注目記事:猫のペット保険人気ランキングを確認する。ペットの病気・ケガの治療費は全額自己負担です。
ペルシャ猫は平均寿命が16〜18歳で、猫の平均寿命が15歳であることと比べると長寿の猫種であることがわかります。また、ペルシャ猫は他の猫種と比べて平均寿命が長いですが、遺伝疾患にかかりやすいため注意が必要です。かかりやすい病気や長生きのコツについて解説します。
この記事の目次
目次を閉じるペルシャ猫の平均寿命は?
モフモフとしたボリュームのある長い体毛に覆われて、キョトンとした感じの愛らしい瞳、短めの足、穏やかで優しい猫です。
愛らしいへこんだ鼻筋(ピークフェイス)、丸顔、離れた小さい耳、誰もが一度くらいは目にしたことのある個性溢れる優雅な容姿。
平成29年度、飼猫頭数(種類別)第5位、日本人に根強い人気の猫種です。
ヒマラヤン・エキゾチックショートヘア・チンチラなどは、ペルシャ猫の血統を受け継いでいます。
現代に流通する色々な猫の基礎になった猫です。
今回「MOFFME」では、
- ペルシャ猫の寿命に関すること
- ペルシャ猫の罹りやすい病気とその治療法・治療費について
- ペルシャ猫を長生きさせる4つのコツ
- ペルシャ猫のペット保険
について詳しく解説します。
あなたとペルシャ猫(ペルシャ猫を飼おうと思っている方の猫)が、平均寿命を大きく上回っていつまでも元気な姿で寄り添っていけるよう、この記事を参考にしてみてください。
ペルシャ猫の平均寿命は16〜18歳!
- ペルシャ猫ってどのくらい生きるの?
ペルシャ猫は、他の猫種に比べて、長生きする方です。
猫全体の寿命が15歳程度、ペルシャ猫はそれを上回る平均寿命です。
反面で遺伝疾患の要因、特徴的な長い毛などが原因のかかりやすい病気もあります。
長生きだからと安心して、放ったらかしにはできません。
毎日のケアなどペルシャ猫の寿命を延ばすことは、あなたの努力次第で可能です。
ペルシャ猫の平均寿命は16〜18歳
- ペルシャ猫の平均寿命はどのくらい?
ペルシャ猫の平均寿命は16~18歳です。
20年以上生きたという例も多くありますし、ギネス記録では、アメリカで飼われていた猫がなんと38歳!という猫の記録もあります。(ペルシャ種ではありませんが)
驚くことに人間年齢に換算すると170歳以上まで生きたということです。(2015,12.16発行)
ペルシャ猫の年齢を人間に換算すると?
- うちのペルシャ猫、人間でいうと今何歳?
猫成長レベル | 猫年齢 | 人間年齢 |
---|---|---|
子猫 (成長期) | 2週間 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 9ヶ月 1歳 | 半年 1歳 3歳 5歳 9歳 13歳 17歳 |
成猫 (成人期) | 1歳半 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 | 20歳 23歳 28歳 32歳 36歳 40歳 44歳 48歳 52歳 |
シニア猫 (高齢期) | 10歳 11歳 12歳 13歳 14歳 15歳 16歳 | 56歳 60歳 64歳 68歳 72歳 76歳 80歳 |
長寿猫 (長寿期) | 17歳 18歳 19歳 20歳 | 84歳 88歳 92歳 100歳 |
この表は『猫と人間の年齢換算表』です。
猫は生後1年くらいで人間の成人程度に成長するといわれています。
その後は1年で4歳程度ずつ、年齢を重ねていく計算になります。
ペルシャ猫のシニア期・高齢期はいつから?
猫の寿命からいって10歳前後から、シニア期・高齢期になると考えられています。
この頃から少しずつですが、体力の衰えや老化現象が始まります。
目に見える外見などでは、なかなか分かりにくいものですが、定期的な診断は大変重要なものになってきます。
成猫用のキャットフードから、高齢猫用に変えることも忘れずに行いましょう。
高齢期に飼い主がいかに細心の注意を払えるかで、その先の寿命に大きな違いが出てくるでしょう。
また、愛猫がもしも病気や怪我をした時の備えとしてペット保険への加入を推奨しています。
ペット保険とは、飼い主がプランに応じた保険料を支払い、病気やケガで病院に行った時に診療費の一部が保険金として補償される仕組みです。
MOFFMEではペルシャ猫のペット保険をランキング形式で紹介しているのでぜひご確認ください。
ペルシャ猫とチンチラの違い
チンチラはペルシャ猫の一種です。
ペルシャ猫の毛色が、ゴールドかシルバーのものでチンチラゴールド・チンチラシルバーと呼ばれています。
チンチラはペルシャ猫のカラーバリエーションの一種であって、チンチラ種というのは公式には認められていません。
キャットショーなどでは、チンチラ部門を設けているところもあります。
ペルシャの性格や特徴は?歴史やチンチラとの違いも解説!
ペルシャ猫というと「猫の王様」といわれることもあるほど、気高くて、とっつきにくい印象を持たれるかもしれません。
しかし、本来のペルシャは気品はありますが、温厚で人に懐く優しい性格をしています。
大人しくて運動能力が少なく、鳴き声がうるさいということもほとんどありません。
どっしり構えているその姿から、王様のような風格を感じる事ができるのでしょう。
ここでは、そんなペルシャ猫の歴史や性格などについて、詳しく解説していきます。
ペルシャの歴史
ペルシャはその名前が示す通り、旧ペルシャ、現在のイランが原産国であると言われています。
その歴史は古く、象形文字にペルシャ猫の描写をみることができるほどです。
16世紀にはトルコのアンかラからイギリスへ渡った長毛種の記録が残っており、この猫がペルシャかターキッシュアンゴラの祖先といわれています。
当時ヨーロッパでは長毛種の猫は珍しく、とても珍重され、ルイ15世もホワイトアンゴラのペルシャ猫を飼っていたそうです。
1800年代からはブリーダーによる計画的な交配が進められ、チャーミングな見た目が人気を博しました。
1871年のキャットショーに登場し、古くから人気のある猫種であったことがうかがわれます。
その後、イギリスのブリーダーたちによりアンゴラとの異種交配が行われ、さらに毛色や模様のパターンを増やすための系統的育種が行われ、現在では200以上の毛色やパターンが生まれています。
ペルシャは他の猫種の誕生にも深くかかわっており、バーミヤンやブリティッシュショートヘアーの誕生にも一役買っています。
ペルシャの特徴
ペルシャはその長い毛並みが特徴です。体型は中型~大型の長毛種の部類に分けられます。
運動量は少なく、足が短めで、ジャンプがあまり得意ではありません。
そのせいかあまりはしゃぐことはなく、一日の睡眠時間は15~19時間とも言われます。
一日中寝て暮らすという印象で、構いたがりな飼い主とは少し相性が悪いかもしれません。鳴き声も小さくて、発情期でもほとんど鳴きません。
長毛種の特徴である被毛はフワフワで、猫の種類の中でも美しさが際立ちます。
被毛に覆われた体は骨太でしっかりしており、短めの足とずんぐりしたシルエットを持ちますが、思ったほどの体重はありません。
顔は幅広でドーム型、大きくて離れた丸い目も特徴的です。「ピークフェイス」と呼ばれる低い鼻も特徴です。
一時期はこの低い鼻が魅力とされ、さらにぺちゃっとした鼻と短い足を持った種類を交配によって生み出そうという動きもありましたが、遺伝的理由による病気になる確率も高くなったため、現在は行われていません。
ペルシャの性格とは?温厚で人に懐きやすい!
ペルシャは、穏やかで控えめという温厚な性格をしています。
のんびりとしていて興奮することもなく懐きやすい猫ですが、人と距離をとるのも上手で、飼い主と良好な関係を保つことができます。
ただし、マイペースな性格をしているので、ストレスを感じないためにもかまいすぎには注意しましょう。
また、ペルシャの性格は毛柄によっても変わります。
シルバー&ゴールデンは飼い主への信頼が厚く、高いプライドを持っており、タビーは明るく物怖じしない性格とされています。
家では、足が短いので高い所にのぼりたがることもなく、大きな声で鳴くこともほとんどないので、静かでとても上品な過ごし方をします。
留守番で寂しくなることもないので、安心して飼うことができますね。
ペルシャのオスとメスの性格の違い
ペルシャ猫の平均体重はオスが3~5.5キロ、メスが3~5キロで、オスの方が一回り大きくなります。ペルシャ猫全体としての性格は、大人しくて騒ぐことはなく、とても温厚です。
オスとメスとでは性格に少し違いがあります。
オスは社交的な面があり、甘えん坊でコミュニケーションをとりやすく、人と一緒にいる事を好みます。
遊び方もやんちゃで、ものを壊したり散らかしたりといった行動も見られますが、大人になるにつれて落ち着きます。
メルはオスに比べて慎重派で、気分屋な部分があります。これは子どもを産んで育てるというメスの特性からくるものでしょう。
警戒心が強く、他人には知らんぷりを決め込むこともあり、気分がのらないときは飼い主にもそっぽを向く事もあります。
猫らしいわがままで自由な気分屋の性格であるといえるかもしれませんが、その分懐いてきたときの可愛さはひとしおです。
オスは発情期でも鳴くことが少ないですが、メスは大きな声で鳴くこともあります。
チンチラペルシャ猫との性格や特徴の違い
チンチラペルシャはシルバーかゴールデンの毛色を持った種類で、瞳の色はグリーン、ペルシャ猫の中の一種という扱いになります。
チンチラというモルモットに似た動物の毛色と似た被毛が特徴的だったためについた名前であるとされています。
ブリーダーの間で、チンチラを一つの猫種として独立させようという動きがありましたが、毛色以外の違いを証明する事ができなかったため、現在でもペルシャの一種との扱いです。
被毛の先8分の1がシルバーのものがチンチラシルバー、ゴールドのものがチンチラゴールデンと呼ばれます。
性格はペルシャとほぼ同じですが、チンチラの方がより大人しく、上品で落ち着いています。
人と遊ぶこともほとんどなく、動きもゆったりとして気品があり、まさに猫の王様と呼ばれるのにふさわしいたたずまいです。
特に女の子はクールな事が多く、ツンデレな性格がきついと言われることもあるようです。
とは言っても人が嫌いなわけではないので、飼い主の事はきちんと把握していますし、構いあうわけではないけれど、なんとなく猫と同じ空間に過ごすことが心地よく感じる人にはうってつけです。
ペルシャのお迎え・購入方法は?価格や選び方も紹介!
ここまでペルシャの歴史や性格を説明してきましたが、そんなペルシャは猫の中でも性格が温和で、鳴き声も小さく、飼いやすい猫であると言われます。
小さいころはそれなりに遊んだり、いたずらしたりもしますが、大人になると落ち着いてきます。
せっかく猫の王様といわれるペルシャを迎えるのなら、心地よくペルシャが過ごせるような環境を造ってあげたいですよね。
ここではペルシャをおうちに迎える上での注意点や購入方法、価格や選び方について詳しく解説します。
ペルシャのお迎え・購入方法
ペルシャ猫をおうちにお迎えする上で、まず最低限必要になるのが以下のものです。
- 餌や水を入れる食器
- トイレ
- 爪とぎ用のアイテム
- ブラシやコーム
- 猫用ベッド
- 移動用のケージ
ペルシャはあまり運動が得意ではありません。その為、お気に入りの昼寝場所で一日中過ごすことが大好きです。
運動能力があまり高くはないので、高低差の激しいキャットタワーなどは必要ないでしょう。居心地の良い居場所を作ってあげてください。
美しい毛並みを保つため、ブラシは必需品です。
購入方法として、
- ペットショップで購入
- ブリーダーから購入
- 里親制度で譲り受ける
お勧めは信頼のおけるブリーダーからの購入でしょう。ペルシャは純血種として交配が進んだ猫種のため、遺伝的な病気がある場合があります。
特に多発性嚢胞症という病気は、親がかかっているとその子猫は子どもの頃から症状が現れる場合があるため注意が必要です。
きちんとしたブリーダーからの購入であれば、親や兄弟の状態や、かかった病気などをその場で確認する事ができますし、ブリーダーの方でも強い子猫が生まれる様に努力をしています。
ペットショップではそれまでの血統や環境を知ることはできませんが、都合のいいときにいつでも見学することができ、その場で飼育に必要な道具一式をそろえて家に連れて帰れるところが利点です。
最近は里親制度を利用する人も多くなっていますが、純血種のペルシャはなかなか里子に出る事はないかも知れませんが、まめに情報を確認していれば、お目当ての子を見つけることができるかもしれません。
ペルシャの価格や選び方
ペルシャ猫は人気の高い猫種ですので、流通量も安定しています。
ペットショップでの平均価格帯は10万~15万円程です。
ブリーダーからの購入ですと平均15万~30万円程で、血統が良い程値段が高くなります。
里子や保護猫を譲り受ける場合は費用はかかりませんが、初期費用として予防接種や各種の検査代がかかる時もあります。
ペルシャは、短足のぎゅっとつまったような体形とずっしりとした重量感があり、耳は小さめで鼻が低く、毛並みがふわふわと豊かであることが良いとされています。
大人しい性格のため、あまり活発に動き回らなくても元気がないという事ではありませんので心配ありません。
しかし、子猫の頃からいつも怯えていたり、短期だったりする場合は何か問題がある可能性もあります。
ペルシャはさまざまな種類の毛色があり、主なものは以下のようなものです。
- ソリッド
- シェーデッド&スモーク
- タビー
- パーティーカラー
- キャリコ&バイカラー
このほかにチンチラシルバーやチンチラゴールデン、ヒマラヤンなどがあります。
色は基本的にシルバーやホワイト、ブラック、レッド、ブルー、クリーム、ブラウンなどほとんどすべての色が見られます。
お気に入りの模様の子を探してみてくださいね。
ペルシャ猫がかかりやすい病気やその治療・治療費は?
- ペルシャ猫がかかりやすい4つの病気・治療法と気になる治療費?
ここではペルシャ猫の寿命を脅かす、かかりやすい4つの病気について解説します。
遺伝疾患やその特徴的な容姿が原因のものなど、様々な要因が考えられますが代表的な病気として、
- 多発性のう胞腎
- 毛球症
- 白内障
- 心臓病
などがありますので、これらの病気の治療法・治療費について説明します。
病名と治療法①:多発性のう胞腎
多発性のう胞腎は、腎臓内部に水のう胞ができる病気です。
ペルシャ猫はこの病気にかかりやすいといわれています。
原因
- 遺伝疾患
両親のどちらかがこの病歴がある場合、50%という高い確率で発症して進行すると腎不全に至ってしまい命に関わります。
罹りやすく発症しやすい病気なので、早期検診で検査できるように定期的に検査を受けるようにしましょう。
予防対策
- 血統書・出生元(病歴・遺伝)調査
- 定期検診
- 早期発見・早期治療
症状
- 無症状
- 多飲多尿・口臭・体重減少(いずれも腎不全の症状です)
現時点では決定的な治療方法がないので、腎不全の症状に対する治療が行われます。
治療法と治療費
- 腎不全と診断された場合、入院手術(4泊5日)93,900円・通院(20日)86,000円治療費の合計は、179,900円と高額なものになります。
病名と治療法②:毛球症
飲み込んだ毛玉が胃の中に溜まってしまい発症します。
原因
- 毛づくろい
- 日頃からブラッシングを心がけて、毛玉をカットするなどして予防してあげてください。
- 毛玉対策用のキャットフードなどもあります。
症状
- 食欲不振
- 便秘・下痢
- 吐きそうなそぶり
- よく嘔吐する
- 腹部を触られるのを嫌がる
治療法
- 内科的治療・毛玉フードの投与
- 外科的治療・毛球除去手術
軽度の場合は毛玉フードを与えて、排便と一緒に体外に排出させる。
重度の場合は、開腹手術による毛球の摘出となり、入院が必要です。
治療費
- 毛球除去剤の投与:2,600円
- 入院手術(6泊7日):193,000円
病名と治療法③:白内障
白内障とは、猫の目の中にある水晶体が白濁して視力を失っていく病気です。
猫は犬に比べて、糖尿病による白内障にはかかりにくいといわれています。
しかし、ペルシャ猫は遺伝疾患による先天性白内障の報告があるのです。
原因
- 遺伝疾患(先天的)
- 結膜炎(その他眼病からの誘発)
予防対策
- 獣医師による検査
- 目ヤニなどとって清潔に
- 目の怪我・眼病の早期治療
- 行動的でなくなる
- 壁に沿って歩く
- 家具などの障害物にぶつかる
- 眼が白く濁る
- 内科的治療
白内障の手術は基本的に先天性の場合が適応し、後天性の場合は有効な治療法はありません。一部内科的治療が進行を遅らせるために行われることはあります。
- 外科的治療、摘出手術・水晶体乳化吸引術
眼底機能が正常で手術に耐えられる年齢や体力を備えている場合に治療可能となります。
切開手術で水晶体を摘出する外科手術と、白内障で濁った水晶体を超音波の振動で砕き吸引して取り除く、水晶体乳化吸引術のどちらかになります。
どちらも術後、水晶体を取り出した患部に人口眼内レンズを入れ替えることで、視力を取り戻せるのです。
治療費
- 内服薬・点眼薬:7,000円
- 入院手術(5泊6日)250,000円(1眼あたりの料金です)
病名と治療法④:心臓病
タイプ別の3つの心臓病
- 肥大型心筋症
負荷圧・ホルモン性の刺激などの心臓肥大の原因に関係が無く、心臓が肥大してしまう病気です。左心室の心筋が肥大し、血流が入りづらくなって全身に回る血液量が減少して動脈血栓症が起こりやすくなります。 - 拡張型心筋症
心室内房に空洞部分ができて心室の収縮機能の低下を起こす病気です。 - 拘束型心筋症
心筋が繊維化を起こして、心室の拡張機能が低下する病気です。
原因
- 遺伝疾患
- 食生活
- 肥満
- 血統書・出生元(病歴・遺伝情報)
- 適度な運動(肥満予防)
- 食事療法(減塩)
症状
- 元気がなくなる
- 食欲不振
- 呼吸困難
治療法と治療費
- 内科的治療で、症状にあった内服薬の投薬による治療、通院1日15,000円
- 外科的治療で、心疾患(バイパス)手術の治療、入院手術350,000円
いずれにしても入院手術が必要となれば、高額な治療費になることはご理解いただけたかと思います。
しかし、愛猫の病気や怪我は予測できません。
万が一の際に、適切な治療を受けるためにもペット保険への加入が重要です。
ペット保険は、飼い主がプランに応じた保険料を支払い、病気やケガで病院に行った時に診療費の一部が保険金として補償される仕組みです。
MOFFMEではペルシャ猫のペット保険についてランキングで紹介しているのでぜひご覧ください。
ペルシャ猫が長生きする4つのコツ・飼育法を解説!
『ペルシャ猫』を飼っている方や、これから飼う予定である方に、貴方の愛猫ペルシャが長生きするコツをいくつか、紹介しておきますので参考にしてください。
愛猫の繁殖を考えていない方には、去勢避妊手術をする事で卵巣の病気にかかるリスクを軽減して寿命を延ばす事に繋がるのでおすすめです。
それから室内で飼うのは当たり前の事ですが、一戸建てで庭の広いお家などに住んでいる場合などで、外に出る自由を与えている飼い主の方もいますね。
しかし、完全室内飼育の猫の方が、2年くらい寿命が長いのです。
ペルシャ猫を飼う準備が整ったところで、長生きする4つのコツ・飼育法を紹介します。
- 栄養バランスを考えた食事
- ストレスの少ない生活環境
- 十分な活動量の確保
- 定期的な動物病院への受診
この4つのコツ・飼育法を踏まえてペルシャ猫を愛情込めて育てましょう。
長生きのコツ①:栄養バランスを考えた食事
栄養バランスのとれている良質で評判の良いキャットフードを選んであげる事が大切です。
子猫の時期には、高カロリーの動物性タンパク質の豊富なキャットフードが良いでしょう。
年齢を重ねてきて、肥満が気になりだしたらタンパク質をしっかり摂取できて低脂肪なものを選ぶのが理想的です。
値段が高額ものを選べば良いというわけではありません。
最近では、年齢やいろいろな病気の予防・対策を考えたキャットフードがたくさん販売されています。
その中でもなるべく合成着色料や防腐剤を使用していないものを選びたいですよね。一番気を付けたいのは、人間が食べているものを絶対に与えないようにすることです。
しつけの時にも、必ずおやつ用のキャットフードをあげるようにしましょう。ねだる姿が可愛くて、ついつい人間の食べているものを与えてしまいがちですが、猫にとっては大変な量の塩分や糖分を含んでいるので、まちがいなく病気の原因になるからです。
塩分や糖分の過剰摂取に気を付けましょう。
1日の食事の量も獣医師に相談して、計ってあげると良いですね。
長生きのコツ②:ストレスの少ない生活環境
穏やかな性格で従順でよく懐く反面、臆病なので躾する時に怒鳴ったりしないことを心がけましょう。
無理に遊びに誘ったりしすぎると、ストレスを溜める原因になります。
また、適正な時期に去勢避妊手術を行うようにすることも大事です。
室内を自由に行動できるように工夫して、ストレスフリーに、また適当な隠れ場所のようなものがあるとなお良いですね。
猫の習性を考えて、それにあった生活環境を整えてあげることが大切です。
長生きのコツ③:十分な活動量の確保
室内で飼う場合、どうしても運動不足になりがちです。
筋肉量が減少して肥満体になってしまうと、糖尿病や心臓病、尿路結石症、関節炎、高脂血症などのリスクが高くなります。
ペルシャ猫は、どちらかというと活動的な部類ではないので、キャットタワーを設置するなどの工夫をして、十分な活動量の確保をしてあげてください。
猫がやる気を出している時などは、猫用の玩具を使って遊んであげると良いでしょう。
長生きのコツ④:定期的な動物病院への受診
健康に配慮した栄養バランスのとれた食事を心がけて、ストレスの少ない生活環境で、十分な活動量の確保をしていたとしても、絶対に病気にかからないとは言えません。
なんの前触れもなく、急に襲ってくることもあります。
そうならないためにも、日頃から定期的な動物病院への受診をおすすめします。
生後すぐに動物病院での健康診断や予防接種・血液検査などをすると良いでしょう。
病気の早期発見は、獣医師による適切な早期治療につながって、その結果『ペルシャ』の寿命を延ばすことになります。
猫の健康状態にもよりますが、3ヶ月や半年、長くても一年に一回はは、動物病院で定期検診をすると良いですね。
現時点では、定期的な健康診断はペット保険の適用外ですが、ペットにかかる治療費は、高額になる事が多いのでペット保険の加入を考えてみましょう。
ペルシャ猫のペット保険とは?保険料や補償内容、特約も解説!
ここでは、どのような補償内容や特約があるかをご紹介します。
また加入してから補償開始まで、一定期間を設けていて、ケガの場合でも15日、病気30日、ガンだと最大120日を経過しないと保険料支払いの対象にならない場合もあります。
免責額(自己負担金額)を設定している会社もあります。
1日3,000円・20,000円・30,000円未満(各会社別)の診察料・治療費の場合は補償対象外
1年間の限度回数(2回が主流)が設定されていますので、こちらも加入する前によく調べておいた方が良いでしょう。
ペット責任賠償特約とは、ご自分の飼っているペルシャ猫が、誤って他人を引っ掻いて傷つけてしまったり、ペットによる賠償責任が生じたときに交渉や補償をしてもらえる保険商品です。
ペット責任賠償特約は、ほとんどがセット加入可能ですが別途料金がかかります。
車椅子費用特約(自動付帯)や火葬費用等担保特約(別料金)などの特約もあります。
そして一番気になる補償内容ですが、これは各社・各商品で色々な特色があります。
最大補償金額(年間)は、39・50・60・72.8・85・94・100・110・128万円
補償割合、50・70・・80・90・100%
通院補償、1日5,000円~12,500円、通院日数、20日~30日、年間最大補償金額まで無制限。
(ただし通院補償の付帯していないものもあります)
入院補償についても、1日8,000円〜20,000円、入院日数20日~30日・1入院につき125,000円(年間3入院まで)、年間最大補償金額まで無制限。
手術補償、100,000円~500,000万円(1回限度額)、年間最大補償金額まで無制限。
まとめ:ペルシャ猫の平均寿命や長生きさせるコツについて
ここまでペルシャ猫について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイントは
- ペルシャ猫の平均寿命
- 性格は穏やかで優しく、鳴くことも少ない。オスの方が人に慣れて甘えるが、メスは気分屋な事が多い猫らしい性格
- かかりやすい病気とその対策
- ペルシャ猫を長生きさせる4つのコツ
- ペット保険の加入で安心を手にれておく
です。
ペルシャ猫を飼う上で、なによりも大切なのは、愛情込めて接する事と愛情込めて見守ることです。
しかしどんなに気を付けていても、回避する事が出来ない怪我や病気がある事もよく理解していただけたかと思います。
万が一の時のお守りと思ってペット保険に加入して、『安心』を手に入れておきましょう。
- ペルシャ猫はあなたの家族です。ペット保険の加入は飼い主の方のマナーです。