【獣医師監修】ブリティッシュショートヘアの平均寿命は?長生きのコツも徹底解説!のサムネイル画像

注目記事猫のペット保険人気ランキングを確認する。ペットの病気・ケガの治療費は全額自己負担です。

ブリティッシュショートヘアの平均寿命は14〜17歳で、猫全体の平均寿命と比べると長寿の猫種となります。個体差はありますが生活習慣や環境に気をつけることで寿命を伸ばすことができます。ブリティッシュショートヘアがかかりやすい病気や長生きするためのコツを解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ブリティッシュショートヘアの平均寿命は?

むちむち体型のまんまるお顔が可愛らしいブリティッシュショートヘアですが、どのくらいの間一緒に暮らせる品種はかご存知でしょうか。


ブリティッシュショートヘアの寿命を伸ばすためには飼い主がブリティッシュショートヘアの特徴や性格を理解し、快適に過ごせるようにしてあげる必要がありますよね?


そこで今回「MOFFME」では、

  • ブリティッシュショートへアの寿命
  • ブリティッシュショートへアの性格・特徴・歴史
  • ブリティッシュショートへアのお迎え方法・価格・選び方
  • ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気
  • ブリティッシュショートヘアの寿命を伸ばす飼育管理・お手入れ方法・しつけ方
  • ブリティッシュショートヘアのペット保険

について解説します。


この記事を読めばブリティッシュショートヘアの寿命を伸ばすためにはどうすればよいのかが分かります。


ぜひ、最後までご覧ください。

ブリティッシュショートヘアの平均寿命は14〜17歳!!


ブリティッシュショートヘアの平均寿命をご存知でしょうか。


寿命は遺伝的部分が大きいですが、生活管理でも寿命を伸ばすことが可能です。


そのため、しっかりと把握して長生きさせてあげましょう。


ここでは、

  • ブリティッシュショートヘアの平均寿命
  • 人間に換算すると何歳なのか
  • ブリティッシュショートヘアのシニア期はいつからか
  • 似てる猫との違い

について解説します。

ブリティッシュショートヘアの平均寿命は14〜17歳です

ブリティッシュショートヘアの平均寿命は、14歳~17歳です。


猫全体的な平均寿命は15歳なので、平均寿命でみると長寿な猫であるといえます。


ブリティッシュショートヘアの最高寿命は19歳の日本で暮らしているブリテッシュショートヘアであるといわれています。


また、人間の年齢にすると94歳になります。


さらに、近年、飼い主の知識の向上や獣医師の情報の発信により、ペットの寿命は徐々に伸びています。


そのため、これから先、もっとたくさんの知識が広がれば、さらに平均寿命が伸びる可能性があります。


また、愛猫が万が一病気や怪我を負ってしまった場合に備えてペット保険への加入がおすすめです。

MOFFMEではブリティッシュショートヘアのペット保険を詳しく解説しているのでそちらもご確認ください。

ブリティッシュショートヘアのペット保険を確認する

ブリティッシュショートヘアの年齢を人間に換算すると?

ブリティッシュショートヘアは人間よりも何倍ものスピードで年をとります。


分かりやすいように人間に換算した表を作成しました。


以下が0歳~10歳までの人間換算表です。

猫の年齢人間の年齢
2週間0.5年
1ヶ月1歳
2ヶ月3歳
3ヶ月5歳
6ヶ月9歳
9ヶ月13歳
1歳17歳
1歳半20歳
2歳23歳
3歳28歳
4歳32歳
5歳36歳
6歳40歳
7歳44際
8歳48歳
9歳52歳
10歳56歳

参考にしてみてください。


3歳以降は人間が1歳年をとる間にブリティッシュショートヘアは4歳分年をとっています。


また、猫は

  • 1歳までを子猫期
  • 1歳~7歳までを成猫期
  • 8歳以降をシニア期

に分類されます。


飼い主にとってはいつまでも子供の存在ですが、実年齢ではいつの間にか飼い主を追い越していきます。


すぐにシニアになってしまう猫ですが、シニアになって手がかかるようになっても、今までの感謝を込めてお世話をしてあげてください。

ブリティッシュショートヘアのシニア期・高齢期はいつから?

ブリティッシュシィートヘアのシニア期は、8歳からです。


シニア期になると、

  • 環境の管理
  • 食事の管理
  • 運動の管理
  • 定期健診
などに気をつけないとしません。

環境の管理

  • 段差を少なくする
  • 床を滑らないように工夫
  • 床に物を置かないようにする
  • 室温管理をおこなう
シニアになると視覚や聴力が弱ることで、ちょっとした段差でこけたり、床で滑ったり、物にぶつかったりと怪我をしてしまいます。

今まで、らくらく上れていた階段も踏み外す可能性があります。

そのため、安全に暮らせるように工夫をしてあげてください。

また、シニアになると体温調整が苦手になります。

快適に過ごせるように室温調節をしてあげてください。

夏や冬はもちろんのこと、大きく気温の変わる季節の変わり目などは体調を崩しやすいため、特に注意してあげてください。

食事管理

シニアになると歯が弱くなり、今までの食事を嫌がるペットもいます。
  • ウェットフードに変える
  • フードをふやかす
  • 少量を数回にわけて与える
  • 鶏むね肉など高たんぱく、ヘルシーなものをトッピング
など食事に工夫をしてあげてください。

シニアになっても食事から栄養をとるために、食事量が落ちないようにしてあげることが大切です。

キャットフードを食べないからという理由で人間の食事を与えるのは避けましょう。

若い頃よりも内臓に負うダメージは大きく、より腎臓病や高血圧、糖尿病などにかかりやすくなります。

なかなか食べてくれない場合も、キャットフードで工夫をしましょう。

どうしても食べてくれない場合は獣医師に相談するのがおすすめです。

運動管理

シニアになると体の複数個所に不調が出てきて動くのを嫌がるペットが多くなります。

無理に運動させる必要はありませんが、体調の良いときに遊びに誘ってみるか日光浴をさせてあげてください。

また、眠っている時間の多くなるシニア猫は痴呆になりやすく、昼と夜の生活が逆転しやすいです。

そのため、日光浴をすることは、夜鳴きの予防にもなります。

日光浴の際は、熱中症に気をつけて、毎日短時間行うことをおすすめします。

定期健診

シニアになったら定期的な健康診断はより重要なものとなります。

シニアになると体の抵抗力が弱まり、体調を崩しやすく、病気にもかかりやすくなります。

ペットの変化に気付いてあげられるのは飼い主だけですが、内部まで見れるのは獣医師のみとなります。

そのため、シニアになったら定期的な健康診断は必須です。

ブリティッシュショートヘアに似た猫種との違い

ブリティッシュショートヘアに見た目が似ている猫をご存知でしょうか。

という猫がブリティッシュショートヘアにそっくりな見た目をしています。


色はブルーのソリッドで同じですが、見た目の違いは、ロシアンブルー、シャルトリューと比べると、ブリティッシィショートヘアは体と顔がずっしり丸い印象です。


毛の長いブリティッシュ

毛の長いブリティッシュは、ブリティッシュロングヘアと呼ばれています。


アメリカでは「ローランダー」、ヨーロッパでは「ブリタニカ」と呼ばれることもあります。


ブリティッシュショートヘアの交配にペルシャを掛け合わせていたため、時々、長毛のブリティッシュが誕生していましたが、ブリティッシュとしては認められず、雑種扱いでした。


しかし、2009年にブリティッシュロングヘアという猫種として認められました。


長毛のブリティッシュはなかなか見かけることはありませんが、その姿から徐々に人気を集めている品種です。

ブリティッシュショートヘアの性格や特徴とは?

ブリティッシュショートヘアは、とても物静かで飼い主に甘えん坊な穏やかな性格をしています。


賢く凛としており、無駄に鳴くこともありませんし、貫禄のある立ち振る舞いもあることなどがブリティッシュショートヘアの性格と言えるでしょう。


また、自立心の高さが他の種よりも高いため抱っこされることがあまり得意ではありません。物静かな印象があるのも特徴的です。


しかし、自立心の高さから「本当は甘えたい」のに表に出しにくいという面もありません。


そういったブリティッシュショートヘアの性格に応えてあげれば、一転して喜んで甘えてくれる一面があるのもブリティッシュショートヘアの魅力と言えるでしょう。

ブリティッシュショートヘアの歴史

ブリティッシュショートヘアは、イギリスで最も長い歴史を持つ猫です。遡って西暦200年代に古代ローマがイギリスに侵略を行う際に連れてこられた猫と言われています。


当時、農耕を取り入れると同時に作物を食い散らかすネズミや害虫が大量に発生していました。ローマ人がイギリスで農耕を始める際にネズミ捕りが得意な猫として知られブリティッシュショートヘアも連れてこられたのです。


1870年代になると、ネズミ捕りが得意なブリティッシュショートヘアは更に改良が加えられ、現在のような賢くもの静かなブリティッシュショートヘアが出来上がったと言われています。


1871年にはイギリスで初のキャットショーが行われました。そのキャットショーでブリティッシュショートヘアは数々の最優秀賞を受賞し、1890年代にはイギリス公式の猫の品種として認定されることとなりました。

ブリティッシュショートヘアの特徴は?ハチワレ猫とは何か

ブリティッシュショートヘアは、しっかりした体格をした中型~大型の猫です。脚がやや短めで、しっぽの長さは中くらい。丸顔に大きくて丸い目、頬はふっくらとして鼻は短く、愛嬌のある顔立ちをしています。ブルーやグレーの毛色が多いです。


実は、ブリティッシュショートヘアにはハチワレ猫が存在します。


ハチワレ猫とは、額の毛の色が八の時になるように2色に分かれた猫のことです。特に白黒の猫に多いとされています。


ブリティッシュショートヘアは、子猫の時にはあまり目立たなかったハチワレが、成長と共にはっきりしてくる場合や、目の周りだけが黒かった柄が年齢を重ねるごとにハチワレになっていく場合などもあります。


ハチワレ猫は毛色に違いがあるだけですので、その他の性格や特徴、体格などが変わってくることはありません。ペットとして迎えるのであれば、ご自身が一番いいと思ったブリティッシュショートヘアを選ぶようにすると良いでしょう。

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ブリティッシュショートヘアはどんな性格?

ブリティッシュショートヘアは基本的に自立心が強く、プライドの高い性格です。とても賢く落ち着いていて、猫らしい凛とした雰囲気を持っています。時折見せるゆったりとした仕草や堂々とした態度は気品を感じさせます。


ネズミ捕りが得意で農家で飼われていた歴史からも分かる通り、運動神経の高さ我慢強い性格も特徴です。


スキンシップは苦手なので抱っこや撫でられるといったことは好みません。人の膝に乗ってくるよりも、ソファに寝そべっていることが好きなタイプです。そのためお留守番をすることも苦手ではありません。


その一方で、飼い主には忠実でとても愛情深いがあります。 飼い主と猫とがともに自立して接することができれば、強い信頼関係を築けるでしょう。

ブリティッシュショートヘアのオスとメスの性格の違い

ブリティッシュショートヘアのオスは以下のような性格です。

  • 自立心が強い
  • 寂しがりやで甘えん坊
  • 警戒心が強く、来客や人込みが苦手

寂しがりやで甘えんぼうのため飼いならすのには時間が少し必要かもしれませんが、気難しいところがあるのはブリティッシュショートヘアの性格と言えるので気長に関係を築いていく必要があります。


心を許した途端に甘え始めるため、そんなギャップのある一面を見たらブリティッシュショートヘアの魅力に気が付くと思います。


ブリティッシュショートヘアのメス(女の子)は以下のような性格です。

  • 自立心が強い
  • 物静か
  • 騒がしい環境が苦手

オスと同様に高い自立心があります。物静かで無駄に鳴きませんし部屋飼いに向いている性格です。騒がしい環境が苦手なため多頭飼いには向いていません。


またオス・メス両方とも穏やかで遊び好きです。脚力が強いため猫じゃらしやおもちゃで遊んであげるととても嬉しそうに遊んでくれます。褒められることも大好きなので遊んだ後は沢山褒めてあげて下さい。

補足:ペットとして飼うときは血液型検査をしておこう

ブリティッシュショートヘアに限らずペットとして飼うときはなるべく血液型検査をしておきましょう。


猫も人間と同じく血液型があり、輸血が必要になった時に違う血液型の血液を輸血してしまうと拒絶反応を起こし命を落とす可能性があります。


猫には「A型」「B型」「AB型」の3つの血液型があり、ブリティッシュショートヘアは約4割がB型と言われています。


しかし日本で飼われている猫のほとんどは「A型」の血液型の猫です。万が一輸血が必要になった場合に全く対応が出来ないということが無いように、血液型を確認しできるだけ対策をしておくことが望ましいでしょう。


なお、輸血が必要になる病気は以下のようなものです。

他にも交通事故や、ネギ類を誤食してしまった時などは輸血が必要になる場合がありますので注意が必要です。愛猫を守るためにも最低限飼い主として猫のことを知っておく必要があるということです。


血液検査にかかる費用等は以下の記事で解説してるので、そちらもご確認ください。

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ブリティッシュショートヘアのお迎え・購入方法は?

これまでブリティッシュショートヘアの性格や注意事項などを紹介しました。ブリティッシュショートヘアの魅力に気が付いたという方も多いのではないでしょうか。


続いて、ブリティッシュショートヘアを飼いたい場合具体的にどうすれば良いのかを紹介します。お迎え、購入方法や価格や選び方についても紹介しますのでぜひ参考にしてみて下さい。

ブリティッシュショートヘアのお迎え・購入方法

ブリティッシュショートヘアを飼うためには以下のような方法があります。

  • ペットショップで購入する
  • ブリーダーから購入する
  • 保健所から引き取る

■ペットショップで購入する

最も一般的なのがペットショップからの購入です。


お近くのペットショップで実際に見て、触れて、性格などをきちんと聞き取りした上で購入すのが良いでしょう。また、ペットショップでしたら一緒に餌やおやつ、ペット用品も取りそろえられたり、何か問題が起これば相談に乗ってくれたりしますのでおすすめです。また、補償やアフターケアをしっかり行ってくれるペットショップが多いです。


ただし、親猫の情報が分からなったり、価格が高くなりがちなので購入の際はブリーダーと比べてから検討するもの一つの手段ではないでしょうか。


■ブリーダーから購入する

ブリーダーから直接購入する方法もあります。


ブリーダーから購入する場合、親猫の情報が分かりますので良質で優秀なブリティッシュショートヘアと出会える可能性が高いです。


また、ブリーダーと話をすることで、どのような生活環境で育ててきたか、どのような性格なのか、遺伝的な疾患などが無いか等詳細に知ることができます。ペットショップより比較的安価で購入できるんのも魅力の一つでしょう。


■保健所から引き取る

保健所から引き取る方法もあります。


保健所にいる猫や犬は、「迷子」「怪我をしてて保護された」「飼育放棄」のいずれかによって預けられており、保健所から引き取る場合は一般的な購入とは違うということを理解しておく必要があります。


また必ず求めている品種がいるとは限りません。単純にブリティッシュショートヘアを飼いたいのであればペットショップかブリーダーからの購入をおすすめします。

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ブリティッシュショートヘアの価格や選び方

■価格

ブリティッシュショートヘアの価格は100,000円~300,000円程度です。子猫の場合は約200,000円~300,000円。ペットタイプであれば100,000円前後で購入することも可能です。


また、両親がチャンピョン猫の場合や、ダイリュートキャリコ(色味が若干薄いカラー)の場合は300,000円を超えることもあります


ただし、価格にとらわれずご自身が本気で飼いたいと思ったブリティッシュショートヘアに出会えたら、その子を購入するのが一番良い方法だと思います。


■選び方

ブリティッシュショートヘアの外見は以下の点に注目してみて下さい。

  • 輪郭、目
  • 耳、首、体型
  • しっぽ

輪郭は丸みを帯びている子がおすすめです。ブリティッシュショートヘアの特徴は目が大きく丸い、少し離れ気味で、目の色がゴールドやオレンジ、カッパーであることが一般的です。


耳は小さく首が太くて短いのも特徴です。ただし性別によって若干の違いが出ますので一概には言えませんが、筋肉や骨格はしっかりしているのがブリティッシュショートヘアの特徴なので、抱っこしてどっしりとする位が良いでしょう。


脚は骨太で太く、先端が丸くなっています。しっぽは体の3分の2程度の長さがあり、脚と同様に先が丸くなっているのが特徴です。


毛は密度が高く毛量があり少し固く厚みがあります。毛並みに関しては骨格や体の大きさに左右されやすいので、ご自身の理想にあったブリティッシュショートヘアを選ぶのが最も重要でしょう。

ブリティッシュショートヘアがかかりやすい病気やその治療・治療費は?


ブリティッシュショートヘアの寿命を伸ばすためには、病気にかかってしまった後どれだけ早く病気を発見できるかが重要になってきます。


また、遺伝子的な問題で、予防が難しい病気も多くありますが、どれだけ早く見つけられるかで、処置やその後の生活も変わってきます。


ここでは、

  • ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気
  • 原因はなにか
  • どのような症状がでるのか
  • どのような治療方法があるのか
  • 治療費用はどのくらいなのか

について解説します。

病名と治療法①:糖尿病

これは、インスリンが不足するまたは正常に働かないことにより、血糖値を下げられなくなる病気です。


原因

  • 合わない食事
  • 肥満
  • 膵炎
猫は肉食動物のため、食事は炭水化物よりも高たんぱくな食事が求められます。

また、食事のバランスが悪く、低たんぱく質で炭水化物を多く摂取していると糖尿病を発症する可能性が高くなります。

症状

  • 水を飲む量が増える
  • おしっこの量が増える
  • 毛づやが悪くなる
  • 食欲はあるのに痩せる
食欲があるのに痩せることは健康体ではありえません。

そのため、なんからの臓器の不具合がありますので、獣医師に相談してみてください。

治療方法

  • インスリン注射
  • 食事・運動の指導
一度発症してしまうと完治することはなく、日常的にインスリン注射が必要になります。

また、通院が必要になります。

肥満が原因の場合は、食事と運動の指導をおこないます。

ペットの苦痛を和らげるためですので、しっかりと聞き入れて管理してください。

治療費

  • 1回の処置で1万円程
入院しての処置が必要な場合は、さらに数万円かかります。

病名と治療法②:尿路結石

これは、尿路に結石ができてしまう病気です。


発症率は、メスよりもオスのほうが高いです。


理由として、オスは尿道が細いため結石が詰まりやすいからです。


尿路結石症は、膀胱炎や尿道閉塞を発症させてしまう場合があるので、早期発見・早期治療が非常に重要な病気です。


原因

  • 食事の内容
  • 水分が足りない
  • 体質の問題
  • 遺伝的なもの

症状

  • 頻繁にトイレに行く
  • トイレへ行っても排尿しない
  • トイレに時間がかかる
  • 落ち着きがなくそわそわしている
  • 排尿時に痛がり鳴く
  • 血尿する
  • 尿がキラキラしている

おしっこをしたくても出ない、血尿をしている場合は、膀胱に何らかの異常があります。


また、症状が悪化し、その他の病気を併発する前に病院での処置が必要です。


治療方法

猫の尿路結石には、様々な種類があります。

  • ストラバイト
  • シュウ酸カルシウム
  • その他

ストラバイト


一番発症の多いもので、尿のpHがアルカリ性に傾くと起こりやすいですが、療法食で結石を溶かすことで、治療や予防ができます。


シュウ酸カルシウム


尿のpHが酸性に傾くと起こりやすく、療法食で結石を溶かすことはできません。


そのため、尿道口からカテーテルを挿入し、尿道に詰まっている結石を流しだします。


その他


尿酸塩、乾燥凝固血、リン酸カルシウムなどの原因により結石ができてしまいます。


そのときに出た症状を抑える治療をおこないつつ、結石を除去します。


療法食でも溶けない、流しだせない場合は手術で取り除くことが必要です。


治療費

  • 療法食:月5,000円程
  • 手術:10万~20万円程

今回紹介した以外にも病気や怪我のリスクがあります。愛猫の健康のためにもペット保険に加入することを推奨しています。
ブリティッシュショートヘアのペット保険については以下ボタンから確認できるのでご検討ください。  

ブリティッシュショートヘアのペット保険を確認する

ブリティッシュショートヘアが長生きする3つのコツ・お手入れ方法・しつけ方


ブリティッシュショートヘアに寿命を伸ばすためには普段の生活が深く関係してきます。


特に肥満や糖尿病を防げるのは食生活です。


そのため、飼い主がしっかりと管理してあげましょう。


ここでは、

  • 食事管理
  • スキンシップのとり方
  • 室内飼いの重要性
  • お手入れ方法
  • しつけ方

について解説します。

長生きのコツ①:肥満気をつけた食事管理

ブリティッシュショートヘアは太りやすい猫のため、普段の食生活をしっかりと管理し体重管理を行うことで肥満を防ぎましょう。


肥満対策

  • 人間のものを与えない
  • キャットフードを与える
  • 適量を与える
  • おやつを与えすぎない

人間の食べ物は猫にとって味が濃く、カロリーが高く、摂取し続けると、糖尿病や高血圧、腎臓病の原因になります。


猫は味の濃いものが好きなので、一度あげてしまうと欲しがりますが、与えないように注意してください。


また、自分のキャットフードを食べなくなってしまう可能性があります。


キャットフードは適量、おやつは与えるのであれば控えめにしてください。

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長生きのコツ②:過度なスキンシップを控える

ブリティッシュショートヘアだけではなく猫全体的に言えることですが猫は基本的にマイペースな生き物です。


ひとりでのんびりしている時間が非常に大切な時間で、邪魔をするとストレスになります。


そのため、ひとりでのんびりしているときはほっておいてあげましょう。


ペットとのキスで感染症

ペットとの過剰なスキンシップで感染症にかかる飼い主が多発しています。


また、抗生物質が効かない強力な耐性菌を持っている猫もいます。


猫とのスキンシップ

  • 猫とキスをしない
  • なめられた部分は洗い、傷がある場合は消毒する
  • 引っ掻かれた場合は、すぐに洗い流し消毒をする
  • 排泄物を処理したら必ず手を洗う
  • ノミ、ダニの予防をおこなう
猫と生活する上で、過度なスキンシップは飼い主にもリスクがあります。

猫とお互い楽しく生活するために過度なスキンシップは控えましょう。

長生きのコツ③:室内飼いにする

猫が外を見て楽しそうにしている姿を見ていると外に出たいのではないかと考えている飼い主も多いと思います。


しかし、初めから外出をさせなければ外を見ているだけで楽しさを感じ、満足している猫が多いんです。


猫にとって外には危険なことがたくさんあります。


完全室内飼いと外出させている猫の寿命を比べてみましょう。

  • 完全室内飼いの猫:平均寿命16歳
  • 外出させる猫:平均寿命13歳

これほどの差があります。


原因としては、

  • 事故に遭う
  • 迷子になる
  • 病気をもらってくる
  • 喧嘩をする

室内飼いの場合は、事故や迷子の心配はありません。


一番多いのは事故で若くして亡くなる猫で、完全室内飼いの猫であれば防ぐことができる死因です。


また、野良猫は予防接種をしていません。


そのため、他の猫との接触で病気をもらってくる可能性があります。


完全室内飼いでストレスは自宅で解消させてあげることが、飼い主にとっても猫にとっても幸せなことです。

ブリティッシュショートヘアのお手入れ方法と頻度を解説!

■お手入れ方法

ブリティッシュショートヘアは短毛で抜け毛も多くありません。被毛のお手入れは難しくないですが、定期的なブラッシングは必要です。


ただし触られることが苦手な性格なので、シャンプーやブラッシングも嫌がることがあります。お手入れは子猫の頃から定期的に行い、大きくなるまでに慣らしておくとスムーズにできるでしょう。


■頻度

ブラッシングは週に2~3回程度が目安です。抜け毛が気になる時は1日1回するようにしましょう。

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ブリティッシュショートヘアのしつけ方を解説!

ブリティッシュショートヘアは頭の良い猫のため、飼い主の言うことを理解しようと努力してくれます。性格も穏やかで落ち着いており、しつけで悩むことも少ないでしょう。


しつけ方は「叱る」「褒める」のメリハリをつけて区別し、猫が分かりやすいようにすると良いです。


特にブリティッシュショートヘアの場合は「よく褒めること」を意識すると効果的です。ブリティッシュショートヘアは褒められることが大好きです。何か頑張った時や良いことをした時などには、沢山褒めてあげると学習能力がさらに向上します。


また普段はスキンシップは苦手ですが、「褒める時に撫でてもらうこと」は喜ぶ傾向があります。撫でながらよく褒めてみてあげて下さい。

ブリティッシュショートヘアのペット保険とは?保険料や補償内容、特約も解説!

ブリティッシュショートヘアのペット保険についてプランや保険料をご存知でしょうか。


ペット保険には審査があり、基本的に審査内容は飼い主が申告した内容からの審査になります。


既往症や通院中であっても、条件付きで加入できる場合もありますので、申告する際は、正直に申告してください。


嘘が発覚すると告知義務違反となり、強制的に契約解除となります。


今まで支払ってきた保険金の返還もありませんので無駄になってしまいます。


そのようなことがないよう、申告する際はありのままを申告するようにしてください。


ペット保険のプラン

  • 通院・入院・手術をトータルで補償
  • 通院のみを補償
  • 手術のみを補償

補償割合も90%、70%、50%で選択できるようになっている保険会社が多いです。


保険会社によっても違うので確認が必要です。


プランや補償割合など飼い主が選ぶことができるので、家庭の負担にならないように加入することも可能です。


ペットショップで勧められた保険に安易に加入せず、ご自身で調べて納得したペット保険に加入するようにしましょう。


ブリティッシュショートヘアのペット保険


犬は犬種で保険料が変わってきますが、猫は統一されている保険会社が多いです。


特約について


主となる保険内容に無料または有料で付帯することによってより充実した保険内容にすることができます。


例としては、ペットが亡くなった場合にかかる葬儀費用をカバーする火葬費用特約や補償期間に無事故だった場合の無事故特約などがあります。


特に加入しておくと安心なのが賠償責任特約です。


賠償責任特約とは?


管理下にあるペットが他人またはペットに対して怪我を負わす、または他人の所有物を破損するなど、そのときの弁償費用や治療費を保険金でカバーをすることができます。


猫は初めてみるものに対して警戒心を抱きます。


来客時に攻撃をしてしまったり相手のものを壊してしまう可能性もありますので、万が一のときのために加入しておくと安心です。


この機会に、ブリティッシュショートヘアのペット保険を検討してみてください。

ブリティッシュショートヘアのペット保険一括比較はこちら

まとめ:ブリティッシュショートヘアの平均寿命や長生きさせるコツについて

ここまでブリティッシュショートヘアの平均寿命や最高寿命、長生きのコツなどについて解説してきましたが、いかがでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • ブリテッシュショートヘアの平均寿命は14歳~17歳
  • 猫全体の平均寿命と比べると長寿な猫である
  • 病気は早期発見・早期治療が大事
  • ペット保険に加入しておくと安心
です。

ブリティッシュショートヘアにとって快適な環境にしてあげることでストレスが減り、寿命を伸ばすことができます。

また、特に遺伝子疾患(病気)は予防が難しいため早期発見が重要になり、早期発見をすることで症状を遅らせることができます。

そのため、毎日の健康チェックと定期的な健康診断をおこない、病気は初期の段階で見つけられるようにしてあげましょう。

MOFFMEでは、ブリティッシュショートヘアのペット保険ランキング、その他ペットに関する記事を多数公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。