猫は洗濯ネットに入れると大人しくなる!暴れる猫を落ち着ける方法のサムネイル画像

猫を洗濯ネットに入れると、猫を大人しくさせられます。そのため、お風呂やシャワー・爪切りの時など、猫がパニックになりやすい時に洗濯ネットを使用することがおすすめです。洗濯ネットは100均でも購入できるため、猫がおとなしくならない時はぜひ活用してみてください。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

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猫を大人しくさせるには洗濯ネットがおすすめ!活用方法を解説!

爪切りや病院への通院の時など、その気配を察して暴れてしまう猫ちゃんもいますよね。


そんな時に役に立つのが洗濯ネットです。

パニックになった猫でも大人しくさせることができると聞いたことがある人も多いはず。


100均やドラッグストア、スーパーや通販などでも手軽に購入することができる洗濯ネットですが、なぜ洗濯ネットに猫を入れると大人しくさせることができるのか、理由はご存じでしょうか?


そこで今回の「MOFFME」では

  • なぜ猫を洗濯ネットに入れると大人しくなるの?
  • どういう場面で猫を洗濯ネットに入れる?
  • 猫に洗濯ネットのかぶせ方・入れ方
  • 猫が暴れる事がないように!猫向け洗濯ネットの選び方
  • 猫を洗濯ネットに入れる際は、長時間の使用はNG
  • 動物病院でも洗濯ネットは使われている!
について詳しくご紹介していきます。

現在猫と一緒に暮らしている人にも、これから猫をお迎え予定の人にも役立つ記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ猫を洗濯ネットに入れると大人しくなるの?




暴れている猫は洗濯ネットに入れるといい、と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。


洗濯ネットに猫を入れると大人しくなるのは、猫の習性と関連した理由があるのです。


この項目では大人しくなる理由として考えられる

  • 猫は狭い場所が好きだから
  • 絡み付いてくる洗濯ネットが、猫に安心感をもたらすから
上記の2つについて解説していきます。

①:猫は狭い場所が好きだから

猫を洗濯ネットに入れると大人しくなる理由のひとつが、狭い場所を好むからだと言われています。


よく、紙袋に入ったり、小さめの段ボールに入ったり、ソファーと壁の狭い隙間に入ったり、キャットタワーなどにある狭い空間に入ったり…

愛猫はもちろん、SNSなどで他のご家庭の猫ちゃんのなにかと狭い空間に入り込む姿を見たことがあると思います。


猫は遠い昔の野生の時代から、狭い巣穴に住んで敵から身を隠したり、休んでいたりしていたと言われています。


その大昔の習性が今も残っているので、狭い場所が好きなようです。


そのため、洗濯ネットという狭い空間に入れられることで、パニックになった猫にも安心をもたらす効果があるとされています。

②:絡み付いてくる洗濯ネットが、猫に安心感をもたらすから

猫を洗濯ネットに入れると大人しくなる理由のふたつ目が、絡み付いてくる洗濯ネットが、猫に安心感をもたらすからと言われています。


猫を飼っている方ならご存知かもしれませんが、猫をタオルやブランケットで包み込むと、とても安心して大人しくなってくれます。


それと同じ効果が洗濯ネットでも得られるのです。


これは、猫は全身を包んであげると安心感を得ることができるという習性を利用したものになります。


もしかしたら、子猫の時に母猫やきょうだいたちと体を寄せ合っていたころの安心感を思い出させるのかもしれませんね。

どういう場面で猫を洗濯ネットに入れる?



ここまで、猫を洗濯ネットに入れると大人しくなる理由についてご紹介してきました。


では実際に、どういう場面で猫を洗濯ネットに入れるのでしょうか?


実際にはこのような場面が想像されます。

  • キャリーバッグに入るのを嫌がる時
  • 爪切りを嫌がる時
  • シャワーやシャンプーを嫌がる時
以下で、それぞれ詳しくご紹介していきます。

キャリーバッグに入るのを嫌がる時

猫がキャリーバックに入るのを嫌がる場合、洗濯ネットを使用するのはとても効果的です。


定期的な検診や、病気や怪我の治療などで、猫をキャリーバッグに入れて動物病院へ通院する飼い主さんはとても多いはず。


そのため「キャリーバッグ=嫌な場所に連れて行かれる」というように関連づけられ、キャリーバッグを取り出したり、蓋を開けたりするだけで隠れたりしてしまう猫ちゃんも多いのではないでしょうか。


捕まえてキャリーバッグに入れようとしても、暴れて入れられない…なんていうことも。


また、キャリーバッグは通院だけでなく、災害時の避難にも必須のアイテム。

災害時はスムーズな避難が必要になってきますので、なるべく短時間で猫をキャリーに入れてあげるのがベターです。


キャリーバッグに入れる時に暴れてしまう猫の場合、まず猫を洗濯ネットの中に入れ、落ち着くのを待ちます。


十分に落ち着いてきたら猫をキャリーバッグに入れてあげましょう。

爪切りを嫌がる時

猫が爪切りを嫌がる場合も、洗濯ネットを使用するのはとても効果的です。


猫は自分で爪研ぎをしますが、それは尖った先端を丸くするためのもので、爪自体はどんどんと長くなります。

爪が長くなると、カーペットやソファ、カーテン、飼い主さんの服などに引っかかり、爪が折れて出血してしまうなどの怪我の原因に。


そのため、定期的に爪切りをしなければなりません。


すんなりと猫が爪切りを受け入れてくれればいいのですが、もちろん爪切りを拒んで暴れる猫も多くいます。


そんな時に活躍するのが洗濯ネットです。


洗濯ネットに猫を入れると落ち着かせられる効果があるのはご紹介しました。

落ち着かせることができることの他に、洗濯ネットがメッシュ素材であるということが、爪切りにはとてもピッタリなのです。


洗濯ネットに猫が入った状態で肉球を押すと、メッシュの間から爪がニョキっと出てきますので、そのまま爪を切ることが可能。


これなら暴れる猫ちゃんでも比較的スムーズに爪切りを行うことが可能です。

シャワーやシャンプーを嫌がる時

猫がシャワーやシャンプーを嫌がる場合も、洗濯ネットを使用するのはとても効果的です。


猫は自分で綺麗に毛繕いをしますし、健康な猫は人間からしたら無臭な場合が多く、猫にシャンプーなどは必要ないのではないか、と思う方も多いですよね。


しかし、毛繕い(グルーミング)だけでは届かない場所や、取りきれない汚れなどが溜まってくるので、短毛種で半年か一年に1回、長毛種1~2か月に1回を目安に、その子の様子を見ながらシャンプーするといいと言われています。


しかし、猫は水に濡れるのをとても嫌がる子が多く、一度シャンプーをされている子だと、バスルームや洗面台に連れて行かれると察知した瞬間に逃げてしまう場合も。


ですが、洗濯ネットに入れれば猫も逃げずにすみますし、何より水に濡れて使用するための素材なので、洗濯ネットに入れたままシャンプーをすることができるので、とても便利です。


シャンプーが終わった後は、なるべく早く洗濯ネットから出してあげるようにしてくださいね。

猫に洗濯ネットのかぶせ方・入れ方

実際にどのような場面で猫を洗濯ネットに入れるかご紹介してきました。


洗濯ネットを使用する際、むやみやたらに猫を入れていいわけではなく、無理矢理使用してしまうと、せっかくの洗濯ネットに嫌な記憶がついてしまい、今後入ってくれなくなってしまう可能性があります。


まず、洗濯ネットから警戒心がなくなるように、使用する前から徐々に慣らしておくことをお勧めします。


部屋に洗濯ネットを置いておき、その存在になれさせます。

十分に洗濯ネットの存在に慣れたら、ネットを袋状にしておくと、猫の習性から自然と入ってきてくれるかもしれません。


段ボールにセットして、入ってくれるのを待つ、という手段もあります。


注意したいのが、洗濯ネットに入って状態で、猫が嫌がることばかりをしないことです。

そうすると洗濯ネットに入ると嫌なことをされる、という記憶になってしまい、次第に入ってくれなくなってしまいます。


入ってくれたらファスナーを締めますが、その際、猫の毛や尻尾、髭などを挟まないようにしましょう、


最初のうちは、洗濯ネットに入ったらご褒美でおやつをあげたり、遊んだりと、楽しい記憶をたくさん作ってあげてください。


シャンプーや爪切りなど、猫が嫌がるようなことをした後も、おやつなどをあげて、嫌な記憶が薄まるように工夫をしましょう。

猫が暴れる事がないように!猫向け洗濯ネットの選び方


洗濯ネットと言っても、さまざまなサイズや形のものが販売されているので、どれを使用していいか悩むところですよね。


そんな時は、下記が猫向け洗濯ネットの選び方のポイントになります。

  • 猫より少し大きめのサイズを選ぼう
  • チャックが大きく、猫がすっぽり入るもの
  • 洗濯ネットの網目が粗いもの
以下でそれぞれ詳しくご紹介していきます。

猫より少し大きめのサイズを選ぼう

猫に使用する洗濯ネットの選び方として、猫より少し大きめのサイズのものを選ぶようにしましょう。


猫は狭いところが好きですが、窮屈な場所だと入ることができませんし、猫自体も嫌がります。

また、大きすぎるものの場合、余白がある分暴れてしまう可能性も。


そのため、その猫より少し大きめのネットが、窮屈さを感じずに、狭くて安心するのにいいサイズになりますし、また大きすぎずないので猫が暴れることも少なくなるでしょう。


心地いいサイズだと、猫も進んで入ってくれることが多くなりますので、サイズ選びは重要になってきます。

チャックが大きく、猫がすっぽり入るもの

猫に使用する洗濯ネットの選び方のふたつ目のポイントとして、チャックが大きく、猫がすっぽり入るものを選ぶようにしましょう。


チャックが小さいと、そもそも猫が入りにくいですし、幅に余裕がないことで、尻尾や髭など、猫の体の一部を挟んでしまう原因にもなってしまいます。


挟まれた猫はパニックを起こしますし、それが原因で洗濯ネットに嫌悪感を抱き、今後入ってくれなくなってしまう恐れもあります。


チャックが大きく、猫が余裕を持って入れるものでしたら、チャックを慎重に締めればそのような事故も防ぐことができます。


チャックが小さいものに無理に入れようとせずに、大きいものを選ぶようにしましょう。

洗濯ネットの網目が粗いもの

猫に使用する洗濯ネットの選び方の三つ目のポイントとして、洗濯ネットの網目が粗いものを選ぶようにしましょう。


網目が細かいものだと、中の様子を確認することができません。

その場合、爪切りやシャンプーなど、必要な行為がしにくく、具合が悪く通院の際も、猫の様子を伺えないのはとても不便ですし、心配ですよね。


そのため、猫の様子が確認できる程度の目の粗さの洗濯ネットを選ぶことをおすすめします。


また、顔だけ出せる猫専用の洗濯ネットなども販売されているので、通院などに使用する際は、そのような猫用の商品を使用するのもいいかもしれませんね。

猫を洗濯ネットに入れる際は、長時間の使用はNG

猫は狭いところが好きで洗濯ネットに入れることで安心しますが、だからといって長時間の使用はNGです。


猫が遊んでいて好き好んでずっと入っている場合は別ですが、飼い主が猫に洗濯ネットに入って欲しい場合は、大抵は猫が暴れるような、猫にとって嫌なシーンのはず。


そのようなところにチャックを閉めて身動きが取れない状態で長時間使用していたら、猫にとても大きなストレスがかかってしまうことは想像できると思います。


ですので、爪切りやシャンプーが終わればすぐに解放してあげるようにしてあげてください。


動物病院に行く際も「猫を洗濯ネットに入れてきてください」の指示がある場合もありますので、指示があればそのまま病院に向かい、診察が終わって帰宅したらネットからすぐに出してあげるようにしてくださいね。

動物病院でも洗濯ネットは使われている!

上の項目でもご紹介しましたが、動物病院から「猫を洗濯ネットに入れてきてください」などと指示をされる場合があります。


実は、動物病院でも洗濯ネットは使われているのです。


猫は運動神経が良く、俊敏な生き物なので、診察室でキャリーの蓋を開けたとたん逃げ出して暴れてしまう場合も。


また、逃げ出さなくてもあまりのパニックで獣医師さんや看護師さんに怪我を負わせてしまう場合もあります。


そのようなことを避けるために、動物病院でも洗濯ネットは使用されているのです。

まとめ:猫を落ち着かせるために、洗濯ネットがおすすめ!

今回は猫は洗濯ネットに入れると大人しくなる、ということについてご紹介してきました。


ポイントは

  • 猫を洗濯ネットに入れると大人しくなるのは狭くて落ち着くから
  • キャリーバッグや爪切り、シャンプーなど猫が暴れてしまう場面で洗濯ネットを使用する
  • 猫を洗濯ネットに入れるのは、徐々に慣らしてから自分で入っていくのがベスト
  • 猫向けの洗濯ネットは猫より少し大きめの、チャックが広く、目が粗いものがベスト
  • 長時間の使用は避ける
  • 動物病院でも洗濯ネットは使われている

でした。


うまく使用すれば、猫のストレスを大幅に軽減してくれる洗濯ネット。

さまざまな場面で使用することができますので、愛猫のストレスにならないような使用方法の参考にしていただければ幸いです。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!