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2022年6月現在、手術のみに特化したプランは、日本ペット少短の「いぬとねこの保険 パールプラン」のみとなっています。高額な手術費用を補償してくれ、さらに特化型のため保険料も低めに設定されています。今回は、そんな手術のみに特化したペット保険を紹介していきます。

この記事の目次

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手術のみに特化したペット保険のメリット・デメリットについて徹底解説!

ペット保険はペットが動物病院にかかった時に医療費を負担してくれる保険です。


近年、医療技術が進歩し、ペットの医療費は高額になっており、ペット保険は高額な費用を負担してくれるため加入する必要性が高まっています。


ペット保険は通院、手術、入院全てを補償してくれるプランが基本となっています。しかし、基本的なプランとは別に、手術のみを補償してくれる特化型のプランがあります。


そこで今回MOFFMEでは

  • ペット保険と手術のみプランについて
  • 手術のみのプランが少ないのはなぜなのかについて
  • フルカバー型のプランとの併用について

を解説していきます。


手術のみを補償してくれる保険が実際にどうなのか、メリットやデメリットについても詳しく解説しますので、ペット保険を検討する際の参考になればと思います。

そもそもペット保険とは?ペット保険について解説!


手術のみのプランについて解説する前に、手術のみプランって何?となったり、ペット保険をそもそも知らないという方もおられると思います。


そのような方々のため、まずはペット保険について説明したいと思います。


そこでここでは

  • ペット保険は人間の公的健康保険のようなもの
  • ペット保険はフルカバー型と特化型のプランがある

について説明します。


ペット保険についての基礎知識となる内容となっております。手術のみのプランが特殊であるということがお分かりいただけると思いますので、ぜひご覧ください。

ペット保険は人間の公的健康保険のようなもの!

ペット保険とは人間の公的健康保険のようなものとイメージしてもらえると分かりやすいと思います。人間の健康保険は医療費の7割もしくは8割負担をしてくれる仕組みですね。


ペット保険も同じように、保険会社が医療費の何割かを補償してくれるのです。


多くの保険会社では50%、70%を補償してくれるプランが基本となっています。例えば治療費が10,000円かかった場合、50%補償割合だと5,000円を補償し、70%補償割合だと7,000円を補償してくれるわけです。


また中には80%、90%、100%補償という高い補償割合のプランもあります。


一見、高い補償割合のプランの方が自己負担が少なくなるので良いかと思うかもしれませんが、高いから良いというわけではありません。補償割合が高くなるとその分保険料も高くなるというデメリットがあります。


そして、ペット保険の保険料は高齢になるにつれて高額になっていきます。そのため、高い補償割合を選択し、高齢になった時に保険料が予想以上に高くなって支払えないというケースになることもあります。


そうならないように事前に保険料を確認しておくとともに、自分の生活スタイルに合った補償割合を選ぶようにしましょう。

ペット保険はフルカバー型と特化型のプランがある

ペット保険には通院補償、入院補償、手術補償の3つの補償があります。


人間の医療保険は入院、手術補償となりますが、ペット保険は通院も補償されます。多くの保険会社では通院、入院、手術の3つ全てを補償してくれるフルカバー型の保険プランが基本となっています。


3つの補償をバランス良くしてくれるので、加入するとしっかりと補償をしてくれるのですが、デメリットが2つあります。


一つ目のデメリットは回数制限や日数制限のある入院・手術補償はそこまで補償が手厚くないということです。手術1回で10万~15万円を補償してくれるプランが多いのですが、動物医療の技術は進歩し、高度な医療を受けられるようになったため、その金額では足りないということもあるのです。


例えば犬と猫に多い誤飲は開腹手術をすると20万~30万円かかります。このように補償以上に手術、入院費用がかかることもあります。


そして、もう一つのデメリットは保険料が高くなってしまうということです。保険料の高いところですと、0歳時で月額3,000円を超え、10歳になると月額8,000円近くになります。


上記のデメリットからもっと入院・手術補償を手厚くしたい、保険料は安く抑えたいという方のために、入院・手術の2つを補償する特化型のプランがあります


さらに、手術のみ、通院のみ1つだけ補償するという特化型のプランもあります。これらのプランは特化型という名前の通り、補償についてはかなり手厚い補償内容となっています。


また、フルカバー型と比べて保険料もかなり安く抑えることができます。


ただし、入院・手術を補償するプランを取り扱っている保険会社は少ないです。


ちなみに補足ですが、人間の入院保険のような入院のみを補償する特化型の保険はペット保険にはありません。フルカバー型にするか、特化型にするかは自分のスタイルやペットに合わせて選択するようにしましょう。

手術のみに特化したペット保険のメリット・デメリットは?


手術のみに特化したプランのメリット・デメリットはどうなっているのでしょうか?


そこでここでは、

  • 手術特化型のペット保険を選ぶメリットは?
  • 手術特化型のペット保険のデメリットとは?
  • 補足:一般的な手術費用はどれくらいなのか?

について解説していきます。


補償内容や保険料を比較しながら解説しますので、ペット保険をご検討中の方は参考にしていただければと思います。

手術特化型のペット保険を選ぶメリットは?

手術のみ補償する特化型のプランですが、フルカバー型のプランと比較してその違いからどのようなメリットがあるのでしょうか。


そこでここではフルカバー型のプランと比較した手術特化型プランのメリットとして

  • 保険料を安く抑えることができる
  • 補償を手厚くすることができる

ということについて解説します。フルカバー型の保険と比較してどれくらい差があるのかを見ていただきたいと思います。


保険料を安く抑えることができる

手術特化型のプランは非常に保険料が安くなっています。

フルカバー型のペット保険と保険料を比較すると、手術特化型のプランは一部のフルカバー型のプランの1/5ほど安いことが分かります。


また高齢になると高額な保険料となりがちですが、手術特化型プランはかなり安く抑えられるます。


手術に対する補償金額を手厚くすることができる

手術特化型プランは手術補償が手厚いです。


さらに他のフルカバープランと掛け持ちして手術補償を強化することが可能です。


掛け持ちすると支払う保険料が上がってしまいますが、保険料は安く抑えられるので、そこまで大きな負担にはならないでしょう。

手術特化型のペット保険のデメリットはある?

ここまで手術特化型プランのメリットについて解説しました。では、手術特化型プランにはデメリットはあるのでしょうか?


もちろんですが、メリットばかりではありませんのでデメリットもあります。


ここでは手術特化型プランのデメリットとして、

  • 入院費用・通院費用は全額自己負担になる
  • 去勢手術や避妊手術は補償対象外になる

ということを解説していきます。メリット・デメリットをしっかり検討して、手術特化型プランが良いかどうか判断していただきたいと思います。


入院費用・通院費用は全額自己負担になる

手術特化型プランは手術のみ補償する特化型のプランですので、当然ながら通院や入院の医療費については補償してくれません。そのため、手術特化型プラン単体で加入すると手術以外は全額自己負担となるということがデメリットとなります。


ペット保険でメインとなる補償は通院になります。


人間でもそうですが、手術となるとよほどのことがないと行われませんよね。ペットの場合でも同様で、入院・手術よりは通院が多くなります。特に慢性疾患になった場合、薬をもらったり定期的に診察を受けるため通院回数が多くなります。


そうなると通院の治療費を全額自己負担するとなるとかなり大変になることでしょう。


そこから考えると、手術特化型プラン単体で加入するよりも、前述したとおり通院補償のついたフルカバー型のプランと掛け持ちで手術補償を手厚くするために加入する方が良いということになります。


そうすることで、手術以外が全額自己負担となるというデメリットを解消することができます。


手術に特化しているが、去勢手術や避妊手術は補償対象外になるので注意!

手術特化型プランは手術補償に特化しておりますが、全ての手術を補償してくれるというわけではないということがデメリットになります。


ペット保険は予防にあたる行為に関しては基本的に補償対象外となっています。


例えば、去勢手術や避妊手術は予防にあたるということで補償対象外となっています。去勢手術は犬では15,000~30,000円、猫では15,000円前後かかります。避妊手術は犬では40,000~80,000円、猫では10,000~40,000円ほどかかります。


上記の費用は全額自己負担となりますので、事前に貯金をしておくことをおすすめします。

補足:一般的に、手術にはどれくらいの費用がかかる?手術費用について解説!

人間でもそうですが、手術費用は高額になることが多いです。


特にペット医療は技術がどんどん進歩していますので、高度な治療となると高額になります。そこで、ここでは手術費用がどれくらいなのかについて解説していきたいと思います。


手術費用を事前に知っておくことでもしもの時に備えておくことができます。以下は犬や猫がかかりやすい病気やケガの手術費用の表となります。

傷病名治療費(参考)
外耳炎(片側)128,000円
歯周病35,000円~
骨折163,000円~
異物誤飲150,000円~
パテラ248,000円~
尿路結石128,000円~
白内障500,000円


多くの傷病が10万円を超え、高額な費用がかかることが分かります。


手術補償のみや手術・入院補償の特化型の保険であれば高額な費用に備えておくことができますね。


そして、上記の金額はあくまで手術費用のみとなっています。手術するために入院することになるとこの金額にプラスして入院費用がかかってきます。


また、経過観察として通院しないといけなくなるとさらに通院費用もかかります。そのため実際には上記の金額よりも多くの費用が発生することになります。

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手術特化型プランのような手術補償のみのプランは1社しかありません。なぜ手術補償のみのプランは少ないのでしょうか?


そこでここでは

  • 手術補償のみのプランが少ない理由について
  • 補足:手術特化型プランの掛け持ちについて

解説していきます。


手術・入院に特化したプランについて比較できるように各保険会社のプランをご紹介します。手術・入院補償の特化型プランを検討されている、またこれから検討しようとしている方は参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

手術のみ補償のプランが少ないのは手術を行った際、ほとんどの場合で入院の必要があるため!

手術が行われる際、その前後で入院をすることが多くあります。


手術費用だけでなく、入院費用もかかってくるので、セットで補償するプランが特化型として扱われています


そのため、手術特化型プランのような手術のみ補償するプランは少ないのです。手術・入院の特化型プランは70%もしくは90%と補償割合が高いため、高額な手術・入院費用の自己負担額が少なくて済みます。


入院補償も入るので、手術特化型プランより保険料は高くなりますが、フルカバー型の保険と比べるとかなり保険料を抑えることができます。


手術補償のみのプランや手術・入院の特化型プランともに、フルカバー型の手術・入院補償だと不安だという方が検討する場合が多いので、単体のみで加入されるよりかは掛け持ちで加入される方が最近は増えてきています。

補足:フルカバー型との併用で手術補償を手厚くすることが可能!

手術のみ補償、手術・入院補償の特化型のプランは特化することで補償を手厚くし、かつフルカバー型の保険よりも保険料を抑えることができるということが分かりました。


もしもの手術や入院に備えてしっかりとした補償を得たいということで特化型はあるのですが、最近はフルカバー型で補償される手術・入院補償が足りないので掛け持ちで加入するケースが多くなっています。


掛け持ちをすることで手術・入院補償を強化することができます


また特化型プランは補償割合も高いので、掛け持ちすると手術・入院でかかった費用は全額補償されるというメリットもあります。


なぜ掛け持ちで加入するケースが増えたのでしょうか?その理由は2つあります。


ひとつはフルカバー型の手術・入院補償が十分ではないからです。これは前述した通り、ペットに医療技術が進歩したことで高度な治療ができるようになったことで手術費用が高額になり、フルカバー型だけでは不十分だからです。


もうひとつは特化型の保険料がかなり安く抑えられているので、掛け持ちをしてもそこまで負担にならないからです。

まとめ:手術のみに特化したペット保険は、安い保険料を求めている方におすすめ

ここまで読んでいただき、いかがでしたでしょうか?今回の記事を纏めますと、

  • ペット保険にはフルカバー型と特化型のプランがある
  • 特化型の保険は補償は手厚く、保険料もフルカバー型よりも安い
  • 手術のみ補償のプランは1社のみ
  • フルカバー型の保険と特化型の保険の掛け持ちで補償を手厚くすることが可能

という内容でした。


特化型のプランは保険が安く抑えられるので、保険料を安く抑えたい方や、手術・入院補償を手厚くしたい方にはおすすめです。


また、最近はフルカバー型との掛け持ちでより手厚い補償を受ける方が増えていますので、この記事を見て、検討してみるのも良いかもしれません。検討する際は自分のペットやスタイルに合った保険を選ぶようにしましょう。


MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を公開しておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい!

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。