内容をまとめると
- ハムスターの平均寿命はおよそ2~3年
- ハムスターを長生きさせるコツは、適度な運動と餌を与え過ぎないこと!
- ペットの医療費は保険適用されないので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心
ハムスターはペットとして人気があるため、皆さんも一度は飼育を検討したことがあるのではないでしょうか。この記事ではハムスターの種類別の平均寿命、長生きさせるコツや飼育方法を紹介します。飼育を検討している方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
目次を閉じるハムスターの平均寿命はどのくらい?種類別に紹介!
古くからペットとして親しまれているハムスター。
小さなスペースでも飼育でき、散歩も必要ないので一人暮らしや小さなお子さんがいる家庭でも飼いやすいと人気があります。
ハムスターには多くの種類があり、品種ごとに平均寿命や性格が異なることを知っていますか?
日本では5種類ほどがよく飼われていて人懐っこい性格から警戒心の強いものまでさまざまです。
そこで今回MOFFMEでは
- ハムスターの種類別の平均寿命や性格は?
- ハムスターの寿命が短い理由は?
- ハムスターの寿命を人間に換算すると何歳?
- ハムスターの寿命を延ばすコツは?
- ハムスターの値段は?
- 飼うために必要なものは?
といった疑問について詳しく解説していきます。
この記事を読んでいただければ種類ごとの違いを理解し自分にぴったりのハムスターを選ぶことができます。
また、ハムスターも高齢になると病気にかかりやすくなってしまいます。万が一の場合にも安心して治療できるためにペット保険もおすすめしています。ペット保険について詳しく解説しているのでよろしければご覧ください。
ハムスターの平均寿命は1~2年!ギネス記録は4年半?
モデル:てむきち&ぷぷきち
ペットを飼い始める際に気になるのが寿命です。ハムスターも生き物ですから必ずお別れの時が訪れます。
どれくらい生きるのかを知っておくことで、高齢期に入ったハムスターを特に手厚くお手入れすることができます。
ハムスターの寿命は2~3年と言われています。
ギネスには4年半生きたハムスターの記録がありますが、多くのハムスターの寿命はとても短いようです。
ここでは種類別のハムスターの寿命や人間で換算すると何歳になるのかなど、ハムスターの寿命について詳しく解説します。
ハムスターの種類別の平均寿命は?
あまり詳しくない人から見たら同じように見えるハムスターですが、世界には24種類ものハムスターがいます。
ハムスターの種類によっては寿命や性格が違います。ここでは日本でよく見かける5種類のハムスターを紹介します。
ゴールデンハムスター
白地に茶色のマーブル模様がチャームポイント。日本ではペットとして一番人気があります。穏やかで人懐っこい性格なので初心者にもおすすめです。
平均寿命:2年半~3年
ジャンガリアンハムスター
小さな体で一生懸命動く姿が愛らしいと人気を集めています。基本的におっとりとしていますが、臆病な性格や気の強い性格の子もいるので個性に合わせて飼育しましょう。
平均寿命:2~2年半
キャンベルハムスター
ジャンガリアンハムスターと同じような小型のハムスターです。しかし、性格はかなり異なり攻撃性が高く人に懐きにくいです。他とは違う野性的な性格を好む愛好家もいます。
平均寿命:2~3年
ロボロフスキーハムスター
ペット用のハムスターでは最小の種です。とにかくすばしっこく、見ているだけで楽しめます。性格は臆病で人を怖がるので手乗りに育てるのは難しいようです。
平均寿命2~3年
チャイニーズハムスター
細い体に長いしっぽとまるでネズミのような見た目のハムスターです。性格は穏やかでとても頭がよくかわいがっていると人によく懐くので人気が高いです。
平均寿命:2年
なぜハムスターの寿命は短い?短い理由とは?
ハムスターの種類別の寿命を見てきました。
多くのハムスターの寿命は2~3年ととても短いです。
飼い始めてもすぐにお別れをしなければいけないのは悲しいですね。
ハムスターの寿命はなぜこんなに短いのでしょうか?
動物の一生の拍動数は決まっていると言われていますが、ハムスターの鼓動はとても速く、他の動物よりも早く時間が流れていることになります。逆にゾウやカメなど長生きをする動物の鼓動はとても遅いそうです。
また、ハムスターのような小さな動物は病気の進行が早く気づいた時には手遅れになってしまうことも多いようです。
それでもハムスターは高い繁殖力を持ち、短い妊娠期間で子どもをたくさん産みます。このようにして種を守り、進化を続けるのがハムスターが種として生き残るための戦略なのかもしれません。
ハムスターの最長寿命は4年半?
平均寿命がとても短いハムスターですが、長生きをするハムスターもいるのでしょうか?
ギネスの記録を見てみると4年半生きたハムスターがいるようです。
平均寿命が2~3年であることを考えるとかなりの長生きですね。人間で言うと120歳以上になるようです。
時には5年以上生きるハムスターもいるようなので、一日も長く一緒にいられるように大切に育てましょう。
また体長30cmと大型のクロハラハムスターの平均寿命は約8年で、10年以上生きることもあるようです。
ハムスターの年齢を人間に換算すると何歳になる?
ハムスターの寿命は2~3年と短いことが分かりましたが、人間の年齢に換算すると何歳になるでしょうか?
約2か月で大人になり繁殖が可能になります。その後はおおよそ人間の30倍の速さで成長し、年をとるようです。
ハムスターと人間の年齢換算表
ハムスターの年齢 | 人間の年齢に換算 |
---|---|
1か月 | 7歳 |
2か月 | 15歳 |
3か月 | 18歳 |
6か月 | 25歳 |
1年 | 30歳 |
2年 | 60歳 |
3年 | 90歳 |
ハムスターには個体差があり上記の表はあくまで参考値ですが、あっという間に年を取ってしまうことがよく分かります。2年を過ぎたら老年期に入るので特に体調に注意が必要です。
人間にとってはたった一日でもハムスターにとってはとても長い時間になるので、一日一日を大切にハムスターと過ごしましょう。
ハムスターの寿命を伸ばすコツや注意点とは?
寿命がとても短いハムスター。数年でお別れの時がやってきます。家族の一員として飼い始めたら一日でも長く生きて欲しいですよね。
- 健康管理を欠かさない
- 餌をあげ過ぎない
- 適宜ブラッシングと爪切りをする
といった寿命を延ばすポイントを詳しく紹介します。
元気なハムスターと充実した日々を送るためにもぜひ参考にしてください。
ハムスターの健康管理を欠かさない
ハムスターを長生きさせるには何よりも健康管理が大切です。
ハムスターは自分で体調不良を訴えることができないので、体調の管理は飼い主が責任をもって行いましょう。
毎日の健康管理でチェックしたいことには
- 温度管理
- 歯の伸び具合
- 毛並み
- 排泄物
- 汚れはないか
- 食欲はあるか
- 元気に動くか
以上のようなものがあります。
温度や湿度の管理は大切です。年間を通して20~25度前後を保つようにしましょう。湿気に弱いので夏のじめじめとした暑さには注意が必要です。
歯が伸びすぎてしまったら病院で切ってもらうことができます。
他にも毛並みや汚れ排せつ物などをよく観察していつもと違うようなことがあれば早めに病院に連れて行きましょう。
肥満になるので餌をあげすぎない
ハムスターも肥満になってしまうことがあります。
平均体重の1.5倍以上の体重になったり、明らかにお腹が出てきたりしたら肥満のサインなのでそうなる前に餌の量や質の見直しをしましょう。
ハムスターはひまわりの種を食べるイメージがありませんか?
実際に与えるととても喜んで食べます。しかし、ひまわりの種は脂質がとても多いので食べ過ぎてしまうと肥満になってしまいます。
多くても1回3粒ほどをおやつ程度にあげましょう。
他にも運動不足やストレスが原因でも肥満になるので、おもちゃなどをケージに入れてあげて適度な運動をさせてあげましょう。
こまめなブラッシングと爪切りを忘れない
ハムスターが長生きするためのお手入れ方法を紹介します。
ブラッシング
基本的に自分で毛づくろいができるので必要ありません。
ただし、長毛種のハムスターや換毛期にはブラッシングをしてあげるといいでしょう。毛づくろいのし過ぎで毛を飲み込んでしまい毛球症になることを防ぐことができます。
ブラッシングには(人間の)歯ブラシがよく使われます。
爪切り
ハムスターの爪は人間のように伸び続けます。放っておいても自然に削れることもありますが、伸びてきてしまったら切ってあげましょう。
工具のニッパーや人間の赤ちゃん用の爪切りを使って切りますが、うまく切れない場合は病院で切ってもらった方が安全です。
ハムスターの飼育方法や飼う際に必要なものとは?
モデル:てむきち&ぷぷきち
とてもかわいらしいハムスター。広いスペースも要りませんし、大きな鳴き声もあげないのでとても飼いやすいペットとして古くから人気があります。
一人暮らしの方にもおすすめのペットです。実際に飼おうと思ったら気になるのがハムスターの価格やお迎えの準備です。
ここでは、
- ハムスターの値段
- ハムスターを飼育する際に用意するもの
- ハムスターの餌
について紹介します。
しっかりと準備をしてハムスターとの楽しい生活をスムーズに開始しましょう。
ハムスターの値段は1000~3000円が相場
ハムスターをお迎えしようと思ったら価格も気になるところです。
ハムスターの価格の相場は1000~3000円と言われています。
犬や猫などのペットと比べるとかなり手ごろな価格で購入することができます。餌代などもそれほどかからず経済的にも飼いやすいのはうれしいですね。
価格は生後間もないものほど高額になる傾向があります。
また、ホワイトやブラックといった珍しい色や希少な種類も高額になります。
ペットショップなどで見かけることの少ないキャンベルハムスターは2000~4000円と少し高めの価格で販売されています。
飼育の際はケージ・床材や巣箱などを用意
ハムスターを飼う際に用意するものを紹介します。
ケージ
ドワーフハムスターと呼ばれる小さなハムスターの場合は30×45cmほど、ゴールデンハムスターでは40×60cmほどの十分に動き回れる大きさのケージを用意しましょう。
床材
ケージの下にはおがくず(マット)や牧草を敷き詰めましょう。ハムスター用の商品が500~1000円程で販売されています。
巣箱
ハムスターは暗くて狭い場所が大好きです。巣箱を置いてあげると落ち着いて過ごすことができます。
木製や陶器製などさまざまな種類のものが1000円前後で販売されています。
餌は人工飼料やペレット
ハムスターがかかりやすい病気とその兆候は?
モデル:てむきち&ぷぷきち
ハムスターも生き物なので病気にかかってしまうこともあります。
ここではハムスターがかかりやすい病気とその兆候を紹介します。
ハムスターは自分で症状を訴えることができないので、毎日のスキンシップやお手入れの中でしっかり観察して病気の早期発見をしましょう。
皮膚疾患
ハムスターが最もかかりやすい病気が皮膚疾患です。
ダニや菌・アレルギーなどが原因で皮膚にただれや脱毛が見られます。床材を定期的に交換することで予防することができます。
腫瘍
体を触って硬く当たる部分があったら腫瘍を疑って下さい。様子を見ていると手遅れになることもあるのですぐに病院に連れて行きましょう。ただハムスターの腫瘍は治療できないことも多いので注意してください。
原因はさまざまで高齢になるとかかりやすいと言われています。
下痢
便が水っぽかったり、お尻が汚れていたりすると下痢をしている可能性があります。
細菌やカビなどが原因で、特に夏場は餌や水が腐敗しないように気を付ける必要があります。
疑似冬眠
主に冬、気温が低く暗い場所にケージを置いておくと動かなくなる、眠ったまま起きないなどの症状が現れます。
そのまま冬眠してしまうと体力を大幅に消耗してしまい、最悪死に至ります。
部屋の気温をあげ、抱っこをしてゆっくりと温めてあげましょう。
元気がなかったり、いつもと様子が違うなどの場合は動物病院で診てもらうと良いですね。
公益社団法人日本動物協会のサイトで動物病院の検索ができるので、ぜひお近くの動物病院をチェックしておきましょう。
万が一のためにハムスターでも入れるペット保険を検討してみては?
元気にちょこまかと動き回る姿が愛らしいハムスターですが、時には病気になることもあります。
ハムスターはちょっと体調を崩しただけで死んでしまうこともあるのでなるべく早く病院を受診しましょう。
病院にかかった時に気になるのが治療費ですが、ペットには人間のような公的な健康保険がないため、全額自己負担になります。
体は小さいですが、通院で数千円、手術となると1万円以上かかることもあります。
そこで頼りになるのがペット保険です。ペット保険に加入していると一定の割合で治療費を補償してくれます。
以前はハムスターが入れるペット保険はありませんでしたが、最近ではハムスターのような小動物も対象となる保険が販売されるようになりました。
保険会社やプランによって補償対象や補償割合、保険料が異なるので自分にぴったり合ったプランを探すといいでしょう。
また、ハムスターを診察してくれる病院は少ないので、飼い始めたら病院についても情報を集めておく必要があります。
ハムスターの寿命まとめ
ここまでハムスターの寿命や飼う際に知っておきたい情報を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
この記事のポイントは、
- ハムスターの平均寿命は2~3年
- 寿命を延ばすコツは健康管理や栄養バンスの取れた食事
- ハムスターの価格は1000~3000円
- 飼う際はケージや巣箱・床材を用意する
- 餌はペレットを中心に与える
- かかりやすい病気は皮膚疾患や腫瘍
でした。
ハムスターは人に慣れやすいので手から餌を食べさせたり、手や肩に乗せたりとスキンシップを楽しむことができます。
個体差がありますので、人に慣れないハムスターも中にはいます。そのような場合も、個性だと認め温かく見守ってあげて下さい。
触ることはできなくてもかわいい姿で癒してくれることは間違いないです。愛情をこめて飼育しましょう。
また、万が一に備えてペット保険に加入することも大切です。
MOFFMEでは、この他にもペットやペットの保険に関する記事が多数掲載されています。ぜひご覧ください。