内容をまとめると
- ペット保険はすぐに保険が適用されるわけではない
- 待機期間というものがあり、保険会社によって異なる
- ペット保険への加入を考えている方はペット保険の見積もりをしてみましょう!
家族の一員であるペット。可愛いからこそもし病気になったら、と心配ですね。そんな時の為に加入したペット保険なのに、適用されない期間があるのです。では、いつからペット保険は適用されるのでしょうか?トラブルにならない為にいつから適用されるかしっかりと確認しましょう。
この記事の目次
目次を閉じるペット保険はすぐ適用されない?いつから適用されるのか
1ヶ月から2ヶ月の期間が多いようですが、待機期間といって、対象の病気やケガをして動物病院にかかっても保険金が支払われないのです。
実は、ペット保険の待機期間は保険会社によって異なります。
- ペット保険はいつから適用されるか
- 待機期間がある理由
せっかく加入したのに保険金が支払われない!いつから補償されるかなんて考えもしなかった!という保険金の支払いについてトラブルにならないためにも、保険に加入するときにはペット保険がいつから適用されるのかしっかり確認しましょう。
MOFFMEでは「ペット保険の一括比較」を行なっているのでそちらもぜひご確認ください。
ペット保険のいつから適用が始まるかは保険会社によって様々
ペット保険の適用がいつから始まるかは、保険会社によって様々です。
「いつから始まるか」は保険会社によって違うだけではなく、同じ保険会社でも病気とケガで違う場合もありますし、待機期間が無く保険契約開始日から保険の適用が始まる保険会社もあります。
また、ペット保険はほとんどが毎年更新です。
では、毎年この待機期間があるのかと憂鬱になったかもしれませんが、心配する必要はありません。待機期間があるのは、保険に加入した1年目のみです。
ペット保険はいつから適用される?保険開始日と補償開始日とは?
ペット保険には、
- 申込日
- 保険開始日(契約開始日)
- 補償開始日(責任開始日)
ペット保険会社によってはケガと病気の適用開始日が異なる?
適用開始日が違う保険会社では「ケガ」の適用は、保険契約開始日から始められることが多いようです。
「病気」の場合は、保険契約開始日から1ヶ月から2か月の待機期間後に適用が開始されます。
ペット保険は、保険加入前はもちろん待機期間終了までの間に発症した病気についても適用外になっているからです。
各ペット保険会社の補償開始日や待機期間は?
ペット保険によって補償開始日や待機期間が異なるという話をしましたが、具体的に各ペット保険会社によってどのように違いがあるのでしょうか?
各保険会社の補償開始日・待機期間について表にまとめてみました。
保険会社 | 補償開始日 | 待機期間 |
---|---|---|
PS保険 | 4/2~5/1にお申し込み→6/1「補償開始」 | なし |
FPC | クレジットでのお支払いの場合
・申込日から最短21日後 (例)4/1申込→4/22補償開始 | なし |
日本ペット少額短期保険 | クレジットでお支払いの場合
ネット申込完了日から補償開始 郵送の場合は契約引受日から補償開始 コンビニでお支払いの場合 保険料の支払い完了日から補償開始 | 病気 30日/がん 60日 |
SBIいきいき少額短期保険 | ・申し込み月1日~15日
→翌月1日から補償開始
(例)4/1申込→5/1補償開始 ・申し込み月15日~末日 →翌々月1日から補償開始 (例)4/15申込→6/1補償開始 | 病気/がん 30日 |
SBIプリズム少額短期保険 | 申込日から15日後 例)4/1申込→4/16補償開始 | 怪我/病気 15日 がん 45日 |
au損保 | ・申し込み月1日~20日
→翌月1日から補償開始 (例)4/1申込→5/1補償開始 ・申し込み月21日~末日 →翌々月1日から補償開始 (例)4/21申込→6/1補償開始 | 病気/がん 30日 |
アイペット損保 | クレジットでお支払いの場合
・申込日の翌月と同じ日から補償開始 例)4/1申込→5/1補償開始 口座振替でお支払いの場合 ・書類到着日の翌々月1日から補償開始 (例)4/15到着→6/1補償開始 | なし |
ペット&ファミリー損保 | クレジットでお支払いの場合
・申込日の翌日から補償開始 (例)4/1申込→4/2補償開始 口座振替でお支払いの場合 ・毎月15日までに書類到着で翌月1日から補償開始 (例)4/5到着→5/1補償開始 | 怪我 15日/病気 30日/がん 90日 |
アニコム損保 | クレジットでお支払いの場合
・申込日の翌月と同じ日から補償開始 (例)4/1申込→5/1補償開始 口座振替でお支払いの場合 ・毎月25日までに書類到着で翌々月1日から補償開始 (例)4/15到着→6/1補償開始 | 病気/がん 30日 |
楽天損保 | ・申し込み月1日~20日→翌月1日から補償開始 (例)4/1申込→5/1補償開始 ・申し込み月21日~末日 →翌々月1日から補償開始 (例)4/21申込→6/1補償開始 | 病気/がん 30日 |
リトルファミリー少額短期保険 | ・申込日から30~60日後で補償開始を指定できます | なし |
各保険会社によって、補償開始日や待機期間の有無に違いがあることが理解できます。
この表をみると、保険会社が同じでも支払い方法によって補償開始日が異なるケースが多いです。
そのため、保険金の支払い方法を選択する際に、いつから補償が開始されるのかはチェックしておきましょう。
また、待機期間に関しては設定されている保険会社と設定されていない保険会社が存在します。
待機期間が設定されている保険では病気や怪我の内容によって補償開始日から数日の間は保険が適用されないので、注意が必要です。
しっかりと、ペット保険の契約時に各保険会社の補償開始日・待機期間の有無は確認しておきましょう。
待機期間が必要な理由は?
先ほども解説した通り、ペット保険加入後、保険開始日と補償開始日が異なる場合があります。
この保険開始日から補償開始日までの期間のことを待機期間と呼びます。では、なぜ待機期間があるのでしょうか?
ペット保険は基本的に、「健康なペット」を対象としています。健康なペットが万一病気や怪我をしてしまった場合に、補償を受けることができるのです。
ペット保険に加入する前に病気にかかっていたとすると、「健康なペットに対しての補償」という理念がくずれてしまいます。実際に健康なペットをペット保険へ入れた人とのバランスが崩れてしまうのです。
病気の潜伏期間を考え、設定されているのが待機期間となるのです。
また、待機期間中にかかった病気やケガに関しても補償はされません。
待機期間はある場合とない場合がある?保険会社ごとの待機期間を紹介!
ペット保険がいつから適用されるのか、待機期間があるかどうかは保険会社によって違ってきます。
補足:待機期間中も補償される「待機期間不適用特約」
待機期間のあるペット保険に加入したいけど、どうしても待機期間中の病気が心配、という方もいるかと思います。どうしても待機期間を避けることはできないのでしょうか?
このような場合、「待期期間不適用特約」という特約を付けることをおすすめします。この特約をつけることで、待機期間中でも病気やケガが補償されるようになります。
保険へ加入するタイミングが悪く、待機期間と病気の発症が重なってしまう可能性もゼロではありません。どうしても心配な方は待期期間不適用特約を付けることをおすすめします。
ただし、保険加入前に発症していた病気などは補償対象外となるため、注意が必要です。
また、ペット保険の待機期間については、以下の記事でより詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。
補足:保険金を請求した際に調査が入ることがある?
保険会社によっては、待機期間の後に保険金を請求したとしても調査が入る場合があります。
例えばA社の場合、待機期間が30日間で待機期間終了1日後に請求などがあると、保険会社による調査が入ります。
またB社の場合は、契約してから2年以内の請求だと保険会社による調査が入ります。
これは、保険金目当てで加入した悪質な顧客を見つけるためです。この調査によって告知内容に嘘や不正が見つかった場合には保険金の支払いはされません。
告知内容に虚偽の内容が含まれないよう、注意が必要です。ペット保険の告知内容について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ペット保険の待機期間について注意点
あまり目につかないからこそ気を付けたいペット保険の待機期間についての注意点をみていきます。
ペット保険の加入を考えるのは、ペットを飼い始めたときが多いのではないでしょうか。
子猫や子犬を家族に迎えたとき生後いつから保険に入れるのかと思い保険の加入を考慮しますが、子供の間に病気にかかるとはあまり考えないと思います。
「そのうちに」と思っているうちにペット達も年をとって、体調が悪くなってから保険に加入したいと思ったのではちょっと遅いかもしれません。
ペットが病気にかかってからや体調が悪くなってからでは保険には加入できません。
待機期間は、ペットの病気が保険に加入したときには発症していなかったことを確認し、保険会社と加入者が公平な立場になるように設けられているのです。
最近では、条件付ではありますが病気にかかったペットも入れるペット保険もあります。
ペット保険の待機期間中に発症した病気は補償対象外?
ペット保険に加入したけれど、待機期間中に病気になってしまった。このような場合は補償がどうなるのか気になりますよね。
待機期間中に発症してしまった病気は全て補償対象外となってしまうため、保険金などを受け取ることはできません。
待機期間中に病気を発症してしまったけれど、保険金が出ないから待機期間が終わったあとに病院に連れて行った、という場合でも、病気の発症が待期期間の間であった場合、補償対象外となってしまいます。
補償されるのはあくまでも待機期間が過ぎてから、となるため、仮に待期期間中に病気が発症してしまったら、保険のことは諦めてすぐに病院へ連れて行ってあげるようにしましょう。
ただし、ケガの場合はほとんどの保険会社で待機期間が設けられていないため、保険金が受け取れることが多くなります。病気とケガで待機期間に違いがあることに注意が必要です。
また去勢手術や予防接種といった健康体に施す処置は、待機期間に関係なく補償対象外となっています。
数ヶ月の場合も?がんは普通の病気よりも待機期間が長い!
ケガや他の病気と同様に待機期間が無い保険会社もありますが、がんの場合は2週間くらいから数カ月もある場合もありますので、いつから補償がはじまるのか確認してください。
まとめ:ペット保険がいつから適用されるかきちんと確認をしよう
いかがでしたか?ここではペット保険がいつから適用されるのかついてご紹介しました。
ここでご紹介したことは、
- ペット保険がいつから適用されるかは、保険会社によって様々
- 補償がいつから適用されるかは、病気とケガで異なる場合が多い
- 待機期間なしのペット保険もある
- 待機期間不適用特約を付けることで待機期間中の病気も補償される
- 待機期間中に発症した病気は補償対象外
- 病気の待期期間とは別に、がんの待期期間が設定されている場合もある
になります。
ペット保険は加入後すぐに補償を受けられない場合もあります。ペット保険を選ぶときは補償内容はしっかりと確認する方が多いと思います。
それだけでなく、その補償はいつから適用されるのか、待機期間の有無などもしっかりと確認することをおすすめします。
MOFFMEでは他にも保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。