注目記事:ポメラニアンのペット保険人気ランキングを確認する。ペットの病気・ケガの治療費は全額自己負担です。
ポメラニアンの平均・最高寿命は何歳なのでしょうか。この記事では、ポメラニアンの平均・ギネス最高寿命や、かかりやすい病気やその治療法・治療費から、人間年齢への換算、ペット保険などを紹介しています。長生きのためには、食事・運動・定期的な健康診断などが大切です。
この記事の目次
目次を閉じるポメラニアンの平均・最高寿命は?長生きさせるコツも紹介!
- ポメラニアンの平均寿命
- かかりやすい病気やその治療法
- ポメラニアンを長生きさせるコツ
- ポメラニアンにおすすめのペット保険
ポメラニアンの平均寿命は12歳~16歳!ギネス記録は?
みなさんは、犬の平均寿命をご存じですか?一般的には、12歳~15歳が犬の平均寿命といわれています。
ポメラニアンのような小型犬は、体が大きくなるにつれ寿命が短くなる傾向があり、小型犬のほうが平均寿命は長いです。
ここでは、
- 具体的なポメラニアンの平均年齢
- 人間に換算すると何歳?
ポメラニアンの平均寿命は12~16歳
ポメラニアンの平均寿命は12~16歳で、ほかの犬種と比べても長いです。
寿命は遺伝などの内的要因のほかに、環境や生活習慣の外的要因も影響されます。
また、性差も影響しており、オスのほうが体が大きくなり、その分寿命が短くなるので、メスのほうが長生きする傾向があります。
ポメラニアンのギネス最高寿命は?
犬のギネス最高寿命をご存じですか?
なんと29才と5ヶ月でした。人間に換算すると120歳を超える計算なので、考えられないですよね。
ちなみに、20歳をこえて生きているポメラニアンもいますので、環境によっては、すごく長く生きられることも可能です。
【ポメラニアンの年齢換算表】人間でいうと何歳?
犬の方が人よりも成長スピードが早いのを知っている人はたくさんいると思いますが、具体的に犬の年齢を人間に換算する方法をご存じですか?
小型犬や大型犬でも、成長スピードが大きく違います。
それでは、ポメラニアンはどのように換算するのでしょうか?計算方法があるので紹介します。
小型犬の場合
- 0歳~2歳:1年×12.5歳
- 3年~:1年×3.88歳(ポメラニアン)
中型犬の場合
- 0歳~2歳:1年×10.5歳
- 3年~:1年×5.74歳(ゴールデンレトリバー)
大型犬の場合
- 0歳~2歳:1年×9歳
- 3年~:1年8.90歳(ボクサー)
(2年×12.5)+(8年分×3.88)=56.04歳
のように計算します。年齢 | ※換算した年齢(歳) |
---|---|
生後半年 | 8 |
1歳 | 11 |
2歳 | 23 |
3歳 | 28 |
4歳 | 32 |
5歳 | 36 |
6歳 | 40 |
7歳 | 44 |
8歳 | 48 |
9歳 | 52 |
10歳 | 56 |
11歳 | 60 |
12歳 | 64 |
13歳 | 68 |
14歳 | 72 |
15歳 | 76 |
16歳 | 80 |
17歳 | 84 |
18歳 | 88 |
19歳 | 92 |
20歳 | 96 |
ポメラニアンがかかりやすい病気やその治療法・治療費は?
ポメラニアンを飼う際に、どんな病気にかかりやすいのかについて気になりますよね。
ポメラニアンが気を付けるべき病気は存在し、放置してしまうと重篤化してしまう病気も存在するので、愛犬の体調をよく観察し少しでも寿命が延びるように気を付けてあげましょう。
ここでは、ポメラニアンがかかりやすい4つの病気について解説します。
ポメラニアンがかかりやすい病気①:膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼という病気をご存じでしょうか?
別名「パテラ」とも呼ばれ、膝関節の1種である膝蓋骨が、正常な位置から外れてしまった状態の病気です。
原因
- 後ろ足を上げて歩行
- 足を引きずる
- しゃがんだ体制で歩こうとする
- 全く歩けない
- 食事と運動に気を付けて肥満を防ぐ
- フローリングにはマットを敷き、床を滑りにくくする
- 爪や足の裏の毛を短くする
- なるべく段差をつくらないようにする
- 急激に走らせないようにする
- 骨の組織の再建する
- 軟部組織の再建する
- 薬物治療:30,000円前後
- 手術の場合:300,000円~400,000円前後
ポメラニアンがかかりやすい病気②:気管虚脱
ポメラニアンは気管虚脱という病気になりやすいです。
気管虚脱とは、負荷により気管が押しつぶされることで呼吸困難になってしまう病気です。
原因
原因のひとつは、栄養の偏りや肥満の影響です。また、飼い主の方は首輪の大きさが合っているか確認してください。
大きさが合っていない首輪は、気管が圧迫されてしまうので、気かけるようにしましょう。
症状
症状は初めは気付きにくく、少し進行すると- ゼーゼーといった呼吸
- 頻繁に咳をして呼吸が乱れる
が症状としてあわれます。
見逃してしまい病状が進行しやすいので、少しでもおかしいと思ったら病院に連れて行くようにしましょう。
一気に悪化する可能性もあります。重症化した場合は呼吸困難や失神してしまうので必ず放置せずに病院に連れて行きましょう。
予防策
予防策は、食事や運動の管理を徹底して肥満にさせないことです。また、激しい運動や留守番をしているときに吠え続ける行為も気管に負担がかかります。
首輪は人間の指が1本入るぐらいのゆとりのあるサイズがベストです。
治療
薬物治療が一般的な治療方法です。咳止めの薬・気管を広げる薬を処方して経過を観察します。
仮に、負担が大きく炎症している場合は、炎症をおさえる薬も処方されます。
進行している場合は、外部から気管を補強する、気管内部からつぶれている部分を広げる手術が必要になります。
治療にかかる費用は、薬物治療のみの場合は5千円程度なのですが、手術の場合は、MRI検査や入院費も含めて合計で70万円ほどかかることが想定されます。
重症化していない場合は薬のみの治療で十分に治すことが可能です。早い段階で病院に連れて行きましょう。
ポメラニアンがかかりやすい病気③:アロペシアX
アロペシアXという病気を知っている人は少ないと思います。アロペシアは英語で、日本語に訳すと「脱毛症」という意味です。
「X」は原因不明という意味を表しています。
原因
- 1歳~4歳ほどの成長期に発症することが多い
- 去勢をしていないオスに多い
- 左右対称に脱毛する
- 被毛の状態が乾燥状態になる
- 皮膚炎のように痒みが無い
- 日々のブラッシング
- 食事管理と運動
- 規則的な生活リズム
- ホルモン剤や抗アレルギー薬、ステロイドなどの薬物治療
- 未去勢の場合は去勢手術
- メディカルシャンプー
- 食事管理と衣服を着させる
ポメラニアンがかかりやすい病気④:流涙症
ポメラニアンは流涙症になりやすい犬種でもあります。流涙症は、常に目の周辺に涙があふれている病気です。
よく目の周りの毛がしわになっているのを見たことがありませんか?これは、この病気の涙が影響であることが多いです。
放置してしまうと、毛が常に濡れている状態なので、菌が繁殖しやすく皮膚炎など違う病気を併発してしまうかもしれません。
原因
- 外的刺激
- 排水システムの異常
- 涙が常にあふれている
- 目の周りの被毛が変色している
- 目の形を正常に整える手術
- 涙鼻菅に何か詰まっている場合は洗浄や閉じている場合は手術
- 涙鼻菅の洗浄や投薬治療の場合:40,000円前後
- 手術を行った場合:60,000円~80,000円前後
ポメラニアンが長生きする5つのコツ・飼い方を解説!
平均寿命や病気について解説しましたが、次に普段から気を付けるべきポイントを5つまとめてみました。
日ごろから生活環境を見直して、元気に長生きができるようにしてあげましょう。
長生きのコツ①:食事に気をつける
毎日の食事はとても重要で寿命にも大きく関係してきます。栄養に注意して偏りのないように気を付けましょう。
食いしん坊でもあるポメラニアンは肥満にもなりやすいので、あまり甘やかさずに、ごはんをあげすぎないようにしましょう。
また、骨が少しもろい特徴がポメラニアンにはあります。カルシウム・グルコサミン・リンなどが不足しないように気を付けてあげてください。
しかし、摂取しすぎてしまうと尿路結石など病気のもとになってしまうので注意してください。
長生きのコツ②:適度な運動
長生きのコツ③:快適な環境を作る
体温調整が少し苦手な犬種です。室内の温度調整を一定にしてあげましょう。
また、骨がもろく段差から飛び降りると骨折のリスクもあるので、ソファの手前に物を置いて段差をなくしたりなど工夫をしてあげましょう。
フローリング床など滑りやすい環境も骨折や膝蓋骨脱臼につながるのでカーペットなどを引いて滑りにくくしてあげましょう。
長生きのコツ④:ストレスを与えない
外的環境だけでなく、なるべくストレスフリーにしてあげる必要があります。
毎日の散歩やかまってあげたりなどをして、少しでもストレスのたまる環境を作らないようにしましょう。
ストレスは、アロペシアXの発症や皮膚炎もなる可能性があるので注意が必要です。
長生きのコツ⑤:定期的に健康診断を受けよう
そして病気の早期発見や早期診断につながるので定期的な健康診断をしましょう。今回解説した多くの病気は、どれだけ早期発見できるかで治療法も大きく変わってきます。
手術が必要な場合は、数十万必要なこともあるので、万が一病気になってしまった場合のことも考えて、一部を保証してくれるペット保険に加入するべきです。
健康診断の目安は、成長期のうちは年に1回でよいのですが、7歳以降のシニア期ぐらいからは、病気のリスクも高まるので、年に2回行くことをおすすめします。
ポメラニアンのペット保険とは?補償内容と特約も解説!
- フルカバータイプ:手術・入院・通院をカバーするプラン
- 手術特化タイプ:手術に対する手当が充実しているプラン
- 通院特化タイプ:通院に対する手当が充実しているプラン
まとめ:ポメラニアンの平均・最高寿命や長生きさせるコツについて
ここまでのポメラニアンの平均寿命や長生きさせるコツに関する注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- ポメラニアンは長生きできる犬種である
- 先天性の病気もあるので、定期検診をして早期発見に努めよう
- 普段からの生活習慣に気を付けて、少しでも寿命を延ばそう
- 愛犬の安心のためや治療費を抑えるために、事前にペット保険への加入しよう