グレートデンは大型犬に分類され、平均寿命は5〜10歳です。この記事ではグレートデンの平均寿命や最高寿命、人間の年齢への換算、ギネス記録、かかりやすい病気やその治療法・治療費、長生きのコツなどを紹介しています。本記事を見てグレートデンの理解を深めましょう。
この記事の目次
目次を閉じるグレートデンの平均・最高寿命は?長生きさせるコツも解説!
グレートデンは世界最大の大型犬とも呼ばれていて、あの凛凛しさに魅力を感じる人も多いと思います。
実際にグレートデンは、穏やかで忍耐強い犬種なので飼いたいと思う人も多いと思います。
しかし、詳しいグレートデンの飼い方のコツや平均寿命を知っている人は少ないです。
そこで今回「MOFFME」では、
- 平均寿命と人間の年齢に換算すると?
- かかりやすい病気は?
- 飼い方の注意点やコツは?
グレートデンの平均寿命は5〜10歳!ギネス最高寿命は?
犬の平均寿命は、動物医療の発展の影響もあり平均寿命は伸びています。
しかし、大型犬の平均寿命は少し伸びたとはいえ、小型犬や中型犬に比べて短いです。
大型犬のグレートデンは実際に何歳ぐらいなのでしょうか?
ここでは、グレートデンの寿命などについて解説します。
グレートデンの平均寿命は5~10歳です
グレートデンの平均寿命は5~10歳であり、大型犬の中でも平均寿命よりも短いです。
大型犬の平均寿命が、10歳~12歳といわれているので短いことが分かりますよね。
ちなみに小型犬は13歳前後が平均寿命であり15歳まで生きる小型犬も珍しくありません。
なぜグレートデンだけこのように寿命が短いのか詳しくは分かってわいません。
しかし、大型犬がなぜ小型犬などより寿命が短いのかというと、
- 細胞分裂の回数が多い
- 発がんの可能性が高い(細胞分裂の回数が多いから)
- 小型犬と比べ臓器の比率が小さい
グレートデンの最高寿命は14歳?
正式な記録ではないのですが、グレートデンの最高寿命は14歳という情報がありました。
平均寿命が短いグレートデンで寿命が14歳は非常に珍しいことです。
しかし、個体差はありますが、環境や飼い方を気を付ければ、元気に寿命も伸ばすこともできることがわかりますよね。
ちなみに14歳は人間に換算すると103歳です。
この数字からも凄いことが分かりますよね。
次に人間に換算すると1年でグレートデンのような大型犬はどのくらい成長するのか解説します。
【グレートデンの年齢換算表】人間でいうと何歳?
グレートデンなどの大型犬の20歳までの年齢換算表をご紹介します。
犬の年齢 | 換算した年齢 |
---|---|
半年 | 6歳 |
1歳 | 12歳 |
2歳 | 19歳 |
3歳 | 26歳 |
4歳 | 33歳 |
5歳 | 40歳 |
6歳 | 47歳 |
7歳 | 54歳 |
8歳 | 61歳 |
9歳 | 68歳 |
10歳 | 75歳 |
11歳 | 82歳 |
12歳 | 89歳 |
13歳 | 96歳 |
14歳 | 103歳 |
15歳 | 110歳 |
16歳 | 117歳 |
17歳 | 124歳 |
18歳 | 131歳 |
19歳 | 138歳 |
20歳 | 145歳 |
グレートデンのような大型犬の成長スピードは1年間に人間の約7年分を成長します。
大型犬は老化も早いのでシニア期からのケアも、いち早く取り組まなければなりません。
グレートデンのような大型犬は5歳からシニア期に入り、8歳からが高齢期に入ります。
人間は歳を重ねるにつれ、体力や筋力など衰えますが、犬も同様です。
シニア期に入ると、
- 運動量の低下(体力の低下)
- 視力・聴力の低下
- 足がぶるぶると震える(筋力の低下)
- 歯周病による口臭
グレートデンの大きさのギネス記録は?世界一大きい?
グレートデンの最大の特徴はとにかく体型が大きいことです。
体高が平均で70~81センチメートルもあり世界でも他にない大きさです。
また、体重も45~54キログラムもあるので、十分に大きいことが想像できますよね。
ちなみに2013年にはグレートデンが体高約112センチメートルでギネス世界記録にも登録されました。
グレートデンがかかりやすい病気やその治療法・治療費は?
グレートデンは寿命も短いですが、かかりやすい病気もいくつかあります。
見逃してしまうと重篤化してしまい、さらに寿命を縮めてしまうかもしれないので、注意してください。
ここでは5つの病気について解説します。
病気と治療法①:胃拡張・胃捻転
胃捻転(胃拡張胃捻転症状群)とは、胃にたまったガスや食べ物、液体が膨張して胃がねじれてしまう病気です。
放置してしまうと胃がねじれているので、周りの血管や神経を圧迫してしまいます。
最悪の場合、胃も壊死してしまい循環不全になってしまい死に至ります。
原因は一度に大量の食事を与えたり、運動前後に大量の水を与えるなど食事が大きく関係しています。
食事はなるべく数回に分けて胃に負担のかからないようにしましょう。
また運動前後も水を与えすぎないように注意しましょう。
症状
- 嘔吐やゲップ
- 呼吸の乱れ(早い)
- 元気喪失
- そわそわする
- 頻繁によだれを垂らす
病気と治療法➁:肉腫
骨肉腫は、主に手や足の骨に腫瘍ができてしまう病気で、転移する確率も高いです。
全て悪性ですので早急に治療する必要があります。
小型犬に比べ大型犬のように10kg以上の犬に多くなりやすいです。
症状
- 足をひずりながら歩く
- 歩くのを嫌がる
- 足に硬い腫れものができる
- 寝たきりで動こうとしない
病気と治療法③:三尖弁閉鎖不全症
この病気は、血液の逆流してしまうのを防ぐ三尖弁という場所が正常に働かなくなってしまう病気です。
グレートデンは先天性で生まれつき形成不全を起こすことが多いです。
症状
- 咳が出る
- 腹に水がたまる
- 疲れやすくなる
病気と治療法④:拡張型心筋症
この病気も大型犬に多く発症しやすく、心臓の筋肉が薄くなってしまい、心臓の働きが低下してしまう病気です。
放置してしまうと循環不全や呼吸困難を起こしてしまうので注意が必要です。
症状
- 元気喪失
- 食欲不振
- 咳が頻繁にでる
病気と治療法⑤:アジソン病(副腎皮質機能低下症)
アジソン病は副腎皮質機能低下症とも呼ばれていて、副腎皮質ホルモンが不足してしまうことで発症します。
なぜ不足してしまうのか、原因は不明なのですが、犬の副腎が萎縮してしまうことが多く、副腎皮質が破壊されてしまうことで不足してしまいます。
症状
- 食欲不振
- 嘔吐・下痢
- 元気喪失
- 多飲・多尿
グレートデンを長生きさせる3つのコツ・飼い方を解説!
ここまで平均寿命や病気について取り上げましたがいかがだったでしょうか?
寿命が短いうえに、初期段階では見つけずらい病気も多いです。
なので、日常から少しでも元気に長生きができるように気にかけてあげましょう。
ここでは、長生きさせるコツ・飼い方を3つご紹介しますので参考にしてください。
長生きのコツ①:飼育環境
大型犬でとても大きいので室外で飼おうと思われている方も多いですが、室内外が理想的です。
グレートデンは飼い主に従順でなのでなるべく室内で一緒にいてあげましょう。
狭い室内ではストレスに感じることもあるので、広々とした部屋を用意してあげましょう。
温度管理もしやすいのでおすすめです。
犬全般に言えることですが、室内の床がフローリングなどの場合、滑りやすく足腰に負担をかけてしまうので注意してください。
カーペットなどをひいてあげて滑りにくい環境を整えてあげましょう。
また、あの大きい体で安眠するのは難しいので、柔らかく落ち着けるような寝床も作ってあげましょう。
長生きのコツ➁:ブラッシング等の毎日のお世話
毛が短く、抜け毛の少ない犬種です。
しかし体格の大きいので抜け毛も多くブラッシングのケアは必要です。
ケアを怠ると皮膚炎のリスクや早期発見を見逃してしまうので皮膚のチェックをするうえでブラッシングは重要です。
ブラシには様々な硬さがあり、硬すぎると皮膚を傷つけてしまうのでグレートデンに合った硬さにしましょう。
また、ブラッシングは単純に血行が良くなり、犬も喜ぶのでストレスの軽減にもつながります。
耳が垂れている犬種は外耳炎にもなりやすいので、ブラッシングと同様に耳回りも清潔にしてあげましょう。
長生きのコツ③:定期的な健康診断
大型犬がかかりやすい病気など様々あり、最も早期発見につながるのが定期的な健康診断です。
なかなか目にはわかりずらい症状もあり見逃してしまい、ある程度進行してから気づき、病院に連れて行くケースが多いです。
特にグレートデンはかかりやすい病気も多く寿命が短いので健康診断は重要です。
子犬のころは、年/1回のペースで良いのですが、シニア期からは免疫力も身体機能も衰えるので年/2回のペースで健康診断を受けましょう。
健康状態を把握することで、愛犬の少しの変化や病気の初期症状があるときにいち早く病気を絞り込めます。
骨肉腫などの場合、老犬になってからの場合、手術をする体力もないので、若いうちから健康の意識を強く持ち病気になりずらい体を作りましょう。
愛犬の健康を把握することはもちろんですが、万が一、病気になってしまった場合にかかる治療費が高額であるケースや長期にわたってかかるケースが多いです。
健康であることは治療費を抑えることにもつながるので健康診断は重要な役目を果たしています。
ペット保険に加入していれば、治療費の一部を請求できます。
加入がまだの方は若いうちに、ペット保険に加入をご検討ください。
グレートデンのペット保険は?保険料や補償内容、特約も解説!
- フルカバータイプ:手術・入院・通院をカバーするプラン
- 手術特化タイプ:手術に対する手当が充実しているプラン
- 通院特化タイプ:通院に対する手当が充実しているプラン