内容をまとめると
- ペットとして人気のリス5種類を紹介!
- 中でもシマリスは値段も安く、飼いやすい種類
- リスの医療費は保険適用されないので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心
人懐っこくて可愛らしいリスを飼ってみたいという方は多いのではないでしょうか。リスというとシマリスが有名ですが、他にもペットとして飼えるリスの種類はいくつかあります。この記事では5種類のリスの性格や寿命、値段などを紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる日本でペットとして人気のリスの種類は?5種類を紹介!
クリクリした目と長いしっぽが特徴的なリスは、その愛らしさから人気のある動物です。
頬を膨らませながら、餌を食べている姿に癒される、という方も多いのではないでしょうか。
なかにはペットとして飼ってみたいと考えている方もいるかもしれません。
実は、リスはペットとしても人気のある動物です。ただし、種類によって飼いやすかったり、飼いにくかったりします。
そのため、ペットとして飼う前に、種類ごとのリスの特徴を知っておくのがよいでしょう。
そこで、この記事では、リスの種類やペットとしての飼い方について
- 人気のある種類とその特徴
- 飼育の際の注意点と用意するべきもの
- リスが罹りやすい病気
- リスのペット保険
ペットに人気のリスの種類を紹介!種類ごとの値段や特徴も!
モデル:ろん
まず最初に、次の通り人気のある5種類のリスを紹介します。
あわせて色の特徴、性格、寿命、さらには値段についても解説します。
- シマリス
- コロンビアジリス
- バナナリス
- リチャードソンジリス
- オグロプレーリードッグ
リスの種類①初心者でも飼いやすい!自由奔放なシマリス
シマリスはリスのなかでも飼育されているケースが多く、初心者でも比較的飼いやすい、と言われています。
- 色の特徴:縦に入った黒い縞模様
- 体長:12〜15cm
- 体重:80〜130g
- 平均寿命:5〜10年
- 値段:5,000円〜10,000円
値段はリスの中では安価で買いやすいです。
しかし、内気、活発、人なつこいなど、個体によって性格に差があります。そのため、飼育に際しては個体の性格を見極めることが大切です。
また、運動量も多く、自由奔放に動き回るため、ケージから出す場合にはケガをさせないよう注意する必要があります。
特に注意するべきは、秋から冬にかけてタイガー期と呼ばれる気性が荒くなる時期があることです。
この時期のシマリスは冬眠に備えて貯めた餌を守るため、攻撃的になるとされており、ペットとして飼っていても、その性質は変わらないのです。
リスの種類②大きなおしりがチャームポイントのコロンビアジリス
コロンビアジリスは、生息地でもあるカナダのブリティッシュコロンビア州から名づけられたリスです。
- 色の特徴:赤茶色から灰色まで様々
- 体長:30〜40cm
- 体重:350〜800g
- 平均寿命:5〜6年
- 値段:30,000〜50,000円
大きなお尻がチャームポイントといわれています。
色の種類は様々で観賞用としてとても人気が高いです。シマリスと比較すると体が非常に大きく、値段も高いです。
しかし、なつくまで時間がかかるうえ、かみつかれてケガをする可能性があるので、小さな子どもがいる家庭での飼育には注意が必要です。
また、トイレのしつけを行うことが難しいので、用を足す決まった場所がわかれば、そこをトイレにするのがよいとされています。
リスの種類③ちょっと臆病なバナナリス
バナナリスはタイやマレーシアといった東南アジアに生息するリスです。
- 色の特徴:基本は茶色だが、中には白いアルビノ種もいる
- 体長:20㎝ほど
- 体重:150〜250g
- 平均寿命:6〜8年
- 値段:約60,000円
バナナなどの果物が好物なことから、バナナリスと命名されたといわれています。
値段は60,000円とシマリスに比べるとかなり高額です。
臆病な性格なので、なつきにくいリスといわれています。
また、寒さに弱いために温度管理が欠かせません。適温は20度から28度とされているので、飼育にあたっては、常にその温度を保つようにしましょう。
リスの種類④元気いっぱいなリチャードソンジリス
リチャードソンジリスはアメリカ合衆国に生息するジリスです。プレーリードッグに似た体形をしています。
輸入が禁止されたプレーリードッグに代わるペットとして人気があります。
- 色の特徴:茶色や淡黄褐色など様々
- 体長:約30㎝
- 体重:250〜500g
- 平均寿命:5〜7年
- 値段:10,000円〜30,000円
平均寿命は5年から7年ですが、まれに10年生きる個体もいます。
野生では単独で生活をしており、神経質な性格のため人になつきにくいと言われています。ただし、時間と愛情をかけてやれば、手に乗るほどなついてくれた例もあります。
また、ものをかじる習性があるため、飼育の際には家財道具が傷つけられないような配慮が必要です。
リスの種類⑤希少で人気の高いオグロプレーリードッグ
オグロプレーリードッグは北アメリカ大陸に生息するリスです。
- 色の特徴:茶褐色、尻尾の先が黒い
- 体長:30〜40㎝
- 体重:1.5kg
- 平均寿命:7〜8年
- 値段:300,000円以上
オグロプレーリードッグは、輸入が禁止されており、現在流通しているのは輸入が禁止される前に日本に入ってきた種を繁殖させて生まれたものだけです。
そのため貴重な種類で、値段もかなり高価です。
群れを作って共同生活をしていることから、コミュニケーション能力が高く、なつくと全身で愛情表現をしてきます。
ただし、臭いがきついため、臭いに抵抗感がある人は飼育は難しいかもしれません。
また、何でもかじるため、家財道具が傷つけられるおそれが十分にあります。
リスの正しい飼育方法とは?飼育の際に用意するものはこれ!
モデル:ろん
リスの正しい飼い方の基本は、ストレスを与えないことです。たとえば、リスの種類の多くは単独で行動します。
そのため縄張り意識が強く、他の個体と一緒に飼うとケンカをするおそれがあるのです。また活発に動き回るため、狭い場所に閉じ込めておくと、ストレスで病気になる可能性もあります。
リスが快適に過ごすことができる環境を整えてあげることが大切です。
ここからは、飼育の際に用意するものと、飼い方の注意点について解説していきます。
また、以下の記事では一般的なリスのなつかせ方について詳しく解説しています。リスを飼う際の参考にしたい方は、ぜひ合わせてお読みください。
ケージ・床材や巣箱を用意する
リスを飼うために必要なものは次の通りです。
- ケージ
- 床材
- 巣箱
餌はリス用の混合フードがおすすめ
リスに与える餌は混合フードがおすすめです。
野生のリスは、木の実だけではなく、草や昆虫なども食べる雑食性の動物です。
そのため、飼育する場合にも、自然に近い餌が望ましいといわれています。しかし現実には難しいので、様々な栄養がバランス良く配合されたリス用の混合フードがおすすめです。
ただし、それだけでは味が単調になり飽きてしまうので、
- ひまわりの種などの種子類
- ニンジン
- 小松菜といった野菜
- ゆで卵
なども時々与えるのが良いとされています。
リスは臭い?まめな清掃で清潔感を保つ必要がある
リス自体は体臭がきつくて臭いということはありません。しかし尿は臭います。
基本的にリスはトイレをしつけることができません。好きなところで用を足すので、それが原因で部屋が臭くなってしまうのです。
そのため、リスを飼ううえで必ず行わなければならないのが掃除です。
尿が飛散する可能性もあるので、リスが用を足した場所及びその周辺はきれいに拭き掃除をしましょう。水拭きをしてから乾いた雑巾で拭き取ります。その際には重曹を溶かした水を使うのもよいとされています。汚れた床材も交換しましょう。
なお、ペット専用の消臭剤が販売されているので、それを利用するのもよいですね。
また、尿がリスの体に付着して臭うこともあります。
そのため濡らしたタオルなどで体をぬぐってあげることも必要です。ただしなれていない場合、リスが嫌がることがあります。
そのような時には、砂浴び用の砂を用意して、砂浴びをさせることで消臭効果が期待できます。
リスの臭い対策には、まめな掃除で清潔な環境を保つことがもっとも効果的なのです。
飼う前に知っておきたい!リスがかかりやすい病気とは?
モデル:ろん
リスが罹りやすい病気には次のものがあります。
- 脱毛
- 熱中症
- 不正咬合
- 骨折
- 下痢
- 自咬症
万が一のためにリスでも入れるペット保険を検討してみては?
大切なペットであるリスに万が一のことがあった時のことを考えて、ペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
ペット保険は、ペットの病気やケガなどの治療費を保険会社が設定した金額の範囲内で補償するものです。
手術、入院、通院にかかった費用のうち、保険金額の100%、70%、50%のいずれかの種類から補償の割合を選ぶことができます。
補償割合を100%にした場合には、実際にかかった治療費のうち、保険金額の100%にあたる金額までの実費が支払われることとなります。
ペットには人間のような健康保険がないため、治療費は全て飼い主が負担する必要があります。
ペット保険に加入しておくことによって、治療費負担を軽減することができるのです。
リスのペット保険については以下の記事で詳しく解説しておりますので、そちらをご覧ください!
リスの種類まとめ
リスの種類と飼い方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回のこの記事のポイントは、
- リスの種類は多いが、そのうち人気のある5種類を紹介
- シマリスは値段も安く、ペットとしては1番おすすめ
- リスを飼育するにあたっては、種類にあわせた用具を用意することが必要
- 臭い対策として清潔な環境を維持することが大切
- ケガや病気に備えてペット保険への加入を検討するのもよい