
猫が喜ぶ腰トントンは、触っていい場所なのでしょうか?結論からお伝えすると、触ってダメな場所ではありません。しかし、猫によっては腰トントンがダメな子もいます。猫がおしりをとんとんされると、交尾と同じような気持ちよさを感じると言います。
この記事の目次
目次を閉じる猫がしつこくねだる腰トントンとは?ねだってくる意味を解説!
猫好きの間ではとてもよく知られている「腰トントン」。腰のあたりを軽くとんとん叩くと、猫が気持ちよさそうにすり寄ってくることもありますよね。
尻尾をピンと立てて、お尻を上げる子も。猫によっては、しつこいくらいにねだってくる子もいるでしょう。
実は触り方によっては注意が必要な場合もあり、嫌がって逃げてしまう猫もいます。
今回の「MOFFME」では、
- 猫の腰トントンとは?仙骨を叩くとメス猫は喜ぶ
- 猫に腰トントンで触ると、どんな反応をする?
- 腰トントンの他に、猫が触られて喜ばれる場所は?
- 猫が触られるのがダメな場所は?
について詳しくご紹介します。
猫に腰トントンしても大丈夫なの?ダメな場所は?と気になった方はぜひ最後までご覧ください。
猫の腰トントンとは?仙骨を叩くとメス猫は喜ぶ
尻尾の付け根や背中から腰にかけて、軽くとんとんと叩くことを腰トントンと呼びます。「お尻トントン」や「腰パン」とも呼ばれていますね。
お家で飼っている猫や人懐っこい野良猫と遊んでいると、腰のあたりをとんとんして喜ぶ姿を目にすることもよくあります。
そんな時、腰トントンはオス猫よりもメス猫のほうが喜んでいると感じたことはないでしょうか。
一般的にも、メス猫のほうが腰をとんとんすると喜ぶと言われています。主な理由は、メス猫の体の構造や特性が関係しています。
この項目では、
- メスの生殖器に近い部分のため、腰とんとんは喜ばれる
- 腰トントンがダメな子・苦手な猫もいる
- 腰は神経が集まっているため、やりすぎは注意!
上記の3つについて解説します。
メスの生殖器に近い部分のため、腰とんとんは喜ばれる
メス猫が腰トントンを喜ぶのは、触る場所が生殖器に近い部分のためです。
猫の腰やお尻のまわりをとんとん触ると、刺激が生殖器に伝わることで交尾に似た感覚を得られます。
猫の腰トントンをする位置には、多くの重要な神経が集まっている「仙骨(せんこつ)」があります。
その神経は生殖器にもつながっているため、腰周辺を叩くことで交尾をしているような感覚に。猫のその反応が、人間からは気持ちよさそうに見えているのです。
生殖器に近い尻尾の付け根やお尻のまわり。敏感な部分ですが、猫が嫌がらず気持ちよさそうにしている場合は触っていい場所です。
メス猫だけではなく、オス猫にとっても交尾と同じような感覚となるため喜んでいるとも言われています。
腰トントンがダメな子・苦手な猫もいる
メス猫ならどんな子でも、とんとん触られるのが好きとは限りません。腰トントンがダメな子もいれば、苦手な猫もいます。
発情期をむかえる前の子猫や発情期までに避妊手術をしたメス猫は、一般的には腰トントンにそれほど反応しないと言われています。
交尾を経験していない猫は腰をとんとん触るのがダメなことがあり、気持ち悪いと感じる場合も。
交尾を経験していない猫だけではなく、そもそも触られることに慣れていない子は嫌がって逃げてしまうこともあるでしょう。
触られるのが好きな子がいる一方で、尻尾で叩くそぶりを見せるなど怒ってしまう子もいます。
オス猫にも言えることですが、腰トントンがダメな子や苦手なメス猫もいることを忘れないようにしましょう。
腰は神経が集まっているため、やりすぎは注意!
気持ちよさそうにしてくれる猫が多いことから、飼っている猫や近所の野良猫にも腰をとんとん触ってあげたくなりますよね。
ですが猫の腰のあたりには神経がたくさん集まっているため、腰トントンのやりすぎはだめな場合もあり要注意です。
腰をとんとんする刺激が強すぎると、猫は気持ちいいどころか不快になることも。
始めは優しくとんとんされると喜んでいるメス猫も、調子に乗ってしつこいほど触るのはダメ。そうなると、多くの猫は嫌がります。
腰は神経が集まっている場所のため、過度な刺激は猫も嬉しくありませんよね。時には、痛みを感じてしまうことも。
ムリに触ると嚙みつかれたり引っかかれたりする恐れがあるので、猫の様子をよく見ながら触ってあげましょう。
猫に腰トントンで触ると、どんな反応をする?
猫に腰トントンをするとどんな反応をするのか、猫好きならついとんとんしてみたくなりますよね。
何をやっても可愛い猫ですが、背中や腰のまわりをとんとん触ったときの反応は猫それぞれ。同じ猫でも、触る場所で反応が違うことも。
気持ちよさそうにしてくれる子や、コロンと転がってお腹を見せてくれる猫もいます。自分から近寄ってきて、腰トントンをせがんでくる野良猫に遭遇することも。
多くの猫が喜んでくれる腰トントンですが、どうしてそんな反応をするのか気になるところではないでしょうか。
この項目では、猫に腰トントンした時よく見られる反応として、
- お尻を上げる
- ゴロゴロと甘えてくる
- 甘えた声を出して喜ぶ
上記の3つについて、その理由をご紹介します。
お尻を上げる
猫に腰トントンで触ると、結構な割合でお尻を上げます。腰をとんとん触った時、この反応をする猫がいちばん多いのではないでしょうか。
お尻を上げる格好は、交尾の時にメス猫がとるポースです。生殖器にとんとん刺激が伝わることで、交尾の時と同じこの反応をしていると言われています。
犬が伏せをしている時のように低く構え、尻尾とおしりを一緒にシュッと。猫が思いっきりお尻を上げる様子にちょっと笑ってしまいますが、とっても可愛いですよね。
後ろ足だけがつま先立ちになって、歩きながらお尻を上げる仕草もよく見られます。
尻を上げながらすり寄ってくる猫の場合、腰をとんとんしてあげると比較的喜んでくれます。
猫の様子を見ながら、優しくとんとんしてあげてくださいね。
ゴロゴロと甘えてくる
猫に腰トントンで触ると、ゴロゴロと甘えてくる子も多いですよね。お尻を上げながらゴロゴロすり寄ってくることもあります。
ゴロゴロと甘えてくる理由は、腰やお尻をとんとん触られるとやっぱり気持ちがいいから。さらに、安心感があるからとも言われています。
猫が喉をゴロゴロと鳴らすのは、安心感やリラックスしているサイン。日向ぼっこで気持ちがよさそうな時や子猫が母猫に甘えてくる時にも、よくゴロゴロと喉を鳴らしていますよね。
普段から触られるのに慣れている子や甘えん坊の猫は、腰や背中を優しくとんとんしてあげるととっても嬉しそう。
猫にもよりますが、腰トントンで触ると甘えてゴロゴロと反応してくれる。ゴロゴロ喉を鳴らす音で、人間も癒されますね。
甘えた声を出して喜ぶ
腰を優しくとんとんすると、甘えた声を出して喜ぶ猫もいます。触る前から、甘えた声を出して寄ってくる子も。
ゴロゴロと甘えてくる猫と同様で、甘えた声を出すのもやっぱり気持ちがよくて嬉しいから。
ごはんをあげたりおもちゃで遊んだり。なにか本能的に嬉しいことがあると、猫は甘えた声を出して喜びます。
また、猫同士すり寄ってスキンシップをとっている時にも、甘えた声を出してじゃれ合っている姿をよく見かけますよね。
そうしたことからも、気持ちがよく嬉しいから甘えた声を出していると言えます。
気持ちよさそうにコロコロ転がりながら喜んでくれると、見ているこちらも嬉しくなりますよね。
甘えた声を出して喜んでくれる腰トントンですが、優しく触るのがポイントです。
腰トントンの他に、猫が触られて喜ばれる場所は?
猫が触られて嬉しいのは、腰や尻尾の付け根だけではありません。猫にもよりますが、他にも触ると喜んでくれる場所があります。
猫とのスキンシップの際、できるだけ猫が喜ぶ場所を撫でてあげたいですよね。
腰トントンばかりだと、長い時間機嫌よくしていられないことも。他にも気持ちよくなるところがあれば、もっと撫でてあげたいのに・・・。
猫は自分でグルーミングしたり、猫同士で毛づくろいをし合ったりします。母猫が子猫を舐めてあげることもありますね。
ですが自分で舐められない場所もあり、そこを撫でてあげると喜んでくれます。
では実際に、腰トントンの他にどこを触ると喜ぶのでしょうか。
- 頬
- あごの下
- 耳の付け根
猫が喜ぶ上記3つの場所について紹介します。
頬
腰トントンの他にも、頬を撫でてあげると猫が喜びます。
それは、自分では舐められない場所を撫でてもらうと気持ちがいいから。
猫の仲間同士で舐め合ったり、母猫が子猫を舐めてあげたり。どちらも、猫がリラックスしている時に見られるスキンシップで安心感を与えることもできます。
猫の頬を手で撫でると気持ちがよさそうですが、ブラッシング用のブラシを使って触ってあげると喜ぶ子もいますよね。
痛くないのかと心配になるほど、頬を自分からブラシにこすり付けてくる子も。
頬を優しくマッサージしてあげると、猫はうっとり気持ちよさそうにしてくれます。
頬を撫でると喜ぶ猫は多いですが、ひげに触ると嫌がる子もいるので気をつけましょう。
あごの下
腰のあたりや頬だけでなく、あごの下を触ると喜ぶ猫もたくさんいます。
猫は、自分であごの下を舐めることができません。そのため、触られると気持ちがいい場所でもあります。
あごの下は自分で舐めて毛づくろいできないことの他にも、食事カスが付くことで痒くなってしまうことがあるようです。
テーブルの端や段ボール箱のふちなどにあごを擦りつけて、気持ちよさそうにしている猫もよく見かけますね。
指先で優しくカリカリ掻いてあげると、とても気持ちよさそう。あごの下から、喉、首、胸のあたりまで、ゆっくり優しく撫でると喜びます。
顔の周りを触られるのが嫌いな子でなければ、あごの下を触ってあげるのもおすすめです。
耳の付け根
猫によっては、頬と一緒に耳の付け根を触っても喜びます。
なぜなら、やはり耳の付け根も自分では舐められない場所だからですね。
猫同士でも、顔周りと一緒に耳の付け根も舐め合っているのを見ることがあります。耳の付け根あたりも自分で上手に毛づくろいしていますが、どうしても自分では舐められません。
猫にとって耳は敏感な器官のため、触ると耳を折るようにして嫌がる子もいます。その際は、無理に触らず、撫でるのをやめましょう。
頬やあごを撫でられるのが好きな子なら、一緒に耳の付け根もそっと撫でると喜んでくれるでしょう。
猫が触られるのがダメな場所は?
猫とスキンシップをとりたくて、できればいろんなところを撫でてあげたい。
そう思っても触ると嫌がる子もいて、猫に逃げられてしまった経験がある人もいるかもしれません。
猫が触られるのがダメな場所はどこなのでしょうか。
一般的には、猫はヒゲを触られるのを嫌うと言われていますが、そのほかにも触るとダメな場所があります。
猫のどこを撫でるのがダメなのかを知って、上手にスキンシップがとれるといいですよね。
飼い主さんと猫の信頼関係ができている場合、優しく撫でれば比較的どこでも触らせてくれる子もいます。
しかし多くの場合、以下の場所は猫が触られるのを嫌がると言われています。
- お腹
- 足の裏
- 尻尾
以下で、上記3か所がダメな理由を解説します。
お腹
猫のお腹は、フワフワしていて触るととても気持ちいいですが、多くの猫はお腹を触ってもなかなか喜びません。
それどころか、触ることさえ嫌がる場合がほとんどです。
触ってはダメな理由は、本能でお腹を守ろうとしているから。動物の守備本能から、内臓があるお腹を守っていると考えられます。
仰向けでリラックスしている姿、いわゆる「ヘソ天」をする猫も多いですが、安易にお腹を触ってしまうと噛みつきや引っ掻きによるケガの原因になります。
たとえお腹を触ることができたとしても、猫が喜んでいるとは限りません。本来は、触られたくない猫のほうが圧倒的に多いでしょう。
猫にとってもストレスの原因になるため、お腹を触るのは十分注意してください。
足の裏
猫の中には、足の裏を触られると嫌がる子がいます。前足よりも、特に後ろ足の裏を嫌がる子が多い傾向も。
なぜダメなのかと言うと、猫にとって足の裏はとても重要な場所だからです。
狩猟本能を生まれつき持っていて、基本的に肉食な猫。実際に、小鳥やトカゲなどの小動物を狩って生きている野良猫もいます。
狩り気分でおもちゃで遊ぶ家猫も、ジャンプしたり走ったりするために重要な足は触られたくない場所です。
足の裏を触っても嫌がらない猫がいる反面、嚙みついたり猫パンチしたりしてくる子もいます。
可愛い肉球を見ていると、思わず触りたくなりますよね。ですが、お腹と同様で猫にとっては大きなストレスに。
猫の足の裏は、できる限り触らないほうがよいでしょう。
尻尾
尻尾の付け根をとんとんすると喜ぶ猫は多いですが、尻尾自体を触ると嫌がります。
猫の体の中でも特に敏感な場所であることが、触られるのがダメな理由です。
猫の尻尾は脊髄とつながっており、神経や動脈が集まる大事な器官。尻尾の先まで神経が行き渡っているため、そっと触るだけでもほとんどの猫が嫌がります。
日本猫に多い「かぎしっぽ」と呼ばれる曲がった尻尾の猫は、特に尻尾が過敏と言われています。そのため、尻尾を触られるのがダメな子が多い傾向です。
慣れている子やおとなしい性格の猫の場合、撫でられても平気そうな子もいるでしょう。とはいえ、しつこく撫でていると猫にも負担になります。
猫にとって、尻尾は特に大切な場所であることを知っておいてくださいね。
まとめ:猫の腰トントンはダメじゃないが、やり過ぎないよう!
今回は、猫がしつこくねだる腰トントンについて解説しました。
- 猫の腰トントンとは?
- 仙骨を叩くとメス猫は喜ぶ
- 猫に腰トントンで触ると、どんな反応をする?
- 腰トントンの他に、猫が触られて喜ばれる場所は?
- 猫が触られるのがダメな場所は?
腰トントンを喜ぶ猫は多く、猫が嫌がらない場合は触っても問題ありません。
触ってはダメな場所に注意しやり過ぎないよう気をつければ、猫とスキンシップが上手にとれるようになり猫ともっと仲良くなれますよね。
腰をとんとんすると猫は喜んでくれるのか。気になっていた方の疑問の解決に、本記事がお役に立てば幸いです。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!