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ロシアンブルーの平均寿命は10〜13歳と言われており、一般的な猫の平均寿命と比べると短いです。ロシアンブルーはストレスに弱いため飼い主の方は細心の注意を払う必要があります。ロシアンブルーがかかりやすい病気や長生きするためのコツ・飼育法について詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ロシアンブルーの平均・最高寿命は?

ビロードのような美しい青灰色の被毛が特徴のロシアンブルーは、とても人気の高い猫ですが、このロシアンブルーの寿命や特徴などについてご存知でしょうか。


これからロシアンブルーを迎えるなら、平均寿命やいつまでも元気に長生きできるよう飼い方のコツなどを把握しておく必要があります。


そこで今回「MOFFME」では「ロシアンブルーの寿命」に焦点をあて、

  • ロシアンブルーの平均寿命最高年齢は?
  • ロシアンブルーの性格・特徴
  • ロシアンブルーのお迎え方法・価格・選び方
  • もしもの時のためにかかりやすい病気と治療法をご紹介
  • 健康で長生きをする飼い方のコツ・しつけ方・お手入れ方法は?
  • ペット保険はロシアンブルーの健康のお守り!
以上の内容を中心にご説明いたします。

この記事をお読みいただければ、ロシアンブルーの寿命を伸ばすコツが身に付きますので、ぜひ最後までご覧ください。

ロシアンブルーの平均寿命は10〜13歳で、最高齢は約25歳!


ロシアンブルーを飼うのであれば、まずその全容をつかむことですが、とくに「平均寿命」を深く知っておくと、飼育方法や病気の予防などに役立つことでしょう。


寿命に関し、よく純血種の猫は弱いから短命で、雑種の方が丈夫なので長生きすると言われますが、決して正しい話ではありません。


現実、体質的に強い猫や弱い猫はいますが、あくまでも猫の個体差であり、それより猫にとってストレスのない最適な生活環境が整えば寿命は延びると考えるべきでしょう。


日本では猫の飼育は、「室内飼い」が増えており、いわゆる「イエネコ」の時代です。そしてフードの改善と動物医療の発達によって日本の猫の平均寿命は約15歳を超え、今後も伸びていくようです。


日本の猫の平均寿命は?

  • 外に出ない室内で暮らす猫  16.25歳
  • 家から自由に出入りする猫  13.83歳
  • 猫全体の平均寿命      15.33歳

やはり、外に出ない猫の方が事故や病気のリスクが低いので、寿命も長いようです。


ではロシアンブルーの寿命はどうなのでしょうか?


これからロシアンブルーの平均寿命や最高齢などについてご説明します。


また、MOFFMEではロシアンブルーのペット保険についても紹介しています。愛猫の健康を守るためにも保険加入がおすすめですのでチェックしてみましょう。

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ロシアンブルーの平均寿命は10〜13歳

ロシア生まれの美猫ロシアンブルーは、今から約80年前の戦時中、一時的に絶滅の危機に陥っていたことがあり、その後は何とか繁殖が進み、今ではすっかり人気上位にランクされる猫種となっています。


ロシアンブルーの平均寿命は?

日本では「10歳から13歳」とされており、日本の猫全体の平均寿命に比較すると、やや短いようです。


ではどうして日本の猫全体の平均寿命、約15歳を下回っているのでしょうか?


その答えは、ロシアンブルーの性格や特徴が関係しているようです。


ロシアンブルーの性格・特徴とは?

  • 人見知りが激しく内向的
  • シャイとてもで神経質
  • 警戒心が強く臆病な面がある
  • ストレスに非常に弱い


このような性格と特徴をもつロシアンブルーは、ストレスに見舞われると健康ダメージをかなり受けやすい性質の猫です。

ロシアンブルーの最高寿命はなんと約25歳!

ロシアンブルーの平均寿命は、日本ではやや短いと言われていますが、日本にもしっかり長生きしたロシアンブルーがいたそうです。


日本で長生きしたロシアンブルーの寿命は?

そのロシアンブルーは、メス猫で19歳まで家族と一緒に暮らしていた飼い猫ですが、他にも平均寿命を上回るロシアンブルーはいると思われます。


ロシアンブルーの最高寿命は?

最高寿命は約25歳と言われております。

アメリカにおいてロシアンブルーの平均寿命は約15歳から20歳とされており、同国の大手ペット保険会社の報告では、25年以上長生きしたロシアンブルーが最高齢と伝えられています。


また、猫の長寿ギネス記録もアメリカのメス猫であり、38歳、人間にたとえると約170歳という驚くべき寿命です。

ロシアンブルーの年齢を人間に換算すると?

ロシアンブルーをはじめ猫たちは子猫からあっという間に大きくなります。


生後6ヶ月で、人間の10歳にあたりますので、猫も人間もわんぱくで可愛い時期です。


若いころほど急成長!

  • 生まれて1ヶ月で人間の1歳に
  • 3ヶ月では人の5歳まで急成長
  • 6ヶ月になると人間の10歳

1歳を迎えた猫は、人間の年齢18歳に相当しもっともハツラツとした年代になります。


ロシアンブルーの年齢を人間の年齢にたとえると

ロシアンブルーと人間の年齢換算表

ロシアンブルー
人間
1歳半
20歳
2歳
24歳
3歳
28歳
4歳32歳
5歳36歳
6歳40歳


ご覧のとおり、1歳半以降は人間の年齢に換算すると1年間に約4歳、年を重ねていきます。

また6歳を過ぎたあたりからは、健康に注意する時期と言えるでしょう。


ロシアンブルー人間
9歳52歳
10歳56歳
11歳60歳
12歳64歳
13歳68歳


ロシアンブルーを含め猫は、10歳を超えると緩やかに老いていき、16歳では人間にたとえると80歳になります。

ロシアンブルーのシニア期・高齢期はいつから?

ロシアンブルーも人間と同じように年を重ねていきます。


1~2歳では人間にたとえると20歳前半、若くてもっとも活発に行動する年代です。


その後、4歳では32歳、5歳では36歳、6歳になると人間の40歳ですので、もう中年になります。


そこで、ロシアンブルーのライフステージを年齢で表してみます。

  • 成長期  1歳ぐらいまで
  • 若年期  1歳から5歳ぐらいまで
  • シニア期 6歳から10歳ぐらいまで
  • 高齢期  11歳より
となります。

ロシアンブルーのシニア期は

人間の40歳になる「ロシアンブルー6歳」より、シニア期となります。

シニア期に入り8歳から9歳を迎えると、個体差はありますが、猫じゃらしで誘ってもあまり興味を示さなくなったり、体の動きも敏捷さが失われてくるようです。

ロシアンブルーの高齢期は

人間の60歳の「ロシアンブルー11歳」から高齢期となり、老いは緩やかに進んでいきます。

但し、人間と違って70~80歳になっても、シワだらけになることはなく可愛くキュートな容貌は、そのままです。

ロシアンブルーの性格や特徴は?歴史についても紹介

ロシアンブルーはその性格が「猫ではない」と表現されるほど飼い主に従順で、忠誠心のある猫だといわれています。


そう聞くと「犬みたい」ですよね。


ただその一方で非常に人見知りで大勢でにぎやかなところは苦手なため、お客さまが来ている賑やかなリビングなどでは隠れてしまうようです。


家族にとても懐きますが、その中でもロシアンブルーが認めたたった一人に特に従順になります。


一人にさせても平気なため、おとなしく留守番も上手にできるようです。


その反面さみしがり屋なので、ロシアンブルーが甘えてきたら思う存分遊んであげるのがよいでしょう。


忠実で人見知り、物静かで甘えん坊なロシアンブルー


こうしてみるととても愛くるしい性格の猫であることがよくわかりますね。


また、その可愛さからロシアンブルーの多頭飼いを検討する方もいます。

ロシアンブルーの多頭飼いについては以下の記事で紹介しているのでぜひあわせてご覧ください!

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ロシアンブルーは多頭飼いできる?失敗しない飼い方のコツを解説!

ロシアンブルーの歴史

ロシアンという名からロシア原産と想像できますが、諸説があり、実は昔からの細かい歴史の記録が残っているわけではありません。


ロシア北部のアルハンゲリスク港から1800年代半ばに、海路でイギリスや北欧に伝わったという説からロシアンと呼ばれるようになったとのことです。


その華麗な姿はロシア皇帝やビクトリア女王に愛でられたと言われています


しかしながら第二次世界大戦で数が激減したために絶滅が危惧されました。


イギリスやアメリカなどでイギリスのブリティッシュ・ブルーやシャムネコなどの交配が行われて、現在の数と姿に落ち着きました。


意外といろいろな猫の血を引いているのですね。


戦後、ロシアンブルーは日本で最初に紹介された短毛種の洋猫になります。


人目を惹きつけるその美しさから、あっという間に人気になり全国に広まりました。


爆発的なブームとなった猫ではありませんが、常に一定の人気を誇っています。

ロシアンブルーの特徴

ロシアンブルーの性格は上記でご紹介しましたが、その他の特徴、特に性質の部分を見ていきましょう。


一緒に暮らしていくためにその特徴を捉えることは、非常に重要なポイントです。


「ボイスレスキャット」と言われるほど鳴かない

ロシアンブルーはとても静かな猫です。ほとんど鳴き声らしい声を出すことはありません。集合住宅でも問題なく暮らせます。


寒さに強く暑さに弱い

ダブルコートと呼ばれる密集した毛に覆われているため、とても寒さに強い猫です。


もともとロシア原産といわれているだけあって、寒い土地から来たのは間違いないようです。


夏はエアコンをかけて27~28度くらいに保つようにしてください。家のなかでも涼しく過ごしやすい場所を確保してあげるのがよいでしょう。


毛色の色はブルーのみ

ロシアンブルーという名前通り、毛色の色はブルーのみとなっています。一本一本の毛先はシルバー色でティッピングされているため、光に当たったりするととても鮮やかなシルバブルーに輝きます。


アレルゲンが少ない

猫アレルギーの原因となる皮脂腺、肛門腺、唾液から分泌されるアレルゲンは毛づくろいするときに毛に付着し、空気中にフケや抜け毛で飛び散りますが、ロシアンブルーはほかの猫に比べ抜け毛が少なめで、このアレルゲンの分泌も少ないといわれています。


体臭や口臭が少ない

全くないというわけではありませんが、比較的体臭や口臭の少ないロシアンブルー。この点でも一緒に暮らしやすいといえます。

ロシアンブルーの基本的な性格!性格は猫じゃないところも?

ロシアンブルーの基本的な性格としては、次の3つがあげられます。

  • 猫ではない、犬のように従順
  • 独占欲が強い
  • 物静かである

ロシアンブルーは猫なのですが、犬のように愛情深くてとても従順で穏やかな性格をしています。


最初は警戒心が強いのですが、慣れてくると本当に良くなつきます。


そして、自分が気に入った相手の言う事だけを良く聞きます。


「気に入った人は自分だけのもの」と思っているフシがあり、他の猫などと仲良くするものなら嫉妬してしまいます。


独占欲が強く、「二人だけの世界」が大好きな可愛い猫です。


また、余り鳴かず「ボイスレスキャット」とも呼ばれています。


物静かですので、マンションやアパートなどの集合住宅でも飼いやすい猫です。

ロシアンブルーのオスとメスの性格の違いは?

ロシアンブルーのオスとメスではどんな性格の違いがあるのでしょうか。


オスの性格

どちらかというとオスのほうがメスよりも飼い主に懐きやすい性格のようです。


従順ですがやんちゃで甘えたがりの様子も垣間見えます。


また飼い主についてまわるように愛情表現がストレートで分かりやすいのが特徴です。


犬っぽい従順な性格が好きなかたはオスを迎えるといいでしょう。


メスの性格

逆にメスはオスに比べると感情が内にこもり、分かりにくいかもしれません。


神経質なため、知らない人が来るとすぐビクついて姿を隠したり、ときには威嚇したりもするようです。


行動範囲も狭く、おとなしい子が多いのでマンションなどではメスのほうが飼いやすいかもしれません。


どちらかというと犬よりの性格なのがオス、猫よりの性格なのがメスといえるでしょう。

ロシアンブルーの性格が悪い?凶暴化するときがある?

ロシアンブルーはときに性格がきつく、凶暴であるという話を聞くことがあります


これは飼い主やその他の人がロシアンブルーの性格を理解せず、勝手に領域に踏み込み、ロシアンブルーが危機感を感じるからです。


個体差はありますが、ロシアンブルーの性格が決してきついのではなく、凶暴になったのには、接する人間の側に原因があることがほとんどです。


かわいいからといって、いきなり手を差し出して抱き上げ撫でまわしたりするのは、ロシアンブルーにとっては恐怖でしかありません。


また大声で呼んだり、騒々しい環境の中で落ち着ける場所がなくて過ごさせると、情緒不安になってしまいます。


恐怖を感じた猫は、その恐怖から逃れるため一時凶暴になることは容易に想像できます。


内気で静かでストレスを溜め込みやすい性格の裏返しだといえるでしょう


神経質なロシアンブルーの性格を人間の側がきちんと理解して接してあげてください


以下の記事ではロシアンブルーを含む猫のストレス解消法について解説しているので気になる方はあわせてご確認ください。

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ロシアンブルーのお迎え・購入方法は?価格や選び方も紹介!

これまでロシアンブルーの特徴や魅力たくさんお伝えしてきました。


こうして彼らのことを知ってみるとますます夢中になり、一緒に暮らしたいと思われたのではないでしょうか。


それではここからは具体的にロシアンブルーをお迎えする方法から準備について見ていきましょう。

ロシアンブルーのお迎え・購入方法

ではロシアンブルーはどこにいけば出会えるのでしょうか。


ペットショップでさがす

ペットショップを見て回った方はなんとなく想像できると思いますが、実はペットショップで出会うことは少ないのが現状です。


ただ表にいないこともありますので、店員の方に聞いてみるのもいいでしょう。


ペットショップではフード、トイレ、キャットタワーなど、猫に必要なものが一度にそろい、どのようなものがいいか店員の方に相談できます。一度に住環境が整えられる利点もあります


ブリーダーに問い合わせる

ブリーダーから購入する場合、子猫の親、兄弟なども見ることができる利点があります


また飼い方の相談もできますので、初めて一緒に暮らす方はこの方法がよいかもしれません。


ネットで探す

最近ではネット上にロシアンブルーの情報が出るようになりました。


また直接ロシアンブルーの情報ではなく、ブリーダーさんの情報が載っていたりもするので、探してみるのもいいでしょう。


まだ産まれていない、親猫の妊娠中の情報も知ることができます


ネットで見てすぐに買うというのではなく、やはり一度対面で会ってみるようにしましょう


MOFFMEではペットショップ、ブリーダーからロシアンブルーを購入する際の値段の違いについても紹介しているのでぜひご覧ください。

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ロシアンブルーの価格や選び方

ロシアンブルーの価格はどれくらいなのでしょうか。


おおよそですが130,000円から300,000万円ほどでしょう。


人見知りの性格なので子猫で迎え早く環境に慣れさせたい、聡明なので早めにしつけしていきたいとの考えから、月齢の幼い子猫が人気で、少し大きくなった猫は比較的価格が下がるようです。


その他、血統や毛色、体格などでも金額は変化します。


ではどんなロシアンブルーを迎えたらよいのでしょうか。

  • 毛並みが美しく艶がある。
  • 瞳がきれいで目ヤニや涙の跡がない。
  • おとなしすぎず、適度に反応がある。
  • 同じ月齢の猫に比べて極端に小さすぎない。

上記のポイントを見て選ぶのがよいでしょう。


毛並みに光沢がなくくすんでいたり、瞳がにごっていたりすると病気がちの可能性もあります。


また極度に小さくおとなしい猫も、神経質で病気になりやすい可能性があります。


ブリーダーから購入する場合、手元に親、兄弟が一緒にいれば、どのように大人の猫に成長していくか、ほかの兄弟と比較して成長度合いがどうなのか見ることができます。


また一緒に暮らしていく注意点なども聞くことができますので、買う際にできるだけの情報を仕入れて迎えてあげましょう

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ロシアンブルーがかかりやすい病気やその治療・治療費は?


ロシアンブルーは人間の何倍のスビートで年をとり、老化も同様に進んでいきますので、10歳になると私たち人間でいう中高年世代です。


従いまして10歳の頃から体調不良病気が目立つようになってきます。


ロシアンブルーをはじめ猫は年をとると腎臓の機能が低下してしまい病気になることが多いです。


その「猫の宿命ともいえる腎臓の病」を含む泌尿器系の病気、また太り過ぎストレスなど生活環境が起因する疾患などにロシアンブルーはかかりやすいと言われています。


室内飼いが定着しつつあるなか、平均寿命は伸びています。


その間、飼い主としてただ単に可愛がるだけでなく、ロシアンブルーに適した生活環境づくりと病気の予防が必要です。


その際、ロシアンブルーがかかりやすい病気やその治療方法費用などについて、事前にしっかり把握しておけば「もしもの時」に、速やかに対処できますので、その内容をご説明いたします。

病名と治療法①:尿路結石症

尿路結石症とは


腎臓から尿管、膀胱、尿道のなかに結晶や結石ができてしまい、膀胱や尿道を傷つけたり詰まらせたりする病気です。


悪化して完全に詰まってしまうと、尿毒症を引き起こしてしまいますので、注意が必要となります。


発病の原因

  • あまり水を飲まない
  • ミネラルの摂取過多
  • ストレスと太り過ぎ

とくにロシアンブルーはストレスに弱いので、ストレスが蓄積すると肥満の原因となり、発病しやすくなります。


治療方法

  • 小さな結石は食事療法で溶かします
  • 何かしらの症状があり、結石が大きい場合は外科的処置となります

完治した後は、結石の再発予防が重要となり、食事療法がスタートします。


治療費

大手ペット保険会社の「尿路結石症」の治療費用例では、

  • 手術・入院9日の治療費用 15万円前後
  • 手術なしの治療費用    4万円前後

病名と治療法②:糖尿病

糖尿病とは


美味しいキャットフードにおやつなど豊富な食生活で、室内飼育という限られたスペースではどうしても運動不足に陥り、肥満となってしまいます。


その肥満が、長く続いてしまうと血糖値が下げられなくなってしまう病気が「糖尿病」です。


そしてロシアンブルーはミックス猫と比べると、糖尿病にかかりやすい猫種と言われています。


発病の原因

  • 食べ過ぎや高カロリー摂取過多による肥満
  • 運動不足

動物医学において体重が6㎏を超えている場合、肥満となりますので、要注意!


治療方法

  • 食事制限と摂取カロリーのコントロール
  • 血糖値を安定させるためインスリン注射

重症化の場合、一生インスリン注射が必要になってしまうことがあります。


治療費用

大手ペット保険会社の「糖尿病」の治療費用例では、

  • 入院2日間で検査と注射などの診療
  • 治療費用 4万円前後

病名と治療法③:腎不全

腎不全とは


ロシアンブルーだけでなくすべての猫が老いていくと、少しずつ腎臓の機能が低下する命に関わりやすい病気です。


腎臓の機能がさらに低下すると、体内から尿素など老廃物が出せなくなり、さまざまな合併症を発症します。


この腎不全ですが、ロシアンブルーやメインクーンなど一部の猫種は、老年だけでなく若いうちから発病することがあります。


動物医療は発達してきましたが、残念ながら腎不全の根本的な治療方法はありません。


そのため治療の考え方は、現状の腎機能をできるだけ維持していくこととなりますので、早期発見がとても重要です。


発病の原因

  • 加齢にともなう腎機能の低下
  • 尿路結石症や細菌ウィルスなどの感染症
  • 先天的に腎臓の発育が悪い場合
水を飲む量が急に増えたり、オシッコがたくさん出る場合は、要注意!

治療方法

病気の根本的な治療方法は確立されていませんが
  • 腎機能の低下の進行を遅らせる投薬
  • さらに食事療法による腎臓サポート

治療費用

大手ペット保険会社の「腎不全」の治療費用例では、
  • 通院1日 検査や点滴などで約12,000円
  • また食事療法キャットフード代が発生します
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病名と治療法④:下部尿路症候群

下部尿路症候群とは


膀胱や尿道など猫の下部尿路、おしっこに関わる病気となり、下部尿路には尿石症・膀胱炎・尿道閉塞・尿道炎などが含まれ、場合によっては複数合わせて発症します。


一般的にどの猫もかかりますが、特にロシアンブルーはかかりやすく注意が必要です。


発病の原因

  • 飲む水の量が少ないため結石ができる
  • キャットフードの影響で尿がアルカリ性になり結石ができる
  • 生活環境やストレスが関係
とくに尿石症と膀胱炎の発病が多いと言われています。

治療方法

  • 結石除去をカテーテル処置
  • 尿毒症症状は薬剤を投与
  • 外科手術で尿道を治療
  • 食事療法

治療費用

大手ペット保険会社の「下部尿路症候群・膀胱炎」の治療費用例では、
  • 通院1日 検査や点滴などの診療
  • 治療費用 約8,000円

愛猫の健康のためにもペット保険への加入がおすすめです。
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ロシアンブルーが長生きする4つのコツ、お手入れ方法、しつけ方を解説!


ロシアンブルーを家族の一員として暮らしていくなら、その性格や特徴を理解し、いつまでも元気に長生きするよう最適な生活環境や食事などを考えておく必要があります。


ロシアンブルーは、ペットとして飼いやすい猫であり、室内飼いが適しています。


そこでロシアンブルーの飼い方のポイントについて、お伝えしておきます。


飼い方のポイント 5つのことを中心に!
  • 内向的なのでストレスを与えないこと
  • 静かな環境で穏やかに育てること
  • 食事やおやつを与え過ぎないこと
  • 排尿や排便の状態を確認すること
  • 一人遊びできる環境の工夫をすること
ロシアンブルーは孤独に強いので、日中留守の家庭でも安心して飼える猫です。

このように飼い方のポイントはロシアンブルーを長生きの基本となります。

ここからはさらに長生きのコツについて詳しく解説いたします。

長生きのコツ①:ストレスのない生活環境

ロシアンブルーの性格を考えると、ストレスは対敵であり、体調を崩したり病気の原因になります。


昔から「猫は大工と引っ越しが大嫌い」と言われているように、ロシアンブルーをはじめ猫は、のんびり邪魔されずお昼寝できる物静かな環境を好みます。


では、どのようなことでロシアンブルーはストレスを感じてしまうのでしょうか?


ストレスとなる原因とは?

  • 来客など人の出入りが多い
  • 引っ越しや模様替えなど環境変化
  • 自宅以外の知らない場所
  • 芳香剤やアロマなどの香り
  • 大きな物音
  • 室内の温度変化
  • 突然の抱き上げて頬ずり

そこでストレスのない生活環境を実現するには、ロシアンブルーにとって良い環境をつくることです。


ロシアンブルーにとって良い環境!

  • キャットタワーやキャットウォークの活用
  • 潜り込める隠れ家的なスペースを確保
  • トイレはいつも清潔でキレイに!
  • 欲求不満解消にオモチャ類を与え一緒に遊ぶ!
  • 室温・湿度管理を徹底

ロシアンブルーの寿命を伸ばすには、ストレスのない生活環境が出発点となります。

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長生きのコツ②:定期的な医療ケア

ロシアンブルーをはじめ猫は、体調が悪いとき自分で状態を伝えることなく、我慢強く耐えていることが多いようです。


普段の生活は、寝ている時間が長いので体調が悪いため寝ているのか、それとも単なる昼寝なのか判断できません。


そのため愛猫の健康管理は、飼い主として最も大切な役目となります。


ロシアンブルーの長生きのためには健康管理と定期的な医療ケアは欠かせません。


ここでは自宅で行う「日常的な健康管理」と「定期的な医療ケア」に仕分けして、その必要性や内容ご説明します。


日常的な健康管理とは

そのメリットは、ロシアンブルーの体調の変化や異常を速やかに気づいてあげられます。

  • スキンシップの習慣化 体を撫でたりグルーミングを!
  • 入念に体をチェック!とくに目・鼻・耳
  • 常にトイレと排泄物を観察し健康状態を確認
  • 食欲と飲水量は要注意!
  • 行動時の様子をみる
おかしいと不安に感じたら、気軽に動物病院に相談するよう心がけましょう。

症状が軽い場合、簡単な処置で済みますので、ロシアンブルーにとっても最小限のストレスで治療が受けられます。

定期的な医療ケアとは

そのメリットは、病気の予防及びその早期発見、早期治療が可能となり、ロシアンブルーを長生きさせます。
  • 感染症を予防するため外に出ない猫も必ず予防接種を!
  • 予防接種の際の診察で健康状態をチェックできます
  • シニア期は元気でも半年に一度は健康診断を受診
健康診断を定期的に受診することで、正常状態時の検査数値が把握できるとともに、その後の数値変化を見ることができますので、小さな異常を見つけやすくなります。
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長生きのコツ③:室内飼いを徹底する

ロシアンブルーはもともとロシア生まれなので、日本の温度や湿度など気候に適応しきれていません。


またストレスに弱い性質のため外に出ることはさまざまなリスクがあり、ロシアンブルーのためにも絶対に避けるべきです。


ロシアンブルーが外で暮らすことは、長生きどころか寿命を縮めてしまいますので、健康で長生きさせるには室内で穏やかな環境で飼うことをおすすめします。


今一度、ロシアンブルーにとって室内飼いが必要な理由、室内飼いのメリットについて、お伝えします。


室内飼いが必要な理由

  • 外には車や自転車など危険がいっぱい
  • 野良猫と接触すると伝染病に感染
  • 世の中には猫嫌いの人もいます
外に出ると交通事故やケガ、感染症によりロシアンブルーの寿命は低下してしまいます。

室内飼いのメリット

  • ストレスの少なく落ち着ける
  • 清潔で健康的な生活を維持
  • 病気のリスクが軽減
ロシアンブルーの健康維持のためにも室内飼いを徹底しましょう。
下記記事では、室内飼いのコツや注意点を紹介しています。ぜひこちらもあわせて確認してみてください。
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長生きのコツ④:肥満を予防するための食事管理

ロシアンブルーにとつて肥満はあまり良いことではありません。


元来、ロシアンブルーは食欲が旺盛で太りやすく肥満になりやすい体質の猫です。


太めの猫は、ぽっちゃりしてとても可愛いですが、肥満になると糖尿病心臓病関節炎などを発病しやすくなります。


そのため飼い主として、ロシアンブルーを長生きさせるには、「太り過ぎは病気の原因となるため肥満の目安と予防」を知っておく必要があります。


肥満予防は、健康維持にとても重要ですので、詳しく解説していきます。


太り過ぎの原因

  • 体を動かす工夫がなく運動不足
  • 食事の過食
  • おやつの与え過ぎ
ついつい与えてしまうおやつ類は、カロリー摂取過多となりますので、注意が必要です。

太り過ぎの見分け方

太り過ぎは、次のような目安でチェックしてみてください。
  • 体を触手し背骨と肋骨が確認できない
  • 上から見ると腰のくびれが確認できない
太り過ぎの場合、皮下脂肪がかなりついていることが多いので、毎日のグルーミングでチェックしましょう。

適正体重

ロシアンブルーを肥満にならないようにするには、適正体重の維持のための食事管理が必要です。

まずロシアンブルーの適正体重をご存知でしょうか。
  • ロシアンブルー成猫の適正体重 3~5㎏
  • 6㎏を超えると太り過ぎ
となりますので、定期的に体重を測定しましょう。

肥満を予防する食事管理とは

  • おやつと食事の量の制限
  • 高たんぱくなフードで筋肉量アップ
  • 7歳からはダイエットフードに切り替え
筋肉量アップは基礎代謝が上がりますので、肥満の予防に結び付きます。

肥満を予防するための食事管理は、ムリなく行うことが重要ですので、計画的に取り組むようおすすめします。
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ロシアンブルーのお手入れは?方法や頻度を紹介!

ロシアンブルーのお手入れ方法は次の3つです。

まず、「ブラッシング」ですが、ブラッシングは毎日してあげましょう。


何故かというと、毛は短いのですが、被毛がダブルコートになっているため、毛替えの時期には毛がとても抜けるからです。他の短い毛の猫と比べてとても多く抜けます。


また、ブラッシングをすることによって、ロシアンブルーとのコミュニケーションもはかることができます。


次に「爪切り」ですが、伸びたらすぐ切ってあげるようにしましょう。


ロシアンブルーは運動が大好き。高い所にのぼったりカーテンまでよじ登ろうとします。


家の中を必要以上に傷つけないためにも切ってあげましょう。


そして「シャンプー」は、1週間に1回くらいの割合いでしてあげましょう。


ロシアンブルーは毛が短く、自身で毛をなめて整えて「毛づくろい」をします。


ですから嫌がる場合は無理にしなくても大丈夫なのですが、清潔さを保つためにやってあげましょう。


なお、ロシアンブルーは警戒心が強いですので、ストレスをためさせないためにも「ブラッシング」「爪切り」「シャンプー」は、小さなうちからやってあげて、慣れさせておきましょう

ロシアンブルーのしつけは?しつけ方を解説!

ロシアンブルーはとても賢い猫です。


ですから、子どもの頃からしっかりとしつけると飼い主の言う事をちゃんと聞くようになります。


飼い始めたらすぐにしつけるようにしましょう


しつけをする事は次の3つです。

トイレ」はトイレ用の砂と猫用トイレを準備します。


家の中でも落ち着ける場所にトイレを設置し、トイレに行きたいそぶりを見せたら連れていきます。


繰り返すことで自然と場所を覚えて、トイレでしか用を足さなくなります。


もし、仮にじゅうたんやソファーなどに失禁した場合は、ニオイを消すのも忘れずに。


爪とぎ」は猫にとって自然な行為です。家の中の大事な家具などで爪とぎをされないように専用の爪とぎを準備しましょう。


床置きタイプ、縦置きタイプなどの爪とぎがあります。爪とぎを始めそうになったら爪とぎ器の場所につれていきます。「ここが爪とぎする場所だよ。」と分からせることが大切。


なお、爪とぎ器に「またたび」をつけて覚えさせるという方法も有効です。


かみ癖」は、ロシアンブルーに限った事ではなく、どの猫にもあります。


猫の歯は鋭いですから、例え「甘噛み」であっても人の手や足を噛むのはダメな事を毅然とした態度で教えてあげましょう。大きな声で怒鳴ったりするのはいけません。


また、噛んでもよいオモチャを準備してあげるのも良いでしょう。

ロシアンブルーのペット保険とは?保険料や補償内容、特約も解説!


愛猫のロシアンブルーが病気になり動物病院で治療を受けた場合、治療にかかった医療費が発生します。


愛猫の医療費は全額負担となりますので、一度に高額な医療費の支払いは、家計に負担となる場合があり本当に大変です。


そのためロシアンブルーなど猫を飼うと決めたら、ペット保険の加入を検討しましょう。


このペット保険について保険料や補償内容などについて解説します。


ペット保険とは?

動物病院で治療を受けた際の医療費が補償内容の範囲で支払い負担してくれます。


そのため飼い主の医療費に対する不安を取り除き、ちょっとした異常でも直ちに動物病院に連れて行き病気の早期発見・早期治療が可能となり、結果的に医療費が抑えられます。


保険料について

保険料は、猫種類と年齢、補償割合や内容などによって異なります。


保険料が決まる条件は

  • 猫種
  • 補償割合 50%・70%
  • 補償内容 フルカバータイプ・特化タイプ
  • マイクロチップの装着あり・装着なし
などの条件によって保険料は設定され、年齢が進むにつれ保険料は上がっていきます。

「ペット賠償責任特約」や「がん手術保険金特約」、「マイクロチップ装着特約」などの特約を付帯すると、さらに充実した補償となります。

補償内容について

補償の内容は、大きく2つに分類できます。
  • 手術+入院+通院のフルカバープラン
  • 手術+入院に特化したプラン
フルカバープランは、もっとも補償が充実しています。

一方、手術に特化した補償プランは手術の補償となりますので、フルカバーに比べ保険料はお手頃です。

また、フルカバープランで毎月の保険料を抑えたい場合は、補償割合を50%にすると補償の充実はそのままで支払い保険料の負担が軽減します。
ロシアンブルーのペット保険一括比較はこちら

まとめ:ロシアンブルーの平均・最高寿命や長生きさせるコツについて

ロシアンブルーの平均寿命やかかりやすい病気、そしていつまでも元気にいられるよう長生きをする飼育のコツなどについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


ロシアンブルーはとても大人しい性格の猫ですので、ストレスを与えないよう室内飼育でリラックスできる環境のもと一緒に遊んであげてください。


今回の記事のポイントは

  • ロシアンブルーの寿命を正しく理解する
  • かかりやすい病気を把握し健康管理を重視
  • 長生きさせる4つのコツを修得し実践
  • 寿命を伸ばすにはストレスと肥満に注意
以上の点です。

最後に、愛猫の健康を守るペット保険は、ペットショップで勧められたペット保険に安易に加入せず、ご自身でしっかりと調べた上でペット保険に加入しましょう。

MOFFMEでは、この記事の他にも役立つ記事を多数掲載しております。
また、ロシアンブルー向けおすすめペット保険をランキング形式で紹介もしているので、ぜひご覧ください!