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サルーキは、長い手足が特徴の大型犬ですが、どんな性格でしょうか。その顔や佇まいは優雅で凛々しく、気高い印象を受けます。そんなサルーキの性格や特徴をまとめました。飼い方のコツやかかりやすい病気、気になるペット保険についても解説していますので、ぜひご覧ください。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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サルーキの性格や特徴は?

サルーキは、細長い手足とたれ耳が特徴の、とても美しい犬です。俊敏そうな体つきですが、どこか凛々しさが漂う姿をしていますよね。


そんなサルーキを飼いたいと思っても、性格が分からないと飼い方も分かりません。家族として迎え入れるので、長く一緒にいるために病気にも気を遣いたいところです。


病気に備えて、ペット保険についても詳しく知りたいですね。


そこで、今回MOFFMEでは

  • サルーキの性格や特徴
  • サルーキの選び方や購入方法
  • サルーキのしつけ方
  • サルーキがかかりやすい病気

などについてまとめています。


「欲しい」という思いだけで飼うのではなく、きちんと飼い方を知ってからのほうが、苦労しないで飼うことができるでしょう。


MOFFMEでは「サルーキのペット保険ランキング」についても紹介しておりますので、そちらもご覧ください。

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サルーキの性格や特徴は?歴史についても解説!


サルーキは、飼い主に従順で賢い性格をしています。


もっとサルーキのことを知るために、

  • サルーキの歴史
  • サルーキの特徴
  • サルーキの性格
  • オス、メスの性格の違い
  • サルーキは歌う犬?

以上、5つに分けて解説していきます。


サルーキの歴史を知ることは、元々どういう犬種として活躍していたのかが分かり、性格を捉えることもできるでしょう。


オス、メスで飼うのを迷っている人は、それぞれの性格の違いを知ると決めやすくなるかもしれません。


それぞれ確認していきましょう。

サルーキの歴史

サルーキの原産地は中東で、紀元前2100年以上前から生息していたと言われています。紀元前と聞くと、とても昔のように感じますね。


まさにその通りで、サルーキは現存する飼育されている犬種の中で、最も古い犬種なのです。


イラクの古代遺跡、テペ・ガウラには、サルーキの彫刻が残っています。それが、最古の記録と言われています。


サルーキは古代人と生活し、狩りで活躍していました。狩っていたのは鹿でしたが、文明の繁栄とともに鹿狩りは生きるためでなく娯楽となり、サルーキは皇族たちや遊牧民に飼われるようになりました。


宗教上、当時の犬は「不浄のもの」という扱いでしたが、サルーキは特別扱いを受け、人間とともに常に行動していました。


エジプト文明になると、サルーキはロイヤルペットとして身分が高い人々に飼われるようになり、大切にされてきました。あのクレオパトラも愛したと言われています。


サルーキを飼うことが名誉とされるようになり、宗教上でも特別だったサルーキは、他国へ流出されることがありませんでした。


現在、日本でもサルーキは見かけることができますが、その数は多くありません。


日本に輸入されたのは1969年です。現在までに50年の年月が経っていますが、日本では珍しい犬種といえるでしょう。

サルーキの特徴と毛色

サルーキの特徴は、細長い身体としなやかに伸びた長い手足です。たれ耳もとても魅力的で、可愛らしいですね。


ロイヤルペットとして飼われていたこともあり、優雅で美しい佇まいや、キリッとした利発そうな顔も、特徴的です。


性格は、静かで大人しいです。元狩猟犬と聞くと、走り回ることが好きで落ち着きがなさそうなイメージがありますが、飼い主に従順で賢い性格をしています。


遊びとなると活発な一面も見せますが、飼い主の機嫌を伺うこともある気遣いのある犬です。


自立心があるため、自分で考え行動することもできます。しっかりとしている反面、甘えん坊な一面もあるため、可愛らしいです。


感情をあまり顔に出さないことも、高貴なところです。内向的な性格ではありますが、攻撃的な様子を見せません。


寿命は12~14歳で大型犬に属し、その体高は成犬で約55~70㎝体重は約18~26㎏です。


狩猟犬だったこともあり、走る速度は時速70㎞にもなると言われています。


毛色は、クリーム、レッド、ブラック、茶色など、さまざまな毛色のサルーキがいます。毛は短くて柔らかいですが、種類によっては長い羽毛状の飾り毛を生やしているサルーキもいます。

サルーキの性格は?穏やかで落ち着いている!

サルーキは落ち着いていて、感情を表に出さない性格です。


繊細な性格で警戒心も強いため、慣れるまでに時間がかかることが多いですが少しずつ心を開いてゆっくり飼い主との絆を深めていくタイプです。


本当は甘えるのが大好きな性格ですが、自分から甘えに行くという感じではなく、飼い主のほうをじっと見つめて構ってもらえるのを待っている控えめな性格です。


サルーキのほうから甘えてくることが少ないため最初はどう接してよいか悩む方がいるかもしれませんが、「おいで」と声をかけたときの嬉しそうな表情に心を奪われる人も多いでしょう。


人や他の犬にもあまり媚びないツンデレタイプのサルーキですが、運動をするときは活発に動き回り自由奔放な姿も見せてくれます。

オスとメスの性格の違い

サルーキを飼おうと思ったとき、気になるのがオスとメスの性格の違いです。


オスとメスによって性格が違うのか、どちらのほうが飼いやすいのか、知っておくと飼う性別を決めることができますね。


まず、オスのサルーキですが、メスと比べて体が大きいです。大型犬らしいサルーキを飼いたいのであれば、オスを飼ったほうが存在感は大きいでしょう。


メスと比べるとオスのほうが人気があります。


メスのサルーキは、オスと比べて小柄です。大きすぎても困るという場合は、メスを飼うといいでしょう。


細かな性格はそれぞれの個体によって違うため、オスとメスどちらを飼うか迷ったら大きさの違いがあることを知っておくといいですね。


あとは、個体の性格や毛色、毛並みなどで判断するといいでしょう。

参考:歌う犬としても知られている?

サルーキは歌う犬としても知られています。


サルーキの歌とは、震えて聞こえる声で高音を出すことです。このサルーキの歌は、不満を感じたとき、飼い主、家族と長時間離れたときなどに発せられます。


なぜ発するのかといいますと、家族との絆を求めているからです。


自立心が強い犬ですが、甘えん坊な一面もあります。家族の一員として、寂しい思いや不満を感じさせないようにしたいですね。

サルーキのお迎え・購入方法は?価格や選び方も紹介!


サルーキの性格が分かり、いざ飼おうと思っても、次に疑問に思うのがお迎え方法です。お迎えの準備が整っていないと、サルーキも飼い主も、大変な思いをするかもしれません。


また、サルーキの価格や選び方も気になります。思っていたよりも高かった、飼ってみたら元気がなかった、など、購入してから困らないように事前に知っておきましょう。


サルーキを飼うなら、さまざまなことを知っておいて困ることはありません。


サルーキのためにも、家族のためにも、サルーキのことをよく知っておきたいですね。詳しく解説していきますので、ぜひご覧ください。

サルーキのお迎え・購入方法

サルーキをお迎えするためには、サルーキを飼える環境を整えなければなりません。


サルーキは大型犬ですが、室内飼いをしてあげてください。孤独を嫌うサルーキは屋外飼いだと辛い思いをし、ストレスを感じるでしょう。


ストレスに弱い犬種ですので、室内で一緒に生活し、サルーキに孤独な思いをさせないように気を付けてください。


多頭飼いもできるので、サルーキを孤独にさせてしまう恐れがある場合は、多頭飼いも検討しましょう。


また、サルーキには十分な運動量が必要です。毎日の散歩だけでは足りないので、ドッグランなど広い場所で伸び伸びと運動できる場所に連れて行ってあげましょう。


サルーキは、ブリーダーから購入しましょう。日本では珍しい犬種なので、ペットショップでは出会えない可能性が高いです。


サルーキのことをよく知っているブリーダーから購入すれば、購入とともにサルーキの飼い方についてアドバイスをもらえるかもしれません。


購入する際は、予約をしておくといいでしょう。ブリーダーはペットショップと違いますので、相手の都合も考えなければなりません。


購入の際、サルーキの性格などを聞いておくといいかもしれません。育て方の参考になるでしょう。

サルーキの価格や選び方

サルーキの価格は、ペットショップで購入する場合は子犬で約20万円、ブリーダーからの購入の場合はペットショップの値段よりも安く購入できるでしょう。


珍しい犬種ですが、金額はとても高いというわけではありませんね。高貴な大型犬と聞くと高価格なイメージを持っている人が多いと思いますが、購入を検討できる価格なのではないでしょうか。

サルーキの飼い方のコツ、注意点、しつけ方を解説


サルーキを飼うのが初めてという方の中には、どのように家庭で飼えばよいのかやしつけ方法などが分からないという人も多いでしょう。


ここでは、以下の点について詳しくご紹介します。

  • サルーキの1日に必要な運動量
  • サルーキの飼育環境の注意点
  • サルーキのお手入れ方法
  • サルーキのしつけポイント
  • 一般的なサルーキの寿命、かかりやすい病気

基本的なことを学んだ上でサルーキを家族として迎え入れる準備ができると、サルーキも快適に新しい家で過ごせ、飼い主との信頼関係も築きやすいでしょう。

サルーキの飼い方のコツは?運動量や飼育環境に注意!

サルーキは体格からもわかるように、1日にたくさんの運動量を必要としています。 最低でも朝と夕方2回、1回の散歩で30分~1時間程度は歩くようにしましょう。

ただ、人間が普通に歩く速度ではサルーキが思いっきり走れず物足りなさがありますので、早歩きジョギングなども取り入れてたくさん動けるようにするとよいでしょう。  

先ほどご紹介したように定期的にドッグランへ連れて行って思いっ切り走れる時間を確保するのもおすすめです。 

飼育環境にも注意が必要です。エジプトで暮らした歴史のあるサルーキは、寒さに弱いのでとくに冬は寒さ対策が欠かせません。

散歩時は犬用の服を着せる、エアコンで室温を一定に保つなどの工夫をしましょう。

また、足が細く関節に負担がかかりやすいので、カーペットを敷いたり、滑り止めワックスを塗るなど、室内では滑りにくい環境に整えましょう。

サルーキのお手入れは?お手入れ方法と頻度を解説!

サルーキは季節による換毛期がないといわれるシングルコートの犬種ですが、抜け毛がないというわけではありません。


春と秋には普段よりも多めに抜けますし、日ごろから少しずつ生え変わっています。 毎日~週に1回はブラッシングをおこない、余分な毛を取り除きましょう。 


また、見てわかるように毛が短い部分もありますが、耳や尻尾、脚などは長く絡まりやすいです。ブラッシングは毛流れに沿って絡まりをほぐすようにしてください。


豚毛のブラシを使うと比較的静電気が起こりにくいですが、静電気の起こりやすい時期は、グルーミングスプレーを使うのもおすすめです。


毛の長い部分はコームでほぐすようにとかすのもよいですよ。シャンプーや耳掃除、足の裏ケアは月に1回を目安におこなうとよいでしょう。 

サルーキのしつけ方は?しつけの注意点も紹介!

飼い始めはとにかく可愛がりたい気持ちが出てくるかとは思いますが、できればお迎えした日からさっそくしつけを始めるとよいでしょう。


サルーキに限ったことではありませんが、成犬になってからしつけをすると身につけられるようになるまで時間がかかります。


ただ、サルーキは学習能力が高く、子犬の頃からしつけを始めるとそんなに時間はかかりません。以下のポイントを抑えてしつけをおこないましょう。

  • 無理やり言うことを聞かせようとしない

無理に何かさせたり叩いたりすると信頼関係を築くのが難しくなります。たくさん褒める、同じことをしつこく教えないなどの工夫をしましょう。

  • 人や他の犬に触れ合う、お出かけの機会をたくさん作る

社会性コミュニケーション能力を身につけるために、早い時期に新しい場所や人に触れる機会を増やすことが大切です。

  • 安心して寝られる場所、トイレの場所を教える

開放的な空間よりも周囲を囲まれた狭い空間のほうが犬は落ち着くので、寝床はクレートを用意するとよいでしょう。


トイレは行動範囲を狭くする、タイミングをみて誘導するなど、成功率を増やす工夫をしましょう。


自分でしつけするのが難しい場合は、ブリーダーなどサルーキに詳しい人を頼るのも一つの方法です。

サルーキの寿命やかかりやすい病気は?ペット保険に加入しよう


サルーキの性格やしつけ方が分かりましたが、次に気になるのが病気です。


家族の一員として迎え入れたサルーキですので、健康のまま、長く一緒に過ごしていきたいものです。


サルーキがかかりやすい病気と、加入しておくと安心なペット保険について解説していきます。


かかりやすい病気が分かれば、予防することや気を付けることができますね。サルーキのために、飼い主が注意してあげなければなりません。


また、いまの時代ペットの保険もあります。加入するとどうなるのか、どういう保証があるのかをまとめていますので、ぜひご覧ください。

サルーキの寿命やかかりやすい病気

寿命

サルーキの寿命は、12歳~14歳です。大型犬の中では、長生きな犬種と言えるでしょう。


サルーキがかかりやすい病気は、

  • 皮膚炎
  • 肥大性心筋症
  • 副鼻腔炎

の3つです。


皮膚炎

皮膚炎は、アトピー性皮膚炎や甲状腺機能低下症などです。


アトピー性皮膚炎はハウスダストやノミ、食べ物などの影響が複雑に関わって発症する皮膚炎です。発症すると完治は難しい病気です。


長い年月、サルーキに辛い思いをさせないためにも、原因になりそうなものに気を遣ってあげましょう。


甲状腺機能低下症は、脱毛が起こります。脱毛だけでなく皮膚炎も発症し、しかも、ずっと続いてしまう病気なので治療が大変になります。


サルーキも大変ですが飼い主には経済的な負担も発生するので、気を付けたいですね。


肥大性心筋症

肥大性心筋症とは、心臓の筋肉が変化し、心臓や肺に影響を与えます。呼吸困難になることや、死に至ることもある病気です。


万一のことが起こらないように定期的に検診を受け、健康状態をチェックしましょう。


副鼻腔炎

副鼻腔炎は、鼻炎から炎症が起こる病気です。人間の鼻炎と同じように、鼻水、くしゃみが出ていたら、病院で受診しましょう。


サルーキの健康状態をチェックし、早期発見できるようにしたいですね。


サルーキは動物なので、痛みや苦しみを言葉で訴えることができません。飼い主がその苦しみに気付いてあげなければ、最悪の事態も想定されます。


何か変だな?と思ったら、病院に行くことをおすすめしますよ。

サルーキのペット保険について

まず、ペット保険について説明します。


ペット保険とは、その名の通りペットにかける保険のことです。人間の保険は、医療保険や終身保険などさまざまなものがありますが、ペットに対して適用はされません。


ペットも家族の一員ですし、病気になったときにきちんとした治療を受けさせようとすると、その治療費は全額飼い主家族が支払うことになります。


そうなると、経済的負担となり十分な治療を断念せざるをえなくなるかもしれません。大切なペットのために、それは苦渋の決断となるでしょう。


しかし、ペット保険はペットにかかる医療費の一部を補償してくれるので、全額飼い主家族の負担にならずに済むのです。


もちろん、保険なので保険料は支払わなければなりませんが、いざというときのために保険に入っておくと安心です。


治療時に、躊躇せず十分な治療を受けさせてあげることができるでしょう。


ペット保険には、医療費の補償だけでなく賠償責任を補償してくれる特約もあります。賠償責任とは、ペットが人を傷付けたり、人の物を壊した場合に補償されるものです。

サルーキの病気や治療だけでなく、相手を傷付けた場合のことも含めて、ペット保険を検討されてはいかがでしょうか。

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まとめ:サルーキの性格や特徴について

この記事では、サルーキの性格や飼い方について

  • サルーキは賢く高貴な犬
  • サルーキは孤独にストレスを感じる
  • サルーキの体調チェックを欠かさない

以上の3つについてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。


サルーキは最古の犬種と言われており、あのクレオパトラにも愛された高貴で優雅な犬です。その美しく聡明な姿に、魅力を感じる人が多いでしょう。


賢く従順な性格はしつけがしやすいですが、しつけ方にもコツがあるのですべて自分で何とかしようとせず、困ったらサルーキの知識を持っている人を頼ることも大切ですよ。


サルーキにはかかりやすい病気があります。飼い主や家族が気を付ければ防げるもの、早期に治療できるものもありますので、サルーキとスキンシップを多くとり、病気の早期発見に努めてください。


美しいサルーキと長く、楽しく生活していくために、ペット保険への加入もぜひご検討ください。


MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。