甲斐犬の性格や特徴は?飼い方のコツや寿命、毛色やしつけ方等も解説のサムネイル画像

甲斐犬は忠実、聡明、勇敢で警戒心が強い性格でかわいい犬です。また、運動能力が高く特にジャンプ力がすごいです。本記事では甲斐犬の歴史や特徴、オス・メスの性格の違い、値段、飼い方のコツ等を紹介しています。また、寿命やかかりやすい病気、保険等も紹介しています。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

この記事の目次

目次を閉じる

甲斐犬の性格や特徴は?飼い方のコツ等も解説!

引き締まったからだに美しい虎柄をした颯爽と歩く犬を見かけたことはありますか?それが甲斐犬です。


日本犬の一種で、柴犬の次に大きい犬種だといわれています。


そんな甲斐犬が一般的にどんな性格をしていて、どんな注意点が必要かご存知でしょうか?


どの犬種であっても、犬の性格や特徴をよく理解して迎え入れることが大切です。


そこで、今回MOFFMEでは甲斐犬について

  • どんな性格や特徴があるの?
  • どうやって迎え入れるの?
  • しつけはどうしたらいいの?
  • かかりやすい病気はあるの?
これら4点を取り上げてご紹介したいと思います。


正しい理解をすることで、甲斐犬との幸せな暮らしをイメージすることができると思います。


最後までぜひご覧ください。

甲斐犬の性格や特徴は?歴史やオス・メスの違いも解説!


日本犬はよく飼い主に忠実な犬種だといわれますが、その中でも甲斐犬は特に「一代一主」と表現されるほど、飼い主に忠実です。


「一代一主」って聞きなれませんよね。他に「ワンオーナードッグ」「ワンマンズドッグ」とも言い、飼い主に一生忠義を尽くすという意味です。


そんな飼い主に一途な性格の甲斐犬の魅力をもっと掘り下げていきたいと思います。

甲斐犬の歴史

甲斐犬は名前に「甲斐」とあるように、山梨県の甲斐地方原産の犬種です。


古くから、南アルプスの山岳地方でイノシシ猟カモシカ猟で活躍していた猟犬です。


どのくらい古くから存在していたのか、起源の詳細は不明ですが、縄文時代の遺跡から甲斐犬と思しき犬の骨が発見されています。


随分昔から人とともに生活をしてきたということがわかりますね。


明確に甲斐犬が発見されたのは昭和4年のことで、昭和7年に発見された地方にちなみ「甲斐犬」と命名されます。


甲斐犬の命名にはかわいいエピソードがあります。


日本犬は「秋田犬(あきたいぬ)」「紀州犬(きしゅういぬ)」「四国犬(しこくいぬ)」「柴犬(しばいぬ)」「北海道犬(ほっかいどういぬ)」と「○○いぬ」という読み方をしますが、「甲斐犬」だけは、「飼い犬(かいいぬ)」と間違えられる場合があるため「甲斐犬(かいけん)」と例外的に名付けられたそうです。


そして、昭和9年には国の天然記念物に指定されました。

甲斐犬の特徴は?虎毛の種類は?

毛色

なんといってもワイルドな虎毛が特徴的で、別名、虎毛犬と呼ばれることがあります。


赤ちゃんのときはつぶらな瞳にふわふわの黒毛でとてもかわいらしい姿をしています。 


成長すると、「黒虎」「赤虎」「中虎」のいずれかの毛色になります。


猟をするのに最適なカモフラージュとなる毛を持つ甲斐犬。


白や薄茶色の毛が混ざらない虎毛は、世界中を探しても甲斐犬以外にいません。  


大きさ

見た目は少し狼に似た姿で、スマートなイメージのある甲斐犬ですが、実は甲斐犬には2つのタイプがあることをご存知でしょうか?


四肢がすっきりした「鹿犬型」とずんぐりとした「猪犬型」がありました。


なぜ過去形かというと、かつては2タイプ存在したのですが、「猪犬型」は絶滅したといわれており、現在会うことができるのは「鹿犬型」です。

オスメス
体高47~53cm42~48cm
体重12~18kg12~18kg

わかりやすく説明すると、柴犬の次に大きな日本犬で、中型犬に分類されます。


甲斐犬の他の特徴としては、立ち耳にくるりと巻いた巻き尾もしくはすっと立っている差し尾、舌には青黒い模様があります。

甲斐犬の性格は?性格が悪いというのは本当か

甲斐犬はもともとが猟犬であり、現在も猟犬として働いている犬がいるほどですから、その性格は勇敢にして冷静沈着で、忠誠心集中力などに優れた性格です。


一方、警戒心が強く猟犬としての気性の強さが誇張されて、甲斐犬は性格が悪いという説がありますが、決してそのようことはありません。


正しくしつけて信頼関係が築ければ、飼い主には忠誠をつくし、飼い主に親しい人にも人懐っこい性格を見せます。


とはいうものの人でもそうですが甲斐犬も親の性格に似る可能性が高く、子犬を引き取るときには親犬の性格や血統を知っておくとよいでしょう。


犬種による犬の性格には一定の傾向があることも事実ですが、ペットとして飼う場合の問題は、性格というよりもしつけ方がとても重要だといえます。

甲斐犬のオス・メスの性格の違いとは?

個体差がありますが、一般的にオスはメスよりも攻撃的な面が強い性格だといわれています。


甲斐犬は他の日本犬と同じく、オスは飼い主をリーダーと認識するととても忠実で聞き分けが良いです。


メスは、天真爛漫で飼い主の顔色をよく見て行動をします。


凶暴とは真逆で、多くの甲斐犬がオスもメスもとても冷静穏やかな性格です。


辛抱強く、飼い主の気持ちや要望に応えようとするとても聡明な犬種です。


どの犬種にもいえますが、もちろん、内気な性格の子もいれば気性の激しい性格の子もいます。


一緒に生活をする中で正しいしつけをし、信頼関係を築くことが大切です。

補足:甲斐犬は飼い主との信頼関係が大事!身体能力は?

信頼関係

甲斐犬は狩猟犬だったことや、飼い主以外に懐きにくいことから、ときに凶暴、獰猛な性格と表現されることがあります。


先ほど説明したように甲斐犬はかつて山岳地方で猟犬です。


狩りのプロですから、勇敢で、警戒心が強いことと気性の激しさを持ち合わせている性格であることは理解しておく必要があります。


もっとも、甲斐犬に限らず、正しいしつけをしなければどの犬でも凶暴化する恐れがあるのは同じです。


甲斐犬は、信頼・尊敬する飼い主に対してはとても甘えん坊な姿を見せます。


また、飼い主との信頼関係をしっかりと築くことができていれば、飼い主と仲の良い人にも警戒することもなくなります。


個体差はありますが、誰にでも愛想を振りまくタイプの犬種ではないため、ドッグランでは注意して見ておく必要です。


身体能力

南アルプスという高山の険しい岩場でイノシシやシカを狩っていたのですから、身体能力が高いということは容易に想像できます。


身体能力の中でも、非常に脚力が強く、ジャンプ力が凄まじいといわれています。


どの程度のジャンプ力かというと、軽々と人を飛び越えることができるほどです。


軽々と塀や柵を飛び越えてしまうので、ノーリードの場合は高さを気を付けなければなりません。


飼育は、室内でも庭の外飼いどちらも可能ですが、ストレスを溜めないように他の犬種よりも運動をすることが重要です。

甲斐犬のお迎え・購入方法は?値段や選び方も紹介!


甲斐犬とペットショップで出会うことはほぼありません。


甲斐犬を家族として迎えるためには、ブリーダーから購入することが一般的です。


もしくは、保護施設から譲り受けることもできます。


以下に、一般的なお迎え準備と購入方法を紹介します。

甲斐犬のお迎え・購入方法

お迎えの準備


犬を家に迎えるとなったときには、以下の準備をしておく必要があります。


  • ゲージ&ベッド
  • 食事用の食器や水飲み用の容器もしくはボトル
  • 首輪&リード
  • トイレ
  • フード
  • おもちゃ
子犬は成犬よりもトイレの回数が多く、迎えた日からトイレのしつけが始まります。トイレの用意は必須です。

また、寝床や食事用の食器類も毎日使用するものです。安心できるものを用意しましょう。

フードに関しては、ブリーダーやペットショップで相談してから購入しましょう。

忘れてはならないのが、自宅近くの動物病院でなんでも相談できる獣医さんを見つけておくことも大切です。


購入方法


近年はブリーダーの紹介サイトがあったり、ブリーダーのHPが充実していたりと、情報収集が簡単にできます。


まれに、悪質なブリーダーがいますので、しっかりと見極める必要があります。


ブリーダーから購入するときの基本的な流れは次のとおりです。

  1. インターネットで気になったブリーダーに問い合わせる
  2. ブリーダーの犬舎を見学する
  3. 実際に子犬を見る
  4. 繁殖方法や環境を確認するとともに、疑問点をしっかり解消する
  5. 購入方法を確認する
  6. 引き渡し
犬舎によって見学方法や購入方法が異なりますので事前に問い合わせておきましょう。


また、見学時には子犬の両親犬や兄弟・姉妹犬の疾患や性格についても話を聞きましょう。


タイミングが良ければ、施設から保護犬として迎えることも可能です。


ただし、甲斐犬は一代一主といわれているとおり、新しい飼い主と信頼関係を築くのに非常に時間を要することが考えられます。


犬の特性を理解して、一生家族であるとの覚悟をもって迎え入れましょう。

甲斐犬の値段や選び方

価格

繁殖状況によって異なりますが、10万円~15万円が相場で、平均で12万円程度です。


甲斐犬は種を存続させることが主な目的なため、法外な繁殖や取引はされていないようです。


そのため、日本での飼育件数はさほど多くありません。


日本の中でも希少天然記念物でもあるにもかかわらず、近年人気の柴犬や秋田犬よりも少し安価であるため、甲斐犬を早く迎えたくなってきたのではないでしょうか。


選び方

インターネットで見つけてかわいいと思っても、しっかりと実物を見て飼うことがベストです。


実物を見て、体つきや皮膚、歩き方や動き等、気になる部分や異常がないか、必ず確認しましょう。


さらに、人に対して友好的であること、先天性疾患がないこともよく確認しましょう。


性格は赤ちゃんから成犬までの成長過程で変化していきます。


子犬の場合、犬舎で出会ったときは内気だったのに、家に連れて帰った途端真逆の性格になった、という話も少なくなありません。


性格は遺伝的要素も強いため、両親犬についても実際に見たり、情報を聞いておくことが大切です。

甲斐犬の飼い方のコツ、注意点、しつけ方を解説!


ここまで書いてきたように甲斐犬は元は猟犬で、現在もその性質を多少なりとも残していると考えた方が良いです。


そこで、甲斐犬を飼うときの大切なことを3つ紹介します。

  1. 飼い方のコツ
  2. 注意点
  3. しつけ方


甲斐犬は身体が丈夫で他の犬に比べて手入れに手間はかかりませんが、散歩は十分にすることが飼い方のコツです。


甲斐犬は飼い主には忠実ですが、警戒心が強いために、見知らぬ人や他の動物との接触には注意しなければなりません。


どのペットも同じですが、甘やかせばわがままになってしうので、社会性を身につけ、良いことと悪いことが区別できりょうにしっかりしつけることがとても大切です。


以下、もう少し詳しく解説します。

甲斐犬の飼い方のコツは?運動量やお手入れを解説!

甲斐犬は身体能力の非常に高い犬種です。


毎日のお散歩は欠かせません。運動不足解消のためにも、散歩は朝夕1回ずつ、それぞれ1時間くらい行いましょう。


散歩コースも平坦な道を歩くだけでなく、岩場や山道なども喜びます。また、走ることも甲斐犬にはとても良いことです。


庭で外飼いするときは、家の敷地内から飛び出さないようにフェンスや塀を2m以上で囲いましょう。


室内飼いをするときは、滑ってケガをしないように床にカーペットを敷くなどの対策をしましょう。


毛の艶出しや皮膚の血行のために、週2回くらい体全体のブラッシングをしましょう。春と夏の換毛期は毎日ブラッシングすることをすすめます。


清潔感を保つためにも、病気を防ぐためにもシャンプーは月1回が目安です。

甲斐犬のしつけ方は?注意点も紹介!

リーダーと認識させるために、主従関係を徹底的に教え込みましょう。


警戒心や攻撃性を最小化するためにも、小さいころから様々な人や犬、音に触れさせ社会性を身につけさせましょう。


吠え癖噛み癖も小さなころからしつける必要があります。


しつけの基本は「褒める」と「叱る」であり、割合でいえば8:2くらいが良いでしょう。


命令を聞いたときや良いことをしたときに、間髪入れずに餌をやる、褒めることが重要です。褒め方は頭や喉元をなでるなど愛情をこめて、おおげさに褒めましょう。


一方、してはいけないことをしたときには即座に短く大きく叱ります。ただし、犬が遊んでくれている、かまってくれていると誤解するようなしかり方ではしつけになりません。


個体差はありますが、一代一主と表現されるように、飼い主には心を許しても他人にフレンドリーなタイプではありません。


見知らぬ人や犬との接触は気を付けましょう。

甲斐犬の寿命やかかりやすい病気は?ペット保険に加入しよう

甲斐犬は他の犬種と比較して健康で長生きをするといわれています。


猟犬としての能力を高めるために、近親交配を避けられてきたという経緯から、遺伝性疾患が少ないようです。 


しかし、まったく病気をしないというわけではありませんから、次に甲斐犬が比較的かかりやすい病気を解説します。


合わせて、病気に備えて加入しておくと安心なペット保険も紹介します。

甲斐犬の寿命やかかりやすい病気

寿命は、平均で12年~16年です。


比較的健康で、遺伝性疾患が少ない甲斐犬のかかりやすい病気はどんなものがあるのでしょうか。


アレルギー性皮膚炎

日本は湿度が高くアレルギー性皮膚炎になりやすい環境です。


甲斐犬は、ダブルコートの短毛種で、春と秋の年に2回換毛期があります。


日々のブラッシングで皮膚のチェックを行いましょう。


また定期的にシャンプーをし、 しっかり汚れを落とすことで、皮膚炎など予防することができます。


脱臼や骨折

室内飼いをする場合は、フローリングなどの床で滑って転んで脱臼や骨折等のケガをする可能性があります。 


床が滑らないように、事前に室内環境を整えましょう


その他、シニアになれば免疫力の低下から、心臓疾患等の病気のリスクも上がります。


日々、健康状態を確認し、何か気になる点があればすぐにかかりつけの獣医さんに相談しましょう。

甲斐犬のペット保険について

甲斐犬は、中型犬に分類されます。したがって、保険料は小型犬よりも保険料が少し高くなります。


甲斐犬は比較的健康な犬種といわれていますが、病気の治療で突然高額な治療費が必要になることもありますので、愛犬のためには保険に入っておくと何かと安心です。


ペット保険に加入した場合の年間コストをシミュレーションをしてみましょう。


ペット保険の補償範囲(通院・入院・手術)や補償割合の選択肢は豊富であるので、家計に負担がないように加入できます。


通常、保険料は年齢が上がるとともに価格が上がっていくことが多いですが、パピーの頃の免疫力が低く、病気にかかる可能性も高いため、0歳が少し高めに設定されています。


飼い犬の病気のための保険以外にも、甲斐犬を飼うにあたっては、加入しておくと安心なのが賠償責任特約です。


賠償責任特約は、飼い犬が他人にけがをさせてしまったり、物を壊してしまったりしたときに、一定額の範囲で補償してくれるプランです。


特に中〜大型犬においては噛みつきによる事故が増えており、賠償責任特約を付帯することをおすすめします。


「うちの子は大丈夫」と思わずに、万が一のために賠償責任特約をオプションで付けておくと安心です。

まとめ:甲斐犬の性格や特徴について

ここまで甲斐犬の性格について説明してきましたがいかがでしたでしょうか。 


この記事のポイントは

  • 甲斐犬は一代一主で従順な性格
  • 類まれな身体能力の持ち主
  • 疾患も少なく丈夫な体
  • 飼い主以外の人や犬とのかかわりに注意

でした。


甲斐犬との幸せな暮らしには、甲斐犬の性格や習性を十分に理解し、正しくしつけることが重要です。


理解しあい、信頼関係を構築できれば人生最高のパートナーとなるでしょう。


ただし、何度も言いますが、飼い主以外との人や犬とのかかわりについては十分な注意が必要です。


なお、ペット保険についてはペットショップで勧められたものに安易に加入せず、ご自身でしっかりと調べた上でペット保険に加入しましょう。


MOFFMEではペット保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。