犬の白血病について紹介しています。犬の白血病の症状や原因、手術等の治療方法、予防法、ペット保険で治療費が補償されるか等を紹介しています。白血病は治療すれば完治するのか、漢方の効き目等の紹介もしています。末期になる前に早期発見に努め適切な対応をしましょう。
この記事の目次
目次を閉じる犬の白血病とは?
- 白血病とはどのような病気?
- かかりやすい犬種や年齢は関係あるの?
- ペット保険で補償されるの?
そもそも白血病とは?原因や症状、治療法等を解説!
白血病はがんの一種です。骨髄由来の細胞(白血球、赤血球、リンパ球、血小板)の骨髄における腫瘍性疾患のことです。
血液中にできるがんは他にもあり、血液細胞の1つである形質細胞のがんである多発性骨髄腫、白血球の中のリンパ球ががん化したリンパ腫があります。
今回は、その中でも白血病について具体的な症状や原因について次から取り上げたいと思います。
犬の白血病の症状
ここでは犬の白血病の症状について取り上げたいと思います。
まず、白血病にも大きく分けて2種類存在します。
その種類によって症状が異なってくるので注意が必要です。
1つは、急性白血病、もう1つは慢性白血病があります。
急性白血病とは
- 食欲がない
- 下痢や嘔吐をしてしまう
- 体重の減少
- 貧血症状
慢性白血病とは
犬の白血病の原因は?白血球数が関係している?
犬の白血病は治療・手術で治る?完治する?漢方の効き目は?
次に治療方法についてです。
急性白血病における治療方法ですが、一般的には抗がん剤を使用します。貧血がみられる場合には、輸血をおこなうケースもあります。
しかし、抗がん剤があまり効かないケースもあります。
もう一つ治療方法はあります。それは、抗がん効果のある漢方薬です。一見漢方薬は効果は期待できなさそうですが、実際に回復し治る例はあります。
実際のケースとして、ステロイド剤やインターフェロンの投与といった内容に置き換え、漢方薬が処方されることもあります。
しかし、これはあくまで、慢性のものではなく急性によるものということに注意が必要です。
では、慢性白血病ではどのような治療方法があるのでしょうか。
慢性白血病は急性白血病と比べて進行が遅く生存期間が1~3年と比較的長いため、無症状であれば抗がん剤などを使わずに経過観察するケースもあります。
抗がん剤を使わずとも1、2年は生存できる傾向にあるからです。
そこで、どちらの治療方法にも言えることですが、飼い主として気になるのは治療費についてです。
様々な検査を用いるので検査に費用がかかります。もちろん価格は前後しますが、10万円程度はかかります。
これに、抗生剤や貧血を緩和する薬なども処方されることがあるので、もっとかかる場合もあります。
犬の白血病の予防法
次に白血病の予防についてなのですが、決定的に有効な手段は見つかっていません。
特に慢性白血病の場合は無症状であることも多く発見が遅くなってしまうケースもあるため、定期的な健康診断をおこなうことをオススメします。
愛犬の危険信号のサインを見逃さず、早い段階で動物病院に連れていくことが大切なので、よく普段から愛犬を見てあげましょう。
白血病にかかりやすい犬種や年齢は?
今までは、白血病の症状や治療について取り上げてきましたが、白血病になりやすい犬種はいるのでしょうか。
また、若いからまだ大丈夫だと安心してしまっている飼い主の方もいるかもしれません。
次からは、なりやすい犬種とともに年齢も関係しているのかについて取り上げたいと思います。
白血病にかかりやすい犬種
ここでは、犬種について取り上げていきます。
- セントバーナード
- シェルティー
- ブルドッグ
- マルチーズ
- ゴールデンレトリバー
- シーズー
- 雑種
白血病にかかりやすい年齢
次に年齢についてです。
白血病にかかりやすい年齢は特にありません。
若いからといってかからない、高齢だからかかりやすいといったことは無いので、普段からよく愛犬の食欲はあるか、下痢や嘔吐は多くないかなどよく見てあげてください。
犬の白血病の治療費はペット保険で補償される?
犬の白血病はペット保険で補償されるのでしょうか。
白血病はがんの一種なので補償の対象になっているのが一般的ですが、補償プランによって対象になるかならないか、またどの程度の補償を受けられるのかが変わる場合があるので注意が必要です。
プランによって、通院補償や入院補償、手術補償などがあり、例えば、通院補償のあるプランの場合では、入院や手術を補償する商品は通院費用が対象外になるので注意が必要です。
他にも今回は違うのですが、先天性によるものや、ワクチンで防げるはずの病気の場合は対象外などもありえますので、自分の加入しているプランを再確認してみてください。
また、まだ加入していない飼い主の方は、いろいろなプランがありますので、治療費を抑えるためにも愛犬の健康のためにもペット保険の加入をご検討ください。
まとめ:犬の白血病について
今回は、犬の白血病の症状やペット保険の補償について取り上げましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 白血病の治療は一般的には抗がん剤だが漢方薬が処方される場合もある
- かかりやすい犬種はなく、年齢もあまり関係ないので油断してはいけない
- 補償対象であることが多いが、一部例外の場合もあるので確認が必要