内容をまとめると
- ペット保険の年齢制限は8〜12歳であることが多い
- 年齢制限のないペット保険もある
- ペット保険の加入を検討している方はペット保険の一括比較がおすすめ!
飼っている犬や猫が高齢になり、病気がちになるとペット保険が役に立ちます。しかし何歳までペット保険に入れるのか、高齢なペットは加入できるのか気になりますよね。この記事ではペット保険は何歳まで入れるのか、年齢制限、最適な加入年齢、更新可能年齢などを紹介します。
この記事の目次
目次を閉じるペット保険に年齢制限はある?加入できる年齢は何歳から何歳まで?
長年ペットを飼っていると、将来の病気やケガなどのことが心配になりませんか?
しかし、「病気やケガのことは心配だけど、ペットは何歳から何歳まで保険に加入できるの?」と不安に思う方もいるでしょう。
将来に備えて、自分のペットが何歳まで保険に加入できるのか、ハッキリ知っておきたいですよね。
ペット保険は年齢制限があり、健康で若いうちに加入しておくことが重要なのですが、歳をとってからも加入できる場合もあるのです。
多くの保険会社は新規加入できる年齢を0〜11歳までとしていますが、12歳や13歳でも加入できる保険もあります。
そこで今回「MOFFME」では、
- ペット保険ごとの年齢制限は何歳から何歳までか
- 契約の更新が可能な年齢は何歳までか
- 最適な加入年齢
- 高齢になってから加入する場合の注意点
- ペットの年齢が不明な場合の対処法
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読んでいただければ、何歳までペット保険に加入できるのかハッキリと分かるだけではなく、ペットが年齢不明だった場合はどうしたらよいのかも知ることができます。
ぜひ最後までご覧ください。
また、MOFFMEでは「ペット保険のランキング」についても紹介しています。気になる方は一緒にお読みください。
そもそもペット保険は入るべき?必要性を徹底解説!
ペットの飼育率の増加に伴い、ペット保険に加入する方も増えてきていますが、まだまだ加入率が少ないというのが現状です。
ペット保険は不要だと考え、保険への加入に抵抗を感じる方が多いようです。
一方で「保険に加入しておいてよかった」と、ペット保険の必要性を実感している方が多いのも事実なのです。
ペット保険に加入することでどのようなメリットがあるのか、ペット保険の必要性を解説しましょう。
【治療費の自己負担額を抑えられる】
ペットには健康保険制度がないため、発生した治療費は全額自己負担になってしまいます。
ペット保険に加入することで、治療費の支払額が大きく抑えられ、家計への負担を軽減することができるのです。
【病気の早期発見や早期治療に繋がる】
経済的な理由で、ちょっとした不調であれば動物病院を受診しないという考えは保険未加入の方に多く見られます。
しかしその間に病状が悪化し、「あの時治療を受けていれば」と後悔するケースがとても多いのです。
ペット保険に加入することで、治療費を気にすることなく早期に動物病院を受診することが可能になります。
【突然の高額な治療に備えられる】
ペットの年齢に関係なく、思わぬタイミングで手術が必要になることがあります。
ペットの手術では、50万円といった高額な治療費を請求されることも珍しくはないのです。
ペット保険に加入することで、そのような万が一の場合にもしっかりと備えておくことができるので安心です。
ペット保険の年齢制限は?何歳から何歳まで加入できる?
記事モデル:@moon_no_daibouken
ペット保険に新規加入できるのは何歳までなのでしょうか?
また10歳以上のシニアのペットでも加入できるペット保険があるのでしょうか?
ペットをお迎えした時には、ペット保険の必要性を感じていなくても、実際にペットを飼育していくと、途中でペット保険に加入したいな、と思うことも多いと思います。
ペットが若くて病気にかかりにくくても、歳をとるにつれてやはり病気が心配になってきます。
実は何歳まで加入できるかは保険会社によって違ってきます。
補足:加入する際の年齢制限なしのペット保険もある?
上で紹介したように、一般的なペット保険では8〜12歳までしか入れないものがほとんどです。
しかし中には、年齢制限がないペット保険も存在します。
ペットの寿命は医療の進化や、飼い主のペットリテラシーが高まってきていることから、徐々に伸びてきています。ペットも人間と同じように、高齢化が進んでいるのです。
既に12歳を超えて、どこのペット保険にも加入できないと思っていた方もここであれば年齢制限がなければ何歳まででも加入できますね。
ペット保険は何歳まで更新可能?更新にも年齢制限がある場合に注意!
保険会社ごとに、何歳までのペットが保険に加入できるのかお伝えしてきました。
ここで1つ注意してほしいのが、更新可能年齢についてです。
ペット保険では、新しく契約するときの年齢制限はもちろん、契約を更新するときのペット年齢にも、「何歳まで」と制限が設けられていることもあります。
更新可能年齢があると不安だという方は、終身タイプのペット保険を選びましょう。
更新可能年齢も保険会社によって異なるので、加入前によく確認しましょう。
ペット保険が継続できない場合とは?
ペット保険は毎年更新して継続することが可能なのですが、中には継続ができなくなってしまう場合もあります。
ペット保険が継続できないのは、
- 慢性疾患にかかった
- 補償限度額に達した場合
- 虚偽の告知があった場合
などが挙げられます。
慢性疾患にかかってしまった
慢性疾患は一度かかってしまうと完治しにくい病気のことです。
慢性疾患は長期間かなりの治療費がかかり、保険金も高額になるため、ペット保険会社にとっては不利益でしかありません。したがって、契約の更新を拒否されることが多いです。
仮に継続できたとしても、慢性疾患の治療費は補償対象外となってしまう事がほとんどです。
ペット保険は毎年契約を更新するため、1度大きな病気になると、このような対応が取られてしまうのです。病気に備えてペット保険に加入したのに、病気が理由で継続できないということに納得できない方も少なくありません。
ペット保険市場はまだ小さいため仕方がないとはいえ、そこがペット保険加入が敬遠される理由の1つなのかもしれません。
しかし全ての会社が更新を拒否することはないので、事前に確認しておくことが大切です。
補償限度額に達してしまった
ペット保険には補償限度額が定められているものや、日数制限が設けられているものがあります。
もし年間の保険金額が、補償限度額に達した場合は、次年度に更新ができない可能性があるので、よく確認しましょう。
補償限度額や回数制限のないペット保険もありますが、そう言ったものは基本的に保険料が高くなります。
頻繁にペットの治療をするだろうという方には補償限度額や回数制限のないペット保険がおすすめです。
虚偽の告知があった場合
補足:ペットも認知症になる?
ペットの犬や猫も認知症になるということをご存知でしょうか?
犬は11歳・12歳、猫は15歳をすぎると発症すると言われ、ペットの高齢化が進んでいる現在では認知症になるペットも増えているそうです。
以下の症状が見られた場合は認知症を疑うべきかもしれません。
- 意味もなく単調な声で鳴く
- 夜鳴きをする
- 狭いところ(壁の隙間や机の下など)にもぐりこみ、出られなくなる
- 名前を呼ばれても無反応、飼い主が来ても喜ばない
- 食欲旺盛でよく食べるのに、下痢もせず痩せてくる
- おもらしなど、トイレの失敗が多くなった
- 食べ物の好き嫌いが変化した
- 適度な運動で筋肉の衰えを防いだり、刺激を与えたりする
- 日光浴や昼寝をさせて体内時計を整える
ペット保険には何歳までに入るべき?最適な加入年齢を解説!
これまでペット保険の新規加入の年齢制限について解説してきましたが、実際は何歳までに入るべきなのでしょうか。
ここでは
- ペット保険に入るべき年齢
- ペット保険の複数加入・掛け持ち
- ペットの正確な年齢が不明な場合
について、それぞれ詳しく解説していきます。
この項目を参考に、ペット保険への加入についてしっかりと検討してみてください。
ペット保険に入るべき年齢とは?
先ほど紹介した表を見てもわかるように、13歳以上のペットが入れる保険はないため、それまでには保険に入ることを検討する必要があります。
またペット保険の新規契約の年齢制限にかかわらず、なるべく早めに加入しておくにこしたことはありません。
高齢になってから加入しようとした際、持病持ちになってしまっていると加入を断られたり補償内容に制限が課せられるからです。
また補償内容が制限されるだけでなく、ペットが高齢になればなるほど病気のリスクは高くなるので、ペットが若いうちからペット保険の加入を検討しておいたほうがよいでしょう。
例えば、歯周病などは高齢の犬や猫がかかりやすい病気です。
歯周病の治療費には全身麻酔などが必要になり、症状が進んでいる場合、約10万円近くする場合もあります。
ペット保険に加入していれば自己負担は減りますが、加入していない場合はいきなり10万円を支払わなければいけなくなります。
また、子犬や子猫などの場合は、室内での転倒や誤飲などのリスクがあるので、「まだペットが小さいから」といって加入をためらっていると、思わぬ費用が必要になってしまうこともあります。
そのため、ペットの種類や年齢に関係なく、出来るだけペットをお迎えしてすぐの加入がおすすめです。
ペット保険に複数加入・掛け持ちすることもおすすめ!
ペット保険は複数加入し、掛け持つことも可能です。
ペット保険を複数掛け持つことで、補償割合を100%にできるというメリットがあります。
補償割合50%のペット保険を2つ同時に加入すると、治療費の全てが保険金として返ってくるため、自己負担金額は実質0円になるのです。
掛け持ちの際に注意したいのが、100%を超える分の補償は受けられないということです。
補償割合70%の保険と50%の保険に加入したとしても、120%の補償を受けることはできません。
発生した治療費以上の金額は返金されないため、保険を掛け持つ際は補償割合50%のプランを選択しましょう。
また、掛け持つ際におすすめな組み合わせは以下のとおりです。
- フルカバー型プラン+フルカバー型プラン
- フルカバー型プラン+入院・手術に特化したプラン
補足:ペットの正確な年齢が不明な場合はどうなるか
ここまで、ペット保険に加入できる年齢についてご説明してきました。
しかし、友人からゆずり受けたペットや、里親として受け取ったペットなどは、年齢が正確にわからないというときもあるでしょう。
ペットの年齢が不明でも、ペット保険に加入することができます。
年齢不明のペットをペット保険に加入させたいときは、一般的に、獣医から推定年齢を判断してもらう必要があります。
ペット保険を契約する際は、くれぐれも、自分で判断した根拠のない推定年齢を契約書類に書かないようにしましょう。
推定年齢に根拠がない場合、契約が無効になることもあります。
ペット保険に高齢になってから加入する際に注意点はある?
ここまで、ペット保険に何歳から何歳まで加入できるのかや最適な加入年齢について解説してきました。
ただ高齢になってからペット保険に加入しようという方も中にはいらっしゃることだと思います。ではペットが高齢になってから加入する場合には何か注意点等はあるのでしょうか?
この項では高齢のペットが保険に加入する場合の注意点について、
- 保険料が高めになること
- 持病持ちの場合は加入に条件がつくこともあること
の2点について詳しく解説していきます。
注意点①:保険料の値段が高めになる
ペットが高齢になってから保険に加入する際の注意点の1つ目として、「保険料が高めになる」ことが挙げられます。
ペット保険の保険料はペットの種類の他、年齢によって決まります。そして基本的に年齢が上がるにつれて保険料も高くなっていく傾向にあります。
0歳の小型犬なら数百円で加入できる保険もございますが、一般的に高齢と呼ばれる年齢になってくると安くても数千円はかかってしまいます。
したがって、加入前に予想していたよりも保険料が高いという事態は十分に考えられますので注意してください。
なおペット保険の保険料は毎年見直されますので、若いうちから加入していたとしても年々保険料は上がっていきます。
注意点②:すでに病気でも加入はできるが条件が付くことも
ペットが高齢になってから保険に加入する際の注意点の2つ目として、「持病持ちの場合は加入条件が付くこともある」ことが挙げられます。
ペット保険は加入する際に通院歴や持病等を告知する必要があり、その告知内容によっては特定の病気を補償対象外にする等の条件が付いてしまうことがあります。
高齢になるまでに1度くらいは病気に罹ったことのあるペットは多いでしょうし、罹った病気によっては加入を断られてしまうこともあるので注意してください。
ペット保険は健康体であることが基本的な加入条件なので、お迎えしてすぐ、若くて健康なうちに加入しておくことをおすすめします。
補足:ペット保険の告知義務とは?告知義務違反は絶対にダメ!
ペット保険には告知義務が存在しますが、そこではどういった内容を聞かれるのか気になりますよね。
告知事項は基本的には、
- 種類、品種(犬種、猫の種類など)
- 生年月日
- 体重
- 既往症や持病
- ワクチン接種の有無
- 過去数ヶ月以内に動物病院にかかったか
の上記の内容を聞かれることが多いです。
ただ、ここで加入に条件を付けられたくないからといって嘘の内容を告知することは告知義務違反という犯罪行為になるので絶対にしてはいけません。
ペット保険の告知義務については以下の記事で詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
補足:シニアの犬・猫は定期的に健康診断を受けさせよう!
健康診断は定期的に受けることが重要です。最低でも年に1回受診することが推奨されています。しかし、小型犬の1年を人間に換算すると4年、大型犬の1年を換算すると7年にあたります。
このことをふまえると半年に1回の頻度でも決して多くないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。経済的・時間的余裕があるのであれば、できるだけ半年に1回健康診断の受診をおすすめします。
特に高齢の犬や猫は免疫力が低下して病気や怪我につながりやすいので早期発見が重要になってきます。
犬や猫は異常があっても声を出して訴えることはできないので、飼い主が日ごろからよく観察して気づく必要があります。少しでも違和感を感じたらすぐに獣医に診せるように心がけましょう。
補足:犬の年齢を人間年齢に換算すると?
犬などの動物は見た目では年齢がわかりにくいですよね。しかし、犬の年齢を人間の年齢に換算して考えると、今後のライフプランや過ごし方を明確にすることができるでしょう。
そこで犬の年齢を人間に換算すると何歳になるのかご紹介します。ぜひ今後のライフプランの参考にしてください。
一般的に小型犬は1歳になると人間では20歳であると考えられています。大型犬の場合は2歳で20歳になると考えられています。そこから1年たつごとにそれぞれ4年・7年分の年を重ねていきます。
この知識をもとに以下の表を作成したのでぜひ参考にしてください。
犬の年齢 | 小型犬・中型犬 | 大型犬 |
---|---|---|
1か月 | 1歳 | 1歳 |
3か月 | 5歳 | 2歳 |
6か月 | 9歳 | 6歳 |
1歳 | 20歳 | 12歳 |
2歳 | 24歳 | 20歳 |
3歳 | 28歳 | 27歳 |
4歳 | 32歳 | 34歳 |
5歳 | 36歳 | 41歳 |
6歳 | 40歳 | 48歳 |
7歳 | 44歳 | 55歳 |
8歳 | 48歳 | 62歳 |
9歳 | 52歳 | 69歳 |
10歳 | 56歳 | 76歳 |
11歳 | 60歳 | 83歳 |
12歳 | 64歳 | 90歳 |
13歳 | 68歳 | 97歳 |
14歳 | 72歳 | 104歳 |
15歳 | 76歳 | 111歳 |
この表からもわかる通り3歳までは小型・中型犬の方が成長速度は速いですが、4歳以降は大型犬のほうが早く年齢を重ねていきます。
MOFFMEでできる、ペット保険の無料相談がおすすめ!
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:ペット保険の年齢制限は何歳までかについて
いかがでしたか?ここではペット保険に加入できるのは何歳までなのか、について詳しくご紹介しました。
ここでご紹介したことは、
- ペット保険の年齢制限は大体8歳〜12歳
- 中には年齢制限のないペット保険もある
- 加入年齢だけでなく、更新できるのが何歳までなのかも確認が必要
- 終身タイプでも様々な理由で継続できない場合がある
- ペット保険への加入は健康で若いうちに検討しよう
- ペットの年齢が分からないときは、獣医さんに推定年齢を判断してもらうことが重要
- 高齢になってからペット保険に加入する場合は補償内容に制限を付けられることもあるので注意
になります。
飼い始めたときはペット保険に加入していなくても、途中でペット保険の必要性に気が付く飼い主さんも多いと思います。
何歳までペット保険に加入できるのか、大まかに覚えておいても損はないのではないでしょうか。
ペット保険が気になり始めたら、年齢のこともそうですが、病気になる前になるべく早めに契約することをおすすめします。