世界最大の大型犬であるグレートデーンは、穏やかで忍耐強い性格の犬種です。理由は解明されていませんが平均寿命が他の犬種と比べてかなり短く、特に日頃の飼育方法に気をつける必要があります。グレートデンの性格や特徴、しつけ方やかかりやすい病気についても詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じるグレートデンの性格や特徴は?病気に強い犬なのか
グレートデンは世界最大といわれている超大型犬で、日本の街で見かけることのないと思いますが、テレビなどで見た事はありますよね。
また、そんな世界最大級のグレートデンを見て、飼ってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回「MOFFME」では、
- 特徴や性格
- お迎え、購入方法
- 飼育、しつけのコツ
- 気をつけなければならない病気や保険
グレートデンの性格や特徴は?穏やかで忍耐強い犬種!
グレートデンは、大型犬特有の穏やかな性格の犬です。
また、正しいしつけをおこなえば良きパートナーとなります。
ここでは、
- グレートデンの歴史
- グレートデンの特徴や性格
- グレートデンは狂暴か、危険性について
グレートデンの歴史
グレートデンはドイツ原産の犬種であり、ドイツでは「ドイチェン・ドッゲ」が正式な名称となります。
また、グレートデンの先祖はマスティフであると言われており、17世紀頃からドイツの土着犬とマスティフの交配が進められ、グレートデンの基礎となる犬が誕生しました。
そのとき、狩猟犬や軍用犬として飼われていました
ドイツで正式な犬種として認められたのは1891年とされており、日本に輸入されてからは土佐犬の交配に使用されています。
グレートデンの特徴
- 体高:オス80cm以上、メス72cm以上
- 体重:46kg~54kg
- シザーズバイト
- 垂れ耳
- 短毛
グレートデンの性格
グレートデンの性格は、
- 大型犬特有の穏やかな性格
- 友好的で優しい性格
- 辛抱強く、服従心が強い
グレートデンの毛色について
グレートデンは毛色が3つのグループに分かれていて、そのグループ内で繁殖をするよう決まりがあります。
第1グループ
- ブリンドル
- フォーン
- ハイクイーン
- ブラック
- マントル(ボストンとも呼ばれる)
- ブルー
グレートデンは狂暴?危険性や死亡事故について紹介!
グレートデンの基本的な性格は穏やかで優しい性格とされていますが、超大型犬であるということを忘れてはいけません。
力が強く人間の力では制御できません。
また、世界ではグレートデンによる事故も多く起きていて死亡事故もあります。
茨城県では特定危険犬種に指定され、必ず檻で飼育することなどの飼育するための条件があります。
そこで凶暴な性格にならないように、幼い頃からしっかりとしつけをおこない、良い関係作りをすることが特に重要な犬種です。
国内で起きた事故も多数あります。
- 2007年には放し飼いにされていたグレートデンが女性を襲ってしまった
- 2009年にも放し飼いにされていたグレートデンが他の犬を噛み殺してしまい、人間にも襲いかかってしまいました
- 2020年にも赤ちゃんが飼い犬であったグレートデンに噛まれて死亡する事故も起きています
グレートデンのお迎え・購入方法は?価格や選び方も紹介!
グレートデンをペットショップで見かけることはめったにありません。
珍しい犬種なのでどこに行けばグレートデンに出会えるのか知っている方も少ないと思います。
そこでここでは、
- お迎え準備
- 購入方法
- 価格相場
- 選ぶポイント
グレートデンのお迎え・購入方法
お迎え準備
- 頑丈な檻
- 頑丈な首輪、リード
- 相当な飼育費用
- 広い環境
- ペットショップ
- ブリーダー
- 里親になる
グレートデンの価格・選び方
グレートデンの価格相場
グレートデンの値段相場は、30万円程で、お店や血統によって価格は上下します。
また、4ヶ月までの子犬やメスは高めに設定されており、血統の良い個体を選ぶとなると、値段は40~50万円程になります。
選ぶポイント
- 人間に懐いている
- 明るく遊ぶのが好き
- 食欲がある
- 健康に問題がない
グレートデンの飼い方のコツや注意点、しつけ方を解説!
グレートデンを飼うにあたり飼い方のコツや注意点など、しつけの方法をご紹介します。
- グレート・デンの飼い方のコツ
- グレート・デーンのお手入れ方法と頻度
- グレートデンのしつけ方としつけの注意点
グレート・デンの飼い方のコツは?
グレートデンは超大型犬ですので、運動量が多く、子犬のうちは明るく、やんちゃな性格で走り回って遊ぶこと月大好きです。
また、散歩は1日2回おこない、ストレスと溜めないようにしてあげてください。 そして、しっかりと運動をおこない関節に負担がかからないようにする必要があります。
グレートデンのために工夫してあげたいポイントをあげます。
- 食事を複数回に分ける
- 食後は休ませる
- 床を滑らないように工夫
- 食器高めの位置にする
大型犬のため少し滑っただけでも関節に大きなダメージを負うため、自宅では床を滑らないように工夫をする必要があります。 また、体重が重く、関節を痛めると治療にも時間がかかりますので、関節を痛めないよう工夫してあげましょう。
胃捻転になりやすい犬種のため、食器の位置を高くし、食事は複数回に分け、食後に激しい運動をしないようゆっくり休めてあげることで予防できます。 また、ごはんだけではなく、水を飲む際も同様です。
これらは、ドッグランに行ったときなど、難しい点はありますが、飼い主が注意すれば防げる病気ですので、十分注意してください。
もし、食後なにか様子のおかしい点があればすぐに獣医に相談することが大事です。
グレート・デーンのお手入れ方法と頻度は?
グレートデンのお手入れ頻度の目安
- 月1回のシャンプー
- 週1回の爪きり、耳掃除
毎日のお手入れとしては、湿ったタオルで体を拭いてあげるだけなので、お手入れに関してはとても楽な犬種です。
ただ、シャンプーをサロンに依頼する場合は、大型料金として上乗せされた料金となるので、高くなります。 また、超大型犬なので、シャンプーなどをお断りするサロンもあります。
乾くのも早いので、自宅にシャンプーをできる場所があるのであれば、自宅でのケアがおすすめです。 もし、サロンを希望の方は、ご利用前に確認をしてみると安心です。
グレートデンのしつけ方としつけの注意点は?
グレートデンのしつけのポイント
- 信頼関係を築く
- 飛びつかせない
- 飼い主がリーダーになる
グレートデンは人間の力で制御することでできない犬種なので、子犬のうちからしっかりとしつけをおこない、飼い主がリーダーにならなければなりません。
特に飛びつかせはくせになります。 超大型犬ですので、少し飛びかかっただけでも受けた側は大怪我を負う可能性があるため、楽しいときであっても飛びついてきた場合はやめさせましょう。
また、服従心は強いのでしつけやすく、しっかりとしつけをおこなえば成犬になってから穏やかなため、飼育をしやすく感じることでしょう。 信頼関係を築き、良きパートナーとなれるようしつけをおこなってください。
グレートデンの寿命やかかりやすい病気は?ペット保険も紹介!
毎日の健康チェックや定期的な健康診断は、早期発見のためにとても大切なことです。
ペットが元気に長生きできるよう飼い主が気をつけてあげましょう。
ここでは、
- グレートデンの寿命
- かかりやすい病気
- グレートデーンのペット保険
グレートデンの寿命やかかりやすい病気
寿命
グレートデンの寿命は、8歳~10歳で、大型犬の平均よりも短命ですが、日々の生活習慣で伸ばすこともできます。
また、病気は早期発見を心がけ、ストレスを溜めないよう気をつけてください。
かかりやすい病気
皮膚病
- 原因:細菌や真菌やダニなどが原因で皮膚に炎症を起こします
- 症状:痒がる、なめるなどしきりに気にします
- 治療法:1週間程の投薬治療になります
- 治療費:1万程
拡張型心筋症
- 原因:心筋が伸びて伸縮性が弱まり、循環不全を起こし発症します
- 原因:食欲不振、元気がない、呼吸困難を起こすなど
- 治療法:薬で様子をみることもありますが、完治には手術が必要です
- 手術費:30万程
胃捻転
- 原因:ガスで胃が膨れて胃がねじれることで発症します
- 症状:お腹が膨れる、吐くものがないのに吐きそうにしているなど
- 治療法:緊急手術が必要です
- 手術費:30万程
アジソン病
- 原因:副腎皮質ホルモンが十分に分泌されないことから発症します
- 症状:食欲不振、元気がない、痙攣を起こすなど
- 治療法:投薬治療となります
- 治療費:1回の通院費で2万~3万程
手術をしなければならない場合はもちろんのこと、1回の受診だけでもお金のかかる動物の病院ですので、ペットの命を救うためにも万が一に備えてペット保険に加入することは大事です。
また以下の記事でも、寿命やかかりやすい病気について詳しく解説しておりますので参考にしてみて下さい。
グレートデンのペット保険について
グレーデンは、大型犬としての料金プランになる保険会社が多いです。
また、保険会社によっても変わるので、検討中の保険会社に確認してみてください。
特約について
まとめ:グレートデンの性格や特徴について
ここまでグレートデンの性格や特徴について解説してきましたが、いかかでしょうか。
今回のポイントは、
- 大型犬特有の穏やかで優しい性格
- 子供がいる家庭でも飼育可能
- 飼育にはお金がかかる
- ブリーダーからが主な購入方法