内容をまとめると
- フェレットはなかなかなつきにくい
- スキンシップを通じて徐々になついてくれる
- 病気に備えてペット保険に加入することも大切
「フェレットって人になつくの?フェレットの種類や行動の特徴って何がある?」と思う人は多いはず。確かにフェレットは可愛いけどなつくか心配ですよね。フェレットが飼い主になついてくれるのか、フェレットがなつく方法などを紹介します。
この記事の目次
目次を閉じるフェレットは人間になつく?可愛いフェレットのなつく方法を紹介
かわいいしぐさや愛嬌たっぷりの行動でペットとしての人気が高く、最近では専門のペットショップまでフェレット。
一緒に寝ることもできるのでフェレットを飼ってみたいと思う人もたくさんいると思います。
フェレットを飼おうとしている人は本当になつくのか気になりますよね。
フェレットは好奇心旺盛ですが臆病な性格のため、なつかせるには注意すべきこともあります。また実際にフェレットを飼っている人の中には、なつかないという人も少なくありません。
今回MOFFMEでは、
- フェレットはなつくのか
- フェレットがなつく方法となつかない理由
- フェレットの種類や性格
- フェレットが加入できるペット保険
フェレットは飼い主になつくか?
せっかく飼ったからにはフェレットになついてほしいですよね。
フェレットには野生種というのはいませんが、野生のイタチを家畜化し改良を重ねた品種です。
家畜としての歴史は長いですが、愛玩用ではなく主に狩猟用や毛皮用として3,000年も昔から人と共に生活をしてきたといわれています。
そのため、警戒心が強く、なつきづらいと言われています。
しかし、最初の接し方を間違えなければ愛嬌たっぷりの仕草を見せてくれるようになります。
今でこそ、ペットとしての地位を確立しているフェレットですが、せっかく飼育するのですから、なつく方法を理解して目一杯の愛情を注ぎましょう。
フェレットはなつきにくいが根気強く触れ合うことが大切!
餌やりや声掛けなどの毎日のお世話をきちんとして、そのうえで遊び好きな性格を利用して人馴れさせましょう。
なつかせるには、お互いの信頼関係が第一ですが、飼い始める時期により数ヶ月、または何年もかかることがあります。
どの動物にも共通しますが、なつくまでには根気が一番必要です。フェレットの様子を見ながら諦めずにお世話をすれば、フェレットとの距離は縮まっていくはずです。
フェレットのなつく程度は性格などの個体差も大きい
フェレットのなつく程度は個体差がかなりあります。
性別、種類、性格の違いがなつきやすさに影響します。
そのため、飼い主の中にもなつくと言う人となつかないと言う人に分かれるのです。
しかし、なつかないのにはフェレットだけに問題があるとは限りません。飼い方次第ではフェレットは飼い主に好意を抱きますし、なついてくれます。
また、フェレットの性格については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は参考にして下さい。
フェレットがなつかない理由となつく方法
なつくと一緒に寝てくれるフェレットですが、そのためにはポイントを抑えた飼い方と根気強さが必要になります。
警戒心が強く自由奔放な性格のフェレットですので、間違ったコミュニケーションで関係を壊してしまわないように気を付けて下さい。
具体的には、
- 名前を呼んでスキンシップを測る
- たくさん遊ぶ
- おどおどしない
フェレットがなつかない理由とは?気づかずにやっているNG行動
警戒心が強いフェレットをなつかせる上でやってはいけないことは、
- 飼い始めてからすぐに構いすぎる
- ビクビクしながら接する
- 耳を触る
- 大きな声や音を出す
飼い始めてからすぐに構いすぎる
飼い主が不安を感じながら恐る恐る触ると、フェレットは飼い主の心情に気付いてしまいます。そして、肉食動物のフェレットは、相手が怯えている事を理解すると噛み付いてきます。
飼育を始めたばかりで、これからフェレットとの関係を築いていこうとしているときには、飼い主として不安や心配事はたくさんあると思いますが、堂々と接するようにしてください。
耳を触る
フェレットに触る前に名前を呼ぶ!スキンシップを測ろう!
フェレットが新しい環境に慣れてきたと感じたら、おやつやご飯の時、そして一緒に遊ぶ時に名前を呼びかけて覚えさせましょう。
名前を覚えさせるときのポイントは
- 名前を呼んでから触れる
- 声のトーンは変えずにやさしく呼ぶ
- 根気強く続ける
コミュニケーションをとるためたくさん遊ぶ!
フェレットはボール遊びや買い物袋などの音が出るものを使って遊ぶのが大好きです。
なついてくれば人とも遊んでくれます。1日1時間は遊ぶ時間を確保するようにして、コミュニケーションをたくさんとることが大事です。
ここでも、最初は焦らずにフェレットの様子を見ながらコミュニケーションをとってください。信頼関係を築くためにおやつを手からあげたり、抱っこなどのスキンシップも有効です。
警戒心も薄れて人馴れしてきたと感じたら、一緒に遊ぶ中で芸を覚えさせるのも良いかもしれませんね。
フェレットは知能が高く好奇心旺盛ですので、興味を持ったらすぐに芸を覚えてしまうフェレットも多いですよ。
触れあう時間を大切にして、フェレットとの信頼関係を築いてください。
フェレットがなつくまでの期間ってどれくらい?
フェレットがなつくまでには2ヶ月前後かかります。もちろん個体差があります。
早い子だと数日でなついてくれる子もいるようですが、それは稀なケースと考えていたほうがいいと思います。
自由奔放で臆病な性格と知能の高さから、人馴れしてなつくまでには時間がかかります。
ネットでも「なつかない」「ムカつく」などと声があげられていますが、フェレットの性格や特徴を知らずに飼育を始めたことが原因だと考えられます。
補足:抱っこするときの注意点
フェレットの抱っこの仕方は、
- 両脇に手を入れて胴体を包み込むように持ち上げます。
- 片方の手でフェレットの首から背中部分を支えます。
- もう一方の手で後脚から尻尾を下から支えるように抱っこします。
フェレットの種類を紹介!寿命や行動の特徴も
フェレットの特徴として、
- 種類とカラーバリエーションが豊富
- 臆病で好奇心が旺盛
- 知能が高い
フェレットの種類は意外とある!種類と性格を紹介
マーシャルフェレット・マウンテンビューフェレット
フェレットを始めて飼育する人におすすめの種類です。噛み癖が少なく大人しい子が多いのが特徴です。
バスバレーフェレット
まん丸とした体系がとっても可愛い種類です。カラーバリエーションが豊富で、がっちりした体つきをしています。
ルビーフェレット
日本では数少ない品種です。赤ちゃんのときからまん丸体型です。
カナディアンフェレット
カラーバリエーションが豊富です。骨格がしっかりした品種で大きく成長します。
ニュージーランドフェレット
丸い顔とパンダのような模様が特徴で、体も大きく成長します。
アンゴラフェレット
他の品種よりも毛が長く、カラーバリエーションも豊富です。性格はわんぱくで噛み癖のある子も多いので上級者向きです。
種類ごとの特徴を紹介しましたが、個体差も大きくカラーバリエーションも豊富なのがフェレットの共通した特徴です。実際にペットショップで見て触れて、ピンと来た子に決めるのが一番かもしれません。
また以下の記事で、フェレットの種類についてより詳しく解説しています。気になる方は参考にして下さい。
フェレットの寿命ってどれくらい?
日本でのフェレットの平均寿命は、6年~10年といわれています。種類によっても違いますが、長生きしたものでは10年以上生きた例もあるみたいです。
海外では、ペットのフェレットの平均寿命は8年~10年、狩猟用フェレットは10年~12年です。日本のフェレットの寿命が短いのは幼いうちに去勢・避妊手術を行う影響とされています。
フェレットの寿命は環境や育て方によって大きく変わります。飼い主として注意できることは食生活、生活環境、運動量です。
またフェレットの寿命や長生きさせる方法などについて以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は参考にして下さい。
フェレットは知能が高い
フェレットの特徴を語るうえで、外せないのが知能の高さです。フェレットが感覚的にやりたいこと、好きだと感じることは2~3回で覚えてしまいます。自分の興味あることはとにかくすぐに覚えてしまいます。
例えば、「ここを登りたい」と感じたら、知能の高さを発揮し、いつの間にか登っています。知能の高さはいいことでもありますが、飼育するうえでは裏目に出てしまうこともあります。それがなつきにくさなどですね。
愛情をもって接すればフェレットも理解してくれるということです。
フェレットを飼うメリットとデメリット
ここまでは、フェレットの生態についてお話してきました。
特徴や性格は、
- 自由奔放な性格で臆病
- 知能が高い
- なつくまでに2ヶ月必要
- 種類やカラーバリエーションが豊富
メリット:フェレットの値段は高くない
ペットショップでフェレットを購入する場合は、20,000円~50,000円位が相場になります。
品種はもちろん血統や毛の色でも違いますし、希少な長毛種のアンゴラフェレットは人気もあるため100,000円を超える子もいます。
それ以外でも、カラーバリエーションなどが影響するため値段は幅が広いといえます。
ペットとして人気の猫は100,000円~200,000円、犬は150,000円~300,000円が相場です。
こちらも品種によって変わるので一概には言えませんが、購入費用の面だけで言えばフェレットの方が購入しやすいですね。
メリット:鳴き声はそこまでうるさくない
フェレットは無駄吠えをしません。また鳴いたとしても、そこまで気になる鳴き声ではないためマンションで飼育していても、鳴き声でトラブルにはあまりなりません。
もちろん、まったく鳴かないと言う訳では無いですし、鳴き声は感情を表すサインです。
鳴き声が続くときはストレスがたまっている証拠です。ゲージから出してかまってあげると無駄鳴きが抑えられます。
メリット:一緒に寝ると癒される!フェレットの可愛い一面
- 信頼関係を築く
- 思いっきり遊ばせて疲れさせる
- 耳の周辺を撫でる
デメリット:フェレットはとても臭い!臭いのには原因がある
フェレットの臭いの原因としては、
- 臭腺
- 発情期
- 耳の分泌物
補足:フェレットが加入できるペット保険
フェレットは犬や猫と同様にペット保険に加入できます。
フェレットが病気になれば動物病院に連れていく必要がありますが、人間と違うことは治療費が全額飼い主負担ということです。
入院や手術が必要な病気の場合、数万円から十数万円の治療費を請求される場合があります。
治療費を払う余裕がなく、フェレットを病院に連れていけないということがないように、ペット保険に入ることが重要です。
以下の記事で、フェレットが加入できるペット保険について紹介しているので、気になる方は参考にして下さい。
まとめ:フェレットはなつきづらい!根気よく育てることが大切
この記事では、なつきにくいとも言われているフェレットの特徴・性格やなつかせ方のポイントについて解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- なつく程度に個体差があるが、なついてくれる
- 性格は警戒心が強く臆病で自由奔放
- なつくまでに2ヶ月は必要
- 目が悪いので、触れる時は名前を呼んでから
- 一緒に寝ることも、芸を覚えることもできる
- 無駄鳴きはしなくて、臭いも対策されている