【2023年版】フェレットにペット保険は必要?おすすめの保険を紹介のサムネイル画像
記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

この記事の目次

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フェレットはペット保険に加入する必要あるの?

今回ご紹介している保険会社はこちら!



フェレットは海外ではすでに大人気でよく飼われているペットですが、日本でもフェレットの魅力が拡散され飼う人が増えてきました。


ふわふわの被毛につぶらな瞳、そして好奇心旺盛で様々な姿を見せてくれるフェレットは、一度飼ってしまうとやめられない魅力がありますよね。


しかしペットとして普及するにつれ、フェレットがなりやすい病気があることが判明してきました。


病気を予防することはもちろん、万が一のためにペット保険に加入するなど、フェレットの健康に万全を期す環境がかなり整ってきました。


そこで今回「MOFFME」では、フェレットの保険について、

  • フェレットが保険に加入したほうが良い理由
  • フェレットがかかりやすい病気
  • フェレットが病気にかかった時の治療費
  • フェレットが加入できるおすすめの保険

以上のことを中心に解説します。

フェレットはペット保険に加入するべき!その必要性とは?

フェレットは事故や病気を起こしやすい動物と言えます。


経済的なことに不安を感じないために、また、躊躇なく動物病院に連れていける体制を整えるために、フェレット対応のペット保険に加入するのは非常に大切なことです。


フェレットは好奇心がとても高い動物で、落ちているものを何でも口に入れてしまう習性があり、毒性のあるものや体内に残りやすいものを誤飲すると命にかかわる事態になります。


また、フェレットは汗腺を持たないので体に熱がこもりやすく、夏には熱中症に罹りやすい動物です。熱中症から内臓疾患を起こし命を落とすことも珍しくありません。充分に注意をしないと、誤飲や熱中症は必ず起こると考えたほうがいいでしょう。


次に説明する病気も高い確率で発症する可能性がありますので、フェレットを飼ったらまずフェレットの病気に精通した病院を見つけておくことがとても大切になります。


ペット保険のお世話になる可能性も高くなりますので、ペット保険への加入はこの機会にしっかり考えましょう。

フェレットがかかりやすい病気


次にフェレットがかかりやすい病気として、次の3つの腫瘍があります。

  • 副腎腫瘍
  • インスリノーマ
  • リンパ腫

それぞれの病気について詳しく説明します。


副腎腫瘍

副腎が腫瘍化することによって性ホルモンが多量に分泌され、さまざまな症状を引き起こします。

頭から肩、腰からしっぽにかけて左右対称に脱毛症を起こすことがある他、雄では前立腺肥大を起こし尿が出にくくなったり、雌では外陰部が肥大するといった症状が見られます。雄雌ともに乳首が赤く炎症を起こしたように見えることもあります。

インスリノーマ

インスリノーマのインスリとは膵臓から出るインスリンのことで、膵臓に腫瘍が発生して多量のインスリンが分泌されてしまいます。

人の体も同じですが、インスリンが多量に出ると血糖値が急激に下がります。フェレットも低血糖を起こし、初期症状では元気がなくなりあまり動かなくなります。

症状が進むと体重の減少や後ろ足の脱力などが見られ、低血糖状態がひどいと、けいれんや発作などを起こすこともあります。

外科手術で膵臓の腫瘍を切除しても血糖値のコントロールは難しく、長い治療を続けたり手術を繰り返す症例が多い病気です。

リンパ腫

リンパ腫とはいわゆる血液の癌です。症状は食欲減退、体重減少、元気消失、呼吸困難、リンパ節の腫れなどが出ます。

一般的な治療は抗がん剤を用います。外科療法を行うこともありますが、リンパ腫自体予後はあまり良くないことが多いため、治療内容についてはかかりつけの動物病院とよく相談することが重要です。

ペット保険に入らない場合、治療費が高額になる場合も

フェレットの三大疾病は、長期に渡り治療が続くものが多いことから、治療費が高額になる傾向があります。


保険に入らない場合すべて負担となり、飼い主の家計に大打撃を与える可能性が高くなります。


高い治療費に耐えきれなくなり、治療を途中で断念する悲劇を招かないように準備しておきたいものです。


副腎腫瘍の治療費

副腎に腫瘍ができていることが原因ですので、手術で取り除くことが最優先で検討されますが、高齢だったり飼い主の意向により、手術せずに内服で根気よく治していく方法を取る場合もあります。

副腎腫瘍の治療費
手術をした場合合計で8万円~ほど
参考:https://www.pets-station.info/sp/kiji_ferret01.html

インスリノーマの治療費

インスリノーマはすい臓に腫瘍が発生するために起こる病気ですので、第一の治療方針は手術を選択されることが多いでしょう。


しかし手術に耐えられない高齢フェレットはもとより、飼い主の意向で内服治療を行うフェレットもいます。


ただし手術をしても内服治療でも、その後の血糖値コントロールが難しく、予後観察などで通院は長期に渡る可能性が高いでしょう。

インスリノーマの治療費
手術をした場合15万円ほど
内服治療の場合7万円ほど(治療期間、薬の種類により変動します)
参考:https://www.pets-station.info/sp/kiji_ferret01.html

リンパ腫の治療費

リンパ腫は癌を退治する免疫機能を持つリンパ球が癌化してしまう病気で、外科的治療ではリンパ球が溜まるリンパ節を器具を使って吸い出すという方法が取られますが、治療の主流は抗がん剤を用いる内科的治療となります。


しかし免疫機能を完全に復活させることは難しく予後は決してよくありません。リンパ腫になってしまったら1日でも長く命をつなぐ治療が行われます。

リンパ腫の治療費
抗がん剤1回分平均2万円~(癌が消滅するまでの期間で治療費は変動します)

参考:https://www.pets-station.info/sp/kiji_ferret01.html

フェレットが病気にならないために行うべき予防法とは


フェレットの三大疾病に予防接種などがあればいいのですが、事前に手を打って予防するのは非常に難しい病気です。


そうなると飼い主さんが気を付けることはただひとつです。それはフェレットの様子を毎日きちんと観察して、早期発見につなげることです。

  • いつもの様子と変わりないか?
  • 食欲はいつも通りか?
  • 毎日フンが出ているか?
  • 体重減少がないか?
  • 毛が薄くなっていないか?

以上のことを毎日よく観察しましょう。


その他の注意点は、フェレットの食事に関してです。


フェレットは肉食100%の動物で盲腸がありません。食物繊維をうまく処理できないので、繊維を含む餌を与えると腸炎を起こしやすくなります。


ドッグフードやキャットフードには繊維が含まれていますので、犬や猫と一緒に飼っている場合は食べてしまわないように注意しましょう。与えていいのはフェレットフードだけです。


そして肝心なのは、年に1回は動物病院に連れて行って定期検診を受けることです。


フェレットを飼うと動物病院には頻繁に通うことになりますので、万が一の時のためにペット保険には加入しておくことをおすすめします。


フェレットでも加入できるペット保険については、以下で詳しくご紹介します。

フェレットにおすすめのペット保険とは?小動物向けの保険を紹介

人間の保険も同じですが、ペット保険は「手術は手厚く補償してくれたけど通院の補償は微々たるものだった…」など、プランによって補償内容が変わることが多いのでよく検討しないといけません。


フェレットの三大疾病は通院が長期に渡るものが多いので、手術、通院補償のバランスが取れたものを選ぶと良いでしょう。


ネットで加入できるフェレットのペット保険は

  • アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
  • SBIプリズム少短の「プリズムコール®︎」
の2つです。それぞれ2つの保険について以下で解説していきます!

フェレットの保険①:アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
1つ目のペット保険は、アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」です。

3歳11ヶ月までに新規申込みをする必要があり、終身継続可能です。


「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の特長は、一生涯補償を継続できることと窓口精算が可能で、面倒な保険金請求の手続きの必要がないことです。


アニコム損保が発行している「どうぶつ健康保険証」を対応病院に提示すれば、自己負担分の治療費を支払うだけで治療費の精算が完了します。


「どうぶつ健康保険証」を利用した窓口精算の対応病院は全国に約6,500病院※あります。対応病院なら保険金請求の手間がかかりません。 ※2020年3月時点


また通院・入院・手術をフルカバーで補償してくれるため、どんな時でも安心です。


「どうぶつ健保ふぁみりぃ」には「70%プラン」と「50%プラン」の2つのプランがあり、自己負担額がそれぞれ違うためしっかり比較・検討してから申込みするようにしましょう。


フェレット0歳の場合、以下のような保険料になります。

70%プラン50%プラン
加入年齢3歳11ヶ月まで3歳11ヶ月まで
通院支払限度額
通院支払限度日数
14,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
入院支払限度額
入院支払限度日数
14,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
手術支払限度額
手術支払限度回数
140,000円/回
年間2回まで
100,000円/回
年間2回まで
保険料(月払)3,360円2,500円
保険料(年払)36,690円27,310円

「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は3歳11ヶ月までしか申込みできませんので、病気になりやすい高齢になる前に申込みしておきましょう。


アニコム損保の方は、やはり窓口で精算が完了するのが一番の魅力です。請求作業が面倒という方は「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の申込みがおすすめです。


またがんについても補償してくれることも「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の強みです。


アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」が気になる方は、ぜひ以下のボタンから資料請求・申込みをしてみてください。

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フェレットの保険②:SBIプリズム少短「プリズムコール®︎」

SBIプリズム少短「プリズムコール®︎」

SBIプリズム少短「プリズムコール」
2つ目のペット保険は、SBIプリズム少額短期保険株式会社※「プリズムコール®︎」です。
※旧社名:日本アニマル倶楽部


満5歳までのフェレットが加入できますが、保障期間が生後30ヶ月から5歳未満までと短期になる点に注意です。


「プリズムコール®︎」の特長は、保障割合が100%であることと年齢が上がっても保険料が一切変わらないことです。


高齢になるにつれて病気に罹ることも増えていくと思われますので、保障割合が100%であることや保険料がずっと同じことは有り難いですよね。


また「プリズムコール®︎」には「オレンジプランII」「グリーンプランII」「ホワイトプランII」の3種類のプランがあり。それぞれ保険料や保障内容が異なります。


下記はプランごとの保険料等の詳細です(保険料は0歳のフェレットの場合)。

オレンジプランⅡグリーンプランⅡホワイトプランII
加入年齢満5歳未満まで満5歳未満まで満5歳未満まで
入院保険金日額/年間日数
8,000円/30日10,000円/30日10,000円/30日
通院保険金日額/年間日数4,000円/30日5,000円/30日保障されません
手術保険金日額/年間回数60,000円/2回90,000円/2回150,000円/2回
保険料(月払)3,130円3,780円1,660円
保険料(年払)34,440円41,570円18,290円

※詳しい保険料、保障内容につきましては、重要事項説明書をご確認ください。


大きな手術や入院に最低限備えたいという方は保険料が一番安いホワイトプランⅡ、しっかり備えたいという方はグリーンプランⅡ、バランス良く備えたいという方はオレンジプランⅡがおすすめです。


ただ、現在では通院での治療が増えているので、できるだけ通院保障もついているオレンジプランⅡかグリーンプランⅡが良いのではないでしょうか。


プリズムコール®︎の資料請求・申込みをしたい方は以下のボタンからどうぞ。

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まとめ:フェレットのペット保険の必要性について

フェレットの病気や、いざという時に助かるペット保険について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、

  • フェレットは病気にかかりやすい動物
  • フェレットの三大疾病は「副腎腫瘍、インスリノーマ、リンパ腫」
  • 手術や長期の治療期間で治療費が高くなること
  • フェレットが加入できるペット保険は、アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」とSBIプリズム少短「プリズムコール®︎」の2つ
  • ペット保険は保険やプランによって保険料等が大きく異なるので、しっかり比較・検討してから加入すること

でした。


愛らしい顔とフワフワの被毛で癒やしを与えてくれる可愛いフェレットと長く一緒にいるためにも、ペット保険はぜひ検討することをおすすめします。


MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。

募集文書番号:W2008-0044

募集文書番号:JACAP202000075