ロングコートチワワの平均・最高寿命は何歳なのでしょうか?この記事ではロングコートチワワの人間への年齢換算や犬種ごとの平均寿命ランキング、気を付けたい病気やその治療法・治療費、ペット保険の必要性などを紹介します。最後までぜひご覧ください。
この記事の目次
目次を閉じるロングコートチワワの平均・最高寿命は?ギネス記録や長生きのコツを紹介!
ロングコートチワワは世界一小さい犬として有名で、日本でもずっと人気の犬種ですよね。
ペットショップで見かけることも多く、そのかわいさから飼ってみたいと思う人もたくさんいると思います。
しかし、ロングコートチワワにはかかりやすい病気があります。
今回「MOFFME」では、
- ロングコートチワワの寿命
- ロングコートチワワが長生きするコツ
- ロングコートチワワのかかりやすい病気
- ロングコートチワワのペット保険
ロングコートチワワの平均寿命は10~16歳!ギネス最高齢は?
小型犬の平均寿命は大型犬よりも長く、だいたい13歳~15歳といわれています。
では、ロングコートチワワの平均寿命はどのくらいなのでしょうか。
また、犬の平均寿命ランキングでロングコートチワワは何位になるのでしょうか。
こちらでは、ロングコートチワワの寿命について詳しくご紹介します。
ロングコートチワワの平均寿命は10~16歳
ロングコートチワワの平均寿命は13.7歳といわれています。
小型犬の平均寿命は13~15年で、大型犬は13年前後の寿命といわれていますので、小型犬の方が長生きする傾向にあります。
また、最近では犬の寿命は昔に比べて大幅に伸びてきています。
理由としては、屋外飼育から室内飼育になったことや、動物医療の向上、フードの質の向上など、犬たちにとって過ごしやすい環境が整ってきたからといわれています。
最高齢のロングコートチワワは何歳?【ギネス記録】
ロングコートチワワの最高齢ギネス記録は残念ながら見当たりませんでしたが、犬のギネス最高齢では29才と5ヶ月が記録されています。
平均寿命から考えても、とても長生きですよね。
また、プエルトリコのチワワ、ミラクルミリーは2013年2月に体高においての世界最小犬としてのギネス記録を持っています。
体高(足先から肩までの高さ)は9.65センチメートルで、チワワの平均的な体高は15cm前後なのでとても小さいことがわかります。
【ロングコートチワワの年齢換算表】人間でいうと何歳?
ロングコートチワワは1年ごとに人間に例えると、どのくらい歳を取るかご存じですか?
犬は人間よりも早く歳を取ってしまう動物です。
そのため、気付いたら愛犬の方が年上になっていることがほとんどです。
そこで、ロングコートチワワの年齢換算表を作成してみました。
チワワの年齢 | 人間に換算した年齢 |
---|---|
3か月 | 4歳 |
6か月 | 9歳 |
9か月 | 13歳 |
1歳 | 15歳 |
1歳半 | 19歳半 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
19歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
1歳半を過ぎると人間にあたる成人に近い年齢になります。
2歳以降は1年に人の4倍のスピードで歳を取る計算になりますので、20歳まで生きると人間でいう96歳になる計算です。
犬の平均寿命ランキング、ロングコートチワワは何位?
犬は犬種によって、平均寿命に差があります。
小型犬の方が長生きな傾向にありますが、小型犬だけでも何十種類と存在していますので、実際に小型犬の中でもどの犬種が長生きなのか気になりますよね。
一般的にロングコートチワワの平均寿命は10年~16年といわれていますが、ランキングにすると何位になるのかご紹介します。
順位 | 犬種 | 平均寿命 |
---|---|---|
1位 | イタリアングレーハウンド | 15.1歳 |
2位 | ミニチュアダックスフンド トイプードル | 14.7歳 |
4位 | 柴犬 | 14.5歳 |
5位 | パピヨン | 14.4歳 |
6位 | ジャックラッセルテリア MIX犬(10kg未満) | 14.3歳 |
8位 | ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア | 14.2歳 |
9位 | カニンヘンダックスフンド | 14.0歳 |
10位 | MIX犬(10kg~20kg) | 13.9歳 |
11位 | ヨークシャーテリア | 13.8歳 |
12位 | チワワ | 13.7歳 |
13位 | シーズー ミニチュアピンシャー | 13.6歳 |
15位 | ポメラニアン | 13.4歳 |
上記の表を見て分かるように、ランクインしている犬種のほとんどが小型犬です。
平均寿命ランキングにおいてチワワは12位です。
参考:anicom
ロングコートチワワの性格や特徴は?わがままで勇敢?
皆さんは、ロングコートチワワにどのようなイメージを持っていますか?
ロングコートチワワは、小さいや可愛い、忠犬、賢い、臆病な性格など様々なイメージがありますよね。
ここでは
- ロングコートチワワの特徴
- ロングコートチワワの性格
について詳しくご紹介します。
ロングコートチワワの特徴
ロングコートチワワの特徴は、大きな瞳、立った耳、短いマズル(鼻先から口周りの部分)、そして長い被毛です。
毛色のバリエーションは豊富で、この犬種の魅力の一つです。
代表的な毛色は次のとおりです。
- ブラックタン
- チョコタン
- クリーム
- レッド
また、「アップルヘッド」と呼ばれるりんごのような丸い形の頭も特徴の一つです。
標準的なロングコートチワワの大きさや体重は次のとおりです。
- 体高:15cm~23cm
- 体重:1.5kg~3kg
また、メスはオスよりも小さい傾向があります。
ロングコートチワワは長い被毛を持っていますが、トリミングは基本的に必要ありません。
ロングコートチワワの性格
性格はオスとメスとで違いは大きくありませんが、少しだけ差がある部分もあります。
オスの性格
メスと比べて、相手の優位に立ちたいという気持ちが顕著な傾向があります。
しっかりとしつけをして、わがままな性格にならないよう注意しましょう。
メスの性格
オスと比べて従順であり、マイペースな傾向があります。
神経質な傾向があるという意見もあります。
オス・メス共通の性格
性格は活発で好奇心旺盛です。一方で、警戒心が強く臆病な面もあります。
世界最小の犬種の一つであるロングコートチワワは、色々なものが自分よりも大きい存在になるため、警戒心や恐怖を感じやすい傾向があります。
また、勝気な性格です。警戒心を抱いたときは対象の犬や人に向かっていくこともあります。
勝気な性格なので甘やかすとわがままに育ちやすいところもありますが、飼い主と信頼関係が築ければ、一途で従順な性格です。
知能も高いのでしつけしやすく、比較的飼いやすい犬種です。
ロングコートチワワのお迎え、購入方法は?価格や選び方も紹介!
ロングコートチワワをお迎えする方法は、ペットショップ以外にも複数あります。
ここでは、
- お迎え方法
- 価格や選び方
についてご紹介します。
ロングコートチワワのお迎え、購入方法
ロングコートチワワをお迎えする方法には、次の4つがあります。
- ブリーダーから直接購入する
- ペットショップで購入する
- 里親募集から里親になる
- 譲渡会や保護団体から里親になる
ブリーダーから直接購入する
- トイレなどの基本的なしつけが出来ていることがある
- 予防接種が済んでいる場合がほとんどなので、重篤な感染症にかかりづらい
譲渡会や保護団体から里親になる
ロングコートチワワの価格や選び方
価格はペットショップやブリーダーによって多少異なりますが、15~40万が目安です。
犬を選ぶ際は、次のポイントをチェックしましょう。
- 食欲がある
- 鼻が湿っている
- 肛門周辺がきれい
- 咳やくしゃみをしていない
- 目ヤニがない
- 皮膚や毛並みに問題がない
また、飼育環境が適切であるかもチェックポイントの一つです。
譲り受ける前にワクチン接種に関しても、しっかり確認するようにしましょう。複数の犬から選べる場合は、性格も選択肢の一つになります。
同じロングコートチワワでも性格はそれぞれ異なるため、自分と気が合いそうな子をお迎えしましょう。
ロングコートチワワが長生きするコツ・飼い方を紹介!
愛犬とせっかく大切な家族になったのですから、出来るだけ長く一緒に暮らしたいですよね。
では、長生きしてもらうためにはどうすればいいのでしょうか。
こちらでは、ロングコートチワワの長生きのコツを5つご紹介します。
普段から意識して、愛犬との楽しい時間を少しでも長く過ごせるようにしましょう。
長生きのコツ①:適度な運動でストレスをためない!
ロングコートチワワは超小型犬といわれるほど小さな体をしていますが、散歩に行かなくていいわけではありません。
確かに運動量で言うと、他の犬種よりは少ないのですが、ずっと家の中に引きこもっているよりも、外に出かけて気分転換をすることも大切です。
ロングコートチワワの散歩量は1日1~2回、10分~20分程度必要だと言われています。
ストレスは問題行動や体調不良の原因にもなりますし、1日に10分程なら時間も作れると思いますので、散歩に行ってストレスを発散させてあげてください。
また社会性を学ぶという意味でも散歩は大切です。
長生きのコツ②:食事に気を付ける!
健康の基本は食事ですので、食事はとても大切です。
ほとんどの人が総合栄養食と呼ばれるドッグフードを与えていると思いますが、1日の決まった量を与えることが大切です。
1日の与える量を間違ってしまうと、やせすぎや肥満につながります。
特に肥満は、さまざまな病気の引き金になります。
ダイエットでは運動量や食事の管理が大切ですが、ロングコートチワワはあまり運動する犬種ではありません。
おやつなども制限されて犬も飼い主も辛いです。
そのため、日頃から食事量をきちんと守ることが大切です。
手作りごはんは良い?だめ?
最近は犬の健康を考えて、ドッグフードの代わりにごはんを手作りする"手作りごはん"が話題となっています。
犬も喜んで食べてくれ、確かに無添加で体には良いかもしれませんが、実は上級者向けです。
理由としては、カロリー計算をしないといけず、犬に与えてよいもの、悪いものなどの把握や、栄養素のバランスなどの管理がとても難しいためです。
おやつやトッピングを手作りする分には問題ありませんが、毎日の食事を手作りするとなると栄養面での管理がシビアになりますので初心者にはおすすめできません。
長生きのコツ③:ケアを欠かさずに
長生きしてもらうためには、ケアを欠かさずにおこなってあげましょう。
具体的には、定期的にシャンプーをしたり、毎日ブラッシングを行ったりするなどの日常的なお手入れです。
ロングコートチワワは長毛種になりますので、ブラッシングを怠ると毛玉ができます。
毛玉を放っておくとそこから皮膚がただれたり、炎症を起こしてしまいます。
また、定期的にシャンプーを行うことで体を清潔に保ち、皮膚炎なども予防できます。
さらにワクチンやフィラリア予防といった病気の予防や歯磨き、飼い主とのコミュニケーションの確保も重要です。
長生きのコツ④:病気の早期発見!
病気は早期発見することが大切です。
日頃から愛犬の様子に注意しておくことで、異変にいち早く気づくことができます。
また、健康に見えても実は病気が隠れている場合があります。
早期発見するためには、定期的に健康診断を受けることも大切です。
ロングコートチワワは人間の4倍のスピードで歳を取りますので、1年に1回の健康診断でも人間でいうと4年ぶりの健康診断に当てはまります。
健康診断は任意ですが、病気に気付かずに悲しい思いをしないためにも、受けることをおすすめします。
長生きのコツ⑤:突然死に注意?
ロングコートチワワは突然死が多い犬種と言われているようですが、そういった根拠はありません。
体が小さく異変に気付きにくかったり、日本では飼育されている頭数が多いことからそういうイメージがついてしまったようです。
しかし、突然死が全くないというわけではありません。
チワワは心臓があまり強くないので、ちょっとした負荷(大型犬に吠えられびっくりしてショック死した例があります)がかかっただけで心臓が止まってしまうことがあります。また、心臓病や脳の病気など突然死を起こしやすい病気も多くみられる犬種です。
日頃から体調面に気を配り、軽い嘔吐や下痢でも早めに動物病院に受診することを心がけることで突然死のリスクをグンと下げることができます。
特にしんどそうにしていたり、呼吸が荒い場合は心臓病などの重い病気が隠れていることがあるので、普段と違う症状の場合は気をつけましょう。
ロングコートチワワがかかりやすい病気やその治療法・治療費は?
犬種にはそれぞれかかりやすい病気があります。
では、ロングコートチワワはどんな病気に気を付ければ良いのでしょうか。
こちらでは、かかりやすい病気の治療法や費用などについてご紹介します。
ロングコートチワワがかかりやすい病気には、
- 水頭症
- 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)
- 気管虚脱
- 原因:遺伝によるもの、外傷、感染症など
- 症状:歩き方がおかしい、グルグルと同じところを歩く、斜視、けいれんなど
- 治療:内科的治療がメイン、重篤な場合は手術をすることも。
- 費用:薬で治療する場合は月5000円ほど、手術となると30万~50万程かかる。
- 原因:加齢などによる僧帽弁の変性
- 症状:咳、散歩を嫌がる、呼吸が苦しそう、チアノーゼ(舌が紫色になる)
- 治療:内科的治療を行うことがほとんど
- 費用:内服薬などで月5000円~
- 原因:はっきり分かっている訳ではないが、遺伝や加齢、肥満などが関係
- 症状:「ガーガー」というアヒルの鳴き声のような咳をする、呼吸困難
- 治療:内科的治療がメイン、重篤な場合は手術することも。
- 費用:薬で治療する場合は3000円~。手術の場合は20万円~50万円程。
ロングコートチワワのペット保険とは?保険料や補償内容、特約も解説!
最近よく聞くようになったペット保険ですが、実際にどういうものかご存知ですか?
ペット保険は簡単に言うと、あらかじめ健康な状態の時に加入しておくことで、愛犬が病気にかかり動物病院で治療する際に保険会社が一部を補償してくれるしくみです。
ペット保険はとても助かるものですが、保険料がいくらなのか気になりますよね。
掛け金は、
- 犬種
- 犬の年齢
- プラン(補償内容)
年齢も高齢になるほど掛け金が高くなる場合がほとんどです。
ロングコートチワワは超小型犬または小型犬に分類されます。
プラン(補償内容)は、通院・入院・手術全てを補償するタイプや、手術のみ特化したプラン、どれか1つや2つを補償するタイプなどがあり、保険会社によってもさまざまなタイプがあります。
最近では飼っているペットが他人にケガを負わせてしまう事故が増えていますのでできれば加入することをおすすめします。
他にも、補償に対応していない病気(去勢、避妊手術など)や注意事項もあるため、加入前に保険会社の規約に目を通しておきましょう。
MOFFMEではチワワの保険についても解説しておりますのでぜひご覧ください。