内容をまとめると
- 窓口精算とは、動物病院で治療費の自己負担分を払うだけ良いとても簡単な請求方法
- 一時的な全額支払いをしなくても済むメリットがある
- しかし、対応している動物病院が少ないなどのデメリットも
- ペット保険の請求方法を悩んでいる方はペット保険のかんたんお見積もりがおすすめ!
ペット保険の窓口精算についてご存知ですか?窓口精算は保険金の請求方法の1つであり、手続きの簡潔さから人気が高まっています。しかし、口コミを鵜呑みにして窓口精算にしてしまうのは早計です。この記事では、ペット保険の請求方法は何を選んだら良いのか、比較検証します!
この記事の目次
目次を閉じる窓口精算できるペット保険は?請求方法を徹底比較!
ペット保険の保険金請求方法には、直接請求と窓口精算の2種類あります。どこに加入するかを選ぶ際に、請求方法はとても大きな要因です。
直接請求は、いったん窓口で治療費を全額自己負担してから、後日保険金の請求をして戻ってくるといった方法でとても手間がかかり大変です。
しかし、窓口精算は、補償割合を引いた金額を支払いするだけなので、後から請求する必要がないため手間なく簡単にできます。
そこで今回は、
- 窓口精算とは何?請求方法や手続き方法は?
- 口コミを紹介
- メリット、デメリットは?
- 窓口精算できるペット保険は?
- 窓口精算と直接請求、結局どちらを選べばいい?
窓口精算型とはどういう仕組みか?
窓口精算できるペット保険に加入すると、後日ペット用の保険証が自宅に届きます。
この保険証を動物病院に提示することで、補償額分を除いた治療費だけを払うことができるのです。
補償割合が70%の場合、その場で支払うのは自己負担割合の30%だけで良いのです。
人間の場合も、健康保険を使って病院で受診し、治療費の3割、または2割を支払いますよね。保険証を見せることで、健康保険組合に加入していることがわかるためです。
つまり窓口精算型というのは、人間が病院で行っている支払い方法と同じなのです。
しかし、保険会社によっては保険証が配布されない場合もあります。加入証というものが配布されるため(保険会社によって例外あり)、それを提出しましょう。保険証券の提示でも窓口精算を利用可能です。
また、保険証を忘れてしまった場合、契約者専用ページの契約情報を提示することで、窓口精算することが可能な保険会社もあります。
窓口精算を利用している方の口コミを紹介!
30代女性
動物保険ならこれがおすすめ
保険に加入すると、まず動物保険証が届きます。実際に届いた保険証を見た時に家族なんだな、としみじみ感じられてとっても嬉しかったです。
40代男性
窓口精算は面倒臭さがなくて良い
何社か保険会社の資料を取り寄せて比較した結果、会計時に保険を使える窓口精算を採用している保険会社に決めました。
補足①:直接請求の際に必要なものと流れを紹介
- 保険会社専用の保険金請求申込書
- 診療費支払いの際の、領収書・診療明細書
- 診断書
です。
1度動物病院に診療費の全額を支払った後、保険会社へ連絡し保険金請求申込書を郵送してもらいます。
届いたら、記入して保険金請求申込書と領収書、診断書(不要な場合もある)を郵送します。
審査後に指定の口座へ保険金が振り込まれます。
補足②:アプリ請求について
ペット保険の中には郵送以外の方法で保険金請求ができるサービスを行っているところがあります。
その一つとして、アプリで保険料を請求することができる「アプリ請求」と呼ばれる請求方法があります。
アプリ請求とはスマートフォンのアプリから簡単に保険金の請求手続きを完結させることができるサービスです。
これまでペット保険で保険金を直接請求する場合、郵送での請求が一般的でしたが、アプリ請求ができる会社では、郵送をする手間がなく、保険金の請求がより簡単になります。
現在、アプリで保険金が請求できる代表的なペット保険会社は
が挙げられます。
アプリ請求で使用されるアプリは「アニポス」のような複数の保険会社が共同で利用できるものから、独自のアプリで対応している保険会社も存在します。
一般的には動物病院で今まで通り精算を済ませて、診療明細原本を撮影し、アプリにアップロードすることで請求できるという仕組みになっています。
もし、郵送での請求が面倒くさいと感じている方はアプリで保険金が請求できる会社を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
窓口精算と直接請求のそれぞれのメリット・デメリット
ペット保険には窓口精算と直接請求の2つがあることを説明しましたが、それぞれに違いはあるのでしょうか。
例えば、もらえる保険金額は全く変わりません。
しかし、直接請求の場合には動物病院からの領収書や診療明細書のコピーを添付して保険会社に送付しなければなりません。となると、郵送の際の切手代やコピー代がかかります。
また、直接請求の時に請求書をなくしてしまったり、保険金の請求を怠ってしまうと、窓口精算と直接精算では金額に差が出る可能性があります。
次にそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
窓口精算型のメリット・デメリット
窓口精算型のメリット
- 面倒な手間や余計な費用を減らせる
- 窓口での負担額が少なくなる
また、支払いは保険金を差し引いた分が請求されるため、飼い主の負担が大幅に少なくなります。
大金を口座から引き出して持ち歩く必要も、支払えるかドキドキしながら治療してもらうこともなくなることでしょう。
金銭面だけでなく、精神的にも楽になるのが窓口精算の良い所と言えますね。
窓口精算型のデメリット
- 保険料が高くなりがち
- 窓口精算を採用している保険や動物病院が少ない
- 保険証を忘れると後日請求になる
直接請求型のメリット・デメリット
- 病院を選ばずどこでも使える
- 保険料を抑えられる
- 手間や費用、時間がかかる
- どんなに高額でも一時的に全額負担しないといけない
直接請求型を有効活用する裏技とは?
メリットよりもデメリットの方が大きく感じる直接請求型ですが、上手く活用すれば負担を軽くすることもできます。
ここから解説する直接請求の裏技は以下の2つです。
- 高額だった治療費だけ請求する
- クレジットカードで治療費を支払う
直接請求型を有効活用する裏技①
先ほどメリットの際にはお伝えしませんでしたが、動物病院に行く頻度が高い人には必見の裏技があります。
ペット保険には、1年に〜回まで補償可能ですというように、回数制限がある場合があります。
そのため、窓口精算で治療のたびに保険金を請求していると、すぐに回数制限に達してしまうことがあります。
高額の治療を受ける際に、回数制限に達していれば保険金を請求することはできません。
また、制限を超えてしまうと、次の更新で継続ができなくなる場合もあります。
しかし、直接請求型の場合、明細書や請求書をためておいて、治療費の高かったものだけを請求するということができます。
頻繁に動物病院に行く方は、このような使い方もしている人も多いです。
直接請求型を有効活用する裏技②
- まずクレジットカードで治療費を全額支払う
- すぐに保険金を請求する
- たいていのペット保険で30日以内に保険金の振り込みが行われる
- その後、クレジットカードへの支払いが行われる
ペット保険の窓口精算をする場合の注意点とは
それでは、ペット保険の窓口精算をする場合の注意点についてみていきましょう。
- 窓口精算が対応していない病院もある
- 保険証を忘れると窓口精算が使えない
- 補足:保険金が支払われないこともある
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。
窓口精算が対応していない病院もある
全国どこの動物病院でも窓口精算が使えると便利なのですが、実際は未対応の動物病院が多いです。
かかりつけの動物病院が未対応である場合は、保険証を出してもその場で差し引かれることはないので十分注意しましょう。
ただ、窓口精算ができないからと言って保険が使えないわけではありません。
未対応の場合は、直接請求型と同じように保険会社に後日請求してください。
請求の仕方は少し面倒になってしまいますが、全く使えないというわけではないので心配しなくても大丈夫ですよ。
また、例え窓口精算ができたとしても、保険証を使っての請求ができるのは1日に1回のみとなっています。
1日に2回以上診察を受けた場合、2回目からは保険会社に直接請求する必要があることを覚えておきましょう。
ただし、2回目以降の請求も1日の支払限度額内での補償となるため、金額をよく確認するようにしてくださいね。
保険証を忘れると窓口精算が使えない
保険証を使っての1日の保険金請求回数に制限があること以外にも、注意しないといけないのが保険証を忘れてしまうことです。
せっかく便利なシステムがあっても、保険証を忘れたり紛失したりして窓口で出せないと、その場で請求することができなくなります。
保険金を受け取るには未対応の病院と同じように直接請求しないといけないので、面倒なことが嫌な人は注意しましょう。
また、保険証を持っていても精算期間外や補償期間外だと、窓口精算や保険自体が使えないことも忘れてはいけません。
保険証を出しても窓口精算が使えないのは以下のような場合です。
- 窓口精算期間外
- 書類提出が必要
- 補償開始日前
- 待機期間中
補足:保険金が支払われないこともある
ペット保険は保険金の支払いについてはいろいろと注意点があり、前もって確認しておくべきことがありますので、ご紹介します。
補償が適用されない疾病があります。がんや、先天性異常の病気など、保険会社によって規定が異なります。
また、保険は契約の際に保険金上限額の決まりがあります。年間にいくらまで補償するということが決まっているので、それを超えてしまうと、保険金の支払いが停止するのです。
ペットの治療代は高額になりますので、ペット保険が適用されると思って治療を受けてから、保険適用外とされると大変ですので、注意書きをよく読みましょう。
窓口精算型と直接請求型のどちらを選ぶべき?
ここまで、窓口精算の仕組みやメリット・デメリット、そして直接請求のメリット・デメリットなどを見てきました。
ただ、どんなに仕組みなどが分かっても、自分にとってどちらの方が使いやすいのかはいまいち分からないという方もいるのではないでしょうか?
そこでここからは、
- 窓口精算型がおすすめな方
- 直接請求型がおすすめな方
窓口精算がおすすめな方
窓口精算型は、
- そこまで頻繁に動物病院に行くことがない
- 手間をかけずに楽に請求したい
- 診断書などの大切な書類を失くすことが多い
直接請求型がおすすめな方
直接請求型は、
- 動物病院に行くことが多い
- 手間はかかっても高額な治療費を補償してもらいたい
結局ペット保険には加入するべき?
加入していてもほとんど使うことがなくて元が取れない、という声をよく耳にします。確かに、ペットが健康であれば治療にかかる費用はそれほど高くなりません。
しかし、子どものペットに多い誤飲や骨折、多くのペットがかかる歯周病や腫瘍など、手術が必要になると治療費が10万円以上になることもざらにあります。
1番あってはならないのが、ペットの高額な治療費で家計が苦しめられるということです。
例えば、お子様の受験や進学のための学費と被り、加入していなかったことを後悔する方もいます。
万が一の時に余裕を持ってお金を出すことができる、そのためにペット保険は必要なのです。
加入を検討している方、悩んでいる方は、以下のボタンからペット保険の一括比較が可能です。気軽に利用できるサービスなのでぜひ活用してください。
まとめ:窓口精算型は簡単だがデメリットも存在する
これまでペット保険の保険料の精算方法を、窓口精算を選ぶか直接請求を選ぶかについて、みてきました。
この記事のポイントは
- 窓口精算型の1番のメリットは、手続きが簡単なこと
- しかし対応していない保険会社や動物病院が多い
- 窓口精算できるペット保険は2社
- 直接請求型は手続きは複雑だが、上手く使えばお得に利用できる
以上です。
ペット保険を検討している方は、窓口精算型か直接請求型かを選ぶのも重要なポイントです。
後悔のないよう、ペットの状態、それぞれの請求方法のメリット、デメリットを考慮し、自分にとってベストな請求方法を選んでください。
通っている動物病院には、前もって窓口精算ができるのか確認しておきましょう。
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