【獣医師監修】シンガプーラの寿命や性格・飼育方法は?長生きのコツや飼いやすさ等も解説のサムネイル画像

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シンガプーラの平均寿命は10〜15歳です。この記事ではシンガプーラの平均寿命や最高寿命、人間の年齢への換算、かかりやすい病気やその治療法・治療費、長生きのコツなどを紹介します。また、飼いやすさや適性体重についても紹介します。本記事を見て理解を深めましょう。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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シンガプーラの平均・最高寿命は?長生きさせるコツも解説!

「小さな妖精」とも呼ばれるシンガプーラをご存じですか?

シンガポール生まれのシンガプーラは、小型で飼い主になつきやすく、初心者の方でも飼いやすいのが特徴です。

シンガプーラを飼いたいと考えている方は、「シンガプーラの寿命はどのくらい?」、「飼育するにあたって気をつけることは?」など、気になることが多いですよね。


シンガプーラの特徴をきちんと理解して、飼育環境を整えてあげることで、少しでも長生きできるようになるかもしれません。


そこで、今回「MOFFME」では「シンガプーラの寿命」について、

  • シンガプーラの平均寿命や最高寿命は長い?短い?
  • シンガプーラがかかりやすい病気
  • 長生きさせるための3つのコツ
  • ペット保険の比較

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、シンガプーラのお世話の方法を理解し、より長く一緒に過ごすことができるコツがわかるはずです。


ぜひ最後までご覧ください。


MOFFMEではペット保険のランキングについても紹介しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

シンガプーラの平均寿命は10〜15歳!最高寿命は?


ではシンガプーラの平均寿命はどれくらいなのでしょうか。


まず2023年(令和5年)に一般社団法人ペットフード協会が発表した「全国犬猫飼育実績調査」によると、猫全体の平均寿命は15.79歳でした。


対してシンガプーラの平均寿命は10歳から15歳であり、若干の差はありますが、一般的な猫の寿命と大きな差はありません。


しかし、日ごろから体調をよく観察して、定期的なワクチン接種や健康診断を受けることで、寿命を延ばすことも可能です。


ここでは、

  • シンガプーラの最高寿命は?
  • 人間の年齢に換算すると?

について紹介します。

シンガプーラの最高寿命は?21歳?

シンガプーラの平均寿命は10歳から15歳です。

10歳では短いと思う方もいるかもしれません。


では、シンガプーラの最高寿命はどれくらいなのでしょうか。


正式なデータではありませんが、シンガプーラの日本で確認されている最高寿命は21歳です。


平均寿命を大きく上回っています。


ここまで長生きしたコツを調べてみると、シンガプーラの食事管理を徹底していました。


ペットフードの質、与える量、与える回数をきちんと管理し制限することによって、病気の比率を下げ、より健康的な生活ができたということですね。


しかし、愛猫の病気や怪我はいつ起こるかわかりません。万が一の時のためにもペット保険への加入が重要です。

MOFFMEではシンガプーラのペット保険をランキング形式でも紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね!

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【シンガプーラの年齢換算表】人間でいうと何歳?

ここまで寿命について説明しましたが、猫の年齢=人間の年齢ではありません


猫は1年で成猫になるという認識を持つ方も多いと思います。


では、人間の年齢に換算した場合、何歳になるのか気になりませんか。


年齢換算をするにあたって、信頼性が高いのは、AAFP/AAHAというアメリカの団体が発表した「Feline Life Stage Guidelines」、猫のライフステージガイドラインです。


わかりやすく以下の表にまとめてみました。

猫の年齢人間の年齢に換算
生後0か月~6か月0歳~10歳
生後7か月~2歳12歳~24歳
3歳~6歳28歳~40歳
7歳~10歳44歳~56歳
11歳~14歳60歳~72歳
15歳~25歳76歳~116歳

表を見てみると、生後6か月までの成長が著しいことがわかります。


先ほどの日本での最高寿命21歳のシンガプーラは人間の年齢に換算すると約100歳ということになります。


まだ幼いと思っている猫でも、人間の年齢に換算すると実は立派な大人だったということがありますので、年齢に応じたケアをするように心がけましょう。

シンガプーラの性格や特徴は?


短い毛の猫は一般的に活発だと言われますが、シンガプーラの性格は大人しく飼いやすいと言われています。


ここでは、

  • シンガプーラの歴史
  • シンガプーラの特徴
  • マンションでも飼いやすい理由
  • オスとメスの性格の違い
について、詳しくご紹介します。

シンガプーラの歴史

シンガプーラは、もともとシンガポールに生息していた野生の猫です。下水溝の中でネズミを捕まえて暮らしていたことから、ドレインキャットと言われていた過去もあります。


1974年に、シンガポールに赴任したアメリカ人のメドゥ夫妻が、セピア色のティックド・タビーの小さな猫をシンガポール動物保護団体SPCAから引き取りました。


任期を終えたメドゥ夫妻は、引き取った小さい猫たちをシンガプーラと名付け、アメリカに帰国して繁殖を始めます。


そして、1988年には純血種のシンガプーラとして血統が公認され、キャットショーに出演したことで一躍人気が出たのです。


シンガプーラの繁殖を始めてわずか6~7年ほどで純血種だと認められたのは、驚くほどの速さだったと言われています。


ですが、シンガプーラはもともとがシンガポールの下水溝で暮らしていたことから、現地で発見された猫とされていました。


このような経緯があるため、自然発生種かどうかの議論に決着がついておらず、登録を見送っている団体もあります。


今でも、シンガプーラの起源についてはわかっていないことが多く、謎に包まれています。

シンガプーラの特徴

シンガプーラの特徴は、

  • 優しくて甘えん坊
  • 活発だけど大人しくて飼いやすい
  • 好奇心旺盛
以上の3つが挙げられます。

飼い主にのみ懐く傾向がある、とても甘えん坊な性格の猫です。飼い主にしてみたら、可愛くてたまらないかもしれませんが、逆に慣れない環境ではナーバスになりやすい一面があります。

多頭飼いには向かないと言われており、既に何匹か猫を飼っているという人は大変かもしれません。

シンガプーラは、活発よりかは大人しい性格のため、静かなところをとても好む猫です。体がとても小さいので、飼育環境も制限されず猫を初めて飼うという人でもおすすめです。

しかし、もともとは下水溝でネズミを追いかけていたため、運動能力は高く好奇心旺盛な一面があります。

猫用のおもちゃでたくさん遊ぶのが大好きですので、飼い主とのコミュニケーションも取りやすいでしょう。

子猫で特に鳴き声が小さいのでマンションでも飼いやすい

シンガプーラは身体が小さくて大人しく、あまり鳴かないのでマンションでも飼いやすい猫だと言えます。聞き分けが良く頭が良いため、一人暮らしの人猫を初めて飼う人でも安心です。


ただし、騒がしい環境を苦手とするため、小さい子供がたくさんいたり、多頭飼いしているご家庭ですとストレスが感じやすくなるかもしれません。


また、シンガプーラはシンガポールという暑い国で生まれた猫種のため、寒さに弱いという特徴があります。冬場は室温に気を付けて、エアコンで調整してあげると良いでしょう。


好奇心旺盛な性格で運動能力も高いので、飼い主が一緒におもちゃなどで遊んであげればとても喜んでくれるでしょう。ですが、好奇心旺盛すぎて部屋の中にあるいろんなものに興味を示してしまいます。


危険なものや場所には近づかないように、細心の注意を払うよう心掛けてください。


シンガプーラは、1日15時間以上寝ると言われていますので、静かなスペースを用意してあげて環境を整えてあげると良いでしょう。

オスとメスの性格の違い

子猫のシンガプーラは、とても性格がやんちゃで好奇心旺盛です。9か月ごろから目の色が徐々に変わってきて、性格が落ち着いてくるようです。そんなシンガプーラのオスとメスでは、性格にちょっとした違いがみられます。


オスのシンガプーラ

オスのシンガプーラはとても甘えん坊な性格をしています。自分の感情をストレートに飼い主に表してくれますので、甘えたいときはとことん甘えてくるでしょう。


おもちゃで遊ぶのも大好きなので、たくさん猫と遊びたいという飼い主にはオスがおすすめかもしれません。


メスのシンガプーラ

メスのシンガプーラは甘えん坊なオスとは対象的に、ちょっとクールな性格をしています。常にマイペースなので、気まぐれに見えるかもしれません。


メスはオスとは違い、子供を産んで育てるという自立した性質が残っています。手間が掛からず、さっぱりとした性格なので飼い主にしてみたら飼いやすいと言えるでしょう。

シンガプーラのお迎え・購入方法は?価格や選び方も紹介!


シンガプーラは目と耳が大きく、小柄で愛らしい姿をしています。初心者の人でも飼いやすく人気があるため、どのようにしてお迎えしてあげたら良いのでしょうか。


ここでは、

  • シンガプーラのお迎え・購入方法
  • シンガプーラの価格や選び方
について、詳しくご紹介します。

シンガプーラのお迎え・購入方法

シンガプーラをお迎えする方法は、大きくわけて3つあります。

  • ペットショップ
  • ブリーダー
  • 保健所・シェルター
まだまだメジャーとは言えないシンガプーラは、実店舗だと思うように見つけられないかもしれません。

そのため、インターネットでシンガプーラのブリーダーを探すという方法を取る人が多いようです。

シンガプーラはブリーダーの中でも、キャッテリーというTICACFAが正式に認めている繁殖家がおすすめです。

キャッテリーで飼育されているシンガプーラは、完全な純血種となります。価格もその分高めにはなりますが、血統の信頼性は猫を飼うときの1つのポイントとも言えます。

そして、シンガプーラをお迎えするために、
以上のものをあらかじめ準備しておきましょう。

これらのものは、およそ3万円程度で揃えることができます。特に、シンガプーラを冬場にお迎えをするときは、寒さが苦手なのでペットヒーターなどの寒さ対策グッズは必須です。

運動能力が高いシンガプーラは、あまり活発に動き回る猫ではありませんが、キャットタワーも用意してあげましょう。

以下の記事では猫を迎入れるにあたって必要な費用を詳しく紹介しているので、ぜひあわせてご確認ください!

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猫の飼育に必要な費用とは?初期費用や生涯でかかる費用を徹底解説!

シンガプーラの価格や選び方

シンガプーラの価格相場は少し高めで、およそ18~30万円程度になります。外見の個体差が出にくい猫種のため、相場もほとんど一定のようです。


価格が高い理由は、

  1. 日本で人気があり、飼いやすい
  2. 歴史が浅いので個体数が少ない
この2点が挙げられます。

今後、シンガプーラがたくさん繁殖されて個体数が増えれば、もしかしたら価格も下がってくるかもしれません。

そして、購入する前には必ず実際にペットショップやブリーダーにお会いして、シンガプーラの見学をさせてもらいましょう。

見学をするときは、
  • シンガプーラの健康状態は良いか
  • 飼育環境は清潔かどうか
  • 愛情を持って育てられているかどうか
この3点を、必ず確認してください。

シンガプーラに理由がわからない傷がついていたり、曖昧なことを言って見学を断られた場合は悪質なブリーダーである可能性がありますので注意が必要です。

ブリーダーなどの動物取扱業を営んでいる人は、必ず「動物取扱業標識」や「動物取扱業者登録証」を掲示しなくてはいけません。怪しいなと思いましたら、これらの確認をしてみるのも良いでしょう。

また、初めてシンガプーラを飼うという人は、購入後にしつけなどの相談ができると嬉しいですよね。

ペットショップやブリーダーとの相性も大切ですので、よく考えて決めるようにしましょう。

シンガプーラがかかりやすい病気やその治療法・治療費は?


これまで、シンガプーラの寿命について説明してきました。

まずは病気にかからずに、元気に暮らすことが長生きへの第一歩です。

しかし、病気にかかってしまうシンガプーラは少なくありません。

あらかじめシンガプーラがかかりやすい病気を知っておくことで、病気を予防したり、万が一病気にかかってしまってもすぐに異変に気付いたりすることができます。

ここからは、シンガプーラがかかりやすい5つの病気について、

  1. ピルビン酸キナーゼ欠損症
  2. 進行性網膜萎縮
  3. 皮膚疾患
  4. 肥大型心筋症
  5. ストレス性疾患

どのような病気なのか、治療法について解説します。


遺伝性の病気もあり、予防や治療することは難しいかもしれませんが、病気の知識をもつことは飼育する際に必要なことですので、ぜひ読み進めてください。

また、ペット保険に加入し、もしものために備えておくことも大切です。

MOFFMEではシンガプーラのペット保険についても紹介しているのでぜひ参考にしてください。

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病気と治療法①:赤血球ピルビン酸キナーゼ欠損症(貧血)

赤血球ピルビン酸キナーゼ欠損症とは遺伝性の疾患で、ピルビン酸キナーゼという酵素が足りなくなり、赤血球が破壊されて貧血が起こる病気です。


生後2か月から3か月齢以降に可視粘膜の蒼白食欲低下などの症状が現れます。


遺伝性の病気のため、予防法はありません。


また、完治が期待できる治療法はありませんが、症状が軽度の場合は安静にしつつ、酸素化輸血などを行います。


貧血が重度の場合は、赤血球の減少を抑えるために、手術で脾臓を摘出し、貧血の改善を促すこともあります。


輸血を行う場合の治療費は、数万円程度です。

手術をする場合の治療費は、20万円から30万円ほどかかるようです。


現在では遺伝子検査(血液検査)によって診断されるので、気になる場合は、遺伝子検査を受けてみることをおススメします。

病名と治療法②:進行性網膜萎縮

進行性網膜萎縮は、眼の奥にある光や映像を感じ取る部分(網膜)が変性・萎縮してしまい、正常な機能を果たさなくなる病気です。


両眼に発症し、徐々に視力が低下し、最終的には失明してしまいます。


遺伝による進行性網膜萎縮は、決定的な予防法や治療法がありません。


命にかかわる病気ではありませんが、発症した場合は盲目になった後の生活も考えて、生活環境をできるだけ変化させずに、猫が記憶していたとおりの生活をさせてあげることが重要です。

病名と治療法③:皮膚疾患

3つ目に紹介する病気は、皮膚疾患です。

シンガプーラはもともと湿気が多く年中暑いシンガポール出身のため、寒さにとても敏感で、乾燥が苦手です。


気温が低く、乾燥する日本の冬を乗り越えるためには、暖房設備等での温度・湿度管理が必須です。


ただし暖房設備内のカビ菌や乾燥によって皮膚疾患にかかると考えられていますので注意が必要です。


皮膚疾患になると、皮膚のかゆみや炎症を引き起こし、爪でかきむしってしまうこともあります。


予防としては、カビが散乱しないような室内環境を常に整える、湿度管理をすることが必要です。


また、こまめにブラッシングを行うことで、皮膚の状態を把握できるのでおすすめです。


ブラッシングについてですが、短毛種かつシングルコートなので週に2~3回くらいで十分です。また、ブラシはラバーブラシや獣毛ブラシがおすすめです。

病名と治療法④:肥大型心筋症

4つ目にかかりやすい病気で紹介するのは肥大型心筋症です。


肥大型心筋症は心筋が内側へ向かって肥厚してしまう病気です。心臓に血液を十分に貯められなくなるため、全身へうまく血液を送り出すことができず、血栓ができてしまうこともあります。


初期症状はいつもより元気がなく、食欲がない程度ですが、次第に呼吸困難になったり、血栓ができることで動作がぎこちなくなり歩けなくなったりします。


治療法としては、酸素吸入を行う血栓を除去する薬を処方血栓除去手術などがあります。


手術の場合は20万円から30万円ほどかかることがあります。

治療費はすべて、飼い主が負担することになります。


重篤な場合は命にかかわるので、定期的な健康診断で早期発見・早期治療することが大切です。

病名と治療法⑤:ストレス性疾患

最後にストレス性疾患について説明します。


シンガプーラは神経質な一面を持っており、普段の生活の中でストレスを感じ、体調を崩すことがあるようです。


まず、甘えん坊で他のペットに対して嫉妬することがある等で多頭飼いは向いていません。


また、人が大好きなので、一人ぼっちになる時間が続くとストレスで体調を崩してしまうおそれがあります。


おもいっきり運動できる環境を作ること、一緒に遊んであげることでストレスが解消するので、ぜひかまってあげてください。

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猫のストレス解消法を解説!ストレスの原因やストレスサインとは?

シンガプーラを長生きさせる3つのコツ・飼い方等を解説!


ここまで、シンガプーラの寿命やかかりやすい病気について、解説してきました。


個体差はあるものの、飼い主の方が注意深くシンガプーラの体調を気にすることで、より長く一緒に過ごすことができます。


ここからは長生きのコツとして、

  1. 室内での飼育
  2. 健康的な食事管理
  3. 定期的な健康診断

の3点について、紹介します。


現在シンガプーラを飼っている方だけでなく、これからシンガプーラを飼ってみたいと思っている方も参考にしてください。

シンガプーラの長生きのコツ①:室内で飼うこと

まず、1つ目に長生きするコツとしてオススメするのは「室内で飼うこと」です。


シンガプーラはほとんど鳴かず、おとなしい猫です。

また、好奇心が強い反面、神経質な面も持ち合わせています。


完全室内飼育にすることで野良猫から病気をうつされることや交通事故等の危険から防ぐことができます。


上記で紹介した通り、ストレスを感じやすいので、室内の温度や湿度を適度に調節して、快適に過ごすことが重要です。


また、好奇心旺盛で運動能力が高いなシンガプーラのために、ある程度走り回るスペースを確保する必要があります。


市販のキャットタワーを設置するなどして、高低差をつけ、運動不足にならないための部屋作りをしましょう。

シンガプーラの長生きのコツ➁:食事管理

長生きのコツ2つ目は、食事管理です。


キャットフードには「仔猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢目的に応じたものがあります。


特に、シニアのシンガプーラには、低脂肪で高たんぱくかつ低アレルゲンのキャットフードを与えるようにしましょう。


かむ力が弱ってきた場合は、細かく砕いてあげたり、ふやかしてあげます。


1度に適切な量を食べられない場合は、1日のごはんの回数を増やして小分けにしてあげることも必要です。


また、猫はもともと水分摂取量が少なくても生きていける体の構造をしていますが、その分腎臓病にもかかりやすくなるので、水飲み場の数や場所を工夫するなど、なるべく水分を摂らせることがよいです。

シンガプーラの長生きのコツ③:定期的な健康診断

シンガプーラの見えない部分の健康状態を把握するためにも「定期的な健康診断を受けること」が、3つ目の長生きをするコツです。


猫が受ける健康診断には、身体検査(視診、聴診、触診)、血液検査、尿検査、糞便検査、超音波検査、レントゲン検査、その他特殊な施設で行うことができるCT検査、MRI検査などがあります。


定期的に病院でチェックすることで、体の状態を飼い主が把握することができます。


早期発見・早期治療することで治療期間が短くなったり、また病気の進行スピードをおさえられたりするので寿命を延ばすことにつながります。


また、健康診断とあわせてペット保険への加入も重要です。

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補足:飼いやすさは?体重が軽すぎる?

これからシンガプーラを飼ってみたいと考えている方は、「シンガプーラの飼いやすさ」が気になるところであると思います。

シンガプーラの最大の特徴は、世界最大の猫種登録団体であるCFA(THE CAT FANCIERS' ASSOCIATION, INC.)に公認されている純血種の猫の中でも最小の種類であることです。

一般的な猫の体重は4㎏から8kgです。

シンガプーラは大人になってもオスメス両方ともに2kgから3kgと、一般的な猫の体重と比べて半分ほどの軽さです。

しかし、活発に動き回るため、四肢の筋肉が発達しており、しっかりとした体つきです。

性格は、飼い主が大好きで、甘えん坊で人懐っこいです。
しかし、神経質で飼い主以外には警戒心が強いという一面もあります。

体が小さくあまり鳴くこともないので、飼育環境に制限されることはなく、初心者でも飼いやすい猫種として人気があります。

シンガプーラのペット保険は?保険料や補償内容、特約も解説!


動物病院での治療費については、全額飼い主が負担しなければなりません。


また、動物病院ごとに治療費が異なり、高額な治療費を請求されることもあります。


急な出費に備えるために、さまざまな会社からペット保険が販売されています。


そこで、ここではペット保険を検討している方向けに、シンガプーラを対象としたペット保険の保険料や補償内容・特約などどのようなものがあるのか紹介します。


年齢が上がるにつれて保険料が高額になります。


これは入院・通院・手術を補償するタイプの保険で、補償割合が50%70%の2パターンあり、保険料に差があるものです。


他にも入院・通院・手術のうち1つや2つだけを補償するタイプの保険があったり、補償割合が100%のものがあったり、保険会社や補償内容によってさまざまな保険が販売されています。


もちろん保険料は保険のタイプで異なるため、ペットの年齢等や家計の事情に合わせて適切に保険を選ぶようにしましょう。


また、主契約に付帯できる特約についても紹介します。

  • 賠償責任特約
  • 火葬費用特約

などがあります。


賠償責任特約ペットが第三者にけがをさせてしまったときなどに、賠償金を補償する特約です。

保険会社により異なりますが、300万円から1,000万円程度を補償してくれます。


火葬費用特約はペットが亡くなったときに、火葬費用などを一定額負担してくれる特約です。


主契約だけでなく特約にも入る場合は、さらに保険料が高くなりますので、慎重に検討したうえで、加入するようにしましょう。

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まとめ:シンガプーラの平均・最高寿命や長生きの方法について

シンガプーラの寿命について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは

  • シンガプーラの平均寿命は10歳から15歳。最高寿命は21歳。
  • シンガプーラは大人しくて飼いやすいが、好奇心旺盛で甘えん坊な性格をしている
  • シンガプーラがかかりやすい病気は、遺伝性ものやストレス性のものがある。
  • シンガプーラが長生きするコツは、快適に暮らせる飼育環境を整えること。
  • 必要に応じてペット保険への加入を検討する必要がある。

です。


シンガプーラの最大の天敵はストレスです。


甘えん坊のシンガプーラとたくさん遊びつつ、リラックスできる飼育環境をしっかり整え、シンガプーラがストレスを感じない生活をすることで、より長生きしてくれるようです。


一方で病気になってしまった場合の治療費は高額になることもあるので、ペット保険に加入するなどして、備えが必要です。


愛猫との生活をより良くするために、きちんとシンガプーラの特性を理解したうえで飼育するようにしてください。


MOFFMEでは、他にも読んでおきたいペット保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。