みなさんはキンカローという猫を聞いたことがありますか?キンカロー(別名マンチカール)はとても魅力的な猫ですが、日本ではまだまだ認知度が低いです。今回のMOFFME記事では、キンカローの性格や特徴、おすすめキャットフードを紹介していきます。
キンカロー(別名マンチカール)の性格や特徴を詳しく紹介!
日本では「マンチカール」とも呼ばれるキンカローは、アメリカンカールとマンチカンをミックスした交配種です。キンカローの名前の由来は、縮んでいるという意味のkinkyと、体高が低いことを意味するlowから作られた造語です。
1994年ごろにアメリカ人により作出が始まったばかりの新しい猫種です。名前は変わっていますが、とても愛らしく原産国のアメリカでは高い人気を得ています。日本での人気も上がってはいるものの、まだ新しい猫種のため飼育数は少ないのが現実です。
今回MOFFMEでは、
- キンカローの性格や特徴
- キンカローの飼育方法
- キンカローにおすすめのキャットフード
キンカローの性格や特徴を紹介
キンカローは、作出が始まってから20年程度しか経っていない新しい種類の猫です。特別な個性と健康な体を合わせ持った猫を作るために、他の猫種とのミックスや標準的な外見の変化が続く可能性もあります。
ここではキンカローの
- 性格
- 特徴
について詳しく解説します。
キンカローはスキンシップがとても大好きな猫種です。社交性が高く他の動物や子どもに攻撃的になることはありません。また、犬のような賢さを持っているためしつけやすく、初めて猫を飼う方でも飼いやすい猫といえるでしょう。
また、MOFFMEではキンカローのペット保険についてもランキング形式で紹介しているので気になる方はぜひご確認ください!
キンカローの性格
キンカローは、とても賢く犬のような性格とされています。
飼い主とのスキンシップの中でしつけを理解したり、犬のように投げたおもちゃを取ってくるといった遊びができるようになることもあります。愛らしい見た目と相まって、一緒にいる時間が楽しくなるでしょう。
明るく人懐っこく、小さいお子さんやほかの動物を警戒したり人見知りをしたりすることもほぼありません。社交性が高く、攻撃的になることも少ないでしょう。
飼い主とのスキンシップがとても大好きな猫です。スキンシップ不足はストレスのもとになるリスクがありますので、たくさんブラッシングしたり遊んだりしてあげましょう。
キンカローの特徴
キンカローは、アメリカンカールの魅力であるカールした耳と、マンチカン特有の短い足が特徴です。被毛や短毛から長毛まで、個体によって異なります。
一般的に体長はがっちりとした短めで、しっぽの方が長い個体もいるほどです。短い足からは想像できないくらい運動神経がよく、とても速く走ることができます。
生まれたばかりのキンカローの耳はカールしていないことがほとんどですが、生後約2週間ころから徐々に巻きながら成長していきます。
被毛はシルクのようにすべすべで、カラーはオレンジ、クリーム、グレー、ブラック、これらの毛色のタビーなど多くの毛色があります。
体重は3㎏~6㎏で、肥満になりやすい傾向があります。肥満は関節に負担がかかるだけでなく内臓にも悪影響を及ぼします。病気やケガのリスクを軽減するためにも、フードやおやつのあげすぎに注意しましょう。
キンカローの飼育方法を紹介
キンカローは犬のように賢く、しつけもしやすいため飼いやすい猫といえます。子猫のころからしつけを行えば問題行動も少ないため、初めて猫を飼う方など飼育経験が少ない人でも飼いやすいでしょう。
ただし、小柄で短足であるものの運動が大好きな活発な猫種です。特に1歳ころまでは活動的のため、上り下りができるキャットタワーやキャットツリーを用意して対策することをおすすめします。
また、飼い主とのスキンシップも大好きです。毎日10分~30分程度遊んであげてください。毎日触れ合うことで、体調の変化などにも気づきやすくなりますよ。
ここではキンカローの飼育方法として、
- ケア方法
- かかりやすい病気
について詳しく解説します。
キンカローのケア方法
キンカローは、週に1回程度はブラッシングしてあげましょう。被毛は、長毛の個体もいますが短毛から中毛が多い種類の猫のため、抜け毛を除去したうえて猫草を用意するなどして、毛球症対策をしましょう。
キンカローは皮膚トラブルが多い猫です。特にアゴ周りには分泌物がたまりやすく、細菌感染しやすいため、日ごろから顔周りのケアには注意が必要です。
また、子猫のうちから耳を触られることを慣れさせなければいけません。キンカローの耳は複雑な形をしているため、定期的に丁寧なお手入れをする必要があります。
もしも耳のお手入れに苦労する場合は動物病院を受診しましょう。コットンなどでのふき取りだけではキレイならない場合でも、洗浄液などでケアする方法もあります。
キンカローがかかりやすい病気
キンカローは前足が短いため前足や腰の負担が大きくなりやすく、高齢化に伴い関節疾患が起こりやすいとされています。若い時から積極的に運動し、筋肉質の体を作ってあげましょう。
肥満防止も関節への負担を軽くする方法のひとつです。愛らしい猫のため、おやつをあげたくなるかもしれませんが、愛猫の健康のためにおやつやフードのあげすぎには注意しましょう。
そのほか、一般的な猫と同様、毛球症や下部尿路疾患にもかかりやすいとされているほか、皮膚病にも注意が必要です。
キンカローの寿命は10年~13年とされていますが、まだ新しい猫種のため統計的な寿命のデータはありません。病気の兆候がないか、日ごろのスキンシップをとおしてチェックしましょう。
また、万が一に備えてペット保険への加入も大切です。
ペット保険の重要性や選び方については「【獣医師執筆】ペット保険の失敗しない選び方|5つのポイントを紹介」にて詳しく解説しています。
キンカローのペット保険をランキング形式でも紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
キンカローにおすすめのキャットフードを紹介
可愛い愛猫には、健康で長生きしてほしいですよね。健やかな体作りには、毎日与える食事にも気をつけたいもの。
特にキンカローは、関節疾患を起こしやすい猫種と言われています。全身の体重が短い前足にかかるため、年を重ねるごとに負担が蓄積するためです。
できるだけ筋肉質な体作りと、充分な運動をさせてあげましょう。健康的な体作りには毎日の食事も大きく影響します。
ここではキンカローにおすすめのキャットフードとして、
- ジャガー
- アーテミス『オソピュア』
キンカローにおすすめのキャットフード①ジャガー
キンカローにおすすめのキャットフードのひとつめは、エッセンシャルフーズ社のジャガーです。猫が消化しにくい穀物を使っていないグレインフリーのため、カロリーは足りていてもタンパク質が不足することがありません。
また、スーパーフードとして知られるアサイーやマルベリー、昔から滋養源として役立てられてきた朝鮮人参などが贅沢に配合されています。高級食材による豊富な栄養で愛猫の健康をキープできます。
動物性原材料として、チキンや鴨、サーモンなどをふんだんに使用しているのもジャガーの特徴のひとつです。上質なタンパク質を80%以上使用しているため、運動が大好きなキンカローにぴったりのキャットフードです。
キンカローにおすすめのキャットフード②アーテミス『オソピュア』
ふたつめのおすすめキャットフードは、アーテミスの『オソピュア』です。穀物を一切使用していないグレインフリーであることに加え、合成化合物も使用していない無添加なので、安心して与えられます。
グレインフリーのためアレルギーの原因になりやすい白米、小麦、トウモロコシなども使用していないことも、安心して与えられる理由です。
また、オソピュアに含まれているガルバンゾー豆(ひよこ豆)は、ビタミンやミネラルを多く含んでいます。あわせてガルバンゾー豆の食物繊維は、血中脂肪をコントロールする働きもあり、健康的なお通じをサポートしてくれます。
世界25か国以上で愛されているアメリカ生まれのキャットフードで、アメリカ生まれのキンカローにもおすすめです。
まとめ
- キンカローの性格や特徴
- キンカローの飼育方法
- キンカローにおすすめのキャットフード
について詳しく解説しました。
キンカローは、犬のように賢い一面を持ち、しつけなどを覚える猫もいます。また、とても明るく社交的で、他の動物や子どもなどともよく遊びます。飼い主とのスキンシップの時間が大好きで、犬のような性格と表現されることが多い猫です。
まだ新しい猫種のため統計的なデータが蓄積されていない部分もあります。また、誕生までの複雑な背景も紹介しました。キンカローを迎え入れる場合は、過去の背景や歴史を理解しておきましょう。