

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。
この記事の目次
目次を閉じるフェレットはペット保険に加入する必要あるの?
フェレットは海外ではすでに大人気でよく飼われているペットですが、日本でもフェレットの魅力が拡散され飼う人が増えてきました。
ふわふわの被毛につぶらな瞳、そして好奇心旺盛で様々な姿を見せてくれるフェレットは、一度飼ってしまうとやめられない魅力がありますよね。
しかしペットとして普及するにつれ、フェレットがなりやすい病気があることが判明してきました。
病気を予防することはもちろん、万が一のためにペット保険に加入するなど、フェレットの健康に万全を期す環境がかなり整ってきました。
そこで今回「MOFFME」では、フェレットの保険について、
- フェレットが保険に加入したほうが良い理由
- フェレットがかかりやすい病気
- フェレットが病気にかかった時の治療費
- フェレットが加入できるおすすめの保険
以上のことを中心に解説します。
フェレットはペット保険に加入するべき!その必要性とは?
フェレットは事故や病気を起こしやすい動物と言えます。
経済的なことに不安を感じないために、また、躊躇なく動物病院に連れていける体制を整えるために、フェレット対応のペット保険に加入するのは非常に大切なことです。
フェレットは好奇心がとても高い動物で、落ちているものを何でも口に入れてしまう習性があり、毒性のあるものや体内に残りやすいものを誤飲すると命にかかわる事態になります。
また、フェレットは汗腺を持たないので体に熱がこもりやすく、夏には熱中症に罹りやすい動物です。熱中症から内臓疾患を起こし命を落とすことも珍しくありません。充分に注意をしないと、誤飲や熱中症は必ず起こると考えたほうがいいでしょう。
次に説明する病気も高い確率で発症する可能性がありますので、フェレットを飼ったらまずフェレットの病気に精通した病院を見つけておくことがとても大切になります。
ペット保険のお世話になる可能性も高くなりますので、ペット保険への加入はこの機会にしっかり考えましょう。
フェレットがかかりやすい病気
次にフェレットがかかりやすい病気として、次の3つの腫瘍があります。
- 副腎腫瘍
- インスリノーマ
- リンパ腫
それぞれの病気について詳しく説明します。
副腎腫瘍
インスリノーマ
リンパ腫
ペット保険に入らない場合、治療費が高額になる場合も
フェレットの三大疾病は、長期に渡り治療が続くものが多いことから、治療費が高額になる傾向があります。
保険に入らない場合すべて負担となり、飼い主の家計に大打撃を与える可能性が高くなります。
高い治療費に耐えきれなくなり、治療を途中で断念する悲劇を招かないように準備しておきたいものです。
副腎腫瘍の治療費
副腎に腫瘍ができていることが原因ですので、手術で取り除くことが最優先で検討されますが、高齢だったり飼い主の意向により、手術せずに内服で根気よく治していく方法を取る場合もあります。副腎腫瘍の治療費 | |
---|---|
手術をした場合 | 合計で8万円~ほど |
しかし手術に耐えられない高齢フェレットはもとより、飼い主の意向で内服治療を行うフェレットもいます。
ただし手術をしても内服治療でも、その後の血糖値コントロールが難しく、予後観察などで通院は長期に渡る可能性が高いでしょう。
インスリノーマの治療費 | |
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手術をした場合 | 15万円ほど |
内服治療の場合 | 7万円ほど(治療期間、薬の種類により変動します) |
しかし免疫機能を完全に復活させることは難しく予後は決してよくありません。リンパ腫になってしまったら1日でも長く命をつなぐ治療が行われます。
リンパ腫の治療費 | |
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抗がん剤 | 1回分平均2万円~(癌が消滅するまでの期間で治療費は変動します) |
参考:https://www.pets-station.info/sp/kiji_ferret01.html
フェレットが病気にならないために行うべき予防法とは
フェレットの三大疾病に予防接種などがあればいいのですが、事前に手を打って予防するのは非常に難しい病気です。
そうなると飼い主さんが気を付けることはただひとつです。それはフェレットの様子を毎日きちんと観察して、早期発見につなげることです。
- いつもの様子と変わりないか?
- 食欲はいつも通りか?
- 毎日フンが出ているか?
- 体重減少がないか?
- 毛が薄くなっていないか?
以上のことを毎日よく観察しましょう。
その他の注意点は、フェレットの食事に関してです。
フェレットは肉食100%の動物で盲腸がありません。食物繊維をうまく処理できないので、繊維を含む餌を与えると腸炎を起こしやすくなります。
ドッグフードやキャットフードには繊維が含まれていますので、犬や猫と一緒に飼っている場合は食べてしまわないように注意しましょう。与えていいのはフェレットフードだけです。
そして肝心なのは、年に1回は動物病院に連れて行って定期検診を受けることです。
フェレットを飼うと動物病院には頻繁に通うことになりますので、万が一の時のためにペット保険には加入しておくことをおすすめします。
フェレットでも加入できるペット保険については、以下で詳しくご紹介します。
フェレットにおすすめのペット保険とは?小動物向けの保険を紹介
人間の保険も同じですが、ペット保険は「手術は手厚く補償してくれたけど通院の補償は微々たるものだった…」など、プランによって補償内容が変わることが多いのでよく検討しないといけません。
フェレットの三大疾病は通院が長期に渡るものが多いので、手術、通院補償のバランスが取れたものを選ぶと良いでしょう。
ネットで加入できるフェレットのペット保険は
- アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
- SBIプリズム少短の「プリズムコール®︎」
フェレットの保険①:アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

3歳11ヶ月までに新規申込みをする必要があり、終身継続可能です。
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の特長は、一生涯補償を継続できることと窓口精算が可能で、面倒な保険金請求の手続きの必要がないことです。
アニコム損保が発行している「どうぶつ健康保険証」を対応病院に提示すれば、自己負担分の治療費を支払うだけで治療費の精算が完了します。
「どうぶつ健康保険証」を利用した窓口精算の対応病院は全国に約6,500病院※あります。対応病院なら保険金請求の手間がかかりません。 ※2020年3月時点
また通院・入院・手術をフルカバーで補償してくれるため、どんな時でも安心です。
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」には「70%プラン」と「50%プラン」の2つのプランがあり、自己負担額がそれぞれ違うためしっかり比較・検討してから申込みするようにしましょう。
フェレット0歳の場合、以下のような保険料になります。
70%プラン | 50%プラン | |
---|---|---|
加入年齢 | 3歳11ヶ月まで | 3歳11ヶ月まで |
通院支払限度額 通院支払限度日数 | 14,000円/日 年間20日まで | 10,000円/日 年間20日まで |
入院支払限度額 入院支払限度日数 | 14,000円/日 年間20日まで | 10,000円/日 年間20日まで |
手術支払限度額 手術支払限度回数 | 140,000円/回 年間2回まで | 100,000円/回 年間2回まで |
保険料(月払) | 3,360円 | 2,500円 |
保険料(年払) | 36,690円 | 27,310円 |
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は3歳11ヶ月までしか申込みできませんので、病気になりやすい高齢になる前に申込みしておきましょう。
アニコム損保の方は、やはり窓口で精算が完了するのが一番の魅力です。請求作業が面倒という方は「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の申込みがおすすめです。
またがんについても補償してくれることも「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の強みです。
アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」が気になる方は、ぜひ以下のボタンから資料請求・申込みをしてみてください。
フェレットの保険②:SBIプリズム少短「プリズムコール®︎」
SBIプリズム少短「プリズムコール®︎」

満5歳までのフェレットが加入できますが、保障期間が生後30ヶ月から5歳未満までと短期になる点に注意です。
「プリズムコール®︎」の特長は、保障割合が100%であることと年齢が上がっても保険料が一切変わらないことです。
高齢になるにつれて病気に罹ることも増えていくと思われますので、保障割合が100%であることや保険料がずっと同じことは有り難いですよね。
また「プリズムコール®︎」には「オレンジプランII」「グリーンプランII」「ホワイトプランII」の3種類のプランがあり。それぞれ保険料や保障内容が異なります。
下記はプランごとの保険料等の詳細です(保険料は0歳のフェレットの場合)。
オレンジプランⅡ | グリーンプランⅡ | ホワイトプランII | |
---|---|---|---|
加入年齢 | 満5歳未満まで | 満5歳未満まで | 満5歳未満まで |
入院保険金日額/年間日数 | 8,000円/30日 | 10,000円/30日 | 10,000円/30日 |
通院保険金日額/年間日数 | 4,000円/30日 | 5,000円/30日 | 保障されません |
手術保険金日額/年間回数 | 60,000円/2回 | 90,000円/2回 | 150,000円/2回 |
保険料(月払) | 3,130円 | 3,780円 | 1,660円 |
保険料(年払) | 34,440円 | 41,570円 | 18,290円 |
※詳しい保険料、保障内容につきましては、重要事項説明書をご確認ください。
大きな手術や入院に最低限備えたいという方は保険料が一番安いホワイトプランⅡ、しっかり備えたいという方はグリーンプランⅡ、バランス良く備えたいという方はオレンジプランⅡがおすすめです。
ただ、現在では通院での治療が増えているので、できるだけ通院保障もついているオレンジプランⅡかグリーンプランⅡが良いのではないでしょうか。
プリズムコール®︎の資料請求・申込みをしたい方は以下のボタンからどうぞ。
まとめ:フェレットのペット保険の必要性について
フェレットの病気や、いざという時に助かるペット保険について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイントは、
- フェレットは病気にかかりやすい動物
- フェレットの三大疾病は「副腎腫瘍、インスリノーマ、リンパ腫」
- 手術や長期の治療期間で治療費が高くなること
- フェレットが加入できるペット保険は、アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」とSBIプリズム少短「プリズムコール®︎」の2つ
- ペット保険は保険やプランによって保険料等が大きく異なるので、しっかり比較・検討してから加入すること
でした。
愛らしい顔とフワフワの被毛で癒やしを与えてくれる可愛いフェレットと長く一緒にいるためにも、ペット保険はぜひ検討することをおすすめします。
MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。
募集文書番号:W2008-0044
募集文書番号:JACAP202000075