症状を起こすことがあるので決して与えないでくださいね。
かわいい猫の健康を守ってあげられるのは飼い主さんしかいません。猫がみかんの皮を食べてしまう危険性をしっかりと認識して大切にお世話をしてあげましょう。
万が一、食べてしまった時にはこの記事の対処法を参考に慌てずに病院に行きましょう。
MOFFMEでは他にもペットやお金に関する記事を紹介していますのでぜひご覧ください。