ロットワイラーの性格や特徴は？飼い方のコツやしつけ、病気を解説！

ロットワイラーと聞くと多くの方は、凶暴な性格で怖い犬というイメージを持っているのではないでしょうか。

ロットワイラーは、大きくて、筋肉質な見た目からそのように思われるのですが、本当は温厚な性格で人に危害を加えません。

しかし、ロットワイラーはしつけが難しいと言われてるので初心者には向かない犬種ですすが、大型犬のしつけに慣れた方なら、ロットワイラーはとても良いパートナーになることでしょう。

そこで今回「MOFFME」では、ロットワイラーの性格について

• ロットワイラーはどんな性格？しつけ方の仕方は？
• ロットワイラーのお迎え方は？
• ロットワイラーの飼育方法は？どんなことに注意が必要？
• ロットワイラーはどんな病気にかかりやすい？ペット保険は？

見た目で怖がられてしまうことの多いロットワイラーですが、その性格は温厚で家族に対しての愛情が深い犬種です。

では、ロットワイラーとは一体どんな犬なのでしょうか？

そこで、ここでは

• ロットワイラーの歴史
• ロットワイラーの特徴
• オス・メス別の性格の違い
• ロットワイラーのケンカや事故について

以上の点を詳しく説明していきます。

ロットワイラーの歴史はとても古く、起源はローマ帝国時代までさかのぼります。

ローマ軍が遠征する際に、人や牛の群れを護衛する仕事をしていた護衛犬が祖先と言われています。

その軍隊の一部が南ドイツに定住することになり、「赤いタイル」を意味する「ロットワイル」という町で家畜を追い立てる牧畜犬として活躍し、非常に可愛がられました。

この「ロットワイル」がロットワイラーの語源とされています。

愛称は「ロッティ」です。

しかし、町の発展により一度絶滅しかけましたが、愛好家の手によって救われました。

20世紀以降は家庭でのペットとしてだけでなく警察犬や税関、山岳救助犬としての資質を見いだされ、世界中で活躍しています。

• 骨格がしっかりしており、がっちりした筋肉質
• ロットワイラーは大型犬の中ではコンパクト
• 体高は約60～70㎝、体重は約40～50㎏
  
• 体の特徴は長めの首、大きめの頭部、たれ耳、短毛
• 毛色はブラックで顔や体の各所にタン・マーキングがある

ブラッシングはコミュニケーションにもなりますのでこまめにやってあげてくださいね。

しっぽは断尾ですが虐待に当たるとして近年では行わない国が多いそうです。

また、ロットワイラーはドーベルマンやピンシャーの元犬であるとされています。

愛情深さや優しさ、忠誠心は正しいしつけや訓練が出来て発揮される性格になります。

間違ったしつけが行われると攻撃性を現すことがあるので、しつけ方を知らない初心者には向かないと言われています。

また、ロットワイラーはオスとメスで性格に違いがあります。

オスの性格

オスは不器用な性格です。また、飼い主を守ろうとする防衛心が強く、力のコントロールが出来ずに他者に対して攻撃的になってしまうことがあります。

メスの性格

欧米では非常に高い人気を誇るロットワイラーですが、日本では飼育する人が少なく、希少犬種とされています。

その理由は、欧米では護衛犬としての需要が高く日本では愛玩犬としての需要が多いからです。

ロットワイラーをお迎えする時にはどのような購入方法があるのかを説明します。

お迎え準備

ロットワイラーのお迎えする時に準備するものは、

• ゲージ（犬の安息の場所として絶対に必要）
• トイレシート
• トレー
• ドッグフード
• 食器
• おもちゃ

などです。

購入方法

ロットワイラーはペットショップではほとんど取り扱いはありません。

闘犬として扱われていた歴史があり、販売店も専門的な知識が必要となるためと考えられます。

そのため、ロットワイラーをお迎えする時はブリーダーか里親募集しているのを探すしかありません。

ブリーダーを選ぶ際にも注意が必要です。

他犬種を一緒に飼育しているブリーダーではなく、ロットワイラーを専門に扱っているブリーダーを選びましょう。

実際に犬舎を訪ねてみて清潔に管理されているか、母犬と子犬が引き離されていないか（社会性を身に付けるため生後8週間は親兄弟と過ごした方が良いため）を自分の目で確認し、信頼できるブリーダーを選びます。

ロットワイラーがかかりやすい病気や、飼い方など相談に乗ってくれるブリーダーが理想的です。

価格

ロットワイラーの平均的な値段は20～30万円となっています。

子犬の価格は月齢や体の大きさ、血統、犬種スタンダードに近いなどの要因で変動します。

犬種スタンダードとは、犬種ごとに定められた標準的な容姿に関する規定のことです。

選び方

性格はそれぞれ違いがあり、運動が好きな活発な子、おとなしい子がいますので自分に合った子を選びましょう。

ロットワイラーを飼育するにはどのような環境を整えれば良いのでしょうか？

また、飼育の仕方も大変重要です。

上記でも触れたように、きちんとした飼育をしなければ重大な事故につながりかねません。

海外では銀行にお金を預けるよりもロットワイラーに預けた方が安心ということから「生きた金庫」の呼び名があるほどです。

ここではロットワイラーの飼育の仕方や注意点、しつけの仕方を説明していきます。

ロットワイラーを飼育するにはある程度の広さのある住環境が必要です。

運動したり遊べるような庭があると良いですね。

ただし、庭には脱走防止の頑丈な柵を設置するようにしてください。

通行人や来客があった時に防衛反応で攻撃してしまう可能性を防ぐためです。

ロットワイラーは運動量の多い犬なので毎日、長時間の散歩が欠かせません。

そのため、運動が出来ないとストレスが溜まって攻撃的になってしまうことがあります。

とても力の強い犬なので子供だけでの散歩やノーリードでの散歩はさせないようにしましょう。

また、ロットワイラーは暑さに弱い犬種なので室内飼いの方が良いでしょう。

そのため、温度管理を忘れずにしてあげてください。

次にロットワイラーのお手入れ方法についてみていきましょう。

ロットワイラーのお手入れは、

1. シャンプー・・・月に１～２回
2. 耳掃除・・・・・週に２～３回
3. 歯磨き・・・・・毎日

ひとつずつ見ていきましょう。

1.シャンプー・・・月に１～２回

ロットワイラーは抜け毛がとても多い犬種なので、定期的なシャンプーが欠かせません。

シャンプーをしてあげることで、抜け毛の処理もできますが、皮膚炎の予防にもなります。

シャンプーをするときには事前にブラッシングをしてあげることで泡立ちも良くなるのでオススメです。

2.耳掃除・・・・・週に２～３回

ロットワイラーは垂れ耳のため、耳の病気にかかりやすくなってしまいます。

そのためこまめに耳掃除をして清潔に保ってあげましょう。

専用の耳掃除用のローションがペットショップで販売されていますが、不安な場合やトリミングサロンにお願いしても良いでしょう。

3.歯磨き・・・・・毎日

食事あとには人間と同じように歯磨きが大切です。

歯や歯茎を傷つけないようにやさしくブラッシングをするようにしましょう。

難しい場合には歯磨きガムや歯磨き用のおもちゃもオススメです。

大型犬は小、中型犬に比べて体にかかる負担が大きいと言われています。

特に四肢は常に体重を支えているため足の関節疾患にも注意が必要です。

ロットワイラーは大型犬のため、病気にかかると治療費も高くなる傾向があります。

そこでロットワイラーの掛かりやすい病気や治療費、ペット保険の保険料などを解説していきます。

ロットワイラーの平均的な寿命は8～11歳と他の犬に比べると少し短命な傾向にあるようです。

一般的に大型犬は小型犬に比べ、寿命は短くなります。

ロットワイラーのかかりやすい病気は以下の通りです。

1. 骨肉腫
   
2. 股関節形成不全
   
3. 前十字靭帯断裂
   
4. 胃拡張胃捻転

ロットワイラーはどのペット保険会社でも大型犬に分類されます。

大型犬は、小型犬や中型犬よりも保険料が割高に設定されています。

ここまでロットワイラーの性格について説明してきましたがいかがでしたでしょうか。

この記事のポイントは

• ロットワイラーは家族への愛情がとても深く、温厚で忠誠心の強い性格
• しつけが難しく事故を起こす可能性があるため初心者には向かない犬種
• 子犬の頃のしつけが成犬になってからの性格に影響する
• 広い飼育環境が必要
• 大型犬特有の病気に注意
• ペット保険への加入、賠償責任特約を付帯すること