ペット保険の起源と歴史に迫る!日本の歴史と現在の加入率は?のサムネイル画像

内容をまとめると

  • ペット保険はスウェーデンで始まり、スウェーデンやイギリスでは加入率も高い
  • 日本では1995年に誕生し、現在の加入率はおよそ10%程度
  • 大事なペットの健康を守っていくためにも、ペット保険に加入しておくのがおすすめ
  • ペット保険の加入を検討している方は、LINEで無料相談を行っているのでぜひ一度利用してみてください!

ペット保険の歴史の始まりはイギリスもしくはスウェーデンで、今から約100年前に誕生しました。日本でペット保険が広まったきっかけは2005年のペット保険における「保険業法」の成立です。今後より市場が拡大していくことが予測されるペット保険の歴史について解説します!

この記事の目次

目次を閉じる

ペット保険はいつどこで誕生したの?歴史を知ろう!

近年、日本でも「ペットも家族の一員である」という認識が高まってきており、ペット保険が浸透しつつあります。


しかし、動物愛護先進国と言われているイギリスやスウェーデンなどと比較すると、認知度や加入率はまだまだ発展途上と言わざるを得ない状況です。


なぜ日本のペット保険は遅れているのでしょうか。


その秘密は、海外と日本におけるペットに対する考え方の違い・歴史の違いに隠されているのです。


そこで今回「MOFFME」では、

  • 海外におけるペット保険の歴史
  • 日本におけるペット保険の歴史
  • 今後の展望とペット保険の必要性
について紹介します。

ぜひ、最後までご覧ください。

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」を紹介しています。気になる方は合わせてお読みください。

ペット保険の起源と始まり

記事モデル:ゆずちゃん

ペット保険はヨーロッパが発祥です。


最初は犬や猫ではなく、主に馬などの家畜が補償対象でした。それからスウェーデンが犬などに対する補償も始めたのです。


日本に普及し始めたのは1995年頃からとなります。スウェーデンやイギリスと比べると、歴史が浅いことが分かります。


続いて、イギリス・スウェーデンのペット保険の歴史を詳しくご紹介します。

イギリス・スウェーデンにおけるペット保険の歴史

イギリス

もともと、王室で「ロイヤルドッグ」を飼う習慣があるイギリスでは、国全体として高い動物愛護の意識を持っています。


また、イギリスには動物愛護に関する法令が多く存在しており、王立動物虐待防止協会は、世界最古・世界最大の非営利動物福祉団体としても有名です。


そんな動物愛護先進国と言われるイギリスでのペット保険の歴史は1947年に始まりました。


動物病院での医療費の高さに驚いた愛犬家の女性が興したペット保険会社が、その始まりと言われています。


動物に対する関心の高さから、加入率は現在約30%ほどとなっています。


地下鉄やバスなどの公共機関にペットを同伴したり、ペットと一緒にカフェに行ったりといった光景が日常となっています。


スウェーデン

スウェーデンと言えば、人間の福利厚生の充実が思い浮かびますが、それは動物に対しても同じ事です。


人間と同様、ペットも保険に入るのが当然であると考えているスウェーデンの加入率は50%以上にもなります。


犬だけでみると加入率はなんと75%以上にもなります。


そんなスウェーデンでは、1890年には既に牛と馬の保険会社が設立されていました。動物の保険としては、実に100年以上の歴史があるのです。


その後、1924年に犬や羊が保険対象となり、これがペット保険の始まりと言われています。


スウェーデンには、飼い主には飼い主用の、ブリーダーにはブリーダー用の保険があります。この保険に加入していないと里親になることが出来ない、ということもあります。


また、ペットホテルや動物病院でも当たり前のように保険番号を聞かれます。ペット保険というものが社会全体に広く浸透している証拠だと考えられます。

北米でもペット保険市場が拡大しています。

北米のペット保険企業naphiaによると、過去5年で22.1%成長しており、282万匹のペットが加入しているようです。

ペット保険後進国日本における歴史


海外での歴史の代表例を紹介してきましたが、日本における歴史はどうでしょうか。


見出しにもありますように、日本はペット保険後進国に位置付けられています。


上述の国々と比較してペット保険の歴史も浅く、動物愛護の精神も遅れを取っているような状況なのです。


現在のペット保険を取り巻く環境と、その歴史について

  • 日本でペット保険ができた起源とその背景
  • 2005年に改定された保険業法とは
  • ペット保険初のシニア専用保険の誕生と必要性
  • 日本は低い?ペット保険の加入率はどのくらいか

以上の項目で詳しく説明します。


また、ペット保険の市場規模について以下の記事で詳しく解説していますので気になる方はぜひご覧ください。

ペット保険の市場規模とは

日本でペット保険ができた起源とその背景

日本でペット保険が誕生したのは1995年で、その歴史は20年ほどです。それまでのペット医療には公的制度がなく、飼い主が治療費を全額負担しているという状況でした。


また当時、日本の獣医療技術は世界に大きく後れを取っており、飼い主の治療費全額負担がこの遅れをますます深刻なものにしてしまうという懸念もありました。


そこで、現日本ペットオーナーズクラブの野川亮輔氏が立ち上がりました。


当時の日本にペット保険という保険商品は認められていませんでしたが、前述しました1995年に日本初のペット健康保険である「ペット共済制度」の販売を開始しました。


この時代、他にも多くのペット共済が乱立しましたが、保険給付金の未払やずさんな経営体質などがあり、日本のペット保険は一時、姿を消す事となりました。

2005年に改定された保険業法とは

近年では保険商品にも様々な種類のものが登場したり、販売形態に関しても多様化しつつあります。


また、ペット共済の問題もあったことから、変化しつつある保険業界に新しいルールを設けようということで、金融庁はもともとあった保険業法を改正しようという動きが出てきたわけです。


では、保険業法の改正によって何が変化したのでしょうか。


まず、ペット保険を取り扱うための免許や規制制度が整えられ、取り扱えるのは少額短期保険会社損害保険会社のみとなりました。


これによってペット関連団体が独自に運営していた無認可のペット共済制度が廃止されました。


一部の悪質なペット共済は姿を消し、ペットや飼い主のことを考えるペット共済を提供していた団体は少額短期保険会社あるいは損害保険会社の認可を受けるためにペット保険制度の見直しを始めました。


ちなみに共済と保険の違いは、事業目的などが異なります。共済は非営利目的であり、保険は営利目的です。


また、経営破綻をすると公的機関からの救済があるのは保険会社だけです。

ペット保険初のシニア専用保険の誕生と必要性

ペット保険の需要は伸びてきていますが、加入できる年齢に制限が設けられています。


すでに加入可能年齢を過ぎていた場合、加入できないということになってしまいます。


高齢になると病気にかかる可能性も高くなり、治療費も高額になることも多くなってきます。高齢のペットこそ加入の必要性が高いのですが、加入できるものがありませんでした。


しかし最近、初の「シニア専用ペット保険」が誕生しました。


ご自身のペットは高齢で加入を諦めていた方も、シニア専用ペット保険になら加入することができます。ぜひ一度検討してみて下さい。

LINEでシニア用ペット保険の詳細を聞く

日本は低い?ペット保険の加入率はどのくらいか


こちらはペット保険への加入率を表したグラフになります。ペット大国であるスウェーデンでは加入率は50%、動物愛護意識の高いイギリスでは25%の加入率となります。


一方日本の加入率は7.7%と、スウェーデン・イギリスと比較するとかなり低いことが分かります。


他の国と比べると、歴史自体が浅い日本ですが、なぜこれほどまで加入率に差があるのでしょうか?


日本での加入率の低さの原因としては、ペットを家族の一員として扱う意識の低さや、2005年以前の法改正前の悪質なペット保険業者によるイメージダウンなど、様々な原因があるようです。


日本ではまだまだ加入率の低いペット保険ですが、ペットの医療は日々進歩し、治療費も高額となる場合が多くなってきています。


ペットが万一大きな事故や病気になってしまったときに、お金が原因でしっかりとした治療を受けさせてあげることができない可能性も出てきます。このようなことにならないように、ペット保険への加入は必要となるのです。


加入率については、以下の記事で詳しく解説しています。

ペット保険の加入率について

日本のペット保険のこれから


日本のペット保険はこれからも拡大していくでしょう。そう考える理由として、

  • 近年の市場成長率
  • 他国の加入率
  • ペットの長寿化
といったことがあります。

近年の市場成長率

ペット保険市場は年々拡大しており、民間調査によると2017年3月末の市場規模は約490億円で、毎年の成長率は2割近いと言われています。


国内のペット保険分野にて、70%以上のシェアを持つとされる2社(An社、Ai社)の他にも、各保険会社・保険代理店をはじめとした他業種での保険商品販売も行われています。


国内には現在15社ものペット保険会社があり、競争が激しくなってきています。


他国の加入率

イギリスと日本は文化や考え方など、似ている点が多いと言われています。


そんなイギリスのペット保険加入率は30%です。日本もそこまで加入率が伸びる可能性は十分に考えられます。


ペットの長寿化

日本の犬や猫の寿命は近年伸び続けています。


一般社団法人ペットフード教会が2020年に実施した「全国犬猫飼育実態調査」によると、現在犬の平均寿命は14.5歳、猫は15.5歳です。


たった10年間で犬は0.5年以上、猫に関してはなんと1年以上伸びているのです。


考えられる理由として、

  • ペットの飼育に関する正しい知識が広まった
  • 医療技術の高度化
  • ペットフードの品質向上
などが挙げられます。

寿命が伸びる分、ペットにかかる治療費も今後増大していき、ますますペット保険への需要が高まるでしょう。

ペット保険の保険料はどのくらい?補償内容は?


ペット保険に加入する上で選ぶポイントとなってくるのが、保険料と補償内容のバランスの良さです。


では、日本のペット保険の現在の保険料はどのぐらいなのでしょうか。

ペット保険は種類が多く、保険料はもちろんですが、補償内容も各保険会社や商品で異なってきます。


そこで下記では

  • ペット保険の保険料を比較!
  • ペット保険の補償内容とは?
  • ペット保険に入る前には審査がある!
  • ペット保険の選び方とは?
についてご紹介します。

ペット保険の保険料を比較!

ここでは、ペット保険各社の保険料を比較していきます。


ペット保険にはさまざまなプランがありますが、小型犬・0歳・70%補償プランの場合、

  • 約2,000円〜3,000円

が相場になります。※2022年4月現在


犬の場合は猫と違い、犬種によって体格差や寿命もかなり異なってきます。

そのため、同じ年齢でも犬種によって保険料も大きく異なってくる場合もあります。


また、ペット保険は基本的に、ペットの年齢が上がれば上がるほど保険料が高くなってきます。


値上がりの仕方は各社で異なってきますので、0歳時の保険料が安い場合でも、高齢になってからの保険料がとても高い場合、生涯を通じてのトータルの保険料が高くなってしまう場合もありますので、注意が必要です。


参考記事:ペット保険の保険料の相場はどれくらい?選ぶポイントも徹底解説!

ペット保険の補償内容とは?

ペット保険の補償内容は、犬や猫をはじめとしたペットが怪我や病気にかかってしまった際の治療費が補償されます。


したがって、避妊・去勢・予防接種など、怪我や病気にあたらないものは補償されません。


ペット保険が補償してくれる内容は、大きく分けて

  • 通院
  • 手術
  • 入院
この3つになります。


保険会社やプランによっては、「手術・入院のみ」や「通院のみ」などのプランもあり、その分保険料は安く設定されているものもあります。


前述しましたが、ペット保険は怪我や病気に適用されるものなので、「通院」は補償されますが、動物病院での爪切りや定期検診は補償されません。


また、保険会社や商品によって、補償される病気の範囲が異なってきます。


ご自身のペットが遺伝的に罹りやすい病気(胴長種ならヘルニア、小型犬ならパテラなど)が補償されるペット保険なのか、加入前に必ず確認をするようにしましょう。


また、ペット保険の補償内容について以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。

ペット保険の補償内容とは?

ペット保険に入る前には審査がある!

ペット保険に加入する際、どのペット保険も必ず審査があるのはご存知でしょうか。


審査時に告知する内容は主に加入するペットの

  • 種類、品種
  • 生年月日
  • 体重
  • 既往症や持病
  • ワクチン接種の有無
  • 過去数ヶ月以内に動物病院にかかったか
になります。

ここで年齢が加入制限からオーバーしていたり、持病や再発の確率の高い既往歴(癌など)があった場合は、審査に通らず、ペット保険に加入できない場合があります。

そこで、ペット保険に加入するために虚偽の申告をしても、必ずバレてしまいますし、告知義務を違反したとして、大きなペナルティがかかることもあります。

必ず、正確な情報を申告するようにしましょう。

また、ペット保険の告知義務について以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。

ペット保険の告知義務違反はバレる!

ペット保険の選び方とは?

ここまでペット保険について歴史や疑問点を解説してきましたが、種類が多すぎて選ぶのが難しいという方も多いのではないでしょうか。


ペット保険の市場は伸びているため、今後も選択肢が増えて選ぶのが大変になってくるかもしれません。


ペット保険の選び方のポイントとしては

  • 加入条件・補償対象
  • 補償内容・補償割合
  • 免責金額
  • 保険料

これらのことを踏まえて考える必要があります。


自分やペットにあった保険は何なのか、さまざまな保険を見て検討してみてください。


また、ペット保険のランキングを見て比較検討をするのも重要です。


ペット保険の選び方については以下の記事で詳しく解説しているので、詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

ペット保険の選び方

ペット保険は本当に必要?


ペットの飼い主さんなら一度は「ペット保険は本当に必要なのか」と考えたことがあるのではないでしょうか。


ペットは人間の健康保険や高額療養費制度のような制度がなく、怪我や病気にかかってしまった場合は全額自己負担になってしまいます。


軽い怪我や病気ならいいのですが、手術を伴う病気の場合は100万円近くの治療費になってしまうことも。


そのような時に、ペット保険の補償があればかなり家計の負担を軽減することができます。


また、ペット保険の必要性を考える時に、上記のような高額な治療の場合を考えることが多いと思いますが、ペット保険に加入していれば、病気の早期発見・早期治療につながり、ペットの長生きにつながる場合もあります。


ペット保険に未加入の場合は、小さな体の変化に気がついても経済的な理由で診察を後回しにしてしまう場合があります。

一方、ペット保険に加入していれば、治療費を補償してもらえるので、小さな症状でも診察を受けやすく、その結果病気の早期発見・早期治療につながるのです。


このようなことをふまえ、ペット保険が必要か否か、おすすめな人とおすすめでない人についてもう少し詳しく次の項目でご紹介します。

ペット保険がおすすめな人とおすすめできない人の特徴


ペットを飼っている人の中でも、ペット保険に加入してもしもの時に備えている人もいれば、貯金をして備えている人もいると思います。


それでは、ペット保険がおすすめの人・おすすめでない人はどのような人なのでしょうか。


  • ペット保険をおすすめしたい人
  • ペット保険をおすすめできない人
について詳しく見ていきましょう。

ペット保険をおすすめしたい人

ペット保険をおすすめしたい人は、以下のような人になります。

  • ペットが健康な時でも毎月保険料を払って、将来のもしもの時に備えたい人
  • 急な高額な出費を支払うのに自信がない人
  • 遺伝的に発症しやすい疾患がある種類のペットを飼育している人
  • 高額な医療でも、万が一の時にやれることはしてあげたい人
上記のような人にはペット保険に加入することをおすすめします。

ペット保険は、ペットが健康な時にも保険料を払わなければなりませんが、万が一の時には大変頼りになるものです。
損得ではなく、家族同然のペットのために安心を持っておきたい方にペット保険はおすすめです。

また、近年は動物への医療の進歩もあり、一昔前に比べ治療できる幅も広がってきています。

最後まで諦めずにさまざまな治療をしてあげたいと思う方も、ペット保険に加入することで、出費を抑えてより良い治療を選択することができます。

ペット保険をおすすめできない人

逆に、ペット保険をおすすめできない人は、以下のような人になります。

  • 貯金で急な高額出費にも対応できる人
  • 高齢・既往歴があるペット
上記のような人は、ペット保険の加入は必要ないかもしれません。

ペットをお迎えする時点で、かなりの貯蓄があり、今後も生活水準が落ちる可能性がない人は、ペットが健康な時に支払っている保険料を無駄だと感じてしまうかもしれません。

貯金や自信の積み立てて余裕のある人はペット保険に加入する必要がありませんが、大きな手術や治療が長引いてしまった時のことも念頭に置いて判断することをおすすめします。

また、高齢や既往歴がある場合、仮に審査に通ったとしても、入れる保険も限られていたり、保険料が高額になってしまう可能性もありますので、ペット保険の加入には慎重な判断が必要です。

まとめ:日本のペット保険の歴史は浅い

いかがでしたか?ここではペット保険の歴史についてご紹介しました。


ここでご紹介したことは、

  • ペット保険の歴史は1980年のスウェーデンから
  • 日本でのペット保険の取り扱いは1995年から始まり、歴史が浅い
  • 初のシニア専用ペット保険「どうぶつ健保しにあ」が誕生
  • 2005年に法改定されたことで悪質業者は消え、需要は伸びている
  • 加入率はスウェーデン50%、イギリス25%、日本7.7%とまだ低い

になります。


日本ではまだまだ歴史が浅く、加入率の低いペット保険。しかし、歴史が浅い分これから需要が伸びていく可能性も大きいです。


ペットも高齢化が進み、医療も進歩していることから、これからは必要性がどんどん加速し、認知度も上がっていくのではないかと思います。


シニア専用のペット保険も誕生したので、一度諦めた方も、もう一度検討することをおすすめします。


MOFFMEでは他にも保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。