ボーダーコリーは活発な性格で頭が良く、ブルーマールやチョコ色などの多彩な毛色をしています。本記事ではボーダーコリーのオスやメス別の性格や特徴、価格、飼い方のコツやしつけ方などを紹介しています。また、ボーダーコリーがかかりやすい病気や保険なども紹介しています。
この記事の目次
目次を閉じるボーダーコリーの性格や特徴は?飼い方等も解説!
- ボーダーコリーの性格とは?
- ボーダーコリーのお迎えする場合
- ボーダーコリーの飼い方はここに注意!
- ボーダーコリーの病気とペット保険
ボーダーコリーの性格や特徴は?歴史等も解説!
ボーダーコリーは家族が大好きで、人と作業することを好む犬種です。
高い運動神経を持っていますが、とても賢い頭脳を有しています。
しかし、飼う際には飼い主さんが気を付けなければいけない点は存在します。
こちらでは、
- ボーダーコリーの歴史
- ボーダーコリーの特徴
- ボーダーコリーの性格
- 性別による性格の違い
- ボーダーコリーの毛色にはどんな種類がある?
ボーダーコリーの歴史は?
「イギリスの犬」とも言われているように、ボーダーコリーの原産地はイギリスです。先祖を辿っていくと、8世紀から11世紀にかけて、海賊がトナカイ用の牧畜犬としてスコットランドとイングランドの国境地へ連れてきた犬にたどり着くのですが、原産地が国境地であることから、名前に「ボーダー」と付いたようです。
その高い身体能力と知性から、世界で初めて犬の競技大会が開催されることになったほど、世界中の犬種の中で一番賢い犬としても知られています。
もともとはトナカイ用の牧畜犬が先祖のボーダーコリーですが、今では牧場などで羊を誘導する姿がテレビなどでよく取り上げられていますね。
ペットとして飼う人も増え、その勇ましくもあり可愛らしい姿を街中で見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
ボーダーコリーの特徴は?
もともとボーダーコリーは、牧羊犬として人間の羊毛生産を支えた犬種でした。
そのため、羊を誘導する状況判断能力に優れ、人間的な知能に近い賢さを持つと評されています。
また、急斜面が多く足場の悪い山岳地帯で活躍していたので、高い運動神経とスタミナのある犬種です。
そのため、飼い主さんと行うドッグスポーツ競技(フリスビー、アジリティ等)に向いています。
ボーダーコリーの性格は?非常に賢い!
牧羊犬として大活躍をしているボーダーコリーは、犬の中で一番賢いと言われるほど知性の高い犬種です。
身体能力・判断能力に長けていて、飼い主の言う事をよく聞くお利口さんな犬ですので、きちんとしつけをすることができると、とても忠実な子になってくれることでしょう。
また、とても穏やかで愛情深い一面も持っていますので、一緒に暮らしていると飼い主の心境の変化などを察して辛い時に寄り添ってくれるなど、飼い主が支えられることもあるかもしれません。
しかし、プライドが高く警戒心が強いという一面もあるため、飼い主との信頼関係が築き上げられていないと、言う事を聞かなかったり攻撃的になったりと、少々難しい点も持っています。
また、飼い主だけに忠実なため、初めて会う人やあまり会ったことのない人には大きな声で吠えてしまうこともあるかもしれません。
ボーダーコリーのオス・メスの性格の違いを紹介!
ボーダーコリーは牧羊犬として人間と作業を行い生活してきたので、人間と触れ合うことが大好きです。
ただし、もともと羊を追い立てる役割を担っていたため、穏やかな性格とは言えません。
また、力が強く明晰な頭脳を持つことから、次のようなことに注意しましょう。
- しつけをせず放任してしまった
- 飼い主が指示をしない
- ボーダーコリーが飼い主をリーダーと認めなかった
- 落ち着いている
- 他の動物にも優しい
ボーダーコリーの毛色は?ブルーマールやチョコ色がある?
ボーダーコリーの毛色は非常に豊富で35種類以上あると言われています。
ただし、特に人気のある毛色は次の4種類です。
- ブラック×ホワイト:黒と白の2色
- レッド×ホワイト:マイルドな色合いが特徴。
- ブルーマール:大理石に似たまだら模様
- トライカラー:ホワイト、ブラック、タンの3色
ボーダーコリーのお迎え・購入方法は?価格や選び方も紹介!
ボーダーコリーをご自分の家族として迎えたいみなさんも多いことでしょう。
- ボーダーコリーのお迎え準備
- ボーダーコリーのお値段とその選び方
ボーダーコリーのお迎え、購入方法
- ケージ
- トイレシート・トレー
- クレート
- ドッグフード
- 食器
- 首輪・リード
- ペットショップで購入する場合
- ブリーダーから直接購入する場合
- 保護施設から譲受する場合
- 飼いたいボーダーコリーを決定
- ペットショップの担当者へ、ボーダーコリーの性格に合った飼い方を相談
- ペット保険の加入有無を選択
- 支払い方法を決定・契約成立
- ボーダーコリー引渡し
- 主にネットで検索
- ブリーダーへ見学を申込
- 見学を行い、ブリーダーへボーダーコリーの性格に合った飼育方法等を相談
- 購入決定
- 支払い方法決定・契約成立
- ボーダーコリー引渡し
- 保護施設のサイト等で譲渡条件をチェツク
- サイトまたは電話連絡で面会申込
- 実際にボーダーコリーと面会
- 施設の担当者と譲受を相談
- ご自分が納得の上、譲受を決定
- 必要な諸費用を払う
- ボーダーコリーを譲受
ボーダーコリーの価格、選び方
ボーダーコリーの飼い方のコツや注意点、しつけ方を解説
ここまでご覧いただいた方の中には、賢くて愛情深く、可愛らしいボーダーコリーの魅力に改めて気づいた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?実際に一緒に生活をしていくには、飼い主が普段気を付けてあげなければいけない事がいくつかあります。
- 必要な運動量・温度管理
- お手入れ方法と頻度
- しつけの仕方
ここからは、大切な家族の一員として家に迎え入れる際に知っておくべき上記の注意点について解説をしていきたいと思います。
ボーダーコリーの飼い方のコツ!運動量や温度管理をしっかりと
ボーダーコリーは活発で走ることが大好きな体質を持っていますので、毎日のお散歩がかかせません。毎日、朝と夕方2回のお散歩をして、それぞれ最低1時間は外で運動をさせてあげましょう。近くにドッグランがある場合は、連れて行って思いっきり走らせてあげても良いですね。
暑い夏場にお散歩をする際は、熱中症や足裏の火傷をしないように日が照っている時間を避ける必要があります。
また、温度管理も徹底しなければいけません。
- 適正温度:25度前後
- 適正湿度:40%~60%以内
窓を開けたりエアコンの機能や加湿器・除湿器を上手く使い分けてください。
特に、お留守番をさせる際には温度の上がり下がりに注意が必要です。窓を開けっぱなしで出かけるのは物騒ですので、人がいなくてもエアコンで常に適温を保てるようにしましょう。
ボーダーコリーのお手入れは?方法や頻度を解説!
ふわふわと風になびく美しい被毛の持ち主であるボーダーコリーには、定期的なお手入れが必要です。
【ブラッシング・シャンプー】
抜け毛の多い犬種ですので、気がついたら家の中や服に愛犬の抜け毛がたっぷりなんてこともあります。日ごろからスキンシップのひとつとしてブラッシングができるように、仔犬のうちからブラシに慣れさせなければいけなせん。
また、月に1~2回のシャンプーをすることで、艶のある被毛を保つことができる他に、皮膚病の予防にもなります。シャンプーが苦手な子は、トリミングサロンへ連れて行きプロにお願いするようにしましょう。
【耳掃除】
放っておくと湿気で耳垢が溜まり、外耳炎になってしまう可能性が出てきますので、月に1~2回の耳掃除が必要です。綿棒や市販のイヤークリーナーを購入して、定期的に耳掃除をしてあげてください。
ボーダーコリーのしつけ方は?注意点も解説!
我が家へ迎えたボーダーコリーを可愛がるだけでは、言うことを聞かなくなってしまいますよね。
ボーダーコリーの場合は、生後2~3ヶ月くらいからしつけを始めることが大切です。
ボーダーコリーのしつけは、主従関係を明確にすることが重要です。
ここではそのしつけの内容である
- ホールドスチール
- タッチング
- マズルコントロール
- 膝をついて座り、足の間に愛犬を座らせる
- 愛犬の前脚を持ち、ゆっくりと覆いかぶさる
- そのままの状態をキープ
- 愛犬の前脚の付け根からつま先へ向かって触る
- 愛犬へ覆いかぶさり脇の下から抱え、密着した状態で愛犬をひっくり返す
- ひっくり返した愛犬のお腹・後ろ脚等を優しく触る
- 顎を撫で、愛犬が慣れてきたらマズルを掴む、掴む・離すを繰り返す
- 掴む・離すに愛犬が慣れたら、今度はゆっくりと左右に動かす
- 愛犬が左右に動きに慣れたら、今度は上下に動かす
- 最終的にゆっくり回しても抵抗しなくなればOK
ボーダーコリーの寿命やかかりやすい病気は?
- ボーダーコリーの寿命と、注意するべき病気
- ペット保険へ加入する必要性
ボーダーコリーの寿命やかかりやすい病気
眼に関する病気
ボーダーコリーは次のような眼病を発症しやすいことが特徴です。
- 原発性水晶体脱臼:水晶体が正常な位置から外れる病気で激痛を伴い失明のおそれもある
- コリー眼異常:眼の先天性疾患で最悪の場合は失明のおそれもある
これらの眼の病気では、頻繁に障害物に衝突、動きたがらない状態が目立てば検査を受けましょう。
治療法は水晶体摘出のため手術治療を行います。
手術治療を行うには、手術1回・入院5日で30万円程度の治療費となります。
皮膚に関する病気
黒色部分の被毛が成長しない病気として、「黒色被毛毛包形成不全」があげられます。黒色部分の被毛の成長・毛包形成が何らかの理由で阻害され、毛が薄くなってしまいます。毛が薄くなる以外に、痒みや痛みのような症状はほとんどありません。治療も完治できる方法はなく、松果体ホルモンの投与・必須脂肪酸を内服して発毛を促します。
薬物による緩和治療がとられ、検査・投薬で3万円程度となります。
シニア犬の場合
ボーダーコリーに関して、前述した病気だけに注意するだけでは足りません。ボーダーコリーも高齢になれば、体力が衰え、免疫力は減退していきます。
病気やケガで治療を受けることは、歳を取れば増加することでしょう。より愛犬が健康に長生きするため、いっそう食事・健康管理に気を付けましょう。
ストレスをなるべくかけず、穏やかな生活を送らせることが大切ですよね。
また、動物病院で定期に健康診断を受け、医師のアドバイスもしっかり聞いておきましょう。
ボーダーコリーのペット保険について
まとめ:ボーダーコリーの性格や特徴について
ここまでボーダーコリーの性格や特徴について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは
- ボーダーコリーは家族が大好きで、賢く、人と作業することを好む性格の犬種
- 毛色はブラック×ホワイト、レッド×ホワイト、ブルーマール、トライカラーの4種類
- 正しくしつけができていないと成犬時に粗暴な性格になる
- 従順な性格の形成のため、生後2~3ヶ月くらいからしつけをはじめる
- ボーダーコリーの寿命は10歳~17歳程度、かかりやすい病気は眼病が多い
- ペット保険で病気治療の他に賠償のためペット賠償責任特約も検討する