内容をまとめると
- ペット保険の乗り換えの際には、待機期間や加入条件に注意!
- 保険料や補償額など、自分の目的にあった保険に乗り換えよう
- ペット保険の乗り換えや見直しを検討している方はペット保険のお見積もりがおすすめ!
ペット保険の解約や乗り換えの前に見直しをすることが重要です。しっかり見直さないと、最悪の場合、無保険状態になる可能性もあります。この記事では待機期間や既往症などペット保険を乗り換える際の注意点や飼い主の要望にあったペット保険を選ぶコツについて詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じるペット保険の乗り換えや見直しをする際に注意すべき点は?
記事モデル:とんぼ
現在ペット保険に加入している方は、その保険に満足していますか?
加入してみると「保険料が高い」「補償内容が不満」といった悩みを抱える方は少なくありません。
そこで実際に乗り換えや見直しをしようと思っても、何を見直せば良いのか、どんな保険に乗り換えれば良いのか分からないのではないでしょうか。
そこで今回「MOFFME」では、
- 乗り換える際の注意点
- 自分の目的にあったペット保険に乗り換えるコツ
- 解約と乗り換えについてしっかり理解している?
ペット保険を乗り換える際の注意点6つを紹介
今では、様々なペット保険が存在し、それぞれの保険の利点や特徴がありますが、途中で乗り換える際に注意点があります。
ペット保険の乗り換えの際に抑えておかなければならない項目があるので、今回は大きく4つのポイントに分け紹介します。
気をつけたいポイントは、
- 待機期間
- 既往症
- 年齢制限
- 療養中の病気
- 保険料の二重払い
ペット保険の乗り換えができないこともあるので、ぜひ参考にしてください。
乗り換えの注意点①:待機期間を考慮する
1つ目のポイントは、待機期間があることです。
これは、今までのものから新しいペット保険へ乗り変える際に、保険が適用されない期間を指します。
必ず、今の保険会社を解約する前に、次の保険会社に加入するようにしてください。
待機期間中に発生した病気やケガにより治療費が掛かる場合は全額負担となるので、注意が必要です。
以下の記事で待機期間について詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。
乗り換えの注意点②:既住症の確認
2つ目のポイントは、ペット保険へ加入するときに既住症の確認をする必要があることです。
現在が完治状態だとしても、過去にかかった病気やケガが理由で審査に落ちるケースもあるので注意が必要です。
特に、再発しやすい病気などがあてはまり、例えば、癌や尿路結石、心疾患などがあげられます。
必ず検討しているペット保険会社のホームページや問い合わせサポートを利用し、前もって見直しをして、審査に落ちるリスクを減らしておきましょう。
以下の記事で既往症について詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。
乗り換えの注意点③:ペット保険加入の年齢制限を確認
3つ目のポイントは、ペット保険のほとんどは年齢制限があることです。
その年齢は各ペット保険会社によって異なりますが、似たようなケースが多いです。
多くは、生涯まで補償期間が継続可能になっていますが、新規加入が可能な年齢は8〜12歳までという保険会社が多いです。
もし乗り換えることをご検討の方は、そのことを理解しておいてください。
また、ペット保険の年齢制限について以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。
乗り換えの注意点④:現在治療中の病気は対象か
最後に4つ目のポイントとして、現在治療中の病気やケガがある場合を見てみましょう。
治療中のけがや病気がある場合、乗り換えた先の保険の補償では、対象外の扱いになります。
仮に過去にかかっていた病気が、再発してしまった場合は、継続治療に分類されるため補償の対象外の可能性があります。
また、そもそも特定の病気にかかっている場合は、加入自体できないケースもあるので、必ず事前に見直しをしてミスのないようにしましょう。
乗り換えの注意点⑤二重払いにならないか
保険料を支払う期間のことを保険料払込期間と言います。
解約の時期と乗り換えの時期がかぶると、解約した保険会社と新しく契約した保険会社の保険料払込期間がかぶってしまい、2つの会社に支払うことになります。
また、保険金が補償される期間を保険期間と言います。
この保険期間もかぶる可能性があります。仮にかぶっている時期にペットが病気になった場合、2社に保険金を請求できます。
しかし、合計で治療費以上の保険金をもらうことはできないことに注意しましょう。
ペット保険の乗り換えや見直しのポイントを紹介!
ペット保険を乗り換えようと思った理由はなんでしょうか。
保険料が高い、補償を厚くしたいなど人によってさまざまだと思います。
ここでは、
- 保険料を安くしたい
- 保険金の請求を楽にしたい
- 高頻度の治療を補償してほしい
- 高額な補償を受けたい
乗り換えポイント①保険料を安くしたい場合
やはり保険会社を選ぶうえで、まず気になるのは保険料についてですよね。
保険料を下げるためには、補償を軽くすることが重要です。
保険料を決定する要素は、
- ペットの年齢・種類
- 保険会社
- 補償割合
- 補償内容
- 免責金額の有無
- 特約の有無
があります。
補償割合、補償内容、免責金額、特約の部分の条件を変更することで、保険料を安く抑えることができます。
補償割合
補償割合は主に50%、70%、90%、100%と言ったものがあります。治療費の何割を補償してくれるというものです。
保険料を安く抑えるには、できるだけ割合が低いものを選びましょう。
▼関連記事
ペット保険は50%と70%プランのどっちがおすすめ?補償割合を徹底解説
補償内容
保険料を抑えるためにも、保険の用途を狭めましょう。
具体的にいうと、通院、入院、手術などすべてをカバーする保険プランでは、どうしても月々の保険料は高額なってしまします。
しかし、プランの中には、通院に関するもの、手術に関するものなど用途を絞ったプランも存在します。このようなタイプ別プランを選択することで保険料を抑えることができます。
人気のプランとして、手術や手術により生じる入院などを保証してくれるプランでは、通院は補償されませんが、手術・入院に特化することで、保険料は抑えつつ、肝心な場面で役に立つプランがあります。
免責金額
乗り換えポイント②保険金の請求を楽にしたい場合
保険料も気になりますが、請求の手続きの手間も重要なポイントとなります。
うまく活用できずに損をしてしまうケースもあります。
請求方法には大きく2つあり、立て替え精算型と窓口精算型があります。
立て替え精算型の場合
- 治療費を全額支払う
- 後日、請求書に必要事項を記載して郵送等をする
- 受理されてから自分の口座等に振り込まれる
窓口精算型の場合
動物病院の窓口で保険金の精算が行われ、残りの払うべき分だけ負担をする方法です。見てわかるように行程が1つなので分かりやすいですよね。
飼い主の方は窓口で支払うだけなので、窓口精算型の方が簡単と言えそうです。
しかし、全ての動物病院が窓口精算に対応しているわけではないという点がデメリットです。
以下の記事では窓口精算が可能なペット保険について詳しく解説しておりますので参考にしてみて下さい。
乗り換えポイント③何度も気軽にペットを通院させたい場合
ペット保険には保険金の支払い限度額や、回数制限がある場合があります。
限度額や限度数を超過した場合、時期以降の契約ができなくなる可能性もあるため注意が必要です。
飼い主の方の中には、日額・回数制限を気にせずに気軽にペットを通院させたい飼い主の方も多いです。
もちろん、そのような飼い主の方向けの回数無制限タイプが存在します。
このプランは、通院、入院、手術のすべてが補償内であり、多くの保険会社にプランがあります。しかしそういったプランは、保険料が高くなりやすいため注意が必要です。
乗り換えポイント④高額補償を求める場合
もう一つ、補償割合によって選ぶ飼い主の方も多いと思います。多くの保険会社では、50%、70%が補償割合として主流です。
しかし中には、80%、90%、そして100%補償の保険会社もあります。
ペット保険会社の1つには、14歳まで保険料が変わらず100%補償という魅力的なものもあります。
プランごとに条件もありますが、高額補償を求めている飼い主の方はぜひ参考にしてみてください。
気になる保険がある方は、以下のボタンからペット保険の一括比較が可能です。無料ですので、ぜひご活用ください。
ペット保険の解約・乗り換えで必要なものや注意点
ミスが起こってしまい、解約や乗り換えに失敗してしまった場合、最悪のケースとして無保険状態になってしまいます。
そのタイミングでペットに高額な治療費が必要になってしまったら、悔やんでも悔やみきれないですよね。
改めて、ペット保険の乗り換えについて再確認をし、無保険状態にならないようにしましょう。
ペット保険解約手続きで必要なものは?
- 契約者から申し出ることによって、ペット保険契約を解除する
- 成立した場合、それ以降の補償やサービスは一切受けられなくなる
これらのことを表しています。
そして、解約、新しい保険に加入する前に注意が必要なのは、
- 現在の年齢は新しい保険の加入条件に含まれているか
- 現在、治療中の病気はあるのか
- 過去にかかった病気は新しい保険の審査条件に引っかかってないか
解約時に返戻金が発生する場合がある?
ペット保険を途中解約した場合、解約返戻金が発生する場合があります。
解約返戻金が発生するかどうかは保険料の支払い方法で決まります。
解約返戻金が支払われるのは、保険料の支払いが年払いで一括支払いの場合のみです。
解約返戻金は、それぞれの保険会社が設定した短期料率によって計算されます。ペット保険の保険料を年払いして、途中解約した場合は返戻金が支払われるので、忘れずに受け取るようにしましょう。
一方、返戻金が発生しないのは、
- 保険料が月払い
- 契約中に保険金を満額受け取った
の場合になります。
返戻金は月割り計算のため、保険料が月払いであった場合、返戻金はありません。
また、契約中に保険金を満額受け取った場合も発生しません。返戻金がトラブルの原因とならないよう、どの様な場合に発生するのか、覚えておくことをおすすめします。
審査なしで加入できるペット保険はない
残念ながら審査なしで加入できるペット保険はありません。その理由として加入に際してペットが健康であるということが前提にあるからです。
審査として加入前に告知書という書類を提出する必要があります。この告知書には現在のペットの健康状態やこれまでの既往歴などの記入が求められます。
また、この告知書を記入するうえで最も重要なことは虚偽の記載をしないことです。記載した内容が事実と異なることが判明した場合、「告知義務違反」となり補償が受けられないうえに契約を拒否されてしまいます。
また、ペット保険は毎年契約を更新する必要があるのですが、更新可能かどうかを審査される場合もあります。
その年に病気などで補償を受けた場合、審査される可能性が高くなります。もし、慢性的な病気にかかってしまうと、審査で更新不可になってしまう可能性もあります。
持病持ちの場合は条件なしで加入するのは難しい
まず持病や既往歴がある犬や猫をペット保険に加入させる場合
- 条件付きで加入が認められる
- 加入が認められない
ペット保険を乗り換えるおすすめのタイミングとは?
ペット保険は1年ごとに更新があり、支払い方法を年払にしない限り解約返戻金をもらえない、いわば掛け捨ての保険なので、解約のタイミングについてはあまり気にしなくて良いでしょう。
しかし乗り換えのタイミングでは、
- 無保険期間を作らない
- 保険がかぶる時期を作らない
補足:ペット保険によくあるトラブルやクーリングオフについて解説!
ペット保険の普及は近年になってからのことなので、仕組みについて詳しく知っている方は比較的少ないのが現状です。そのため、加入する際や支払いの際のトラブルなどはよくあるケースです。
例えば、保険金を請求してから補償対象外であったことや、補償限度額に達していたことに気づき、トラブルになるケースが後を経ちません。
その他にも契約更新時にいままで補償されていた病気が急に対象外になり、契約を打ち切られてしまったという事例もございます。
補足:ペット保険各社のシェア率は?
現在のペット保険におけるシェア率は
まとめ:ペット保険の乗り換えや見直しの注意点について
いかがでしたか?ここではペット保険の乗り換えについて詳しくご紹介しました。
ここでご紹介したことは、
- 乗り換える際の注意点は、待機期間・既往症・年齢制限・治療中の病気・二重払い
- 乗り換えるポイントは、保険料・保険金請求方法・支払い限度・補償額
- 乗り換える際は補償対象外となる病気に注意
- ペット保険を途中解約すると、保険料が年払いの場合は返戻金がある
になります。
ペット保険に加入したけれど、自分のペットには合っていないな、と感じることもあるかと思います。
すぐに乗り換えたいという気持ちも分かりますが、待機期間など乗り換えを行うことでデメリットとなることもあることを理解しておきましょう。
また、保険金が支払われないなどのトラブルの原因となってしまう場合もあるため、乗り換える際は無保険期間ができないように日程を調節しましょう。
MOFFMEでは他にも保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。