猫がため息をするのはなぜ?鼻息荒い時は、何かの病気の兆候?のサムネイル画像

猫がフンフンとため息が多い時は、ストレスを感じている時や集中力が切れた時などがあります。猫がスースーとため息をする時の気持ちは様々!その時の状況に合わせて、猫がどんな気持ちか考えてみましょう!猫がため息をついている姿は、結構可愛いですよ。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

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猫がため息をする理由は?猫のため息が示すサインを紹介!

猫がため息をする場面を目撃したことはありますか。長く猫を飼っている人なら、こうした場面に遭遇したことがあるでしょう。

猫はなぜ、ため息をするのでしょうか。ため息の聞くと、人間でも同じことをするため、あたり良い意味に感じないかもしれません。

しかし、猫のため息は、人間とは少し違う意味が含まれていたのです

今回「MOFFME」では、
  • 猫がため息をする4つの理由
  • 猫が鼻を鳴らすのは、どんな理由がある?
  • 猫が呼吸が早い時は、病気の可能性がある
について解説します。

長年、猫のため息はしたについて気になっていたという人も多いかもしれません。ぜひチェックしてください

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猫がため息をする4つの理由


まずは、猫がため息をする理由について解説します。猫が人間のようにため息をついていると、何か嫌なことがあったのかと思うかもしれません。


また、猫がため息をついているのを見たことがない人でも、あまりポジティブな意味はないと感じるでしょう。


猫がため息をするのは、大きく分けて4つの理由があると言われています。その理由について詳しく解説しますので、ぜひ確認をしてください。


この項目では、

  • ①:緊張していたのがほどけたから
  • ②:集中が切れたから
  • ③:落ち着いてゆったりとしているから
  • ④:これから落ち着こうと思っているから
について説明します。

この項目を確認すれば、自分が飼っている猫がため息をする理由がはっきりとするかもしれません

①:緊張していたのがほどけたから

猫は緊張をしているときには体をギュッと固くします。これは人間も同じですが、このときに同時に息もつめます。

息をころして身を固くして、その緊張がほどけたときに、ため息をつきます。何となくイメージができるかもしれませんが、溜まっていた体の息を吐き出すようなイメージです。

つまり、こうした猫のため息は、ネガティブな感情のときに出されるため息ではありません。

また、猫同士で激しい喧嘩をしているときに、にらみ合った後にもこうしたため息をつきます。

これも強い緊張状態から抜け出したときのため息です。

猫は意識的にこうしたため息をついているのではなく、本能的に無意識にため息をついていると思われます。よく猫を観察してみてください。

②:集中が切れたから

また、集中が切れたときにも猫はため息をつきます。

先ほどの緊張がほぐれたときと通じる部分がありますが、敵を見つけたときや、獲物を見つけたときなど、集中しているときには息を潜めます。

そして、その緊張が取れたときに、猫は今まで溜めていた息を吐き出すようにため息をつきます。

こうしたことからもわかる通り、猫の集中力はかなり高いです。息をするのにも気を使うほどの集中力のため、獲物を逃がすことなく捕まえられるのです。

その集中が切れたときに、一気に息を吐きます。こうしたため息は、人間でも起こす行動です。

もし、飼っている猫が集中をしているときに観察をしてみてください。まるで呼吸が止まっているのではないかと思うほどの集中力を見せます。

③:落ち着いてゆったりとしているから

今までの説明からは反対の説明になりますが、実は猫は落ち着いてゆったりとしているときにもため息をつきます。

集中していてその集中力が切れたときにもため息をつきますが、のんびりとリラックスをしているときにも同じようにため息をつきます。

イメージとしては、ゆっくりと息を吐きながら、全身の力を抜いているような感じです。

おそらく、こうしたリラックスをしているときのため息を飼い主は一番耳にするのではないでしょうか。

こうしたため息も人間なら理解ができるでしょう。とくに披露が溜まっているときに、休憩を挟んで全身の力を抜いたらため息に近い呼吸音が出ます

猫もおそらくは同じような感覚でため息をついているのだと思われます。

④:これから落ち着こうと思っているから

猫はいろいろなシチュエーションでため息をつくことがわかったでしょう。猫は実はこれから落ち着こうと思っているときにも、ため息をつきます。

落ち着く前にため息をついてのんびりとするというイメージです。

また、落ち着くときだけではなく、これから寝るという前にも、同じようにため息のような呼吸をします。

こうしたときのため息は、ため息というよりは少し深い呼吸のように見えるかもしれません。

いずれにしても、こうした猫の気持ちは手に取るようにわかるのではないでしょうか。今まで激しく活動をしていたときは、とくにのんびりする前に深い深呼吸をします。

こうした行動も、人間に近いものがあるかもしれません。じっくりと猫を観察すると、面白い場面がたくさん見られます。

猫が鼻を鳴らすのは、どんな理由がある?


猫はため息をもらすだけではなく、鼻を鳴らすこともあります。おそらく、先ほどのため息よりも鼻を鳴らすことの方が、よく耳にするかもしれません。


猫の鼻を鳴らす音は、フンフンと言った感じです。


この鼻を鳴らすことは、いろいろなシチュエーションで起こしますので、なぜ鳴らしているのかわからないという飼い主も多いかもしれません。


猫が鼻を鳴らす意味には、実はいろいろな意味が含まれていたのです


この項目では、

  • ①:飼い主に甘えたいと思っているから
  • ②:飼い主に怒っているから
  • ③:鼻が詰まっていて、口呼吸になっているから
  • ④:体温が高く、鼻息で体温を下げようとしているから
について解説します。

今まで疑問だった猫が鼻を鳴らすことについて知ってください。

①:飼い主に甘えたいと思っているから

猫が鼻を鳴らすときには、さまざまな理由がありますが、飼い主に甘えたい気持ちがある場合にも鳴らします。

このときには、フンフンという音を立てて鳴らす場合もあれば、ブーブーと少し大きな音を鳴らして飼い主に気が付いてもらおうとすることもあります。

長く猫を飼っている場合は、こうした経験をしたことがある飼い主も多いはずです。

仕事で帰りが遅くなり家に着くと、猫が寄ってきて体をすり寄せながらブーブーと鼻を鳴らします。

飼い主に甘えたいという気持ちもありますが、嬉しいという気持ちのときにも、鼻を鳴らすと考えられます。

また、猫が鼻を鳴らす相手は心を許した相手だけということもありますので、甘えを求めていない飼い主以外の人には、鼻を鳴らすことはないかもしれません。

②:飼い主に怒っているから

犬が鼻を鳴らすことは、今までどちらかと言えば、良い意味が含まれていた説明をしましたが、実は飼い主に怒っているときにも鼻を鳴らすことがわかっています。

怒っているときに鼻を鳴らすときには、少し大きめにブーブーという音が出る場合が多いです。

また、飼い主に起こっているときだけではなく、他の猫と喧嘩をしているときにも、猫は興奮をしてブーブーと鳴らすこともあります。

喜んでいるときにも、怒っているときにも猫は鼻を鳴らすため、どちらの状態なのかわからなくなるかもしれませんが、そうしたときは、猫の尻尾を確認してください

猫の尻尾がピンと立っているときには、怒っていることが多いため、飼い主に何らかの不満を持って鼻を鳴らしているのかもしれません。

③:鼻が詰まっていて、口呼吸になっているから

喜んでいるわけでも、怒っているわけでもない場合は、猫は鼻が詰まっていることが考えられます。

鼻が詰まってしまい、口呼吸になっているために、鼻から詰まったような音が出ていると思われます。

こうした場合は、猫の体調を心配してあげてください。

おそらく猫を飼っていれば、怒って鼻を鳴らしているのか、口呼吸になって鼻を鳴らしているのかがわかるはずです。

鼻が詰まって口呼吸になっていれば、長時間、鼻が鳴っているはずなのでおかしいことに気が付くでしょう。

それでも判断が難しいときには、迷うことなく専門のクリニックにて受診をしましょう

口呼吸になっている場合、猫はかなりしんどいはずです。飼い主が異常に早めに気が付いてあげて、適切な処置をしてください。

④:体温が高く、鼻息で体温を下げようとしているから

また、夏になると猫は鼻を鳴らすことがあります。夏になると体温が高くなり、その体温を下げるために口や鼻から息を出して体温を下げます


これは犬も同じで、暑さを感じると犬は息を荒くして体温を下げています。猫は口よりも鼻を使って体温を下げることが多いため、鼻が鳴ってしまうのです。


断続的に鼻から音がなっている、さらには暑い空間にいる場合は、猫の体温が高くなっている可能性があります。


ただし、明らかに暑い環境ではないのに鼻息で体温を下げているような場合は、体調不良を疑いましょう


何らかの病気にかかり、熱が出ている可能性もあります。猫を長く飼っている場合は、その鼻の呼吸が病気によるものなのかが判断できると思います。

猫が呼吸が早い時は、病気の可能性がある


猫の呼吸を理解することで、猫の体調がわかります。もし、いつもと違う呼吸のスピードの場合は、病気の可能性もあります。

猫が正常なときには、呼吸回数は毎分30回前後です。また、寝ているときにはかなり少なくなり毎分20回前後になります。

興奮をすると一時的には呼吸の回数は多くなりますが、そうした興奮状態ではなく呼吸回数が多い場合は、病気の可能性があります

こうした症状の場合、考えられるのは猫カゼです。ヘルペスウィルスや、カリシウィルスなどが原因となり、呼吸器系の病気を引き起こします。

もし、この猫カゼにかかった場合は、鼻水やくしゃみも伴いますので、異変に気が付きやすいでしょう。

また、その他にも呼吸が荒くなっている病気として、猫喘息も考えられます。

この猫喘息の原因ははっきりとはわかっていませんが、ハウスダストやダニ、花粉などが原因だと言われています。

また、タバコの煙により喘息症状が現れることもありますので注意してください。猫喘息の場合、呼吸をするたびに奥の方からヒューヒューという音が交じるのが特徴です。

その他にも猫の慢性気管支炎の可能性や猫の心臓病から呼吸が早くなることもあります。いずれにしても早めに専門のクリニックにて診察を行うようにしてください。

まとめ:猫のため息は様々な意味がある!

猫は本当に人間のようなため息をつきます。

場合によってはそのため息がとても可愛いですが、もしかすると何らかの症状を訴えている可能性もあるため注意してください。

この記事では、
  • 猫がため息をつくのは集中力が切れたから
  • 猫がため息をつくのはゆったりと落ち着いているから
  • 猫が鼻を鳴らしている理由は甘えたいから
  • 猫が鼻を鳴らしているのは飼い主などに起こっているから
  • 猫は体温を下げるために鼻を鳴らすこともある
  • 猫の呼吸が荒いときには病気の可能性もある
以上の内容を詳しく解説してきました。

飼っている猫についてもっと詳しくなって、猫がどのようなことを求めているのかを理解してあげましょう。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますのでそちらもぜひご覧ください