内容をまとめると
- フェレットの性格は好奇心旺盛で人懐っこい
- しかし、性別やファーム(繁殖場)によって性格が少し変わる
- 病気に備えてペット保険に加入することがおすすめ
可愛らしい見た目とサイズ感からペットとしてとても人気があるのがフェレットです。そこで今回はフェレットの性格や特徴を紹介します。また、フェレットの生まれたファームや性別によっても性格が変わるのかといった疑問にもお答えします。ぜひ最後までお読み下さい。
この記事の目次
目次を閉じるフェレットの性格や特徴は?ペットに向いている?
可愛らしい見た目と飼いやすさからペットとして人気があるフェレットですが、「どんな性格なの?人にはなつくの?」と疑問を持っている人もいるでしょう。
フェレットは日本でのペットとしての歴史はまだそれほど長くないので知らない人も多いかもしれませんね。
フェレットの性格は好奇心旺盛でマイペースな子が多いです。
実は、フェレットにはその見た目の愛らしさ以外にもペットとしての魅力がたくさんあります!
今回MOFFMEでは、フェレットについて
- 性格や特徴
- 性別やファームなどによる違い
- 購入方法と相場価格
- 飼い方と注意点
- かかりやすい病気
- ペット保険
フェレットが気になっている方やこれから飼う予定の方は参考になると思いますのでぜひ最後までご覧下さい。
フェレットは遊ぶのが大好きで好奇心旺盛な性格
フェレットは好奇心旺盛でとにかく遊ぶことが大好きです。
ケージの外に出してあげると部屋の中を走り回ります。そして袋でも洋服でも何でも興味を持って遊びだします。まるで小さい子供のように1人遊びも人と遊ぶのも両方大好きなのです。
また、少し怒られたくらいでは全然めげません。むしろそれさえも遊んでもらってると思って楽しんでいるかもしれません。
マイペースで天真爛漫。それがフェレットの性格です。
もちろん性格は個体差や種類による違いも大きいです。それでも総合する先ほど紹介した通り元気な子が多いので、ペットと一緒に遊んで楽しみたい!と思っている人にはぴったりです。
フェレットの特徴・ペットとしての飼いやすさ
フェレットの特徴は以下の通りです。
- 大きさ…体長40㎝前後 体重0.6㎏~1.2㎏
- 見た目…胴が長く細長い、カラーは種類により異なる
- 臭い…臭腺があるがペットとして販売されているものはほとんど除去済み
- 習性…夜行性・体が柔らかい
- 鳴き声…あまりない
- 懐き度…人懐っこい
また匂いについては、元々は臭腺があるので匂いますがペット用として日本に輸入されているフェレットは臭腺除去手術がされていることがほとんどなのであまり心配はいりません。むしろフェレットは綺麗好きなのでトイレもしつけできる子が多いです。
そして人になつくのかという部分もペットとしては重要な要素ですが、こちらも大丈夫です。
種類によってもなつく度合いは変わるようですが、日本で販売されている種類のフェレットは人なつっこく比較的穏やかな種類です。きちんと愛情を注いでお世話してあげればなついてくれることがほとんどですよ!
このようにフェレットは性格からみても特徴からみてもとっても飼いやすく、ペットに向いている動物なのです。
フェレットをなつかせる方法について、以下の記事で解説しています。気になる方は参考にして下さい。
フェレットは性別によって性格や行動は変わる?
フェレットのオスとメスの行動については違いはほとんどありません。性格の差もそれほどなく、どちらかというとやはり個体差によるところの方が大きいです。
ただ、メスの方が少し気が強い性格の子が多いです。この性格の違いの理由はメスには子供を守るという本能があるためです。
これはフェレットに限らず生き物全てに共通する部分です。
それに対してオスはおとなしく穏やかな性格の子が多いので、フェレット初心者さんにおすすめと言われています。
しかし、中には元気なオスもたくさんいますしメスでもおとなしい子もいます。繰り返しになってしまいますが、結局のところ性格については個体差なので実際に飼ってみないと分かりません。
フェレットはファームによって性格は変わる?
ファームというのは、フェレットの繁殖場のことです。
日本でペットとして販売されているフェレットはほとんどが世界中にあるファームから取り寄せられたものです。
ファームによってフェレットには大きさや性格にある程度傾向が出ます。
例えば、日本で1番人気のマーシャルフェレットは、マーシャル社のファームで繁殖されたものです。他の種類と比べ、噛み癖が少ない、おとなしい性格で初心者にとっても飼いやすいと言われています。
このようにどのファーム出身かによって性格もある程度変わるということを覚えておきましょう。
フェレットの種類ごとの性格について、以下の記事で解説しているので、気になる方は参考にして下さい。
フェレットの歴史
フェレットは元々イタチを家畜用として品種改良された動物です。家畜としての歴史は古く古代エジプト時代へと遡ると言われています。その後、ヨーロッパやアメリカへと伝わっていったと考えられています。
家畜用だったフェレットがペットとして飼われ始めたのは中世ヨーロッパ時代です。フェレットは当時は一般市民ではなく貴族に飼われる高貴なペットでした。また、その毛皮も高級なものとして流通していました。
その後アメリカでペットとしてフェレットがブームを起こします。最初は実験動物として輸入されはじめましたフェレットですがペットとしての資質も見いだされたのです。
日本でペットとして飼われ始めたのは1992年頃からと実はかなり最近のことです。
今やペットとしてのイメージが強いフェレットですがヨーロッパでは今も狩りに使われています。
フェレットのお迎え・購入方法は?
ここまではフェレットのペットとしての魅力を説明してきました。それでは、実際にお迎えするためにはどのようにしたよいのか購入方法について紹介します。
また、フェレットの価格相場やたくさんいるフェレットの中からどの子を選んだらよいのかという選び方のポイントについても一緒に説明していきますのでこれから購入予定の方は参考にしてください。
フェレットのお迎え・購入方法
フェレットはペットショップで購入可能です。中には、フェレット専門のペットショップもあり、フェレット専用の飼育グッズなども豊富に取り揃えてあります。
また里親募集がされていることもあるので、自分の住んでいる地域の近くで募集がないか一度確認してみると良いです。ただし、里親募集の場合は事情があって途中で飼えなくなった人も多いので少し大きくなっていることもあります。
赤ちゃんのフェレットが欲しい人はペットショップでの購入がおすすめです。
フェレットの価格や選び方
フェレットは、種類によって価格相場は違いますか日本で多く飼われている種類のフェレットであれば20,000円から50,000円ほどで購入することが出来ます。
価格は、種類の他に毛のカラーなどでも違い、希少なカラーになると高くなります。
フェレットを選ぶポイントは3つです。
- 種類
- カラー
- 健康チェック
まず「種類」です。日本で流通されている種類は限られていますが、フェレットにはいくつか種類があります。種類によって大きさや性格の傾向に違いがあります。それぞれの種類の中には更にカラーも種類があるので一緒にチェックしておきましょう。
そして、一番大切なのが健康チェックです。お迎えするときは少しでも長生きしてくれる健康で元気な子を選びましょう。健康かどうか見極めるポイントは以下通りです。
- 目ヤニはないか
- 鼻はピンクで湿り気があり潤っているか
- ひげは折れていないか
- 耳は綺麗か(耳垢や耳ダレがないか)
- 生殖器や肛門付近は綺麗か
- 不自然に毛が抜け落ちているところはないか
性格については短時間の観察や触れ合いで見極めることは難しいですが、人なつっこい子は最初から興味を持って近づいてくれます。店員さんにもアドバイスをもらいながら自分の好みの子を選んでみて下さい。
フェレットの飼い方のコツ、注意点、しつけ方を解説!
フェレットの飼育のコツは以下の通りです。
- 温度管理
- 毎日遊んであげる
- 部屋に危険なものを置かない
- におい対策
特に家をあける時間が長い人は、エアコン等を上手に使って温度管理するようにしましょう。
そして性格のところでも説明済みですが、フェレットは遊ぶのが大好きなので1日に1回はケージから出して一緒に遊んであげて下さい。
好奇心旺盛なフェレットは色々な物に興味を持って噛んでしまいます。ケージから出す場合には、目を離さずコンセントなど危ない物は隠して怪我をさせないように注意しましょう。
最後に臭い対策ですが、臭腺除去されているフェレットも多少臭いがあります。気になる人は空気清浄機やペット用消臭剤を使い対策しましょう。また定期的に体を洗ってあげることでも大分臭いが軽減されます。
次にしつけについてですが、フェレットは賢い動物なので「しつけ」とすることができるのです。特に「トイレ」と「噛み癖」についてはしつけできる子が多いです。
しつけの仕方について表にまとめました。
しつけ内容 | 方法 |
---|---|
トイレ | ケージの角にトイレを設置 トイレの中にわざと排泄物をいれておく (失敗した場合には臭いが残らないように掃除) |
噛み癖 | 噛んで来たらダメ!めっ!と大きな声を出す (決して名前では呼ばない) |
しつけはなるべく小さいうちにしておきましょう。注意するときは名前ではなく、必ず短めの言葉でする方が効果的です。名前で叱ってしまうと名前をよばれる度にビクビクするようになってしまうからです。
なるべく小さいうちにしつけを完了できるとその後が楽になるので是非実践してみて下さいね。
フェレットの寿命やかかりやすい病気は?ペット保険に加入しよう
少しでも長く生きてもらうためには健康管理がとっても大切です。ここでは、フェレットの平均寿命とかかりやすい病気について紹介していきます。
かかりやすい病気を覚えておくことで、体調変化へ迅速に気づくことが出来ると思います。健康チェックにも役に立つと思いますので是非確認しておきましょう。
フェレットの平均寿命は6〜8年
フェレットの平均寿命は6年から8年とそれほど長くありません。最長記録として15年という記録もありますが、通常では長い子でも10年ほどです。
フェレットは、大体1年半くらいで人間でいう20歳になります。その後は1年ごとに5歳ずつくらい年を重ねていきます。平均寿命の6年になると人間でいう70歳くらいになるのでもう老後です。
このようにフェレットは成長スピードが速く老化のスピードも速いので寿命が短めなのです。
フェレットの寿命や長生きさせるためのコツなどについて、以下の記事で解説しているので、気になる方は参考にして下さい。
フェレットがかかりやすい病気やその症状
フェレットには、かかりやすい3大失病と呼ばれている病気があります。
<フェレットの3大失病>
病名 | 症状 |
---|---|
インスリノーマー (低血糖) | よだれ過多・ふらつき 震え・昏睡など意識障害 |
副腎腫瘍 | 左右対称の脱毛 前立腺肥大・陰部肥大 |
リンパ腫 | リンパ節腫大・食欲不振 微熱・血便・嘔吐 |
インスリノーマー
膵臓に腫瘍が出来ることが原因で低血糖になり、それに伴い様々な症状が出る病気です。高齢のフェレットに多く見られますが、初期は気づきにくいことが多いです。何だか眠っている時間が長かったり、ぼんやりしてることが多い時には要注意です。
副腎腫瘍
性ホルモンの異常分泌によっておこる病気です。多くのフェレットは去勢・避妊手術を行っているため行き場をなくした性ホルモンが悪さをおこしてしまう病気です。
リンパ腫
「血液の癌」であり、全身のどこに発生するか分かりません。そのため症状も場合によって様々あるため気づくのが遅れてしまうことも。一度なると完治は難しく長期間と闘病が必要です。
また、上記以外にもインフルエンザ等の感染症にかかることもあります。フェレットの病気については下記サイトにも詳しく紹介されていますので是非参考にしてみて下さい。
フェレットが加入できるペット保険
先ほど説明したようにフェレットには生きている間に様々な病気のリスクがあります。紹介した病気以外にも風邪を引いたり、誤嚥、怪我など病院にお世話になる機会が出てくるでしょう。
しかし、フェレットはどの病院でも診察してくれるわけではありません。何かあった時にすぐに対応することが出来るように飼う前に必ずかかりつけの病院を決めておくようにしましょう。
また、ペットの場合は健康保険がないため治療費は思っているよりも高額となることも多いです。先ほど紹介した3大失病では、手術や闘病で長期間の入院も考えられます。
<実際の治療費例>
病名 | 処置内容 | 金額 |
---|---|---|
インスリノーマー | 開腹手術 入院 | 150,000円 (その後ステロイド服用 月/20,000円) |
体は小さいフェレットも治療費は結構かかることがお分かりいただけると思います。
もし飼っているフェレットに何かあったときにお金の心配なく治療を受けさせてあげるためにも、お迎えする時は一緒にペット保険への加入もしましょう。
また、定期的に健康診断を受けさせることも大切です。初期症状が分かりにくい病気も健康診断によって早期発見治療を行うことができます。人間同様、年1回を目安にチェックしてもらいましょう。
フェレットが加入できるペット保険について、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は参考にして下さい。
フェレットの性格や特徴のまとめ
以上のようにフェレットの性格や特徴について詳しく説明してきましたがいかがだったでしょうか。
この記事のポイントをまとめると、
- フェレットの性格は好奇心旺盛で天真爛漫、遊ぶことが大好き
- オスとメスの性格の違いはメスの方が気が強くオスのほうが穏やかな傾向がある
- フェレットは人にもなつきやすく1人暮らしでも飼いやすい
- フェレットの飼育は温度管理が重要
- フェレットの平均寿命6年から8年
- フェレットは病気になりやすいため、ペット保険へも加入しておくと安心